先週開催した、Twitterをきっかけとした税理士の先生方との懇談会ですが、時間としては約1時間半。当初予定は1時間ぐらいだったのですが、話が盛り上がり、時間ぎりぎりまで延長となりました。懇談会を通じて、何と言っても弥生に対する強い期待を感じました。と同時に、税理士業界の現状への問題意識を垣間見ることもできました。
ちょっと話がそれますが、私が弥生の前に自分で会社を立ち上げたのは、2000年のこと。その際、税理士の先生に何を頼むべきなのか、どれぐらいの費用がかかるものなのか、そして具体的に誰にお願いしたら良いのか、税理士に関する情報があまりにないことには正直違和感を覚えました。結果的には会計事務所勤務の方(友人の友人)に相談することができ、何とかはなったのですが。
実はこの後、2002年に税理士法の改正により、税理士業界もようやく自由競争の時代に入ったと言われています。報酬も完全に自由になり、広告も認められるようになりました。逆に言えばそれ以前は広告すら基本的に認められておらず、2000年の段階では情報がなくて当たり前だったわけです。
自由競争の時代に入り、税理士も二極分化しつつあります。付加価値を磨きお客様に積極的に選んで頂ける努力をされる方々と、そうでない方と。今回、お集まり頂いた方は、皆前者。何ができるかを積極的に考えようとする姿勢がとても印象的でした。
会計ソフトと税理士の関係については、以前書いたことがありますが、表面上ぶつかっているように見えて、実は相互補完関係が成り立っています。今回の先生方との議論では、さらに一歩進んだ協業関係を築けると感じました。弥生は今、一人でも多くの方(中小企業・個人事業主・起業家)に業務ソフトの活用を通じて業務の効率化を実現して頂くべく、さまざまなセミナーを開催しています。ただ、現状では残念ながら点(散発的)での開催で、面での展開ができていません。
今回の先生方とのお話しの中で、弥生と共にこういった活動を展開したいと考えている先生は確実にいらっしゃるという実感を得ることができました。これから、弥生からも先生方にご提案していきたいと思っていますし、同時に先生方からもどんどん提案して頂くことになりました。結局、弥生も税理士の先生方も、願いは中小企業・個人事業主・起業家の方々の成功。両者がこれまで以上に協力することで、色々なことが実現できそうです!