2016年10月28日

オリックス第2四半期決算

10/26(水)に弥生の親会社であるオリックス株式会社は2017年3月期の第2四半期決算を発表しました(pdf)。売上にあたる営業収益は前年同期比4.4%増の12,211億円、一方で当期純利益は同11.9%減の1,422億円と増収減益という結果になりました。前年同期に傘下にあった投資銀行、Houlihan Lokey, Inc.が新規に株式公開し、その際に発生した株式売却益と評価益として400億円を計上していましたが、これが今期にはなくなったことが減益の要因になりました。

弥生自身に関しては、法人金融サービス事業部門の説明において、「2014 年 12 月に買収した弥生からの収益などのサービス収入が増加」と触れられています。お蔭さまで弥生の前期(2016年9月期)は大幅な増収増益でした。

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ところで先日、覚えのない宅急便が届きました。なんだろうな、と確認したところ、オリックスの株主優待制度である「ふるさと優待」でした。私が今回選んだのは、サンクゼールのジャム詰め合わせ。ずっしりと重みがあります。昨年は9月後半に届いていましたので、今年は少々遅めです。ちょっとネットで検索してみると8月ぐらいには到着している方もいらっしゃるようなので、申込み順で商品の準備ができ次第発送ということなのでしょうね。ふるさと優待などの株主優待制度が功を奏し、オリックスの個人株主数は2016年3月末で約17万6,600人と、その2年前の4万9,500人から3.5倍以上に増えています。これだけの数の方から申し込みがあると、複数の商品に分散するとはいえ、準備に時間がかかるのもやむを得ないのかもしれません。

好評を博しているふるさと優待ですが、株式会社として株主に対する貢献の基本は、着実に収益を生み出すこと。オリックスでは今後の目標として、2018年3月期の当期純利益3,000億円の実現を目指しており、弥生としてもこの目標に向かって着実に貢献してきたいと思っています。
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2016年05月10日

オリックス過去最高益を再び更新

本日、弥生の親会社であるオリックス株式会社の2016年3月期決算が発表されました(pdf)。米国会計基準の連結ベースでの営業収益(一般企業の売上に相当)が前期比9%増の2兆3,692億円、営業利益が12%増の2,877億円、そして(当社株主に帰属する)当期純利益が11%増の2,602億円。やはり弥生の数字とは1桁どころではない規模の違いですね。

売上は引き続き過去最高記録を更新。最終的にお客さまにどれだけの価値を提供し、ご満足いただけたのかという意味では、売上以上に利益が重要な指標となりますが、最重要利益指標である「当社株主に帰属する当期純利益」でも、昨年に続いての過去最高記録更新となりました。前期(2015年3月期)にリーマンショック前以来となる過去最高記録を更新(8年振り!)することができましたが、その記録をさらに更新したことになります。

オリックスの事業セグメントの中では、弥生は法人金融サービス事業部門に属していますが、この部門の伸長要因として「2014 年 12 月に買収した弥生と、太陽光パネルや生命保険販売などの法人向け手数料ビジネスからの利益が増加」と説明されています。

弥生は2014年12月にオリックスグループ入りをしており、通期で貢献できたのは、今回発表された2016年3月期が初めてということになります(2015年3月期は1〜3月の3ヶ月間分のみの貢献)。通期で貢献したとはいえ、グループの総売上が「兆円」という単位の中で、豆粒のようなごく小さな貢献ではありますが、それでも結果的に過去最高の業績を更新することに対し、多少なりとも貢献できたことは良かったと考えています。

弥生自体の業績は今期もほぼ計画通りに推移しており、当初想定されていた通り(+α)の貢献ができています。オリックスグループ全体の利益も過去最高記録ですが、弥生単体の利益も、過去最高記録を更新しています。

引き続き弥生としての記録更新を続けていくことはもちろんですが、オリックスの金融の力と、弥生のテクノロジーの力をあわせ、新たな価値を生み出していくことにもチャレンジしていきます。一歩ずつではありますが、新たな価値の提供に向けた動きも確実に進んでおり、そう遠くないタイミングでオープンにお話ができるようにしたいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:38 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2016年03月25日

Pioneers Asia

今週水曜日に起業イベント"Pioneers Asia"が開催されました。Pioneersはもともと欧州最大級の起業イベントなのですが、今回は日本経済新聞とのコラボでの日本初開催。オリックスは起業を応援したいという想いから、このPioneers AsiaのGold Sponsorになっており、私もオリックスグループの一員としてお手伝いに行ってまいりました。

私の役割は二つ。一つはオリックスがオーガナイズした"Sharing Economy"をテーマにしたパネルディスカッションのモデレーター。もう一つがオリックスブースでのMisoca豊吉さんとのミニトークセッション。

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パネルディスカッションのパネリストは、Squeezeの舘林さん、Space Marketの斉藤さん、Impact HUB Tokyoの槌屋さんのお三方。今なぜSharing Economyなのか、Sharing Economyが直面している課題、既存の企業と徹底的に戦うのかあるいは共存を目指すのか、といったトピックを議論しました。30分という時間は短すぎるというのが正直な感想ですが、それでもなかなか面白い議論ができたと思います。私自身も議論を通じて改めてSharing Economyのこれからを考えることができました。

UBERやAirbnbといったSharing Economyのサービスが最近注目を集めていますが、これまでにない事業モデルということで、特に日本においては、既存の法律とぶつかることが多いのは事実。弥生&オリックスでもSharing Economyの力を活用したビジネスを検討していますが、やはり法律面での課題が存在しています。

ただ個人的には、少々楽観的かもしれませんが、法制面も徐々に整備され、着実に普及していくのではないかと考えています。というのは、Sharing Economyは、決して流行りのものではなく、時代の流れだから。インターネットが情報の非対称性を解消し、媒介者が不要になる(Disintermediation)ことによって、必然的に生まれてきたサービスです。まだまだ発展途上ですし、紆余曲折はあると思いますが、流行りが去っていつの間にか消え去るということはなく、この先着実に普及していくでしょう。

もっとも、Sharing Economyによって、既存の企業がどんどん駆逐されるということではありません。もちろん、もともと競争力が弱い既存の企業が淘汰されることはあるでしょう。Sharing Economy(例えばAirbnb)は強みもあれば弱みもあり、従来型のビジネスモデル(この対比で言えばホテルや旅館)を完全に置き換えるというよりは、それぞれの強みを活かした共存になっていくのではないかと考えています。

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パネルディスカッション終了後にはオリックスのブースに戻って、今度はMisocaの豊吉さんとのトークセッション。場所も限られ、マイクも使えないという悪条件でしたが、思っていた以上の方に耳を傾けて頂けました。Misocaと弥生の想いや、今後のビジョンについて、興味を持って頂けたようです。

普段はなかなか知る機会のないヨーロッパやアジアの起業家とも色々と議論することができ、個人的にも有意義な時間となりました。

Pioneers Asiaは日本での初開催ということで、準備はかなりバタバタで進んでいました。大丈夫かなあ、と心配しながら見ていたのですが、蓋を開けてみれば、(おいおいと思うこともありましたが、笑)、なかなか刺激的なイベントとしてうまくまとまったのではないでしょうか。関係者の皆さま、お疲れ様でした。
posted by 岡本浩一郎 at 21:01 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年12月04日

クリスマスプレゼント

昨日、待ちわびていた(?)ものが到着しました。それはこちら。

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オリックス株式会社の中間配当金です。弥生のオリックスグループ入りを機に、オリックス株式会社の株式を購入したこと、そして待ちわびていた(期末)配当金を受け取ったことは6月に書きました。

これまでオリックスは年一回の配当(期末配当のみ)だったのですが、今期(2016年3月期)より初めて中間配当を行うことになりました。今回の中間配当は1株あたり22円。これは、実は一昨年の通期での配当(23円)にほぼ近い金額です。今回の中間配当の段階で、今期末の配当の予想(pdf)も示されていますが、それが1株あたり23円。つまり通期での比較で言うと、前々期(2014年3月期)が23円、前期(2015年3月期)が36円、そして今期(2016年3月期)が45円ということになります(今期に関してはまだ確定した数字ではありませんが)。

株価は一時期2,000円前後でしたが、最近は1,800円前後。仮に株価が1株あたり1,800円、年間での配当が45円で配当利回りを計算すると、実に2.5%。これにふるさと優待もありますから、株主への還元という意味では結構頑張っている方かと思います。もちろん、株式は価格が変動しますから、この利回りが保証されることはありませんが、一定のリスクを取れるのであれば、なかなか魅力的ではないでしょうか。

今回オリックスとしてはじめての中間配当になったわけですが、受け取る側からすると結構いいですね。3月決算の会社の中間配当はだいたい12月頭。年末で何かと物入りな時期でもありますし、大人向けのクリスマスプレゼントのようで、かなり嬉しいです。

ただ、オリックスグループの一員としては、素直に喜んでばかりもいられません。株主により多くの配当で還元するためにも、キチンと収益を上げていかなければなりません。ちょっと前にお話ししましたが、上半期(4-9月)は、弥生は当初計画以上の結果を出すことができました。下半期に入っても、好調が続いていますが、期末配当を予想通りとすることができるよう、引き続き頑張ります。

ところで、今回は配当に合わせて「株式に関する『マイナンバー制度』のご案内」という書面も同封されていました。今後は、配当金の支払いを受けるためにマイナンバーを証券会社等に届け出る必要があります。通知は受けたもののまだピンと来ていないマイナンバーですが、徐々に意識する場面が増えてきそうです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:40 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年11月04日

過去最高額を更新

先週10/29(木)に、オリックス株式会社は2016年3月期第2四半期(=上半期)の連結決算を発表しました。

「2016年3月期第2四半期(2015年4月1日〜2015年9月30日)の米国会計基準連結決算において、営業収益は前年同期比22%増の11,702億円、税引前当期純利益は同25%増の2,507億円、当期純利益は同14%増の1,613億円となりました。なお、第2四半期累計期間の当期純利益では、6期連続で増益となり、営業収益および当期純利益ともに過去最高額を更新しました。」

売上が22%増、最終的な利益指標である当期純利益が14.2%増と、非常に順調に成長を続けることができた上半期でした。

弥生はグループの一社としてこの連結決算に含まれています。弥生単体での数字は公開していませんが、決算短信では「平成26年12月22日に買収した弥生株式会社(以下、弥生)の収益貢献ならびに国内の中堅・中小企業に対する各種手数料ビジネスが順調なことから、商品売上高およびサービス収入が増加しました」と触れられています。

前回本ブログでお話しした2015年3月期通期決算では、弥生の貢献は実質3ヶ月(2015年1月-3月)しか含まれていませんでしたが、今回の2016年3月期上半期決算には6ヶ月間丸々含まれています。そういった意味で、弥生買収の成果を問われる上半期決算だったわけですが、無事に良い結果とすることができホッとしています。弥生自身の数字としても、当初計画以上の結果を出すことができています。

もちろん、オリックスグループ全体の中で言えば、弥生の貢献はまだまだ僅かであり、弥生の良し悪しがグループ全体の業績を左右するレベルにはありません。グループの規模感を実感するのが、弥生は一般的に百万円(Million Yen)単位で話すのに対し、オリックスは億円単位で議論すること。弥生にとっては、大きな数字である3千万や4千万という単位でも、オリックスの中の議論ではあっさりと丸められてしまうあたり、スケールの違いを感じます(笑)。

上場企業のグループ企業となった以上、これまでと同じように弥生の業績についてお話しすることが難しくなっています。それでも、今回のように、問題のない範囲とタイミングで弥生の業績についてもちょっとはお話ししていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:06 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年10月07日

生命保険の見直し

昨年12月にオリックスグループ入りしてからやらなければと思っていたこと。それは生命保険の見直し。これまで生命保険は、新入社員の時代に加入したもの(当時メジャーだった定期保険特約付終身保険)を含め、4件の生命保険に加入していました。ただ、ライフステージも変わってきた中で、見直した方がいいかな、とは漠然と考えていました。

オリックスグループにはオリックス生命がありますから、グループ入りした以上は、やはり優先的に検討したい。もちろん個人としての加入ですから、あくまでも経済合理性があれば、ですが。その点、オリックス生命の保険はかなり評価が高いようです

とはいえ、なんだかんだバタバタとして具体的な行動に移していなかったのですが、人間ドックも問題なく終了し、生命保険を見直すならこのタイミングということでようやく具体的な検討を始めました。

ただ、保険を考えるのは難しいですね。考え始めると、万が一のために、こういった保障があった方がいいかな、とついつい増やす方向に行ってしまいます。保障が充実していることはいいことではありますが、当然それに見合った費用が発生します。それだけの費用をかけても補償を求めるべきか。保険は本来、なかなか起きないけれど、起きた時の影響が大きいリスクに備えるもの。自分のこれからの人生でどんなリスクがあるのか、それに対し、(公的な社会保障制度も踏まえ)自分がどれだけ備えられているのかを冷静に考える必要があります。

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今どきですから当たり前ですが、必要な情報はネット上で入手できますので、助かります。保険料のシミュレーションをしてみたり、比較という意味で他社の商品情報もチェックしてみたり。色々と悩みつつも、最終的にこれまで4件の生命保険のうち、1件だけ残し(いわゆるお宝保険です)、新たに2件をオリックス生命で加入することにしました(結果的には合計4件→3件)。これでようやく一安心です。
posted by 岡本浩一郎 at 22:30 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年09月24日

ふるさと優待到着

以前ご紹介したオリックスの新しい株主優待制度、「ふるさと優待」。「お取引先が取り扱う商品の中から、オリックスが1地域1商品、5,000円相当の名産品を厳選してカタログギフトに仕立て、対象となる株主の皆さまにはその中からお好きな商品1点をお選びいただきます」というなかなかユニークな優待です。

私も一応株主ということで、しっかり申込みは済ませておりました。必ずしも大量生産できるものではないので、商品は順次発送とのこと。以前も書いた通り、オリックスの3月末での個人株主数が9万3,000人。単純計算で言えば、商品あたり1万人ぐらいになりますので(お申込みをされない方もいらっしゃるかと思いますし、希望が偏ることもあるでしょうが)、希望された方全員にすぐに発送というのは現実的に難しい。気長に待つつもりでしたが、我が家へは2週間ほど前に無事到着しました。

今回は、北は北海道からお菓子の詰め合わせ、南は福岡から野菜ドレッシングの詰め合わせなどバラエティ豊かな名産品(+オリックスが運営している京都水族館もしくはすみだ水族館の年間パスポート)からの選択だったのですが、私は「スナッフルス菓子詰め合わせ」を選択。到着してみると結構なボリューム。さすが5,000円相当です。

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さっそく頂きましたが、美味しい! オリックスのお取引先ということでのお世辞ではなく、掛け値なしに美味しい。家族にも大好評でした。新千歳空港でも販売しているようなので、今後は札幌出張時のお土産の定番になりそうです。

ギフト対象となる商品は毎年更新されるとのことですが、株主の皆さまにオリックスのファンになって頂くと同時に、オリックスのお取引先のファンにもなって頂ければ、とても嬉しいことですね。
posted by 岡本浩一郎 at 20:38 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年07月06日

ふるさと優待

オリックスから株主優待の冊子が贈られてきました。この冊子には株主カードが添付されており、オリックスの運営する各種施設/サービスの割引(わかりやすいところではレンタカーが30%オフですとか)を受けられるようになっています。

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これらは例年通りですが、今年から新しい株主優待、その名も「ふるさと優待」が始まりました。徐々に注目を集めてきた「ふるさと納税」にあやかってのふるさと「優待」。曰く「オリックスグループは全国に営業拠点を展開しており、法人、個人のお客さまから多くのお取り引きをいただいています。新たに導入した『ふるさと優待』では、お取引先が取り扱う商品の中から、オリックスが1地域1商品、5,000円相当の名産品を厳選してカタログギフトに仕立て、対象となる株主の皆さまにはその中からお好きな商品1点をお選びいただきます」。

なかなか面白い試みです。ちなみに、初回となる今年は、北海道から「スナッフルス菓子詰め合わせ」、宮城から「伊達の牛たん詰め合わせ」、千葉から「千葉落花生物語」、静岡から「静岡産煎茶と烏龍茶」、愛知が「マルホン胡麻油セサミセット」、和歌山から岡畑農園「幻の梅」、香川から石丸製麺「讃岐うどん特選セット」、福岡から「九州Kitchen 8本ギフト」、そして新潟からは「特別栽培米 白米10kg」とバラエティ豊かな名産品がそろっています。この他、オリックスが運営している京都水族館もしくはすみだ水族館の年間パスポート(2枚)も選ぶことができます。

このふるさと優待の効果があってか、オリックスの個人株主が増えています。5月29日付の日経新聞によると、「オリックスの2015年3月末の個人株主数が約9万3,000人となり、1年前の約2倍に増えた」とのこと。オリックスはもともと外国人株主の比率が高い(2015年3月末で59%)のですが、安定的な株主、そしてオリックスのファンを広げるという意味で、個人株主を増やすための取り組みに力を入れています。

個人株主の方が増えたことは有難いことなのですが、対応が追い付いていない部分もあります。先日(6/23)にオリックスの株主総会が開催され、私も勉強のために(株主として)参加したのですが、この際には事前の想定を大幅に上回る数の出席があり、受け付け体制が追い付いていませんでした。グループ社員として、申し訳ございませんでした。

今後もより多くの方に株主として、そして、オリックスのファンで居続けて頂くためには、様々な角度でさらなる努力が必要になってくると考えています。弥生も、微力ながらオリックスのファンを増やすことに貢献したいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:56 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年06月09日

配当金

先日、待ちわびていた(?)ものが到着しました。それはこちら。

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私は7年ちょっと前、弥生の社長に就任するタイミングで、弥生の株式を取得しました。0.1%以下という微々たる持分ではありますが、弥生がオリックスグループの一員となった今でも、その株式は保有し続けています。弥生と自分の利害を一致させ、弥生の更なる成長にコミットし続けるという意味で、株式を所有することに意味はあるのですが、少々残念なこともあります。それは、弥生では私が社長に就任して以来、配当を出していないこと。もちろん利益は上げていますが、それを配当として社外に流出させるのではなく、さらなる成長への投資にあてよう、ということです。

一方で、昨年末の弥生のオリックスグループ入りを受け、私自身もオリックスグループの一員になったことを機に、今年に入ってから、オリックス株式会社の株式を購入しました。もちろん、インサイダー取引にならないよう、しかるべき手続きを経ての購入です。

そして晴れてこのたび、念願の配当を受け取ることができました。本ブログでも書きましたが、オリックス株式会社は前期に売上/利益ともに過去最高益を達成しました。上場企業には株主への利益還元が求められていることから、過去最高の業績を踏まえ、昨年の一株23円の配当から一気に増配し、今回は一株あたり36円の配当となりました(pdf)。オリックスの株式は直近では2,000円近くで売買されていますが、仮に一株2,000円とすると、一株あたり36円は配当利回り1.8%。この低金利の時代にはなかなか魅力的な数字です。

もちろん株式ですから、値下がりする可能性もあり、配当利回りだけを見て投資すべきものではありません。ただ、値下がりする可能性もあれば、値上がりする可能性もあるということ。そもそも私がオリックスの株式を購入したのは、弥生の株式と同様に、オリックスと自分の利害を一致させ、オリックスグループの更なる成長にコミットするため。今後も弥生を健全に成長させることによってオリックスグループ全体の成長に貢献できれば、それは最終的に私が購入したオリックスの株式の価値向上にもつながります。

個人的には、弥生を除けば最近株式投資から遠ざかっており、今回は久しぶりに受け取る配当金です。オリックスグループの更なる成長へのコミットということで、それなりな株数を購入していますから、結果的に配当もそこそこの金額に。思わぬボーナス、結構嬉しいものです。

ちなみにオリックスでは、今回から、ふるさと納税ならぬ、ふるさと株主優待という制度を開始します(pdf)。これは期末時点で100株以上保有の株主に、5,000円相当の各地域の取引先企業が販売する食品・飲料ギフトを進呈するという、なかなかユニークな株主優待制度です。まだ案内は受け取っていませんが、こちらも楽しみ。このふるさと株主優待が注目を集めたこともあるのでしょうか。オリックス株式会社の個人株主が、この3月末には1年前の約2倍に増えたことも記事になっていました

念のためですが、本ブログ記事はオリックス株式会社の株式購入を推奨するものではありません。オリックス株式会社に限らず、株式投資は、自己判断の自己責任で。
posted by 岡本浩一郎 at 23:15 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2015年05月12日

オリックス過去最高益を更新

本日、弥生の親会社であるオリックス株式会社の2015年3月期決算が発表されました。米国会計基準の連結ベースでの営業収益(一般企業の売上に相当)が前期比58%増の2兆1,743億円、営業利益が26%増の2,568億円、そして(当社株主に帰属する)当期純利益が25%増の2,349億円。

いずれもこれまで本ブログでお話ししてきた弥生の規模感と大きく異なり、私自身も感覚が掴めない数字です(苦笑)。

売上はむろん過去最高記録。オリックスグループは売上規模以上に、利益を重視していますが、最重要利益指標である「当社株主に帰属する当期純利益」でも、8年振りとなる過去最高記録更新となりました。これまでの最高記録はリーマンショック前となる2007年3月期の1,953億円でしたから、8年振りに大幅更新となります。

弥生は昨年12月22日に正式にオリックスグループ入りをしており、今回の決算には1〜3月の3ヶ月間分のみの貢献となります。グループ全体の数字からすると豆粒のようなごく小さな貢献ではありますが、弥生自体の業績は今期もほぼ計画通りに推移しており、当初想定されていた通り(+α)の貢献ができ、また結果的に過去最高の業績を達成することに対し、ほんの僅かでも貢献できたことにホッとしています。

今回オリックスでは中期の経営目標として2018年3月期に(当社株主に帰属する)当期純利益として3,000億円を目指すことを公表しました。この成長のための柱として、「弥生のプラットフォームを使った国内事業の新展開」が掲げられています。上でお話しした通り、弥生のオリックスグループ入りから時間も経っていませんので、今回の決算には弥生とオリックスグループの相乗効果は全く反映されていません。既に様々な議論は進んでいますが、今後は、着実に協業を深め、お客さまにさらなる価値を提供することにより、具体的な相乗効果を生んでいきたいと思います。
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2015年01月09日

勉強中

弥生株式会社は今年からオリックスグループの一員ということで(正確には昨年末の12月22日から)、オリックスとはなんぞや、という勉強をしています。

私が新卒で就職活動する際(1990年頃)には、オリックスという社名(1989年に旧社名であるオリエント・リースから社名変更)と、リース会社であること、また、近年プロ野球球団を買収したこと(1988年に阪急ブレーブスを買収)は知っていましたが、真面目に企業研究をすることもなく(スミマセン…)、早々に野村総合研究所への就職を決めてしまいました。

今、改めてオリックスという会社について勉強してみると、実に面白い会社だな、と実感しています。そもそも今回弥生がグループに加わったことからもわかるように、もはやリース会社という定義は相応しくありません。

この年末年始には関連する本を二冊読了しました。一冊は、宮内義彦シニア・チェアマンの日経の名物連載「私の履歴書」(+α)を本にまとめた「"明日"を追う」。日経での連載時にも興味深く読んでいましたが、自分がグループの一員になってから改めて読み返すと色々とより深く考えさせられます。もう一冊は、英語なのですが、David W. Russellという方が書いた"Good Risks"(副題はDiscovering the Secrets to Orix's 50 Years of Success)。Orixという会社自体を知らなかったアメリカ人ジャーナリストがOrixの成功の秘密に迫るという内容です。

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オリックスとはなんぞやという命題は、今後オリックスグループの一員として活動していく中で見えてくることも多いでしょうし、それは随時本ブログでお話ししたいと思いますが、今回特にGood Risksを読んだ中で特に印象に残ったことを3点挙げたいと思います。

1) Good Risks
オリックスは、リスクを恐れない。むしろ、事業発展につながる良い(good)リスクは、慎重に、でも賢明に(prudent)に取り組む。宮内シニア・チェアマンは最近もう一冊本を出版されています(私自身はまだ未読)が、そのタイトルがそのまま「グッドリスクをとりなさい! 」ですから、良いリスク、賢明なリスクはむしろ積極的に取りに行くのは、オリックスの根底にあるDNAなのではないかと思います。

私自身が拠り所としている"Risk is not to take, but to manage"、意訳すれば、取らなくて済む、あるいは取るべきではないリスクは取らない一方で、本当に取るべきリスクは果敢に取る、という考え方とも共通する発想なのではないかと思います。

2) 進化し続ける
ではなぜグッドリスクを取るかというと、進化するため。オリックスは、これまでと同じであることを善しとせず、常に進化を続ける。

オリックスは日本におけるリース業の先駆者ですが、そこに留まってはいません。リースが日本でも成功することが分かれば、当然他の会社も参入してくる。そこで激しい競争に晒されるのを黙って甘受するのではなく、一歩先を行って新たな市場やビジネスを開拓する。創業から10年もたたない内からの矢継ぎ早の海外展開、あるいは、リース業から隣に隣に業容を拡大してきた歴史はまさに進化の歴史です。

そしてその進化の一ステップとして、リースや金融からは一見ほど遠い弥生をグループ会社に加えたわけですが、その弥生もやはり継続的な進化を志向しています。弥生も業務ソフトウェアメーカーに留まる事を善しとしていません。業務ソフトを提供して終わりではなく、お客さまの業務であり、事業そのものをお手伝いする事業コンシェルジュへ。今回のオリックスグループ入りによって、この進化を加速し、さらにより確実なものにできると考えています。

3) 失敗から学ぶ
ただ、進化を遂げようとする中で、失敗することもあります。ただ、それが次につながるのであれば、失敗も上等。失敗から学ばず、同じような失敗を繰り返すのではなく、失敗からキチンと学び、それをさらなる進化に活かす。

ちょっとずれてしまいますが、これは私の座右の銘(?)でもある「やらないで後悔するよりは、やって反省」とも通じる部分がありますね。やらなかったことはいつまで経っても後悔は消えない。リスクはあっても、それがグッドリスクであれば果敢に取る。失敗してもキチンと反省して次に活かせば良い。

自分に響くところをピックアップしたらこの3点だったということでもありますが、オリックスと弥生/私自身には大いに共通点があると(勝手ながら、笑)感じています。オリックスグループの一員としての弥生のこれからが益々楽しみになってきました。
posted by 岡本浩一郎 at 17:11 | TrackBack(0) | オリックスグループ