申告期限日から一晩明けて、社内も少しだけホッとした空気が流れているような気がします(私自身がリモート勤務なので、「気がします」にとどまります、笑)。
昨日お話しした通り、一昨日からe-Taxの接続障害が発生しており、結局そのまま申告期限を迎えてしまいました。しかし今朝には、弥生側から見えるエラーログも激減していることを確認できました。その後今日16時には、国税庁から「16 日(水) 14 時現在において、自宅等からの e-Tax による受信は遅滞なく行われています」というアナウンスが出されました。
これも昨日お話ししたように、今回の接続障害を受け、申告書の特記事項欄に「e-Taxの障害による申告・納付期限延長申請」である旨を記載した上でe-Taxを送信することによって、期限内の申告として認められるようになっています。いつまでこの延長申請が認められるかは発表されておらず、まだ時間はあるものと思いますが、もう再送信を試されてもいいのではないかと思います。
なお、申告は済ませたはずだけれど、本当に申告が受け付けられているかどうか不安という方は、e-Taxのメッセージボックスを確認すれば、申告が正常に受け付けられているかどうかの確認ができます。メッセージボックスを確認し、万が一申告が正常に受け付けられていないようであれば、上記のように「e-Taxの障害による申告・納付期限延長申請」と補記した上で再度申告を行いましょう。
さて、今日はちょっとした告知を。直前での告知になって恐縮なのですが、明日17日(木) 13:00-16:30にオンラインで開催されるDX推進フォーラム2022というイベントで登壇します。全体のテーマが「中小企業が変わる、日本が変わる」となっていますが、私は基調講演の第2セッションとして、「デジタルインボイスが目指す商取引のDX(Digital Transformation)」というタイトルで30分ほどお話しします。ちなみに基調講演の第1セッションは、初代デジタル大臣の平井議員による「デジタル田園都市国家構想と日本企業のDX戦略」です。
今回の私の登壇は、弥生の社長としてというよりは、電子インボイス推進協議会(EIPA)の代表幹事としてということになります。インボイス制度の開始が来年の10月に迫り、そのうち考えようという将来の話から、そろそろ準備を始めなければならない話になってきました。ただ、このインボイス制度を単なる法令改正対応で終わらせるのはもったいないと考えています。単なる法令改正対応は、どちらかと言えばやりたくないこと、でも法令だから対応せざるを得ないこと。そういった法令改正対応で終わらせるのではなく、デジタルを活用することにより、業務の圧倒的効率化を実現する大きなチャンスだと考えています。
EIPAが商取引をどのようにデジタル化しようとしているのか、そしてどうやって業務効率化を実現しようとしているのか。是非聞いていただければと思います。DX推進フォーラムは無料のイベントですが、こちらで事前登録が必要になっています。後半のパネルディスカッションでは、BCG時代の同僚の高津さん(IMD 北東アジア代表)も登壇されるようなので、こちらも楽しみです。
# たった今地震がありました。震源が福島県沖ということで、とても心配です。