前回ご紹介したドリームゲート×弥生のコラボ企画「開業計画NAVI」の目玉が、事業計画の作成をサポートする、その名も「事業計画作成サポートツール」です。
このツールは前回ご紹介した9業種(飲食、理美容、ネットショップ、小売業(店舗)、Web・モバイル、ITシステム関連、マッサージ・整体・リフレクソロジー、建設業、運送業)それぞれにあった事業計画の作成をサポートします。ということで、まず最初にこの9業種の中から業種を選びます。自分の考えている業種がない、というケースでは、一番近そうな業種を選んでください。例えば、私はかつて経営コンサルティング会社を起業・経営していましたが、人こそが資産で、逆に言えば人以外に投資もいらないし、ほとんど原価が発生しないという意味で、この9業種の中ではITシステム関連が比較的近いかと思います。
業種を選んだら、今度はまず必要最低限の情報を入力します。事業の名称、開業資金として自己資金/借入/その他それぞれでどれだけ見込むか、そして想定している1年目の売上。実はたったこれだけの入力で、それらしき事業計画が出来上がって来ます。人件費がどれぐらい、家賃等がどれぐらいで、月の利益はどれぐらい。入力していないのに、なぜそのような数字が出てくるかというと、これがこのツールのミソなのですが、最初に入力した最小限の情報に加え、先輩経営者のデータを加味することによって、おおよそ目安となる計画が自動的に計算されます(このために最初に業種を特定する必要があります)。
もちろん、自動計算に頼るのではなく、自分で入力することもできます。このツールでは経常的な費用だけではなく、開業時の費用も自動計算しますが、例えば、ここで業種としてITシステム関連を選んでいると、OA関連機器の金額が大きくなります。実際にはコンサルティングなので、そこまでOA関連機器は要らないといった調整もできるということです。