2013年08月09日

VAIO Proその後

Proが来ました、ProといってもSurface Proではなく、VAIO Pro、と書いたのが7月の頭。約1ヶ月間経ちましたが、正直あまり使いこむ時間は取れていません。Windows 8にもまだ慣れません… 弥生製品はもちろんWindows 8で動作検証は行っていますが、弥生社内はまだ(当面)Windows 7が標準となっていますので、個人的にWindows 8を使いこむのはほぼ初めてなのです。

ただ、現状で問題になっているのが、WiFiの接続が安定しないこと。接続が突然切れてしまったり、速度が極端に落ち込む現状がちょこちょこ発生しています。そのたびにデバイスの診断を行ってWiFiアダプターのリセットをすると回復するのですが、またしばらく使っていると現象が再発。正直、かなりフラストレーションがたまります。既にWiFiのドライバーのアップデートも2回程出ているのですが、問題の根本的改善にはなっていません。

どうもこれはVAIO Pro全体の問題のようで、各種掲示板やブログなどで同様な現象が報告されていますし、グローバルのSonyのコミュニティサイトでも、相当な数の同様な不具合が報告されています。そして、残念ながら根本的な解決策が見つかっておらず、VAIO Proを返品した、返品した方がいいという書き込みが増えてきています。より正確に言えば、VAIO Pro固有の問題というよりはIntelのワイヤレスチップセットN 7260の問題かもしれません。だとすると、同様のチップセットを採用した他のPCでも同様の問題が起きているのかもしれません。

個人的には、まだ十分使いこめていないので、もう少し色々と試してみるつもりですが、このままだと正直使い続けるのはしんどいな、というところ。折角のいいマシンなのでかなり残念です。ソニーさん? Intelさん? 早いところfixをお願いします。
posted by 岡本浩一郎 at 17:29 | TrackBack(0) | テクノロジー

2013年06月19日

Surface Pro? VAIO Pro?

マイクロソフトのタブレットPC、Surface Proが発売になりました。本ブログでもSurfaceについては何回か書いていますが、SurfaceにはOSがWindows RTのSurface RTというバージョンと、OSがWindows 8 ProのSurface Proというバージョンがあります。前者(Surace RT)は3月に発売になっていましたが、Officeこそプリインストールされているものの、弥生会計をはじめとする一般的なWindowsアプリは動かないということもあって、買うまではには至りませんでした。

今回、ようやく後者(Surface Pro)が発売開始になったということで、所用がてらこれも今月にオープンしたビックカメラ赤坂見附店(通称、駅ビック)で見てきました。日本発売に際しては、新たに256GBのディスク(SSD)も追加されたのですが、ちょうど個人で使っているPCのディスク(128GB SSD)が一杯になってきたこともあり、買い替えにはバッチリ。実際に触ってみても、なかなかいい感じです。なおかつ256GBモデルでも(Officeもプリインストールされて)119,800円はかなりお値打ちだと思います。結構売れているみたいですね。

ただ一点だけ難点が… Surface ProのCPUアーキテクチャは今となっては一世代前となったIvy Bridgeです。実は、Surface Proの日本発売とほぼ同タイミングで、Intelの新しいCPU(Haswell)が発表され、同時にHaswellを搭載したPCが一斉に発売になりました。これは正直迷います。

Haswell搭載機の中でもSonyのVAIO Proはかなり気になる存在。11インチモデルでは、タッチパネル搭載でも870g! 基本的に軽さは正義とばかりに、大昔のSRから、type T、そしてVAIO Xと、とにかく軽くて薄いVAIOを偏愛してきた人間としてはVAIO Proはかなり惹かれます。でも、256GB SSDにして、とカスタマイズをすると価格はあっという間に15万円以上に。値段的にはSurface Pro優位です。

うーん、悩むところです。もちろん、半年も待てば、Haswell版のSurface Pro (Surface Pro 2?)も出てくると思いますが、その頃にはまたより魅力的なPCもあるかもしれませんし。もう少ししたら何かが出てくるからと待っていると永久に買えませんね。現在使用しているPCの残りディスクは5GB。残された時間は少ないですが、果たしてどうなることやら。
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2013年05月10日

サブスクリプション制

前回、Adobeのパッケージ製品であるCreative Suiteが保守モードに入り、今後は新バージョンは提供されない、その代わり今後は、サブスクリプション制(月額利用料モデル)のCreative Cloudが主力になるというお話しをしました。ちなみによく間違えられますが、AdobeのCreative Cloudは、クラウドという名前ではありますが、アプリケーションとしては、デスクトップアプリケーションです。初回利用時にダウンロードして、PCにインストールする必要があります(以降、利用する権利をインターネットを介して定期的に確認する仕組みになっています)。データをクラウドで保管/共有する仕組みなどと組み合わせられていますので、デスクトップアプリケーション+クラウドと言えます。

Adobeだけでなく、マイクロソフトも、Officeを売り切り型(パッケージ製品)は引き続き提供しつつ(今年はOffice 2013という新バージョンが提供開始となりました)も、サブスクリプション制のOffice 365の普及にかなり力を入れているようです。これまではPCソフトというと、パッケージ製品が当たり前だったわけですが、徐々に利用料モデルも一般化していくのではないかと思います。

弥生に関しては、サブスクリプション制に切り替えるという具体的な計画はありません。ただ、(任意でご利用頂いている)保守サービス、弥生のあんしん保守サポートは、加入頂いている間、マイナー/メジャーを問わず新バージョンが提供されますので、ある意味、あんしん保守サポートをサブスクリプション的なものと見ることはできるかもしれません(あんしん保守サポートは、新バージョンを提供するだけでなく、ヘルプデスクや弥生の福利厚生サービスなどの事業支援サービスも提供していますので、サブスクリプション+サービス、ですね)。買い切り(売り切り型)もサブスクリプション制もどちらでも選べるという意味では、Officeのアプローチに近いかもしれません。

(5/14追記) 本件に関して、MS Officeの公式ブログでも取り上げられていました。以下にかいつまんでご紹介します。

"Like Adobe, we think subscription software-as-a-service is the future."
アドビと同様に、我々はソフトウェアをサービスとして提供するサブスクリプション型こそが将来だと考えている。

"However, unlike Adobe, we think people's shift from packaged software to subscription services will take time. "
しかし、アドビとは異なり、人々がパッケージ型からサブスクリプション型に移行するのには時間がかかると我々は考えている。

"In the meantime, we are committed to offering choice--premier software sold as a package and powerful services sold as a subscription."
(サブスクリプション型が当然になるまでの)当面は、我々は、お客さまが、パッケージ型、サブスクリプション型どちらも選べるようにしていく。

posted by 岡本浩一郎 at 18:18 | TrackBack(0) | テクノロジー

2013年05月07日

CSからCCへ

普通はCCと聞いてもピンとこないですよね。かつて4台連続でプジョーに乗っていた人間としては、プジョー206CCとか、307CCとかを思い出してしまいますが…

ここでいうCSはCreative Suite、CCはCreative Cloudの略で、いずれもAdobeのシリーズ名称です。今日はツイッターでもAdobeの話題が多く流れていましたが、昨日行われたイベント「Adobe Create Now MAX 2013」で、従来型のパッケージ製品であるCSシリーズ(現行はCS6)は、今後はバグ修正とセキュリティ対応のみ行い、新製品は出ないと発表されたそうです。

今後は、サブスクリプション制のCCという形でのみ新バージョンが提供されることになり、早速この6月にはCCとしての新バージョンが提供されるそうです。

これまでCSを使ってきた方は、今後のバージョンアップはないものの、CS6をそのまま使い続けることができるそうです。ただ、CCを初年度特別価格で利用できる優待制度も用意されるそうですし、Adobeとしては、一人でも多くCCに移行して欲しいということなのでしょうね。

端的に言えば、ソフトウェアを売り切りモデルから利用料モデルに完全に切り替えるということですが、事前の噂としては色々とあったものの、いざ現実になるとインパクトは大きいですね。ましてやCC自体が昨年(2012年5月)に登場したばかりなので、1年でここまで大きく舵を切るとは、そのスピード感には圧倒されます。もちろん、内部的には事前に計画された通りなのでしょうが。(規模は全く異なりますが)同業としては、今後家電量販店などでどのように扱われるようになるのか、などなど、興味深いところです。

ユーザーの受け止め方も、使い続ける限り払い続けなければいけないということに対する抵抗感を示されている方も多い一方で、もともと高いソフトウェアを気軽に使い始められるからむしろ敷居を下げることになると歓迎する声もあるようです。

弥生としては? さすがにかなり大きなテーマなので、この場で軽々しい発言は避けますが、今後どういった提供形態がお客さまにとって望ましいのか、色々と考えなければならないと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:13 | TrackBack(0) | テクノロジー

2013年03月27日

Surface RT

昨年6月に発表され、米国ではWindows 8とともに発売になっていたSurfaceですが、先々週ようやく日本でも発売になりました

今回発売になったのは、Surface RTというバージョン。もともとはSurface with Windows RTと呼ばれていましたが、シンプルにSurface RTと呼ばれるようになったようです。これは、Intel(互換)CPUではなく、NVIDIA Tegra 3というARM系のCPU(スマホなどで利用されているもの)を搭載しており、OSもWindows 8ではなく、Windows RTとなっています。

このSurface RT、早速店頭で触ってみましたが、モノとしては結構いい感じです。ソリッドな筐体で、こだわりを持って、お金をかけて作っているのがわかります。キックスタンドもしっかりしていていい感じです。ただ、やはりWindows RTベースなので、使えるアプリが限られるのが難点。Windows RTはWindows 8の一種という位置付けではありますが、これまでのWindowsアプリ(弥生会計含め)とは互換性がありません。

Surface RTを「いいね」と見るのか、「うーん」と見るのかは、どのように使うか次第かと思います。今やほとんどの用途はブラウザー上で動くようになっていますし、タブレットとしてブラウザー+αの利用であれば、利用の価値はあるかと思います。ただ、これまでのPCでできていたことを一通りこなそうとするのであれば、Surface RTではなく、日本ではまだ未発売のSurface Proになるかと思います。Surface ProはIntel CPUですので、これまでのWindowsアプリ(デスクトップアプリという言い方をするようです)と互換性があります。どこからか(笑)Surface Proを入手した知人によると、Surface Proは結構「いいね」だそうです。

それにしても、Surface RTでは、これまでのWindowsアプリ(デスクトップアプリ)が動かないということがあまりはっきり書かれておらず(小さい字で、「Windows ストアから入手できるアプリでのみ動作します」とは書かれていますが、これではおそらくわからない方も多いかと…)、誤解して買われる方が出るのではないかと少々心配です。
posted by 岡本浩一郎 at 18:35 | TrackBack(0) | テクノロジー

2013年02月12日

Office 2013

去る2/7(木)にマイクロソフトのOffice 2013が発売開始となりました。オフィス製品のド定番MS Officeの最新バージョンということになりますが、大きなトピックは、サポートするOSがWindows 7とWindows 8に限定されたこと。本ブログで何回かお話ししているように、Windows XPは既に限定的なサポート(延長サポート)期間になっており、なおかつ来年4月には全てのサポートが終了することから、Windows XPがサポートされないことは既定路線でしたが、Windows Vistaも対象外となったのは少々驚きでした。Windows Vistaについても既にメインストリームサポートが終了しているからという判断なのでしょうか(そもそも不人気で利用数が少ないからというのもあるのかどうか)。

もう一つの大きなトピックとしては、店頭で販売されているパッケージにはメディアが含まれていないこと。販売されているのは、プロダクトキーのみで、インストールに際しては、ネットに接続したPCでプログラムをダウンロードする必要があるそうです。

作り的にも大きな変更点があります。それは、WordとExcelがMDIインターフェイスというものから、SDIインターフェイスに変更になっているということ。MDIとSDIって何?と思われるかもしれませんが、こちらのサイト(「インストラクターのネタ帳」)の解説がわかりやすいかと思います。SDIの方がマルチディスプレイやタブレットなどでの使い勝手がよいと言われていますので、基本的には良い変化なのですが、実は、この変更によって、残念ながら現時点で弥生製品はOffice 2013への対応ができていません。これまでと同じ方法でExcelに複数シートを出力しようとするとうまくいかない現象が確認されています。

弥生製品のOffice 2013対応については、現在検討を行っており、改めて弥生のウェブサイトで告知させて頂きますが、対応ができるまでは恐縮ながらOffice 2003, 2007, もしくは2010でのご利用をお願い致します。
posted by 岡本浩一郎 at 18:24 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年10月30日

Appleの嫌な部分

9月末に携帯環境をがらっと入れ替えてから1ヶ月経ちました。お陰さまでかなり快適です。それまでのガラケー(SO902i) + iPhone 3GS + ISW11F (Android 2.3)の3台体制から、iPhone 5 + XPERIA SX (Android 4.0)の2台体制になったわけですが、使う頻度が高いのはiPhone 5。XPERIA SXは主に、おサイフケータイです。といえ、Androidも進化していて、2.3のISW11Fの時はあまり使う気にはなれなかったのですが、4.0のXPERIA SXはこれなら使ってもいいかなレベル。サイズも小さくて結構お気に入りです。これ一台で完結しようと思えば、できますね。

ただ、比べてしまうと、やっぱりiPhoneです。あくまでも、私の場合ですが。iPhone 5というと、やっぱり速いのと聞かれますが、端末の動作自体はそんなに速くなったとは感じません。以前がiPhone 3GSでiOSも古いままだったので、それはそれで結構快適でした。ただ、通信速度に関しては、特にLTEであれば、iPhone 5は激速です。本当に電波状況が良ければ、自宅で無線LANを使っているような速度感。

iPhone 5では画面が大きくなったのが一つの売りですが、個人的にはこれでギリギリのサイズです。手はそれなりに大きい方ですが、片手で操作するには、今回のiPhone 5でギリギリ。これ以上大きくなると両手で持たないと安定しないと思います。残念すぎるのはやはり、マップ。よくこれで出したなという、正直笑えるレベルです。ランドマークもずれまくっていますし。

微妙なのが、今回から採用されたLightningコネクタですね。小さくて差し心地がいいのは嬉しいのですが、いかんせんこれまでの30pinコネクタで色々揃えていたので結構不便です。例えば、クルマでもiPhone/iPodを直接つなげるようにiSimpleというインターフェイスを使っていましたし、自宅ではZeppelin Miniというスピーカーを利用していましたが、これらがつなげなくなってしまいました。

USBケーブルはとりあえず2本入手し、先週になって、予約していた30pinアダプタもようやく入手できたので、何とか一通り使えるようになりました。しかし、Lightningに変えること自体はどこかで必要だったにしても、もう少しやり方は考えて欲しかったなと思います。いくら秘密主義のAppleとは言え、ここまで影響力が大きくなっていますので、Lightningに関しては事前に情報を公開し、iPhone 5が発売される頃にケーブルなどが潤沢に入手できるようにすべきだったと思います。Lightningには認証チップが搭載されていて、勝手に3rdパーティの対応品を出せないという噂もありますが、ここらへんは昔から定期的に顕在化するAppleの閉鎖性という「嫌な部分」が出てしまっているような気がします。

2012103001.jpgこれで2,800円…

結局ケーブル2本とアダプタで6,560円も使っていますし、利益率も高いでしょうから、ここでもがっちり儲けるのがAppleの狙いだとすると、まさに狙い的中ですが… ちなみに、Appleは2011年に公認アクセサリーだけで1,600億円($2B)〜2,400億円($3B)の売上があったそうですが、2012年は売上急増が確定ですね。しかし、せっかくLightning環境を整えたので、iPadも、LightningのiPadやiPad miniを買おうとなったら、まさにAppleの思うつぼですね。そうなりそうで怖いのですが(苦笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:49 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年10月26日

Windows 8発売

いよいよWindows 8が発売になりました。今朝は有楽町のビックカメラでの発売イベントを見に行ってきましたが、なかなかの盛り上がりでした。Windows 8にかけるマイクロソフトの意気込みが伝わってきます。昨晩は秋葉原での深夜発売もあり、こちらもかなり盛り上がったようですね。オフィス(神田)からも近いので行こうかなと思っていたのですが、バタバタしてしまい結局行かずじまい。残念(決して、窓辺ゆう&あいの秋葉原限定パッケージを狙っていたわけではありません、笑)。

今回のWindows 8では商品構成が変わっていて、特にMacでWindowsを使いたい人(私もそうですが)には朗報です。これまで店頭で買えるWindowsのパッケージは大きく分けて、通常版、アップグレード版、DSP版という3種類がありました。通常版はどんな用途でも使える物、アップグレード版は以前のWindows(例えばWindows XP)からバージョンアップするために使える物、そしてDSP版はハードウェア部品(メモリなど)とセットでのみ買える物です。DSP版は基本は自作パソコン向けで、マイクロソフトによるサポートは提供されません。

今回のWindows 8では、このうち、通常版に該当するものがなくなり、アップグレード版とDSP版のみになりました。その代わりDSP版はハードウェア部品とセットという縛りがなくなりました(ただし、マイクロソフトのサポートは提供されないので要注意です)。

これまで、MacでWindowsを使う(BootCampやVMWare Fusionなどで)場合には、基本的にはかなりお高い通常版が必要でした。それがWindows 8からは、DSP版でよくなったということです。ちなみに、Windows 7 Professionalの通常版は35,000円程度。これがWindows 8 ProのDSP版は16,000円ぐらいですので、だいぶハードルが下がりました。私も近いうちに試してみようと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 11:33 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年10月18日

Windows 8まもなく

いよいよ来週10月26日(金)にWindows 8が発売されます。2週間ほど前にちょっとしたイベントで(本ブログでも書いたことのあるBCGのalumni party)、日本マイクロソフト社長の樋口さんともお会いしたのですが、マイクロソフトとしてもかつてないレベルで気合が入っているそうです。空前の規模のマーケティング・キャンペーンも行われるとか?

ここ一週間ぐらいでWindows 8プリインストールのPCが発表され、家電量販店での予約も始まり、いよいよという感じですね。10月25日の夜には公式の「前夜祭」もあり、深夜0:00過ぎには秋葉原でいくつかのお店がイベント&深夜発売も行うようです。もちろん、10月26日朝には大型量販店での発売記念イベントもあるでしょうから、まさにお祭りですね。私自身もWindows 7発売の際には量販店でのイベントに参加しましたので、今回はどうしようか思案中です。

さて、Windows 8発売に向けて盛り上がっていく中で、少々残念なニュースも。本ブログでもご紹介したマイクロソフト純正のタブレットPC、Surface当初日本で発売されないそうです。Windows 8の発売にあわせ、まずはWindows RT版が米国などで発売されるのですが、日本では当初発売されないとのこと。また、これとは別にWindows Phone 8ベースのスマートフォンも日本では当面発売されないというニュースも出ていました。冬モデルで発売されるという噂もあっただけに残念です。

ここら辺の背景については、正直ちょっと不可解です。前者(Surfaceを当面日本で発売しない)は、日本のPC市場は競争が激しい中で、従前からのパートナーであるPCメーカーへの配慮という説もあるのですが、あんまりピンときません(そもそも配慮するのであれば、Surfaceそのものを開発するという判断にもならないでしょうし)。後者は、「Microsoftと端末メーカーの間の話」で、キャリア(NTTドコモなど)の意向ではないようです。

ないとは思うのですが、これはいわゆる日本パッシング(日本市場はあまり重要ではないのでパス)だとか、はたまたマイクロソフトとPCメーカー(≒スマホメーカー)との関係がギクシャクしているのか、といった見方もできなくはなく、マイクロソフトのパートナーとしてはちょっと心配です。
posted by 岡本浩一郎 at 19:30 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年09月06日

スマホバトル第三幕

iPhone 5がようやく姿を現しそうです。9/12に待ちに待った発表会があるとのこと。ここまで全世界の注目を集める発表はなかなかないですね。時差の関係で、日本は9/13の未明ということになるのでしょうか。

昨年は「もう間もなくiPhone 4Sになる予定」と書いたものの、実は… 何だかんだ買いそびれまして、いまだにiPhone 3GSです。何となく買うタイミングを逃したまま、今年春ぐらいになると、どうせiPhone 5が出るし、ちょっと待とうかなと思うようになってしまいました。iPhoneに限らず進化の激しいIT機器の買い時は難しいです。ただ、さすがに、4, 4Sと二世代スキップしていますので、5は必ず買います。

一方、同じ記事でこれも買うかもとしたauのARROWS Z ISW11Fはちゃんと(?)買っています。もっとも満足度は正直イマイチ。これはむしろもうちょっと待った方が良かったかも? 評価は難しいですが、どちらかというと「はずれ」ですね。テザリングの機能は便利に使っていますが、何分にも不安定。バッテリも急に減る時とそうでもない時が両極端で安心して使うのがなかなか難しいです。後継機種はバンバン出ていますので、最近の機種はさすがにまともなのだと思いますが…

今回のiPhone 5で、スマホ業界の戦いはいよいよ第三幕ですね。第一幕はApple(iOS)の一人勝ち、第二幕ではAndroidが急成長、そしていよいよ第三幕は、iPhone 5 (iOS6) vs. Android 4.x vs. Windows Phone 8(Nokiaが搭載機を発表しました)と役者が勢ぞろいしてかなり面白い戦いになりそうです。

個人的には、AndroidよりもWindows Phone 8に期待したいのですが、日本で出てくるかどうか。AppleとSamsungの訴訟のあおりで、スマホメーカーのWindows Phoneシフト(正確に言えば、Androidだけだとリスクが大きいので、AndroidとWindows Phone両方を扱う動き、Samsungが代表例です)が始まっているので、期待したいところです。

全く別件なのですが、最後に一点だけ告知を。8月に開催したPAPカンファレンスの模様を動画コンテンツ化しました。「やよいの店舗経営 オンライン」に関心はあるけど、カンファレンスはスケジュールが合わずに参加できなかったという方は是非ご覧下さい。弥生ウェブサイトのPAP向けページからご覧いただけます(PAP会員としてのログインが必要です)。
posted by 岡本浩一郎 at 18:39 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年07月10日

Windows 8は10月!

今週トロントで、MicrosoftのパートナーカンファレンスWPCが開催されています。前回(一年前)はLos Angelesで開催され、なおかつ、弥生が2011 Microsoft Country Partner of the Yearという栄誉ある賞を受賞したこともあり、私も参加したのですが、今回は残念ながらスケジュールの調整がつかず、参加できませんでした。TwitterやFacebookで参加されている方からの画像(トロントのCNタワーとか、ロブスターとか、笑)がちょこちょこ流れてきますが、うーん、やっぱり行きたかったかも。ちなみに、今年2012年のMicrosoft Country Partner of the Yearは大塚商会さんでした。おめでとうございます!

さて、今回のWPCの目玉と言えば、Windows 8とWindows Server 2012。さっそくリリースの時期が発表されました。それによると、Windows 8は8月第一週にはRTM(製造向けリリース=ソフトウェアとして完成)になるようです。エンタープライズ契約では早ければ8月にもWindows 8の正式版が入手できるとのこと。一方で、一般向けのリリース(今回からGA, General Availabilityという表現になっています)は10月(By the end of Octoberという表現なので、日本語で言えば10月中ということになります)。Windows 7の時は2009年10月22日に一般向けの発売が開始されましたので、ちょうど3年後ということになりますね。Windows 7の時は2009/7/22にRTM、8/6に開発者向けに提供開始、9/1にボリュームライセンス提供開始、そして10/22に一般発売となったわけですが、だいたい同じようなスケジュールになりそうです。

Windows Server 2012については、RTMはWindows 8と同じ8月第一週になるようですが、GAは9月になるようです(Windows 8のようにパッケージや搭載PCをバンバン作るわけではないので、Windows 8より早く準備できるということなのでしょう)。

Windows 8のモノとしては既に提供されているWindows 8 Release Previewからほとんど変わらない(基本的に不具合修正のみ)ようです。Windows 8ではスタートメニューがなくなり、メトロスタイルのスタート画面になりますが、実はWindows 8の最初の評価版(Developer Preview)では、スタートメニューを復活させる裏コマンドが存在していました。これが、Release Previewではなくなり、果たして正式版ではどうなるのかと思われていたのですが、Release Previewがほぼそのまま正式版になるということは、いよいよもって、スタートメニューが完全になくなるということです。新しいインターフェイスへのMicrosoftのなみなみならぬ意思を感じます。

使い勝手が大きく変わること、そしてWindows 8でありながらWindows 8ではないWindows RT(Windows 7以前のアプリは動かない)の件とあわせ、結構な混乱も生じそうで、一抹の不安を覚えます。そんな中でも、弥生のお客さまが困ることのないように、サポートをしていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 18:58 | TrackBack(0) | テクノロジー

2012年06月21日

Windows Phone 8

一昨日にMicrosoft Surfaceで話題をさらったマイクロソフトですが、今度はスマートフォン向けの新OSであるWindows Phone 8を発表しました。こう立て続けに大発表をするとは、やりますね、マイクロソフトさん。

Windows Phone 8で非常に大きなニュースは、Windows 8とコアが一緒になるということ。コアというのはOSの中心部分のことです。もともとWindowsには、Windows 95系のコア、Windows NT系のコア、そしてWindows CE系のコアがありました。Windows XPで、Windows 95系(95/98/Me)もWindows NT系のコアに吸収されたのですが、その後もWindows NT系とWindows CE系の2系統が残ったままでした。Windows CE系は目に見えての大ヒットにはなっていないのですが、Pocket PCというのがちょっとはやりましたね(あとはカーナビなどでも利用されているようです)。日本だとウィルコム/シャープが出したW-ZERO3がそこそこはやりましたし、私も一時期使っていました。そういえば、この頃はまだスマートフォンというよりはPDA(Personal Digital Assistant)という呼び方が主流だったような気がします。

直近のWindows Phone 7.5までは、このWindows CE系が続いてきたわけですが、Windows Phone 8では、Windows NT系であるWindows 8のコアに統合され、いよいよWindows NT系のコアに集約されることになります。コアが集約されると、その上で動作するアプリケーションの汎用性が高まります。つまり、アプリケーションを開発する立場からすると、Windows 8でも、Windows Phone 8でも動くアプリケーションを作りやすくなるということです。

ただ、ここでいうWindows 8は、より正確に言えばARMプロセッサ向けのWindows RTのことかと思います(スマートフォンは基本的にはARMプロセッサがほとんどです)。このため、残念ながら、弥生会計がいきなりWindows Phone 8で動くということにはなりません(以前お話ししたように、弥生会計はWindows RTでは動きません)。ただ、Windows RTであり、その上で動くMetroスタイルアプリに関しては、Windows 8では動くけど、Windows 7では動かないという非常に悩ましい状況だったものが、今回新たに、Windows Phone 8でも動くということが視野に入って来ましたので、新たにMetroスタイルアプリを作る上では非常に追い風ですね。

アプリケーション開発者としては非常に悩ましい選択であることには変わりありませんが、ユーザーとしては色々と可能性が広がってくるわけで、非常に楽しみです。日本でもこのWindows Phone 8が容易に手に入るようになって欲しいですね。
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2012年06月19日

Microsoft Surface

マイクロソフトのiPadキラーであるSurface(サーフェス)というタブレット端末が発表されました。マイクロソフトはPC市場のガリバーであることには変わりませんが、やはり最近はApple / Googleの勢いには押されてきていました。満を持してのタブレット市場への本格参入。しかも、これまではあくまでも自社はソフトウェアに徹し(Xboxやマウスなどの例外はありますが)、ハードウェアは他社に任せていた基本戦略からの大胆な決別。これが吉と出るか、凶と出るか。

まだ情報は限られていますので、判断は難しいですが、パッと見は魅力的ですね。私も自宅でiPadを使っていますが、その手軽さは素晴らしいと思う一方で、やはりスクリーン上のキーボードでの入力は快適とは言えません。今回のSurfaceはTouchCover / TypeCoverという2種類のキーボード付きカバーが標準で(?)付いてくるようです。これは結構いいかも。実際、パッと見はタブレットというよりも、薄いノートPCのようですね。

ただ、キーボードが付いているだけでは、すぐにAndroidで真似をするメーカーが出るでしょうし、iPadも同様な仕組みは考えるでしょうから、これが決定的な差別化要因にはならないでしょう。やはり、使えるアプリの数であり、安心して使える仕組みを構築できるかが鍵を握ると思います。特に後者は、自由を重んじる(逆に言えば、無法地帯になりかねない)Androidと差別化する上で重要です。

使えるアプリという観点では、2種類あるSurfaceのうち、Windows 8 Proバージョンは有利ですね。弥生会計を含め、既存のWindowsアプリは動くはずです。一方で、より軽く、より廉価なのはWindows RTバージョン。ただ、こちらでは基本的に既存のWindowsアプリは動きません。このため新規に作成されたアプリケーションが中心で、いわゆるWindowsアプリではなく、スマートフォンのアプリのように軽いアプリが中心になるでしょう。マイクロソフトとしては、両方を提供してお客さまに選んで頂くということだと思いますが、見た目はほぼ同じですし、大きな混乱を招かないかが心配です。
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2012年04月27日

Windows RT

前回の記事ではこれから登場するWindows 8のエディションの一つとしてWindows RTがあると書きました。これはマイクロソフト自身の公式見解です。

ただ、名称はあくまでも「Windows RT」であって、「Windows 8 RT」ではないというのがミソです。 ソフトを開発する立場からすると、正直なところ、Windows RTはWindows 8であってWindows 8でないと感じています。さらに、実際に登場してみないと確実には言えませんが、ユーザーの観点からも別物という認識になるのではないかと思います。

確かにWindows RTはその他のWindows 8と見た目は一緒です。Metroと呼ばれるタイル形式のアイコンが並んだインターフェイスです。また、Windows RTではお馴染みのマイクロソフトOfficeが動きます。ただし、動くのはこれから登場するOffice 15と呼ばれるバージョンのみで、Office全てではなく、Word/Excel/Powerpoint/OneNoteのみ(例えばAccessはなし)です。

逆に類似点はそれだけ、とも言えます。弥生会計をはじめとして、Windows 7で動くWindowsアプリはWindows RTでは動きません。Windows RTで動くアプリを作るためにはWinRTという新しいAPI(Application Program Interface、アプリケーションからOSの機能を利用するための入口)を利用し、さらにタッチパネル前提で使い勝手を全て見直さなければなりません(どこまで強制力があるのかはまだわかりませんが、ガイドラインが定められるようです)。このWinRTを利用して作られたアプリケーションはWindows RTはもちろん、(Windows RT以外の)Windows 8でも動きます。ただ一方で、Windows XP/Vista/7では動きません。いわゆる後方互換性がないということです。

弥生のようなアプリケーション・ベンダーの立場からすると、既存の製品をWindows RTで動くようにするには、相当の労力をかけて大幅に書き直す必要があり、これは容易なことではありません。労力をかけてWindows 8/RTの両方で動くようになっても、Windows 7以下では動きません。これはかなりのジレンマです… もちろん、Windows RT対応は一旦置いておいて、(Windows RTではない)Windows 8対応をすることは容易です。ただ、将来をにらむとWinRTをずっと避けて通るわけにもいきません。どのような形でWinRTへの対応を進めるか、思案中です。

ところでWindows RTのRTって、何かと思われる方もいらっしゃるかと思います。決してツイッターのRTではありませんよ。リアルタイムでもありません。中には陰謀説(?)もあり、曰くWindows 8の開発責任者Steven Sinofsky氏のイニシャル"SS"を、一文字繰り上げるとRに、一文字繰り下げるとTになるというものです。この種の話ではかつてのWindows NTがVMS(ミニコン用のOS)の3文字を一文字ずつずらしたもの(V→W, M→N, S→T, あわせてWNT、すなわち、Windows NT!)という説が有名ですね。話がそれましたが、正解はRunTimeで、これは、上で出てきたWinRTから来ているんだそうです。正直「??」という命名ではありますね…
posted by 岡本浩一郎 at 11:15 | TrackBack(0) | テクノロジー