2020年06月04日

延長戦の結果

延長された確定申告期限が到来し、緊急事態宣言も解除され、いつの間にか6月。喉元過ぎれば、とはよく言ったもので、確定申告のことがすっかり過去のことになっています(ひょっとしたら新型コロナウイルス禍の影響で申告が終わっていない方もいらっしゃるかもしれませんが、緊急事態宣言が解除された今となっては、急がないと)。完全に過去のことにしてしまう前に、少し振り返りを。

やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(弥生オンライン)について、申告期限延長が発表になるまでは見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていたものの、申告期限延長が発表された瞬間にサインアップのペースがガクンと下がったということを書きました。同時に、一旦ペースは下がったものの、申告期間が長引いた分、3月下旬から4月に入っても新規ユーザーのサインアップが続いたとも。で、結局どうなったのか。

1月から2月にかけては、ほぼ見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていました。具体的に言えば、前年対比で+17.7%。クラウド申告ソフト市場は、ここ数年間安定的なペースで拡大しており、2月まではこの安定成長ペースに沿った形で、ほぼ見込み通りでした。しかし、申告期限延長が2/27に発表になったために、3月は急減速。前年対比で-29.1%と急ブレーキがかかった状態となりました。そして迎えた4月。例年であれば申告期間が終わっているということで、新規ユーザーのサインアップは3月に比べ大きく減るのですが、今年は全く異なる動きとなりました。

蓋を開けてみれば、4月のサインアップ数は3月を上回り、前年比では+522.6%(要は前年の6倍以上!)というすさまじい数字となりました。1月から4月通算で考えれば、前年比+26.4%。概ね安定的な成長ペースですが、申告期限延長がある程度のプラス要因になったと分析しています。

よくデスクトップアプリのユーザーがクラウドに移行しているのでは、と言われますが、実際はそうではありません。同じ期間(1月から4月)で、デスクトップアプリ(やよいの青色申告 20)も前年を大きく超えました。つまり、デスクトップアプリとクラウドアプリの両方で、前年を大きく超え、成長することができました。

この数だけ見れば、延長戦はプラスの効果があったと言えるかと思います。もっとも、申告期限が延長された間、広告宣伝も繁忙期のペースで継続せざるを得ませんでしたので、広告宣伝費は予算オーバー。また、もっとも辛かったのは、カスタマーセンターでのお問合せ対応です。申告期限延長が発表されてからしばらくは、お問合せはむしろ減少したのですが、4月に向けては再び増加。一方、4/7には緊急事態宣言が発出され、対象となった大阪カスタマーセンターの稼働率を下げるという対応をおこなったため、増える需要に対し、供給が減少し、お待ちいただく時間が長くなってしまいました。それでも確定申告期間の終了まで、メール、チャットはもちろん、お電話での対応も継続でき、お客さまに対する責任は何とか果たせたとホッとしています。

こうしてみると、延長戦はプラスの影響もあり、マイナスの影響もあり。ただ、トータルで言えば、弥生が価値を提供できたお客さまが着実に増加したということで、プラスだったとは言えるのではないかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:36 | TrackBack(0) | 弥生
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