2020年03月06日

再び、新たな始まり

全国の学校の休校要請がなされ、これは大変なことになってきたと実感してから約一週間。幸いなことに、日本では爆発的な感染拡大は見られていませんが、ニュースの中心は引き続き新型コロナウイルス。普通の生活を続けることはできていても、なんとなく心がざわざわした状態が続いています。思い返すと、東日本大震災の後もこんな感じだったと思います。足元で生活に困るわけではないものの、いつでもどこにでも出かけられる、何でも必要な時に買えるという自由が一部失われ、いつまでこれが続くんだろう、今後どうなるんだろうという漠然とした不安がありました。

そういう意味では、当時も、これが新しい時代の始まりになると感じたことを思い出しました。今回も、この新型コロナウイルス禍を契機に、新しい常識であり、新しい時代の始まりになるのではないかと考えています。

弥生では、現時点で一部リモートワークを実施していますが、全社/全員という規模では実施していません。現状では、特にお客さま対応を中心に、どうしてもオフィスでしか対応できない業務が存在するためです。純粋に技術的な観点では、お客さま対応のリモート化も不可能ではないのですが、主に情報セキュリティの観点(個人情報の取扱い規定をリモートで完全に満たすことが難しい)およびサービスレベルの観点(必要に応じより経験豊富なメンバーへのエスカレーションを含め、個人ではなく、チームで対応しているため)から、従来通り大阪と札幌のカスタマーセンターでの対応を継続しています。

もっとも、いつも通りという訳でもありません。リスクベースのアプローチということで、本人もしくはご家族が高齢、もしくは基礎疾患をお持ちのメンバーについては、リモートワーク(可能な場合)もしくは自宅待機としています。リスクが大きいところを優先的に対応しているということです。また、学校の休校にともない、ご家族の面倒を見ることが必要なメンバーについても、同様な対応を行っています。結果的に、カスタマーセンターでのお問合せ対応能力はピーク時よりも下がった状態ですが、確定申告期限の延長の影響でお問合せが減っており、現時点では比較的円滑に対応することができています(が、おそらく新たな期限に向けてお問合せが集中するでしょうから、お問合せはお早めに)。

弥生社内でリモートワークが比較的進んでいるのは、開発メンバーでしょうか。これまでもご家庭の都合で希望される場合に、リモートワークを限定的にではありますが取り入れてきた経験が活きています。

通勤ラッシュを避けるための時差通勤も可能ですが、これはどうでしょうか。前もしくは後ろにずらして明確に空けばいいのですが、少なくとも私の通勤路線に関しては、ピーク時は3〜4分に一本の運行であるのに対し、その前後になると運行の頻度が明確に落ちるため、ずらしても空きません。もっともこれは路線にもよるのでしょうね。私自身はこれまで通りに出勤していますが、前もしくは後ろにずらされた方が増えたおかげで、通勤が極めて快適です(笑)。この一週間は、座れる(!)ことが増えました。

ただ、いずれにせよ今回を機に、これまでの常識に挑戦していかなければならないと感じています。今回の新型コロナウイルス禍がなかったとしても、家庭と仕事のバランスがより重視されていくことは間違いありませんし、より柔軟な働き方が求められるようになっていくことも間違いありません。もともとは、この夏の東京オリンピックが一つの大きな契機になると思っていました。オリンピックの期間については、リモートワークを原則として、どういった効果があるのか、逆にどんな課題が残るのかを明確にし、その先、より柔軟な働き方を段階的に実現していこうと考えていました。

上述したように、課題はあります。ただ、課題があるからできません、ではなく、どうやったらできるのかを真剣に考えるべき時だと感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:56 | TrackBack(0) | 弥生
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