所得税の確定申告期間(2/16〜)が始まるということで、本ブログでも今回の所得税の確定申告についてお話しするつもりですが、まずその前に、自分の会社の決算と申告についてお話ししたいと思っています。
本ブログでも何回かお話ししたことがありますが、自分の会社というのは、2000年に自分で立ち上げた経営コンサルティング会社のこと。弥生には当初コンサルタントとして関与したのですが、その後、当時の株主から招聘されて社長として入社することになりました。それが2008年4月のこと。結構急な話だったこともあり、また、弥生の社長として機能しなければいつでもクビになる(取締役は従業員と異なり、雇用ではありませんし、当然雇用の保証は一切ありません)ということで、自分の会社は活動を休止した上でそのまま維持してきました。会社として休眠の手続きを行うことも可能ですが、休眠しても、毎年の税務申告は必要ですし、役員の改選の際の登記も必要と、必要な手続きはそれなりに残るため、休眠はせずに、単純に営業をしていない状態でそのまま維持してきました。
幸いにしてクビになることもなく、もうすぐ14年近くになります。この春には株主も変わり、ますます弥生の社長として求められる期待値も上がっていきます。こうなると、自分の会社を維持し続けることの意味は何なんだろうという感じです(苦笑)。もはや、私が毎年弥生会計を自ら使って決算処理を行う練習台としてのみ機能しています。まあ、自分で自分の会社が提供している製品・サービスを使ってみるという観点で、これはこれで意味はあるかな、と自分を納得させています。なお、法人ですから、実際の申告書の作成については、長年お付き合いしている会計事務所にお任せしており、自分でやるのは、一年分の帳簿を弥生会計で付けるところまでです。
12月決算ということで、決算・申告の準備を始めるのは年が明けてから(念のためですが、これは基本的に営業をしていないからであって、一般的にはおススメできることではありません)。申告期限は2月末ということになりますが、会計事務所側での作業の時間を確保するために、できれば1月中に帳簿を作成するようにしています。
今年は先々週末と比較的早くに着手することができ、なおかつ着手したらあっという間に終わりました。なにぶん営業はしていませんから。確認してみたところ、仕訳の件数はちょうど40行でした(笑)。ただ、少ない仕訳件数とは言え、できるだけ短い時間で処理を終えられるように工夫はしています。工夫の一つは、スマート取引取込を利用していること。40行のうち、約半分は銀行口座の明細をAPI連携で取り込み、自動で仕訳作成したもの。この部分は1分もせずに記帳が完了します。
今回、一年振りの決算処理となりましたが、弥生会計の進化を実感することができました。手前味噌になってしまいますが、次回、弥生会計のここが良くなったをお話ししてみたいと思います。