今日はついに関西3府県で緊急事態宣言が解除されることが発表されました。残る、北海道、および関東4府県は週明けにも再度状況の評価を行うとのことです。
前回もお話ししたように、緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスがいなくなった訳でもありませんし、そのリスクがゼロになった訳でもありません。リモートワークなど、リスク低減策をしっかりとっていく必要があります。その制約の中で、どのように社会経済活動を継続していくのかが問われるフェーズになってきました。
私自身は緊急事態宣言が発出された4月7日以降ずっと自宅勤務ですが、私自身も緊急事態宣言後を考えるタイミングになってきました。では緊急事態宣言が解除されたら、従来と同じように、毎日朝9時に出社してとなるかというと…、そうではないと思っています。
一つ目の理由としては、上述のように、緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスの脅威がゼロになるわけではないから。二つ目の理由は、新しい働き方の可能性に気が付いたから。今回のリモートワークは、感染リスク低減という受け身な理由で始まったものですが、今回の経験を通じて、そのメリットが見えてきています。満員電車での通勤で朝から疲れることもない。オフィスより集中できる(環境が整えば等、一定の条件はありますが)。目的を情報共有に限定すればビデオ会議でも十分機能する。
ただ一方で、リモートワークの難しさも見えてきています。情報共有だけではなく、皆の目線を合わせる、さらには議論を通じてよりよい成果を求めようとすると、ひざ詰めでのディスカッションの方がいいケースもあるでしょう。また、既に関係性が確立した仲間でのリモート協業は比較的容易でも、新しく参加した方とのリモートでの協業は難しい。もっと言えば、単純に会いたいというのもありますね。私はチーム弥生の皆に会いたくてたまりません。
そういった意味で、おそらくはオフィスワークとリモートワークを組み合わせ、生産性と働きやすさの両立を(さらに当面はリスク低減も)図っていくのだと思います。ではオフィスとリモートがどのような組み合わせになるのか。正直、まだわかりませんし、最適なバランスは、職務や職責、その人の特性でも変わってくるのだと思います。私自身、試行錯誤を繰り返して、最適なバランスを見出していくことになるでしょう。
そこで少し悩むのが、いきなり現実的な話ですが、通勤定期をどうするのか。ほとんどオフィスワークで、たまにリモートワークであればこれまで通り通勤定期を買うのでしょうし、逆にほとんどリモートワークで、たまにオフィスであれば、オフィスに来るたびに切符を買う(というよりは今どきはSuicaだったり、PASMOだったり)方が経済的でしょう。
では、その中間はどうなのか。ちょっと調べてみました。私の通勤はJRのみで、Suicaでは片道561円。行って帰っての往復では1,122円です。この区間で通勤定期を買うと、1ヶ月で16,110円、最も割引が大きくなる6ヶ月では80,620円。これを往復1,122円で割って、さらに月単位とすると、1ヶ月 16,110円 = 14.4日/月、6ヶ月 80,620円 = 12.0日/月という採算ラインになります。年間の稼働日はざっくり240日(土日祝や夏休みなどを除く)なので、基本的に1ヶ月の稼働日は20日。つまり6ヶ月定期の場合、週3日の通勤であれば何とかトントンというところです。
そういえば、と思ってみたところ、何と今の通勤定期は5月末まででした(4月以降全く使っていませんので、知らない間に切れるところでした、笑)。定期を買うかどうか、早々に判断しなければなりません。まあ、一旦は6ヶ月定期を買うのだと思いますが、中長期的にはどうなっていくのでしょうね。