11月末から12月頭にかけてLas Vegas(あ、これまではどこには明言していませんでしたが)、そして先週はSingaporeと二週間連続での海外出張となりました。Las Vegasは気温1ケタ台の冬(イメージと違うかもしれませんが、砂漠なので冬は寒いのです)に対して、Singaporeは30度近くの常夏とかなり変化に富んだ二週間となりました。
そしてふと気が付いてみると師走のしかも中旬。最終週はゆっくりと来し方行く末を考えたいとなると、実質今週と来週で終わりです。年齢と共に一年が早くなり、新型コロナウイルス禍の中ではもはや時間がワープする感覚ですが、それにしても今年一年は早かったと思います。
ということで、今週/来週は少し落ち着いて仕事を片付け、良い形で新年を迎えられるようにしたいと思います(と言いつつ今週金曜日は年内最終の出張があったりしますが)。一方で、新年を良い形で迎えられるよう、今年のうちに先取りできることもある、ということで、実は今日、幸先詣で神田明神に行ってきました。
写真撮影の時のみマスクを外しています。
幸先詣(さいさきもうで)というと耳馴染みはないと思いますが、新型コロナウイルス禍の中で、ソーシャルディスタンス確保のために、年越し前、つまり年内に早めに参拝をすることを社寺が推奨するものだそうです。2020年に福岡県内の神社がはじめて提唱し、福岡県神社庁が勧奨したということです。
実は、新型コロナウイルス禍真っただ中の2020年12月、先手必勝ということで、年内に参拝を済ませました。新年の神田明神の混み具合は、超過密。でも、例年、弥生のためでもありますが、それ以上に、弥生のお客さまのため、日本の中小事業者の皆さんの繁栄をお祈りしていますから、お参りしないわけにもいかない。ということで、まだ人の少ない年内に参拝しようということになりました。結果的に大正解だったのは本ブログでもお話しした通りです。これはいいということで、2021年も年内に参拝。そして今年も、となった訳です。
年内に参拝というのはまだまだ一般的でないかと思いますが、実はもう幸先詣という名前までついていることを初めて知りました。日本人は初詣は神社で、結婚式はキリスト教、亡くなったら仏教と宗教に対する拘りがないと言われます(あくまでも一般論です)。拘りがないというと否定的な言い方になってしまいますが、こういった形で時代に合った形でお参りの形も変わっていく、その融通が利くところは日本の良さでもあるのではないかと思います。