2022年08月25日

キャッシュレスリゾート

ということで先週一週間は命の洗濯(夏休み)でHawai'iで過ごしました。実に4年振りとなった訳ですが、現地に着いてみると「ああ帰ってきた」という感じで、4年という時間が経ったことを感じませんでした。

ただ、もちろん変わったところもあります。とにかく何でも高いというのはGWにLAに行った際にもお話ししましたが、その時(1ドル130円前後)よりもさらに円安になっていますから、もはや感覚を麻痺させないとやっていられません。今回特に高いなと思ったのが、レンタカー。これは沖縄でも同様な現象になっているようですが、新型コロナウイルス禍でレンタカーの需要が減ったことでレンタカー各社が車両を大きく減らしたところに、需要が急激に戻り、今では逆に貸せるクルマがない = 貸すときは高く貸すよ、となっているようです。今回のHawai'iでは日本人はまだまだ少ないと感じましたが、その分米国本土からの観光客が多く、需要としては新型コロナウイルス禍並みにまで戻ってきているようです。

関連したところでは、コロナ禍の中で従業員をレイオフした会社が、需要が急激に戻ってくる中で慌てて従業員を採用しようとしても採用できないという状態になっているようです。現地ではドライブ中はだいたい現地のラジオを聴くのですが、採用サービスの広告が頻繁に流れており、採用難であることがうかがえました。それなりに知名度があり、通常であれば採用に困らないであろうリゾートが、コロナ禍で閉鎖したレストランを再開させるために、$1,500のサインアップボーナスつきで採用のコマーシャルを頻繁に流しており、相当に切迫した状態なんだろうということが想像できました。

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さて、これもコロナ禍の影響が多少なりともあるのではないかと思いますが、いつも泊るリゾートが"Cashless Resort"になっていました。"There is no cash available at this resort, and credit cards are the only acceptable form of payment."とのこと。LAの時もキャッシュレスが進んだことを実感しましたし、ホテルで100ドル札の両替に対応してくれず困ったのですが、完全にCashlessを謳うホテルに泊まるのは初めてです。

前回も書いたのですが、Cashlessで困るのはチップ。ある程度の小額紙幣は持っていたものの滞在期間中には足りなくなることは確実。ということで、チェックインの際にどうすればいいのと聞いてみたところ、例えばベルパーソン(荷物を運んでくれる人)にチップを払うとすると、その人が小額紙幣を持っており、両替できる可能性が高いということでした。ベルパーソンとしてもチップをもらえないと困るので、常備していることが多いのだそうです。後は、リゾート内のお店はまだ現金を扱っているので、そこで買い物をするとよいということでした。

今回は、North ShoreでGarlic Shrimpを食べた際に(逆にこの種のお店はいまだにCash onlyだったりします)、100ドル札で支払うことができ、結果的に今回の旅でのチップ需要は賄うことができました。ただ、チップを渡すたびにああ紙幣が足りるかなと心配になるのは、正直何だかな、という感じです。今回のような施設であれば、resort feeを請求するかわりに個々のチップを不要にするという方向に行くのかな、と思います。もっともそれはそれでresort feeの分だけ宿泊費が上がるわけで、ただでさえ何でも高いと戦々恐々とする中、必ずしも嬉しいことではありませんが。
posted by 岡本浩一郎 at 19:24 | TrackBack(0) | パーソナル
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