2014年04月18日

日本大学 & 東京

日本大学と東京の共通点は何でしょうか。よく知られていることではありますが、最も多く社長を輩出しているのが日本大学。また社長の出身地別で都道府県を比較すると、最も多いのが東京都です。これは帝国データバンクが毎年行っている「全国社長分析」という調査の2014年の結果です。調査対象は、帝国データバンクが保有する企業概要ファイル「COSMOS2」(2013年12月末時点で約144万社収録)から「株式会社」「有限会社」の代表を務める社長のべ113万6,383人のデータを抽出、ということなので、信頼できる調査かと思います。

改めて数字を見てみると、出身大学別でトップは日本大学で23,049名。これに慶應義塾大学の12,004名、早稲田大学の11,246名が続きます。我が母校、東京大学はと見てみると、だいぶランキングは下がって21位で2,555名。トップの日本大学とは一桁違います。しかし、当然お気付きかと思いますが、そもそも学生の数が多ければそれだけ社長の数も増えるはず。つまり、社長になる可能性を見るのであれば、学生の数との比較でランキングを作成すべきです。

ということで、ちょっと調べてみましたが、日本大学の学生数は68,675名(旺文社「大学の真の実力 情報公開BOOK」より、2013年4月12日)。一方で、東京大学は14,013名(同左、2014年3月4日)。日本大学は社長数23,049に対し、学生数68,675で、比率は0.336。これに対し、東京大学は社長数2,555に対し、学生数は14,013で0.182… ううむ、やはり負けています。それも明らかに。いや待てよ、学生数はあくまでも現時点での学生数だから、過去からの蓄積(累積での卒業生数)で見るべきではないでしょうか。歴史が長ければ、それだけ卒業生数が多く、それだけ社長の数が増えても不思議ではない。ということで、再び調べてみると、ダメです… やはり完敗。ちなみに日本大学の卒業生総数は1,079,563名(大学ホームページ)。これに対し、東大の学部卒業生総数は旧制/新制時代を通算して270,607名(これも大学ホームページ)。歴史としては東京大学の方が長いため、卒業生総数で見ると約4:1ということになります。ただ、社長の数は約9:1ですから、残念ながら完敗です(ちなみに、大学院生の数を含む含まないといったことで上記の数字がある程度変わる可能性はありますが、結論は変わらないと思います)。

では、慶應義塾大学は、あるいは早稲田大学は、とは調べていないので、学生数や卒業生数当たりでの確率で日本大学がトップかどうかは検証できていませんが、東京大学より遥かに上であることは間違いないようです。

ちなみにもう一つのランキング、出身地もやはり確率という観点で見ると、人口との対比で見るべきです。東京都はそもそも人口が多いので、東京都出身の社長が最も多くても何ら不思議ではありません。ただ、ちょっと驚くのが第2位で、実は北海道。東京都が92,902名に対し、北海道は56,571名。人口で考えると、東京都が約1,300万人に対し、北海道は550万人ですから、北海道出身の方が社長になる確率は高いことになります。ちなみに社長ランキングの第3位は大阪府で53,314名、愛知県が47,554名。それぞれの人口は880万人、740万人ですからやはり北海道の方が確率が高いことになります。

福岡の会計事務所、税理士法人 武内総合会計から、事務所通信「Takeuchi Press」を定期的に送って頂くのですが(いつも有難うございます)、春号でこの全国社長分析について触れられており、面白かったので、自分なりにもう少し分析してみました。全国社長分析にはより示唆深い内容も含まれているのですが、これについては、また改めて来週にでも。
posted by 岡本浩一郎 at 23:36 | TrackBack(0) | ビジネス
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