2012年12月12日

「成長志向型起業」と「夢の実現型起業」(その1)

先週ご紹介したブログ記事でDanさんが、「誰もがグローバルに成功しようと思って起業するわけじゃない。多くの人は規模は小さいままでも、自分が望むライフスタイルを実現するためのおカネを稼げれば十分ハッピーだよ」と書いていました。

特にネットを見ていると、やはり多く見聞きするのはIT系のベンチャー。国境を軽々と越えていくネットの特性を活かして、日本だけでなく、早い段階から海外を目指すという事例も多く目にします。最近では、そもそも日本ではなく、シリコンバレー(あるいはアジア)で起業というケースもあるようです。こういったIT系のベンチャーは弥生の有力なお客さまです。やはり、ITということもあって、最初からPCを使ってちゃんと管理という意識が強いように見受けられます。IT系のベンチャーが集まる場に参加することもちょこちょこあるのですが、弥生を使っている人がとても多いですし、「もちろん弥生使ってます、それ以外に選択肢があるんですか」と言われることもあり、嬉しいばかりです(あ、ただ、さすがに海外で起業された場合は、弥生を使うというのはないでしょうね)。

こういったIT系のベンチャーを、弥生として是非応援していきたいと思っています。お客さまには、是非成功してもらいたい。折角ならばグローバルで。残念ながら、上場が視野に入ってくるようになると、弥生を使わなくなるかもしれません。でもそれでもいいと思っています。実際、現在は超有名なIT企業でも、創業時は弥生会計だったというケースも決して少なくありません。成功して大きくなり、弥生を「卒業」された。成功して、卒業頂くことは、弥生にとっては誇りです。

ただ一方で、弥生のお客さまの皆がとにかく早く成長して、できればグローバル展開したいと思っているわけではありません。Danさんが言う通り、「誰もがグローバルに成功しようと思って起業するわけじゃない」。ただ純粋に自分がやりたいことをやりたい形で納得がいくまでやりたいから起業する。むしろこういったケースの方が数としては圧倒的に多いと思います。

(続く)
posted by 岡本浩一郎 at 19:21 | TrackBack(0) | 起業
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