一ヶ月前の7/1から弥生のTVコマーシャルが始まっています。一定の予算の制約の中での広告ですから、いつでもどこでも見れるという訳ではないのですが、最近は「TVコマーシャル見ました」とお声がけいただくことが増えました。実は私自身はTVをほとんど見ないので、私自身は実際に放送されているのを見たことはないのですが…(苦笑)。YouTubeの広告も行っていますので、YouTubeで見たことあるよ、という方もいらっしゃるかもしれませんね。まだ見ていないけれど、見てみたいという奇特な方(笑)は、こちらでご覧いただけます(30秒バージョン、15秒バージョン)。
意外かもしれませんが、弥生としてTVコマーシャルを行うのはほぼ初めてのことになります。私が弥生に入る少し前にごくごく限定的にTVコマーシャルを行ったことがあるとは聞いていますが、少なくともここ15年では初めての試み。
面白いのは、弥生を知ったきっかけという質問を行うと、いつもそれなりな割合で「TVコマーシャル」という回答が多いことです。弥生では継続的に弥生ブランドに関する調査を行っており、その中ではどこで弥生を知ったかという質問を行っています。そうすると毎回、存在しないはずのTVコマーシャルという回答がそれなりな割合であるのです。
おそらく実際は家電量販店の店頭だったり、あるいは知人から話を聞いたり、一定程度弥生に関する認知はされている方が、どうやって知ったのかと聞かれても、はっきりと覚えていない時に、うーんよく覚えていないけれどもTVコマーシャルで見たのかなあと回答されるケースが多いのではないかと思います。インターネットによって、広告媒体としてのTVの価値は変わったとは言われますが、それでも、認知する経路としては、まずTVコマーシャルという意識が根付いているということなのではないかと思います。
広く認知を得るためには有効なTVコマーシャルですが、それでもこれまで弥生はTVコマーシャルを活用してきませんでした。それはやはり費用対効果のハードルを越えることができなかったから。そもそも会計ソフト/業務ソフトというのは、起業した方など、潜在顧客層がかなり限られています。知っていただくのは、会計事務所の紹介や知人の紹介で十分ですし、利用いただくまでの最後の一押しは、インターネット広告や家電量販店の陳列が有効です。
それではなぜこのタイミングでTVコマーシャルに踏み切ったかというと、来年10月からのインボイス制度によって、経理業務のあり方が大きく変わるタイミングだと考えているからです。従来通りの経理業務であれば、これまで通りの広告宣伝方法で問題はありません。しかし、経理業務のあり方が大きく変わる、それを経理担当者だけでなく経営者の方にも理解していただきたいと考えると、より広く伝えることのできるTVコマーシャルもありなのではないか、と判断しました。
実際問題として、どれぐらいの効果があるのかを短期的、直接的に測ることは難しいですが、何をどのように伝えるか、最適なメディアミックスを試行錯誤していきたいと思います。
ちなみにTVコマーシャルの舞台は「弥生ストリート」となっていますが、横浜とご縁のある方であればすぐにどこだかわかりますよね。せっかくの地元ですから、私もカメオ出演してみたかったところですが、私が場所を知った段階では既に撮影は終了しておりました(泣)。