6月から始まった今回のPAPカンファレンスは基本的にオンライン開催。当初は東京、大阪をはじめ全国7会場での開催に加え、2回のオンライン開催というハイブリッドでの開催を予定していましたが、緊急事態宣言の発出等もあり、基本的にはオンライン開催となったという経緯があります。しかし、6/18開催の仙台会場については新型コロナウイルス感染症が比較的安定した状況であることを踏まえ、予定通りリアル開催することとしました。そして今回千秋楽となったのが、先週7/6の札幌開催。
北海道は、5月に新規検査陽性者数が急激に増え、緊急事態宣言の対象地域となりました。しかしその後は徐々に落ち着き、6月半ばには人口10万人あたり7日間累計での新規検査陽性者数が15人を切りました。北海道の緊急事態宣言が解除された後も、札幌市が蔓延防止等重点措置の対象地域となったものの、前記の数字が一桁台で落ち着いており、感染予防策を十分に取ればリアル会場での開催は可能な状況と判断しました。
弥生ではこの5月に札幌営業所を開設したばかり。営業所の開設と新規検査陽性者数の急増が重なってしまい、残念ながら正式な開所式は開催できずじまいなのですが、だからこそ、今回の札幌でのリアル開催は是非とも実現させたいと思っていました。
仙台と同様に東京から入るスタッフの数は最小にし、全員が事前にPCR検査を受けてからの札幌入り。また会場もご覧のようにだいぶスペースにゆとりをもった配置となっています(基本的に長机一つをお一人でご利用いただく配置になっています)。
仙台でも実感しましたが、やっぱりリアル開催にはリアル開催の良さがありますね。札幌会場の参加者は約30名ということで、お一人お一人のお顔をしっかり見れることはやはりいいものです。もう一つ、今回は弥生が昨年秋から提供している記帳代行支援サービスの事例紹介がメインのコンテンツなのですが、福岡の伊藤会計事務所の事例発表を今回初めて生で聞くことができました。オンライン開催ではビデオでご登壇いただいており、そのため私は中身は承知していたのですが、やはり生で聞くと迫力が違います。飛行機のスケジュールの関係で、伊藤先生は登壇後すぐに空港に向かうという慌ただしいスケジュールでしたが、その価値は十分にあったと思います。参加者の方の「これまでもやらなければと思っていたが、今日の話を聞いて今やらなくていつやるんだと思いました」というコメントが印象的でした。
これで今回の一連のPAPカンファレンスは終了です。オンライン中心ではあるものの、一部リアル開催も織り交ぜることができ、状況を踏まえるとよい形で開催できたと感じています(自画自賛で申し訳ありません)。次のカンファレンスはこの秋。今回の経験を踏まえ、より良いカンファレンスを目指していきます。