2013年01月23日

復興特別所得税の注意点(その3)

早ければ今月にも復興特別所得税を納付するケースがいくつかあるということで、前々回は給与所得について、前回は個人事業主の報酬・料金についてお話ししました。今回は三つ目のケースとなる預金などの利子についてお話ししたいと思います。

個人事業主や専業主婦のように給与所得が存在しないケースは珍しくありませんが、預金口座を持っていない人はかなり珍しいと思いますので、今回お話しする預金などの利子への復興特別所得税は影響範囲としては最も広いのかもしれません。

さて、預金などの利子も立派な所得ですので、所得税(と住民税)の対象となります。ただし、一般的には一定額が源泉徴収されるようになっており、確定申告は必要ありません。これまでは、所得税が15%、住民税が5%の合計20%が源泉徴収されていたのですが、この1月からは、所得税が15.315%(15%*1.021、しかし細かいですね…)と住民税は変わらず5%で、合計20.315%が源泉徴収されることになります。例えば、利子が1,000円だったとして、所得税(復興特別所得税込み)が15.315%で153円(円未満は切り捨て)、住民税は5%で50円、合計203円源泉徴収され、手取りは797円となります。この例だと復興特別所得税で3円だけ多く源泉徴収されることになりますね。

ただ、昨今の超低金利によって預金の利子は微々たるものになっていますから、実際には影響がでないケースも存在します。例えば利子が300円だとすると、所得税(復興特別所得税込み)が15.315%で45.945円になりますが、円未満は切り捨てになりますので、45円。これはこれまでの15%と結果的に同じ金額になります。
posted by 岡本浩一郎 at 21:11 | TrackBack(0) | 業務
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