2011年09月16日

弥生は起業家を応援します!

弥生は起業家を応援します。起業というと、普通の人には縁遠いものと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。年によってばらつきはありますが、年間で200,000以上の新しい事業が生まれています。

起業というと、やっぱり株式会社で、ITベンチャーで、VCから出資を受けて、急成長して上場を狙ってという先入観があるように思います。確かに、情報通信業は開業が多い業種です。ただ、他にも飲食業や小売業、その他様々なサービス業など、実際に起業している業種は実に多岐に渡ります。また、起業の半分以上は個人事業。もちろん、会社勤めから独立し、フリーランスとなるのも立派な起業です。

上場は確かに素晴らしいことですが、全ての起業のゴールが上場ではありません。実際、新たに上場する企業の数は、直近のピークの2000年でも204社でした。起業が年間200,000に対し、上場が204。全体から言えば、上場を目指すこと自体が例外ですし、実際に上場にまで至るのはいわば例外中の例外です。多くの人を起業へと駆り立てるのは、「自分がやりたいことをやりたい形で納得がいくまでやりたい」という想い。そういった人たちにとっては、何よりも大事なのは上場ではなく、生き延びること、そしてやりたいことをやり続けることです。

ただ、残念ながら、想いはあっても踏み切れずにいる方は多くいらっしゃいますし、また踏み切っても志半ばで廃業に追い込まれる方も多くいらっしゃいます。弥生は、一人でも多くの方が、想いを起業を通じて現実のものとできるように、そして起業後も想いを成し遂げられるようにお手伝いしたいと心から願っています。

何故弥生が起業を応援するのか。一つには私自身の想いがあります。私は2000年に自分で経営コンサルティング会社を起業しました。今は縁あって弥生の社長となってもう3年以上経ちましたが、身を持って体験した起業の素晴らしさ(と同時にその大変さもですが)を多くの方にお伝えしたいと考えています。

ただ、もちろん、私一人の想いだけで会社を動かしているわけではありません。弥生は株式会社という営利企業ですが、単に自分のお金儲けだけでは、お客さまからの本当の信頼は得られないと考えています。最近は「社会起業」という言葉もよく耳にするようになってきましたが、本来は全ての起業、そしてその結果生まれる企業は社会的な意義を有しているべきです。社会的な意義を有していなければ、短期的には成り立っても、長期間に渡ってお客さまの支持を得ることはできません。かの松下幸之助翁も、「企業は、本業を通じて社会に貢献する。」と言われています。弥生にとって、社会に貢献できる有力な方法、それは起業を応援することだと考えています。

前置きが長くなってしまいました。弥生の起業家支援活動の一環として、このたび「弥生の開業応援プロジェクト」を立ち上げました。しかし正直これは一歩に過ぎません。これから先、様々な形で弥生は起業の支援を行っていきます。是非ご期待下さい。
posted by 岡本浩一郎 at 21:38 | TrackBack(0) | 弥生
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