弥生と言えば、弥生会計。そして弥生会計(+やよいの青色申告)は、お陰様で、中小企業、個人事業主、起業家向けの会計ソフトとして圧倒的シェアを頂戴しており、デファクト・スタンダードとして認知頂いています。そういった意味で、弥生と言えば、一般的には「業務ソフトメーカー」として認知頂いているのではないかと思います。
安心して使って頂ける業務ソフトを開発し、販売する。これは弥生の提供する価値の源泉ですし、そういった観点では弥生は今後も業務ソフトメーカーであり続けます。業務ソフトのメーカーとして、業務ソフトを開発し、販売する。もちろん、ソフトウェアは使ってこそ価値を生みますから、売りっ放しではなく、安心して使って頂けるためのあんしん保守サポートにも力を入れています。
ただ同時に、業務ソフトメーカーに留まっていてはダメだとも考えています。
新製品の発売時期には、私も家電量販店の売場に立つ機会が多いのですが、お客さまの様子でちょっと気になることがあります。ゲームソフトを買われるお客さまはとても嬉しそう。ワクワク、ニコニコ。早く家に帰ってこのゲームで遊びたい。残念ながら、業務ソフトを買われる方は、そうではありません。義務で買うというか、仕方なく買うというか。時には自分で使えるのかな、という不安な表情をされていることも。
もちろん、キチンとサポートを提供することによって、自分で使えるのかな、という不安については、これなら大丈夫というあんしんに変えることができています(当然、私が売場に立っている時も、デモやご説明を通じ、不安を解消するように努めています)。ただ、業務ソフトを買われる際に、それほど嬉しそうでない、という点については、解消することはできていません。
冷静に考えてみると、これは充分に理解できることです。ゲームソフトは買って、それで遊ぶことが目的です。これに対して、業務ソフトのお客さまは、業務ソフトそのものを欲しいわけではありません。業務ソフトを買うことは目的ではない。お客さまが本当に達成したいのは、自分の事業を成功させることです。業務ソフトは、そのための、あくまでも手段でしかありません。。