これを書くのは迷ったのですが...
正直、後ろめたさを感じないと言ったら嘘になりますし、最後まで色々と迷いました。それでも、それなりな覚悟で湯河原に行くことにしました(それこそ非常用の懐中電灯持参で)。普通は、こんな状況ですから、週末にちょっと熱海や湯河原に行こうと思わないでしょう。でも、だからこそ、行かなくてはと思ったのです。
実際、湯河原に行ってみると、やはりだいぶ閑散としていました。電車もガラガラ。本来は、春の観光シーズンの3連休ですから、観光客で溢れていてもおかしくないのですが... 普段は予約を取りにくいお店でも予約がとれましたし、帰り際に立ち寄ったお店に至っては、客が我々のみ。普段は結構人気のお店なのですが。湯河原や熱海、伊豆は東京圏からの日帰り〜1泊の観光客が収益源ですから、この状況は大打撃だと思います。
これは、観光地に限ったことではありません。東京でも、飲食店(特に夜中心のお店)にとってはやはり打撃でしょう。これだけの震災に直面して、普段通りに暮らすというのは容易なことではありません。私自身もなかなか飲みに行こうと思えません。でも、ちょっと気力を振り絞って外に出る、それによって、気分も変わりますし、何よりも経済を活性化することができます。