2012年09月20日

事業計画作成サポートツール

前回ご紹介したドリームゲート×弥生のコラボ企画「開業計画NAVI」の目玉が、事業計画の作成をサポートする、その名も「事業計画作成サポートツール」です。

このツールは前回ご紹介した9業種(飲食、理美容、ネットショップ、小売業(店舗)、Web・モバイル、ITシステム関連、マッサージ・整体・リフレクソロジー、建設業、運送業)それぞれにあった事業計画の作成をサポートします。ということで、まず最初にこの9業種の中から業種を選びます。自分の考えている業種がない、というケースでは、一番近そうな業種を選んでください。例えば、私はかつて経営コンサルティング会社を起業・経営していましたが、人こそが資産で、逆に言えば人以外に投資もいらないし、ほとんど原価が発生しないという意味で、この9業種の中ではITシステム関連が比較的近いかと思います。

業種を選んだら、今度はまず必要最低限の情報を入力します。事業の名称、開業資金として自己資金/借入/その他それぞれでどれだけ見込むか、そして想定している1年目の売上。実はたったこれだけの入力で、それらしき事業計画が出来上がって来ます。人件費がどれぐらい、家賃等がどれぐらいで、月の利益はどれぐらい。入力していないのに、なぜそのような数字が出てくるかというと、これがこのツールのミソなのですが、最初に入力した最小限の情報に加え、先輩経営者のデータを加味することによって、おおよそ目安となる計画が自動的に計算されます(このために最初に業種を特定する必要があります)。

もちろん、自動計算に頼るのではなく、自分で入力することもできます。このツールでは経常的な費用だけではなく、開業時の費用も自動計算しますが、例えば、ここで業種としてITシステム関連を選んでいると、OA関連機器の金額が大きくなります。実際にはコンサルティングなので、そこまでOA関連機器は要らないといった調整もできるということです。

当然のことながら、できる限り自分にあった事業計画とするためには、可能な範囲で自動計算ではなく、自分で数値を設定した方がベターです。一方で、まだ事業を立ち上げていないので、いくらぐらいかかるのか、さっぱり見当がつかないという費用もありますよね。そういった項目は自動計算を使うと無理なく事業計画を作成することができます。また、自分で数値を入力する際にも、先輩経営者のデータをもとにした自動計算結果と見比べることで、自分の数値の妥当性も検証することもできます。
posted by 岡本浩一郎 at 19:14 | TrackBack(0) | 起業
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