2011年05月09日

給与明細

連休前から健康保険組合に関する記事を書いていますが、既に書いた通り、そのきっかけになったのは自分の給与明細を見たことでした。弥生の(法人の)お客さまが多く加入されている協会けんぽの料率引き上げは認識していても、弥生が加入している関東ITソフトウェア健康保険組合でも保険料率が上がるという認識がすっかり漏れていた、まさに紺屋の白袴状態。

早速、「あれー、これって社内にキチンと共有されていたっけ」と人事総務部に連絡をとりました。やはり事前の共有がされていなかったので、すぐに共有するように依頼したのですが、その際に人事総務のYさんに、この件で何か問い合わせは入っていませんか、と確認したところ、特になかったとのこと。

ここから導き出される仮説は、皆さんひょっとして、給与明細ってほとんど見ていないのではないか、ということ。この仮説が事実だとすると、こっそり5,000円ずつ適当な項目で天引きしてもばれないのでは... いや、冗談ですけど。

この4月からの新入社員に向けて、新聞でも、こういったことをやろうという特集がよく組まれていますが、その中によく含まれていて、なおかつ、私が是非お勧めしたいのは、「給与明細をキチンと理解すること」。給与明細には支給項目もあれば控除項目もありますが、それらをキチンと理解しましょう。特に控除です。皆さんが稼いだお金がお財布(銀行口座)に入ることなく、さっさと持っていかれてしまうわけですから、それらが何で、どうして持っていかれてしまうのかをちゃんと理解すべきものです(ほとんどの新入社員は2年目の6月から手取りが下がりますが、これもどうしてそうなるのか理解してないと結構ショックですよね)。

保険料だけでなく、所得税も含め、給料から天引きする源泉徴収というのは、集める方からすれば、素晴らしく効率のよい仕組みです。今日の日経朝刊一面でも、「公的年金の未納広がる」という記事がありましたが、2010年度の国民年金の納付率は2月末までの累計で58.2%にとどまる(納付免除も考慮すると実質40%台!)とのこと。一方で、事業主が天引きをする厚生年金は納付率が下がったとはいえ97.1%。あくまでも一つの例ですが、源泉徴収という仕組みの効率性を示す良い例でしょう。

集める側からすれば都合のいい仕組みですが、下手をすると払っている側がその事実を忘れてしまいかねないという弊害があります(穿った見方をすれば、それこそ狙うところかもしれませんが)。税金や保険料をキチンと納めているということを正しく認識するためにも、是非給与明細を今一度眺めてみてはいかがでしょうか。
posted by 岡本浩一郎 at 17:56 | TrackBack(0) | ビジネス
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/45019665
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック