2020年04月22日

やっぱり終わらなかった場合

先週の木曜日、4/16は所得税の確定申告の期限でした。もともとの申告期限は3/16でしたが、新型コロナウイルス禍の広がりにともなって、2月末に4/16までの延長が発表されました。さらにその後、新型コロナウイルス禍の収束が見通せない、むしろ緊急事態宣言が発出されるような状況の中で、4/6に国税庁より、「確定申告期限の柔軟な取扱いについて」という文書(pdf)が公表され、「感染拡大により外出を控えるなど期限内に申告することが困難な方については、期限を区切らずに、4月17日(金)以降であっても柔軟に確定申告書を受け付けることといたしました」とされました。要は、今でも申告を受け付けているということです。

とはいえ、明確な期限がなくなってしまえば、明日やろう、今週末やろう、来週やろうと、ずるずるといつまでも終わらないことになりかねないのではないか、ということで、期限である4/16には、今日中に終わらせましょうと書きました。しかし…。

以前、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(弥生オンライン)について、申告期限延長が発表になるまでは見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていたものの、申告期限延長が発表された瞬間にサインアップのペースがガクンと下がったということを書きました。しかし一旦ペースは下がったものの、申告期間が長引いた分、3月下旬から4月に入っても新規ユーザーのサインアップが続き、3月と4月合計では、見込みを上回ることができました。どうなることかと心配していましたが、ほっとしたというのが正直なところです(笑)。ちなみに、デスクトップアプリのやよいの青色申告 20についても、3月の第1週2週だけは前年を下回りましたが、以降は4月に入っても好調な実売が続きました。

ただし、少し気になるのが、実質的な期限が伸びていく中で、実際に確定申告を済ませることができたのか。弥生オンラインでは、確定申告の準備がどこまで進んでいるのかをKPIとして注視しているのですが、申告期限日(今年は4/16、昨年は3/15)においての、申告完了率は残念ながら下がってしまいました。やはり、4/17以降でも受け付けてくれるということで、明日やろう、来週やろうという方がある程度はいらっしゃるのではないかと思います。一割はいきませんが、それでも一定数は。

もちろん、弥生として申告が終わるまで引き続きしっかりとサポートしていきますが、ずるずる伸ばすのではなく、例えばゴールデンウィークまでと自分なりの期限を切ってしっかりと終わらせたいところです。

なお、4/17以降の申告に関しては、別途申請書は必要ないのですが、申告書の余白に「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と付記する必要があります(国税庁によるFAQ)。弥生製品から紙で出力する場合には、出力した上で手で記載、またe-Taxで申告する場合には、特記事項として入力する必要があります。詳細は、こちら(オンラインアプリ/デスクトップアプリ)をご確認ください。

なお、4/17以降に申告する場合、申告日が、納付期限となりますので、ご注意ください。ただし、振替納税の場合には、別途振替日の連絡があるようです。時間も稼げますから、振替納税の方がベターですね。もっとも、新型コロナウイルス禍によって影響を受けている場合には、納税についての猶予が認められています。この場合は、税務署への申請が必要ということで、まずは所轄の税務署(徴収担当)に相談することをお勧めします。

蛇足ですが、本来は4/16までの所得税の青色申告承認申請書についても、新型コロナウイルス禍の影響により、提出が困難な場合は、個別に期限延長の取扱いが認められるようです。ただ、時間が経てば経つほど、影響で提出が困難だったという説明が難しくなりますから、やはり早めが望ましく、基本的には申告と同時ということかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:45 | TrackBack(0) | 税金・法令
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