2014年05月16日

お引越し

昨日(水曜日の深夜)、やよいの店舗経営 オンラインの引越しを行いました。これまでは、やよいの店舗経営 オンラインは、FGCP/A5という群馬の富士通データセンターのWindows Azure(Microsoftのクラウドプラットフォーム)上で稼働していました。

一般的にデータセンターは、利用者に近いところにある方が通信の遅延(レイテンシー)が少なくなります。逆に、海外にデータセンターがある場合、レイテンシーが長くなります。Webサイトを閲覧する時のように、あるアクション(リンクをクリックする)から、次のアクション(ページを読んで、次のリンクをクリックする)までの時間がある程度ある場合には、このレイテンシーはさほど影響はありません。一方で、業務ソフトのように、ポンポンと入力・更新してという使い方の場合には、レイテンシーが長いと使い勝手が悪くなる場合があります。

やよいの店舗経営 オンラインが稼働した2012年時点では、Azureと言えば基本的には海外のデータセンターのみ。唯一国内では富士通がFGCP/A5として提供していたため、それを有難く活用することになりました。

ただ、今年に入って、本家マイクロソフトもようやく日本にデータセンター(日本リージョン)を開設し、日本国内でAzureが稼働するようになりました。だいぶ待ちました(当初は昨年半ばぐらいという噂でした…)が、一気に二ヶ所(埼玉と大阪)を開設するという気合の入り方です。日本リージョンはこの2月に正式にスタートしたのですが、待った甲斐があったということで、早速日本リージョンに移行することにしました。

とは言え、お客さまの業務を支えるシステムですから、では明日にでも、という訳にはいきません。日本リージョン開設後、検証と準備作業を行い、ようやく今週正式に引越しを行うことができました。

実は弥生では、やよいの店舗経営 オンライン以外にもMicrosoft Azureを活用しています。一つは弥生ドライブ(弥生 14 シリーズと連携するクラウドストレージ)、もう一つがやよいの白色申告 オンライン。これらは、現段階では海外のAzureデータセンターで稼働しています。先ほどレイテンシーが課題とお話ししましたが、Azure自体のパフォーマンスが向上していること、また、弥生のAzure経験値もだいぶ向上し、海外のデータセンターでも十分な使い勝手を実現できるようになってきているからです。

ただ、これらについても日本リージョンに移行すれば、多少なりともパフォーマンスの向上が見込めるということで、段階的に日本リージョンに移行する予定です。

ところで、この記事の途中でAzureの表記が揺らいだのに気が付かれた方。鋭いですね。この4月から、これまでWindows Azureと呼ばれていたものが、Microsoft Azureという名称に変わりました。これまではWindowsという固有プラットフォームのPaaS(Platform as a Service)という性格が強かったのが、Linuxなども動かせるようになり、IaaS(Infrastructure as a Service)という側面も出てきたので、WindowsからMicrosoftに看板を架け替えたそうです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:46 | TrackBack(0) | 弥生
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/96640302
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック