このブログでたまにでてくる数字シリーズ。今回は1,000日です。これまでに出てきた、500,000件は弥生のカスタマーセンターに半年間で寄せられるお問い合わせの数、4,000会員は弥生のパートナーである会計事務所(PAP会員)の数でした。では、今回の1,000日は?
この1,000日は弥生自身の数字ではありません。しかし、弥生にとっても、そしてお客さまにとってもとても重要な数字です。この1,000日というのは、Windows XPのサポート終了(EoL - End of Life)までに残された日数です。正確には7月13日の時点で1,000日でしたので、本日時点では既に991日と、着実にカウントダウンが進んでいます。この数字が0になる日、すなわち、2014年4月8日にWindows XPに対するセキュリティパッチやホットフィックスの提供が終了します。新種のセキュリティリスクが日々発生している現代にあっては、これはこの日以降、Windows XPを使い続けることはできないということです。
Windows XPはここまでPCが普及する立役者となった素晴らしいOSだと思います。派手ではないけれど、キチンと安定して動くOS。ただ、残念ながら、セキュリティ問題がここまで拡大する以前のOSですから、直近のOSと同等の堅牢性は有していません。また、Microsoftにとっても、Windows XPをサポートをしつつ、Windows Vista, Windows 7, そして来年のWindows "8"を開発し、サポートしていくことは多大な負担になっていることも事実です(別の言い方をすれば、Microsoftほどの大企業だからこそ、ここまでサポートを続けてこれたということだと思います)。そういった観点では、Windows XPのサポートはどこかで終了せざるを得ませんし、いよいよその日が近付いてきたということです。
弥生では、このXP EoL問題に対し、極めて大きい問題意識を持っています。いわゆる大企業であれば、IT部門もあり、当然この問題を把握し、いつまでにどうするという策を練っているでしょう。しかし、弥生のお客さまである中小企業や個人事業主の場合、それなりの規模のIT部門が存在するケースは少ないですし、PCがいつまで使える、新しいPCにどうやって移行するかと考えている方は少数です。一方で、現実問題として、最近ではWindows 7をご利用の方が急速に増えてきたものの、現時点ではWindows XPを利用されている方がやはり過半数です。