2010年07月28日

あんしん保守サポート(その3)

前回はあんしん保守サポートで提供させて頂いているサービスの柱として、いつでも最新のバージョンをご利用頂ける「プログラムサポート」、困った時にお手伝いさせて頂く「操作サポート」の二つをご紹介させて頂きました。ここまでは保守サポートとしてはあって当然のサービス。

今回は、ちょっと変わった(でも重要な)「保険サービス」の概要をご紹介させて頂きます。業務ソフトを利用する上であってはならないこと、起こってしまった際に非常に困ることは何でしょうか。それは大切な業務データが失われること。弥生のあんしん保守サポートでは、業務データを安全に保全するための二重、三重のサービスをご提供させて頂いています。

まずはデータに何かがあった(破損した)場合、ご利用頂けるのが、「破損データ復元保険」です。弥生製品ではデータの保存にデータベースを利用していますので、ちょっとやそっとではデータは破損しないようになっています。しかし、例えば停電や落雷などでPCが突然落ちてしまい、なおかつ、運が悪い場合には、データが破損する可能性もゼロではありません。そんな際に、直近のバックアップデータと、それ以降の弥生から出力された紙ベースの資料(例えば、仕訳日記帳や売上伝票など)を利用して、データを手で再入力をさせて頂くものです。手で?と驚かれるかもしれませんが、業務を進める上では、業務データを欠かすことはできません。どうしようもなければ、手で再入力ということになります。それをお客様にやって頂くのではなく、弥生のサポートスタッフがお客様に代わって行うというものです。

これに加え、昨年末から「ハードディスクデータ復旧保険」を新サービスとして追加しました。これは弥生の業務データを格納したハードディスクそのものが破損した場合には、専門の業者を使ってハードディスク内のデータの復旧を図るというものです。正確に言えば、費用20万円までという制限があるのですが、ハードディスクの容量が2TBを超えない限り、費用20万円を超えることもありませんので、余程のケースでない限り、お客様の負担はゼロでハードディスクのデータ復旧を行います。ハードディスクが破損するなんて、そんなにないのでは、と思われるかもしれませんが、ハードディスクも物理的なデバイスである以上、一定の確率で破損します。実際、昨年末から開始したこのサービスも、既に相当数の方にごご利用頂いています。

ただ本当は、そもそもデータを失わないというのが実は一番重要です。このための「データバックアップサービス」。これは今のところ弥生会計と弥生販売のみでご利用頂けるサービスですが、弥生会計/弥生販売のデータをオンラインで弥生のデータセンターにお預かりするサービスです。弥生会計/弥生販売を終了する際に自動でデータセンターにバックアップされるように設定もできますし、任意のタイミングでバックアップを保存することもできます。データセンターは停電や地震対策も万全ですから、ご利用のPCに何かがあった場合でも、データセンターに保管されているデータを使って事業を継続することができます。

ここまでしても守るべきもの。お客様の業務データを弥生は全力で守ります。そのための「あんしん保守サポート」です。

そろそろ長くて飽きてこられたかも...と少々心配なのですが、あんしん保守サポートはまだ終わりではありません。次回はあんしん保守サポートのもう一つの柱、「業務支援サービス」についてお話しさせて頂きます。

posted by 岡本浩一郎 at 20:16 | TrackBack(0) | 弥生
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/39865556
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック