2012年01月31日

ハドソン

昨日/今日と札幌に来ています。ということで、札幌にまつわる話を少々。

札幌と言えば、知る人ぞ知るITベンチャーの集積地(サッポロバレーとも呼ばれるようです)。最近では、初音ミクが大ヒットしたクリプトン・フューチャー・メディアが有名ですね。ただ、ITベンチャー集積地としての札幌の歴史は長く、それこそパソコンの黎明期には、札幌は時代の先端にいました。

札幌のITベンチャーとして特に有名なのはハドソンBUGですね。そのハドソンがなくなるというニュースがネタフルで取り上げられていました。正確に言えば、会社としてコナミデジタルエンタテインメイントに吸収されるとのこと。ブランドとしての「ハドソン」は残るとのことですが、会社としては消滅するようです。

ハドソンというとファミコン向けのソフトで有名です(ちょっと通な選択ですが、サラダの国のトマト姫とか、笑)。ファミコン名人の高橋名人を覚えていらっしゃる方も多いかと思います。ただ、私にとってのハドソンは、私のかつての愛機シャープのX1用のBASIC、Hu-BASICです。私のパソコンの歴史はハードはシャープ、ソフトはハドソンによって形成されたわけです。本Blogで1年ちょっと前に取り上げましたが、そんなシャープもパソコン事業から撤退。そしてこの3月で、ブランドとしては残るものの、会社としてのハドソンが消滅。

本当に歴史を感じますね。つい先日は世界最大の写真フィルムメーカー、コダックが連邦破産法チャプター11を申請し、事実上倒産しました。コダックの設立は1880年で、実に130年以上の歴史を持つわけですが、そのコダックも、カメラのデジタル化の流れには逆らえなかったわけです。一方で、同じように写真フィルムメーカーであった富士フイルムは、今でも元気です。元気というよりも超優良企業。写真フィルムの技術を液晶ディスプレイ用の偏光層保護フィルムに応用したり、さらには化粧品の技術に応用するなどして多角化の成功しました。

ちなみにハドソンの創業は1973年ですが、最初は(当時良くある話ですが)アマチュア無線ショップとしてスタートし、1978年にパソコンソフトの開発・販売を開始したそうです。この1978年というのは、今の弥生のルーツの一つである「日本オールシステムズ」が設立された年でもあります。この頃がパソコンの本格活用の黎明期というわけですね。

コダックになくて、富士フィルムにあったものは何か。ハドソンの少し後を歩んできた弥生にとって、決して他人ごとではありません。
posted by 岡本浩一郎 at 18:17 | TrackBack(0) | ビジネス
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