2011年05月20日

会計事務所の仕事

中小企業にとって、最も頼れるのが税理士であり会計事務所。その会計事務所の仕事って何でしょう。会計事務所というだけにやっぱり会計の仕事? それはそうですが、あまりに漠然としていますよね。会計事務所の仕事を分類すると、実は大きく4つに分けることができます。

1) 記帳代行
2) 申告業務
3) 税務調査立会
4) よろず経営相談

少々補足すると、1)の記帳代行とは、日常に生ずる取引記録の整理、及びその入力などです。伝票などを元にいわゆる仕訳を起こす作業ですね。「代行」ですので、本来は企業(顧問先)が行う業務を代行するという位置付けになります。2)の申告業務はわかりやすいですね。所得税や法人税、消費税などの申告を行う業務です。3)の税務調査立会は、法人の場合3~5年に一度ぐらいのペースであると言われている税務調査に立ち会い、調査が顧問先にとって不利にならないように支援を行う業務です。

4)は格好良く言えば、経営コンサルティング業務ということになります。ただ、会計事務所によるコンサルティングは、いわゆる経営コンサルティングファームによるものと比較して、より地に足がついており、会計や税務だけではなく人事系の手続、株主総会の運営、保険の活用、資金調達や事業継承など極めて多岐にわたります。このため、私の感覚的には「よろず経営相談」という方がピンと来るような気がします。

会計事務所によってはこの他の仕事も手掛けているケースもありますが、一般的にはこの4つが大きな柱となります。これはどんな会社と付き合う際にも共通ですが、その会社の仕事(≒付加価値)を理解していないと、良いお付き合いはできません。会計事務所と良いお付き合いを実現する上では、会計事務所がどういった仕事をしているのかを理解し、その上で、何から何までを期待するか、そのためにいくら支払うかを依頼元(会社、顧問先)と会計事務所がキチンと合意することが重要です。

次回は、この4つの業務にまつわる会計事務所の戦略についてお話ししてみたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:35 | TrackBack(0) | 業務
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