2015年11月25日
ScanSnap Cloud
2015年09月28日
毎年恒例の
毎度のことですが、sなしとsありでは外観上は区別が付きません。唯一背面のiPhoneロゴに"s"の記載が入ったのがわかりやすい判別ポイント。
2015年08月26日
あれから20年
2015年08月12日
Windows Phone
2015年01月16日
Surface Pro 3
Surface Pro 2の画面は10.6インチと本体が小さい分画面も小さかったのですが、Surface Pro 3になって12.0インチとまあまあ使えるサイズになりました。もともと小さいPCが好きな人間ですが、このぐらいのサイズがベストです。画面サイズにあわせて本体サイズも大きくなりましたが、一方で、薄くなり、軽くなりました。スリムなデザインもあり、気軽に持ち歩けます。
個人的に嬉しいのは、TypeCoverのタッチパッドがそれなりに使えるようになったこと。Pro 2では、余程のことがない限り使いたいと思える代物ではありませんでしたが、Pro 3ではまずまず常識的に使えます。普段はBluetoothマウスを使用していますが、飛行機や新幹線などマウスを使いにくい場所ではやはりタッチパッドの使い勝手が重要です。また、Pro 2では無線(特にWiFi)の感度が悪く、有線でないと安定しないことが多かったのですが、Pro 3はその点は全く問題なし。
一方で、たまにいきなり電源が切れる(気が付いたら再起動している)という現象がPro 2ではちょこちょこ発生していましたが、Pro 3でもたまに発生します。頻度としてはかなり下がりましたが、思わぬところで起こるとかなりショックが大きいです。Pro 2の時は電源コネクター(接点)が剥き出しになっており、これが電源の不安定さを生んでいたのではないかと疑っています。実際、Pro 3は電源コネクター(接点)が奥まった形に変更されています。とはいえ、それでもたまに発生する知らぬ間の再起動。何とかして欲しいですが、自宅で利用しているVAIO Proでもスリープからの復帰時にブルースクリーンで再起動という現象も起きているので、最近のPC(であり、Windows 8.1)は省エネルギーのための電源制御が高度化した分、不安定になっているのかもしれません。Windows NT以降のWindowsはそれ以前と比べ圧倒的に安定化したのですが、Surface Pro 2の不安定さはかつての(Intel以前の)Macをバカにできないレベルです。Pro 3でだいぶ改善されたものの、安定、安心して使えることは何よりも重要なことですから、もう一頑張りを期待したいところです。
褒めているのか、貶しているのか微妙になってきましたが、Surface Pro 3、総合的にはかなり気に入っています。Pro 2は誰にでも勧められるというレベルではありませんでしたが、Pro 3に関しては、結構いいですよ、と答えるようにしていますし、それなりの期間使い続けられそうです。仕事用でなく、個人用としては、噂されるMacBook Air 12インチが気になるところですが…
2014年09月18日
MVNO
2014年09月12日
NFC ≠ おサイフケータイ
2014年09月10日
iWatchでない理由
2014年05月21日
Surface Pro
以前Surface Proを買おうかな、と言いつつ、結局VAIO Proを買ってしまった私ですが、VAIO Proは個人用。実は、昨年末から、こんなマシンも使っています。
はい、Surface Pro 2です。これは会社PC。出張時のサブPC、またWindows 8.1でのデモ用としての導入。ところが、ちょうど、メインPCであるVAIO(こちらはWindows 7)のディスプレイが故障したこともあり、VAIOの修理が終わるまでのつなぎのはずが、結果的にメインPCの座を獲得してしまいました。
そんなに小さいPCがメインPCと驚かれますが、デスクでは外部ディスプレイ/キーボードにつないでいますので、不自由することはありません。パワーも十分。何よりも、社内で会議室を行き来するのにも、出張の際にもとにかく持ち運びがラクです。
ただ、万人に勧められるかというと、ちょっと微妙です。元々小さいPCが好きな人であれば、でしょうか。当初はBluetoothが安定しませんでしたが、ファームウェアアップデートでだいぶ落ち着いてきました。WiFiはアンテナ感度が明らかに低いですが、まあなんとか(そういえば、VAIO Proでもワイヤレス系が当初かなり不安定でしたが、その後安定しました)。ただ、たまに完全に落ちるのは結構泣けます。気が付くと再起動していたり、いきなりBlue Screenが出たり。最近のPCは安定しているので、Blue Screenを見るのは久し振りの経験。電源周りがちょっと怪しげな感じです。
とは言え、結局使い続けているのは、なんだかんだ言って気に入っているということ。やっぱりコンパクトで軽いのが好きなのです。そういった意味で、昨日発表された画面は12インチと大きくなりながらも軽くなったSurface Pro 3には興味津々です。
2014年04月14日
Heartbleed
先週からHeartbleedというインターネット上の暗号化通信(SSL)における脆弱性(セキュリティ上の不具合)が話題になっています。先週は米国を中心に大きな話題になっており、カナダ政府の税務申告サイトがこの影響でサービス停止に追い込まれました。先週末から今週にかけて、ようやく日本のメディアでも目にするようになってきました。Heartbleedを直訳すると、心臓からの出血ということになりますが、元々HeartBeat(心臓音、心拍)という機能に存在する脆弱性、かつかなり深刻な脆弱性ということで、この命名になっているそうです。
Heartbleedの詳細はJPCERTによる注意喚起などをご参照頂きたいのですが、この脆弱性はOpenSSLというオープンソースのソフトウェアライブラリの特定のバージョンにのみ存在します。ただ、OpenSSLはかなり広く利用されている、かつ、この脆弱性に対する攻撃が容易にできるということで、大騒ぎになっています(実際にこの脆弱性を狙う活動が確認されています)。
弥生のサービスにおいても、この脆弱性が存在しないか確認を行いましたが、幸いにして、存在していないと判断しています(ただ、念には念を入れて再確認しています)。
実は2月にもAppleのiOS(iPhoneやiPad)、OS X(Mac)にも別の種類のSSLに関する脆弱性があるとして、これも騒ぎになりました。Appleのケースも、今回のHeartbleedも、ソフトウェア的にはごくごく単純なミス(ある意味あまりに単純すぎる)です。ただ、SSLという本来は秘密を守るための仕組みがその機能を果たせていないケースがあるということで、大きな問題になっています。
Appleの場合は、iOSや、OS Xのアップデートが必要ということで、ユーザー側での対応が必要になりましたが、今回のHeartbleedの場合には、基本的にはサーバー側での対処が必要になります。ただし、この脆弱性によって、使用していたID/パスワードが盗み見られた可能性があり、この場合には、ID/パスワードを再設定する必要が出てきます。この場合には、サイトから再設定するよう案内があるはずです。
Heartbleedが示すように、インターネットは安全が保障された世界ではありません。ただ、ではインターネットの利用を止めるべき、という極端な結論に飛びつくべきではないと考えています。あまり適切な例えではないかもしれませんが、自動車と同じように考えられるのではないでしょうか。自動車を運転する/利用することには一定のリスクがあります。だからと言って、自動車を利用しない世界に戻るべきでしょうか。もちろん、個人として自動車を運転しない、さらには乗客としても利用しない選択は認められるべきです。インターネットについても、個人として使わないという判断はあるでしょう。ただし、お客さまに対しビジネスを運営する事業者としては、使わないという選択肢は(ほぼ)ないのではないでしょうか。
自動車でもインターネットでも、利用による利便性もあれば、それによるリスクも存在します。そんな中、自動車はT型フォードで大衆化されてから100年以上経つわけですが、近年のエアバッグや最近では自動ブレーキなど、リスクを軽減するための進化がまだまだ続いています。これに比べて、インターネットは広く利用されるようになってからまだ20年程度。その進化は自動車の進化より圧倒的に速いのも事実ですが、まだまだ発展途上です。今回のような問題を乗り越えて徐々に成熟していく必要があります。
2014年01月07日
<100日
年末年始は珍しく時間に余裕があったこともあり、意を決して自宅の自分の机の片付けを行いました。もはや机として機能しておらず、最近はすっかり物置き場と化していたのですが…
片付けの際にごっそり出てきたのが、ソフトウェアのCD達。こちらは歴代のMicrosoft Office(Office 2000, Office XP, Office 2003)。Windows NTや、Windows 2000、Windows XPといったOSのCD達も発掘されました。
本ブログでも度々取り上げていますが、今年の4月にWindows XPのサポートが終了となります。同時に、Windows XPほどには注目されていませんが、Office 2003およびInternet Explorer 6もサポート終了となります。ということで、これを機にWindows XP/Office 2003以前のモノはまとめて処分することに。かなりの量を処分して気持ちはかなりスッキリ。こういった物は、いつか必要になるかもと残しがちですが、気が付くとそのまま10年経過していることも珍しくありません(Office 2003はその名の通り、2003年発売)。こういった機会に一気に整理するのも悪くないですね。
さて、本年4月9日(日本時間)に予定されているWindows XPとOffice 2003(とInternet Explorer 6)のサポート終了までいよいよ100日を切りました(昨年12月30日であと100日だったようです)。本ブログでもしつこい程お話ししていますが、サポート終了後はセキュリティに問題があっても対策プログラムなどは配布されないため、そのまま使い続けることはセキュリティ上非常に大きなリスクを抱えることになります。簡単に言えば、サポート終了後はWindows XPは「絶対に使うべきではないOS」になります。事態を懸念した警察庁からも注意喚起がされているようです。
2013年09月17日
大文字? 小文字?
前回の記事で書いた、「5S」「5C」ではなく「5s」「5c」という点が気になったので、ちょっと調べてみました(暇…でしょうか、笑)。やはり気になっている人はいるようで、今のところ有力な意見は"5S"だとパッと見、"SS"と区別が付きにくいから、ということ。
5S
SS
55
うーん、紛らわしいと言えば紛らわしいですかね。紛らわしいということと、さらには"SS"はナチスの親衛隊の略称として悪名高いためという意見もあるようです。
ただ一方で、5sにも問題ありという声も。これは英語圏での問題ですが、"iPhone 5s"の複数形は?
iPhone 5s
iPhone 5ss
iPhone 5ses
iPhone 5s's
絶対的な正解はないのですが、最後が有力のようです。それでは、さらにその所有形は(ジョンの、John'sのようなケース)?
となると… iPhone 5s's's
ということになります(苦笑)。まあ、よくこんなこと考えますね。
実際問題、Appleがどの程度拘っているのかよく分かりません。これまでもiPhone 3GSは実は登場時はiPhone 3G S(GとSの間にスペースあり)だったのが、すぐにiPhone 3GSになったとか、今回のiPhone 5sの登場にあわせてiPhone 4Sの表記もiPhone 4sになっている(大文字から小文字へ)とか、一貫性があるんだかないんだかさっぱりわかりません。
2013年09月11日
iPhone 5s/5c
もう毎年恒例になりましたiPhone祭り。今年もこの時期がやってきました。このブログでも新しいiPhoneやiPadが出るたびに何だかんだ書いています。
今回はiPhone 5sと5c。正直あまりサプライズはありません。変化が少ないというよりは、今回は結構事前に情報が流れていたというのが大きいかもしれませんね。これはSteve Jobsの時代とはだいぶ変わったような気がします。以前は恐ろしい程に秘密が守られていたのですが(ちょっとでも漏らしたらクビとか訴えられるとか、ある意味恐怖政治的な部分もあったようですが)、今回は、5cと思われる筐体が流出とか、色々とありました。
これはサプライズなのか、予想通りなのか何とも言い難いですが、日本でNTTドコモも扱うようになったというのが一番大きなニュースかもしれません。
で、私はどうするかというと… うーん、今回は見送りですかねえ。iPhone 5sは、64bit CPUでかなりパフォーマンスが上がっているようですが、実際にはネットワークの速度がボトルネックになって、そこまでのパフォーマンスを実感できないような気がします。指紋認証も、あったらいいけど、なくても困らない。載るかどうかと言われていたNFCが結局なしだったのが、ちょっと残念です。一方で、5s/5cでは使えるLTEの帯域が増えており、ネットワークのパフォーマンス改善が見込まれるというのはいいですね。
発売と同時には買わないけれど、周りで使っている人が増えて、良さそうであれば考えようかなと思います。5sのゴールドにはちょっと魅かれているので。
2013年08月27日
もう一人のSteve
IT業界でSteveと言えば、やはり今でもSteve Jobs。Steve Jobsさんが亡くなった際には、本ブログでも追悼記事を書きました。
IT業界における、もう一人のSteveと言えば、Steve Ballmer。言わずと知れたMicrosoftのCEOです。創業者であるBill Gatesの後を受け、2000年からMicrosoftのトップとして巨大ソフトウェア帝国を引っ張って来ました。そのSteve Ballmerさんが、1年以内に退任するということが先週末発表になりました。
本ブログでも「オープン・イノベーション」というテーマで書きましたが、ここ数年間、PC市場が伸び悩む一方で、スマートフォンやタブレットが急速に普及してきました。スマートフォンやタブレット市場での勝者は(現在のところ)AppleやGoogle, Samsungといったところ。一方の負け組がMicrosoft(こちらも今のところ、ですが)。起死回生策であったSurface RTの販売もふるわず、大量の在庫を評価減することも発表されました。そういった環境の中で特に投資家からはSteve Ballmerさんへの風当たりが強い状態が続いていました。
去る7月に、Microsoftをソフトウェアの会社から「デバイスとサービスの会社」に変えていく、そのために"One Microsoft"をキーワードとした大幅な組織変更を発表したばかりですが、これで次のMicrosoftへの道筋をついたということなのでしょう。
私がSteve Ballmerさんとお話しした機会はほんのわずかですが、とにかくエネルギッシュということと、細かいことを実によく覚えていることが印象的でした。また、いつでもメールをくれ、というフランクさにも驚きました(実際には気後れしてしまいますけどね)。別の言い方をすると、率直に言って、普通の人ではありません(決して悪い意味ではなく)。まあ、それぐらいの人でないと、カリスマ的な創業者の後を受けて、Microsoftほどの巨大な帝国を引っ張ることはできないことは容易に想像がつきます。
2013年08月09日
VAIO Proその後
Proが来ました、ProといってもSurface Proではなく、VAIO Pro、と書いたのが7月の頭。約1ヶ月間経ちましたが、正直あまり使いこむ時間は取れていません。Windows 8にもまだ慣れません… 弥生製品はもちろんWindows 8で動作検証は行っていますが、弥生社内はまだ(当面)Windows 7が標準となっていますので、個人的にWindows 8を使いこむのはほぼ初めてなのです。
ただ、現状で問題になっているのが、WiFiの接続が安定しないこと。接続が突然切れてしまったり、速度が極端に落ち込む現状がちょこちょこ発生しています。そのたびにデバイスの診断を行ってWiFiアダプターのリセットをすると回復するのですが、またしばらく使っていると現象が再発。正直、かなりフラストレーションがたまります。既にWiFiのドライバーのアップデートも2回程出ているのですが、問題の根本的改善にはなっていません。
どうもこれはVAIO Pro全体の問題のようで、各種掲示板やブログなどで同様な現象が報告されていますし、グローバルのSonyのコミュニティサイトでも、相当な数の同様な不具合が報告されています。そして、残念ながら根本的な解決策が見つかっておらず、VAIO Proを返品した、返品した方がいいという書き込みが増えてきています。より正確に言えば、VAIO Pro固有の問題というよりはIntelのワイヤレスチップセットN 7260の問題かもしれません。だとすると、同様のチップセットを採用した他のPCでも同様の問題が起きているのかもしれません。
2013年06月19日
Surface Pro? VAIO Pro?
マイクロソフトのタブレットPC、Surface Proが発売になりました。本ブログでもSurfaceについては何回か書いていますが、SurfaceにはOSがWindows RTのSurface RTというバージョンと、OSがWindows 8 ProのSurface Proというバージョンがあります。前者(Surace RT)は3月に発売になっていましたが、Officeこそプリインストールされているものの、弥生会計をはじめとする一般的なWindowsアプリは動かないということもあって、買うまではには至りませんでした。
今回、ようやく後者(Surface Pro)が発売開始になったということで、所用がてらこれも今月にオープンしたビックカメラ赤坂見附店(通称、駅ビック)で見てきました。日本発売に際しては、新たに256GBのディスク(SSD)も追加されたのですが、ちょうど個人で使っているPCのディスク(128GB SSD)が一杯になってきたこともあり、買い替えにはバッチリ。実際に触ってみても、なかなかいい感じです。なおかつ256GBモデルでも(Officeもプリインストールされて)119,800円はかなりお値打ちだと思います。結構売れているみたいですね。
ただ一点だけ難点が… Surface ProのCPUアーキテクチャは今となっては一世代前となったIvy Bridgeです。実は、Surface Proの日本発売とほぼ同タイミングで、Intelの新しいCPU(Haswell)が発表され、同時にHaswellを搭載したPCが一斉に発売になりました。これは正直迷います。
Haswell搭載機の中でもSonyのVAIO Proはかなり気になる存在。11インチモデルでは、タッチパネル搭載でも870g! 基本的に軽さは正義とばかりに、大昔のSRから、type T、そしてVAIO Xと、とにかく軽くて薄いVAIOを偏愛してきた人間としてはVAIO Proはかなり惹かれます。でも、256GB SSDにして、とカスタマイズをすると価格はあっという間に15万円以上に。値段的にはSurface Pro優位です。
2013年05月10日
サブスクリプション制
前回、Adobeのパッケージ製品であるCreative Suiteが保守モードに入り、今後は新バージョンは提供されない、その代わり今後は、サブスクリプション制(月額利用料モデル)のCreative Cloudが主力になるというお話しをしました。ちなみによく間違えられますが、AdobeのCreative Cloudは、クラウドという名前ではありますが、アプリケーションとしては、デスクトップアプリケーションです。初回利用時にダウンロードして、PCにインストールする必要があります(以降、利用する権利をインターネットを介して定期的に確認する仕組みになっています)。データをクラウドで保管/共有する仕組みなどと組み合わせられていますので、デスクトップアプリケーション+クラウドと言えます。
Adobeだけでなく、マイクロソフトも、Officeを売り切り型(パッケージ製品)は引き続き提供しつつ(今年はOffice 2013という新バージョンが提供開始となりました)も、サブスクリプション制のOffice 365の普及にかなり力を入れているようです。これまではPCソフトというと、パッケージ製品が当たり前だったわけですが、徐々に利用料モデルも一般化していくのではないかと思います。
弥生に関しては、サブスクリプション制に切り替えるという具体的な計画はありません。ただ、(任意でご利用頂いている)保守サービス、弥生のあんしん保守サポートは、加入頂いている間、マイナー/メジャーを問わず新バージョンが提供されますので、ある意味、あんしん保守サポートをサブスクリプション的なものと見ることはできるかもしれません(あんしん保守サポートは、新バージョンを提供するだけでなく、ヘルプデスクや弥生の福利厚生サービスなどの事業支援サービスも提供していますので、サブスクリプション+サービス、ですね)。買い切り(売り切り型)もサブスクリプション制もどちらでも選べるという意味では、Officeのアプローチに近いかもしれません。
(5/14追記) 本件に関して、MS Officeの公式ブログでも取り上げられていました。以下にかいつまんでご紹介します。
"Like Adobe, we think subscription software-as-a-service is the future."
アドビと同様に、我々はソフトウェアをサービスとして提供するサブスクリプション型こそが将来だと考えている。
"However, unlike Adobe, we think people's shift from packaged software to subscription services will take time. "
しかし、アドビとは異なり、人々がパッケージ型からサブスクリプション型に移行するのには時間がかかると我々は考えている。
"In the meantime, we are committed to offering choice--premier software sold as a package and powerful services sold as a subscription."
(サブスクリプション型が当然になるまでの)当面は、我々は、お客さまが、パッケージ型、サブスクリプション型どちらも選べるようにしていく。
2013年05月07日
CSからCCへ
普通はCCと聞いてもピンとこないですよね。かつて4台連続でプジョーに乗っていた人間としては、プジョー206CCとか、307CCとかを思い出してしまいますが…
ここでいうCSはCreative Suite、CCはCreative Cloudの略で、いずれもAdobeのシリーズ名称です。今日はツイッターでもAdobeの話題が多く流れていましたが、昨日行われたイベント「Adobe Create Now MAX 2013」で、従来型のパッケージ製品であるCSシリーズ(現行はCS6)は、今後はバグ修正とセキュリティ対応のみ行い、新製品は出ないと発表されたそうです。
今後は、サブスクリプション制のCCという形でのみ新バージョンが提供されることになり、早速この6月にはCCとしての新バージョンが提供されるそうです。
これまでCSを使ってきた方は、今後のバージョンアップはないものの、CS6をそのまま使い続けることができるそうです。ただ、CCを初年度特別価格で利用できる優待制度も用意されるそうですし、Adobeとしては、一人でも多くCCに移行して欲しいということなのでしょうね。
端的に言えば、ソフトウェアを売り切りモデルから利用料モデルに完全に切り替えるということですが、事前の噂としては色々とあったものの、いざ現実になるとインパクトは大きいですね。ましてやCC自体が昨年(2012年5月)に登場したばかりなので、1年でここまで大きく舵を切るとは、そのスピード感には圧倒されます。もちろん、内部的には事前に計画された通りなのでしょうが。(規模は全く異なりますが)同業としては、今後家電量販店などでどのように扱われるようになるのか、などなど、興味深いところです。
ユーザーの受け止め方も、使い続ける限り払い続けなければいけないということに対する抵抗感を示されている方も多い一方で、もともと高いソフトウェアを気軽に使い始められるからむしろ敷居を下げることになると歓迎する声もあるようです。
2013年03月27日
Surface RT
昨年6月に発表され、米国ではWindows 8とともに発売になっていたSurfaceですが、先々週ようやく日本でも発売になりました。
今回発売になったのは、Surface RTというバージョン。もともとはSurface with Windows RTと呼ばれていましたが、シンプルにSurface RTと呼ばれるようになったようです。これは、Intel(互換)CPUではなく、NVIDIA Tegra 3というARM系のCPU(スマホなどで利用されているもの)を搭載しており、OSもWindows 8ではなく、Windows RTとなっています。
このSurface RT、早速店頭で触ってみましたが、モノとしては結構いい感じです。ソリッドな筐体で、こだわりを持って、お金をかけて作っているのがわかります。キックスタンドもしっかりしていていい感じです。ただ、やはりWindows RTベースなので、使えるアプリが限られるのが難点。Windows RTはWindows 8の一種という位置付けではありますが、これまでのWindowsアプリ(弥生会計含め)とは互換性がありません。
Surface RTを「いいね」と見るのか、「うーん」と見るのかは、どのように使うか次第かと思います。今やほとんどの用途はブラウザー上で動くようになっていますし、タブレットとしてブラウザー+αの利用であれば、利用の価値はあるかと思います。ただ、これまでのPCでできていたことを一通りこなそうとするのであれば、Surface RTではなく、日本ではまだ未発売のSurface Proになるかと思います。Surface ProはIntel CPUですので、これまでのWindowsアプリ(デスクトップアプリという言い方をするようです)と互換性があります。どこからか(笑)Surface Proを入手した知人によると、Surface Proは結構「いいね」だそうです。
2013年02月12日
Office 2013
去る2/7(木)にマイクロソフトのOffice 2013が発売開始となりました。オフィス製品のド定番MS Officeの最新バージョンということになりますが、大きなトピックは、サポートするOSがWindows 7とWindows 8に限定されたこと。本ブログで何回かお話ししているように、Windows XPは既に限定的なサポート(延長サポート)期間になっており、なおかつ来年4月には全てのサポートが終了することから、Windows XPがサポートされないことは既定路線でしたが、Windows Vistaも対象外となったのは少々驚きでした。Windows Vistaについても既にメインストリームサポートが終了しているからという判断なのでしょうか(そもそも不人気で利用数が少ないからというのもあるのかどうか)。
もう一つの大きなトピックとしては、店頭で販売されているパッケージにはメディアが含まれていないこと。販売されているのは、プロダクトキーのみで、インストールに際しては、ネットに接続したPCでプログラムをダウンロードする必要があるそうです。
作り的にも大きな変更点があります。それは、WordとExcelがMDIインターフェイスというものから、SDIインターフェイスに変更になっているということ。MDIとSDIって何?と思われるかもしれませんが、こちらのサイト(「インストラクターのネタ帳」)の解説がわかりやすいかと思います。SDIの方がマルチディスプレイやタブレットなどでの使い勝手がよいと言われていますので、基本的には良い変化なのですが、実は、この変更によって、残念ながら現時点で弥生製品はOffice 2013への対応ができていません。これまでと同じ方法でExcelに複数シートを出力しようとするとうまくいかない現象が確認されています。