2023年01月12日

こんなところでもふるさと納税

前回は、私の心のふるさと湯河原で現在開催されているリアル宝探しイベント「湯けむる街の治癒の宝」についてご紹介しました。開催は今月一杯、今週末は湯河原に小旅行に出てみませんか。

さて、前回、「このイベントの開催に少しだけ貢献することができました」と書きましたが、具体的にどう貢献できたのか。まずは、湯河原町とリアル宝探しイベントの企画・運営会社であるタカラッシュをつなぐことができたこと。

湯河原にはもう20年近く別荘があり(当初は小さなアパートを借りて、その後マンションを購入)、その湯河原に多少なりとも貢献したいという想いから、2011年より湯河原町にふるさと納税をしてきました。その関係で、湯河原町役場の方と一定の接点があり、宝探し/謎解きのイベントについて提案する機会をいただくことができました。当初は宝探し/謎解きって何、と冷たい対応も覚悟していた(笑)のですが、実際にご紹介してみると、実は以前から宝探し/謎解きのイベントに関心があったとのこと。タカラッシュについては、もう何年もイベントに参加している中で、たまたま社長のSさんにご挨拶する機会があり、それがその後の弥生のファミリーデーでのオンライン宝探しイベントの開催にもつながりました。

もう一つの貢献としては、イベント開催の費用をふるさと納税を通じて支援したこと。上でお話ししたように、湯河原町としても以前から宝探し/謎解きのイベントに関心を持っていたものの、その開催費用を踏まえると、なかなか踏み切れていませんでした。宝探しイベントに限らず、何でも最初は難しいですよね。どれだけの効果が得られるのかわからなければ、開催できない、一方で開催しなければ、効果も見えてこない。鶏と卵です。

その鶏と卵の関係性から脱却するためにどうすればいいのか。その一つの解がふるさと納税です。具体的な金額は控えますが(笑)、今回、このリアル宝探しイベント開催に要する費用を私がふるさと納税として湯河原町に寄附し、その資金を湯河原町から企画・運営会社であるタカラッシュに支払うという提案を行い、これを実現することができました。

ふるさと納税と言えば、返礼品があるのが当たり前の昨今。当初は返礼品はやめるべきと考えていた私ですが、色々と経験する中で、返礼品にも意味はある、ただ一定の歯止めが必要(その1その2)と考えは徐々に変わってきました。一方で一貫して思うのは、返礼品のない純粋なふるさと納税も大事にすべきだということ。今回は、あえて返礼品は求めず、ふるさと納税の全額をイベントの開催にあてていただくことにしました。

前回お話ししましたが、自分が関わったイベントに参加して楽しんでいる方を見るのは嬉しいもの。特に子ども達が友達同士、あるいはご家族と参加しているのを見ると本当に嬉しくなります。その楽しそうな様子自体が何よりの返礼品だと感じています。

さすがに毎年の開催を私のふるさと納税で支えることはできないのですが、今回の開催がリアル宝探しイベントの開催効果を明らかにすることにつながり、それが次回以降につながることを願っています。地方自治体がふるさと納税の力で、これまでできなかったことに一歩を踏み出す。そういったふるさと納税が広がるといいですね。
posted by 岡本浩一郎 at 22:38 | TrackBack(0) | パーソナル
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