2009年12月24日

横浜社会起業応援プロジェクトと横浜ベンチャーポート

火曜日の夕方に横浜社会起業応援プロジェクトの勉強会に参加しました。大川印刷の大川社長と共に、講師を務めさせて頂きました。このプロジェクトは、横浜市が社会起業家の輩出を目指し、その支援のために行っているプロジェクトです。私からは、起業経験者として「起業のウソ・ホント」といったお話をさせて頂きました。ポイントをご紹介しますと...

×「起業は特別なこと」
○ 年間20万件以上あり、決して特別なことではない
×「起業は大変なこと」
○ 起業自体は簡単、ただし、本当に大変なのは生き延びること
×「起業した以上は、上場を目指さないと」
○ 上場はピーク時でも年間200件で例外的存在、重要なのは事業規模の大小よりもやりたいことをやり続けること


今回は社会起業応援ということで、「社会起業のウソ・ホント」についてもお話しました。

×「社会起業では利益は度外視」
○ 事業継続のためにはお金が必要
× 「社会起業家は薄給であるべき」
○ 適切な報酬はキチンと得るべき
× 「社会起業(企業)と一般の起業(企業)は相容れない」
○ 両者の協業により、より大きな変革を生むことが可能


一番お話ししたかったのが、社会起業とお金ということ。社会起業は社会への貢献を目指すゆえにお金をタブー視するきらいがありますが、事業を継続し、より大きなインパクトを社会に与えるためには、正々堂々とお金を稼ぐべきだと考えています。既に起業されている参加者からも同様の意見がありました。

勉強会の後の懇親会を早めに退席させて頂いて、その足で横浜ベンチャーポートに。こちらは横浜市が民間会社(あきない総合研究所)に運営を委託している起業支援施設です。「社長1年生のためのお金にまつわる講座」全12回の最終回ということで、ご挨拶に伺いました。この講座の開設にあたっては、弥生として講座内容の策定や講師のご紹介といったお手伝いをさせて頂きました。大変好評だったということで、改善すべき部分は改善しつつも、継続的に開催できるよう今後もお手伝いさせて頂きたいと思っています。今回、講師としてご活躍頂いた関先生山口先生、有難うございました。

しかしこうやって見ると横浜市の起業支援は充実していますね。浜っ子として誇りに思います。

今日はクリスマス・イブですね。皆さま、Merry Christmas!

posted by 岡本浩一郎 at 11:21 | TrackBack(0) | 起業
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