2020年06月04日

延長戦の結果

延長された確定申告期限が到来し、緊急事態宣言も解除され、いつの間にか6月。喉元過ぎれば、とはよく言ったもので、確定申告のことがすっかり過去のことになっています(ひょっとしたら新型コロナウイルス禍の影響で申告が終わっていない方もいらっしゃるかもしれませんが、緊急事態宣言が解除された今となっては、急がないと)。完全に過去のことにしてしまう前に、少し振り返りを。

やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(弥生オンライン)について、申告期限延長が発表になるまでは見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていたものの、申告期限延長が発表された瞬間にサインアップのペースがガクンと下がったということを書きました。同時に、一旦ペースは下がったものの、申告期間が長引いた分、3月下旬から4月に入っても新規ユーザーのサインアップが続いたとも。で、結局どうなったのか。

1月から2月にかけては、ほぼ見込み通りのペースで新規ユーザーのサインアップが続いていました。具体的に言えば、前年対比で+17.7%。クラウド申告ソフト市場は、ここ数年間安定的なペースで拡大しており、2月まではこの安定成長ペースに沿った形で、ほぼ見込み通りでした。しかし、申告期限延長が2/27に発表になったために、3月は急減速。前年対比で-29.1%と急ブレーキがかかった状態となりました。そして迎えた4月。例年であれば申告期間が終わっているということで、新規ユーザーのサインアップは3月に比べ大きく減るのですが、今年は全く異なる動きとなりました。

蓋を開けてみれば、4月のサインアップ数は3月を上回り、前年比では+522.6%(要は前年の6倍以上!)というすさまじい数字となりました。1月から4月通算で考えれば、前年比+26.4%。概ね安定的な成長ペースですが、申告期限延長がある程度のプラス要因になったと分析しています。

よくデスクトップアプリのユーザーがクラウドに移行しているのでは、と言われますが、実際はそうではありません。同じ期間(1月から4月)で、デスクトップアプリ(やよいの青色申告 20)も前年を大きく超えました。つまり、デスクトップアプリとクラウドアプリの両方で、前年を大きく超え、成長することができました。

この数だけ見れば、延長戦はプラスの効果があったと言えるかと思います。もっとも、申告期限が延長された間、広告宣伝も繁忙期のペースで継続せざるを得ませんでしたので、広告宣伝費は予算オーバー。また、もっとも辛かったのは、カスタマーセンターでのお問合せ対応です。申告期限延長が発表されてからしばらくは、お問合せはむしろ減少したのですが、4月に向けては再び増加。一方、4/7には緊急事態宣言が発出され、対象となった大阪カスタマーセンターの稼働率を下げるという対応をおこなったため、増える需要に対し、供給が減少し、お待ちいただく時間が長くなってしまいました。それでも確定申告期間の終了まで、メール、チャットはもちろん、お電話での対応も継続でき、お客さまに対する責任は何とか果たせたとホッとしています。

こうしてみると、延長戦はプラスの影響もあり、マイナスの影響もあり。ただ、トータルで言えば、弥生が価値を提供できたお客さまが着実に増加したということで、プラスだったとは言えるのではないかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:36 | TrackBack(0) | 弥生

2020年06月02日

名実ともにONE TEAM

いつの間にやら6月。6月ともなると、一年も半分近く過ぎたことになります。ついこの間までは、年明け気分で、よし2020年(こそ、笑)は頑張るぞ、と思っていたのに、時間が経つのが早いこと。もう3ヶ月間近く新型コロナウイルス禍の影響を受けており、時間感覚が歪んでいるということもありますが。

ただ、こんな状況の下でも将来に向けた仕込みは着々と進んでいます。先週に発表しましたが、来月7月1日に、会社としての弥生(弥生株式会社)とMisoca(株式会社Misoca)を合併することにしました。弥生が株式会社Misocaの全株式を買収し、弥生&Misocaというチームとなったのが、2016年2月のこと。もう4年以上前のことになります(そういった意味でも時が経つのは早い…)。

これまでは、同じチームでありながら、会社としては別法人として運営してきたわけですが、このタイミングで会社として統合することにしたのには大きく二つの理由があります。

一つ目は、2023年10月のインボイス義務化に向けて、開発のスピードを上げていくために、名実共にONE TEAMとして推進すべきと判断したということ。昨年10月に軽減税率が導入されたことはまだ記憶に新しいところですが、一連の消費税法の見直しの一環として、2023年10月から、インボイスの発行が義務化されることが決まっています。これは、売り手が買い手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるために、適格請求書という所定の様式の請求書等(これをインボイスという言い方をします)を発行することを義務付けるものです。インボイス義務化については、また改めてお話ししたいと思いますが、事業者の業務には大きな影響が見込まれます。

2023年10月というと、まだまだ先と思われるかもしれませんが、弥生&Misocaがチームとなってからの4年よりも短い期間、つまりなんだかんだあっという間です。お客さまの業務には大きな影響が見込まれるだけに、できるだけ早いタイミングから情報を提供し、お客さまでの準備を促さなければならないと考えています。また、お客さまに備えていただくためには、当然、インボイス義務化に対応するソフトウェアについても、2023年10月以前に提供を開始しなければなりません。

そしてインボイスは、電子インボイスとして、弥生&Misocaでチームを組む際からの目指す世界である、見積〜発注/受注〜納品/検収〜請求〜支払/入金という商流が一気通貫でデジタルで処理される世界への大きな一歩になるとも考えています。限られた時間でこの世界を実現するためには、リソースを一本化し、効率よく進めていかなければならない。弥生とMisocaのリソースを統合し、インボイス義務化、さらには商流のデジタル化に向けて準備を進める、これが一つ目の理由です。

二つ目の理由は、働き方の多様化。当初からMisocaはリモートワーク前提の働き方を実現していました。ある意味時代を先取りしていたとも言えるかもしれません。それに対し、弥生は、9:00-17:30のオフィスワーク。従来型の働き方でした。もちろん、それで良しとしていた訳ではないのですが、さすがに最初から無理に合わせようとすると、数の理論でこれまでの弥生スタイルである、従来型の働き方に寄せられてしまう可能性は否定できませんでした。ただ、それではMisocaの良い部分を、一部ではあっても潰してしまう可能性があります。

もっとも、弥生としても問題意識を持って、より多様な、より自由な働き方に向けた試行は行っており、リモートワークについても限定的にではありますが、試行していました。そういった中で、このタイミングであれば、Misoca的なリモートワークを中心とした働き方と、弥生的なオフィスワークを中心とした働き方をうまく組み合わせられるところまで来たと判断しました。具体的な制度設計はまだ固まってはいませんが、どちらかに寄せるというよりも、その人の仕事やスタイルに合わせ適した働き方を選べるようにしたいと考えています。

今回の発表のタイミングが、新型コロナウイルス禍の只中になったのは、偶然の産物なのですが、弥生でも強制的にリモートワークを実践することによって、弥生とMisocaの良いところを持ち寄って、新しい働き方を実現できるし、実現しなければならないと改めて感じています。

なお、クラウド見積・納品・請求管理サービスとしてのMisocaは既に以前より、弥生のクラウドサービス(弥生オンライン)のラインアップに統合されており、今回の合併はお客さまへの影響はありません。お客さまから見えないところでの動きではあるのですが、この先、お客さまからはっきり見える価値を生み出せるよう、Misocaと名実ともにONE TEAMとなった新しい「弥生」として努力していきます。
posted by 岡本浩一郎 at 19:16 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月25日

出口戦略

本日18時より安倍総理による記者会見が開催され、改正特別措置法に基づく緊急事態宣言を全国で解除することが説明されました。4/7に7都道府県を対象に発出されてから1ヶ月半ちょっと。ようやく日本全体として「今回の流行をほぼ収束させることができ」、緊急事態からは脱却したことになります。

緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスの脅威がゼロになるわけではありません。ただ、「これまでの社会、経済活動を厳しく制限したやり方では、私たちの生活は立ちゆかなくなる」。だからこそ、「感染リスクをコントロールしながら」「段階的に」「日常の社会経済活動を取り戻す」フェーズに入ってきたのだと思います。

弥生自身は、5/14にまず39県での緊急事態宣言が解除されたのを受け、翌5/15に、名古屋・福岡・広島・仙台での対応レベルをレベル3に移行し、また5/21の大阪府他2府1県での解除を受け、週明けとなる本日5/25には大阪での対応レベルもレベル3としました。今回の全面的な解除を受け、残る東京・札幌でも近日中にレベル3に移行することになります。

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レベル4では、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動についてはリモートワークを徹底していましたが、レベル3でも、リモートワークが推奨ですので、これまでと極端に変わる訳ではありません。リモートワークで事足りるのであれば、もちろんリモートワークということになります。ただ、必要があれば出社しての業務が認められるようになります。訪問や来客なども、引き続き、Zoomなどを活用しますが、打合せの必要があるものの、他に選択肢がない、また先方の強いご要望があるといった条件が重なれば、リスク低減策を徹底した上で、訪問や来客も限定的に可能となります。つまり基本的にはレベル4と同様の対応とはなりますが、状況に応じて、取れる選択肢が増えるということです。

カスタマーセンターでのお客さま対応業務は、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響がある業務として、レベル4でも出社人数を限定しながら継続していました。レベル3でも、引き続きリスク低減策を取ることは必要ですから、いきなり全面稼働とはいきません。ブース間にアクリルの仕切り版を設置するなど、リスク低減策を改めて徹底しつつ、段階的に稼働率を上げていきます。リスク低減策という意味では、リモートで対応できる範囲を広げる努力も続けていきます。既にメールやチャットはリモートでの対応を行っていますが、一部の電話でのお問合せに関してもリモート対応を実験的に始めています。

緊急事態宣言の解除を踏まえ、レベル4からレベル3への移行判断は比較的容易ですが、難しいのはここから先ですね。どこでレベル2とするのか、その先レベル1とするのか。弥生のレベル3は「週末/夜間など範囲を限定して行動自粛が求められている」というのが一つの基準になっており、一方でレベル2はリスク低減策の徹底は求められても、基本的には行動自粛が求められていない状態となります。

大阪府では比較的早く出口戦略を公開しており、大阪府での緊急事態宣言の解除前となる5/16から「グリーンステージ1」として営業休業要請の解除を始め、現時点では5/29までにすべての施設の休業要請の解除を目指すとされています。一方、東京都でも休業要請緩和のステップが示されていますが、これは、今回の緊急事態宣言の解除を受けてから「ステップ1」に入り、その後目安として2週間ずつかけ、状況をモニターしながら、休業要請などの緩和を進めていくとされています。つまり大阪府の場合には、早ければ今月中に(当然リスク低減策は取りながら)全面的に開放するのに対し、東京都の場合には、これから数週間かけての段階的な緩和になるようです。

弥生としての次の段階はレベル2になりますが、何をもってレベル2とするのか、なかなか判断に迷うところです。一方で、感染が再び拡大すれば、逆にレベル3からレベル4という判断もありえます。出口に向けてはやる気持ちは抑え、まずはレベル3での安定的稼働を図りつつ、その先に向けては、しっかりとした情報収集と冷静な判断が必要だと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:08 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月21日

どうする通勤定期

今日はついに関西3府県で緊急事態宣言が解除されることが発表されました。残る、北海道、および関東4府県は週明けにも再度状況の評価を行うとのことです。

前回もお話ししたように、緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスがいなくなった訳でもありませんし、そのリスクがゼロになった訳でもありません。リモートワークなど、リスク低減策をしっかりとっていく必要があります。その制約の中で、どのように社会経済活動を継続していくのかが問われるフェーズになってきました。

私自身は緊急事態宣言が発出された4月7日以降ずっと自宅勤務ですが、私自身も緊急事態宣言後を考えるタイミングになってきました。では緊急事態宣言が解除されたら、従来と同じように、毎日朝9時に出社してとなるかというと…、そうではないと思っています。

一つ目の理由としては、上述のように、緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスの脅威がゼロになるわけではないから。二つ目の理由は、新しい働き方の可能性に気が付いたから。今回のリモートワークは、感染リスク低減という受け身な理由で始まったものですが、今回の経験を通じて、そのメリットが見えてきています。満員電車での通勤で朝から疲れることもない。オフィスより集中できる(環境が整えば等、一定の条件はありますが)。目的を情報共有に限定すればビデオ会議でも十分機能する。

ただ一方で、リモートワークの難しさも見えてきています。情報共有だけではなく、皆の目線を合わせる、さらには議論を通じてよりよい成果を求めようとすると、ひざ詰めでのディスカッションの方がいいケースもあるでしょう。また、既に関係性が確立した仲間でのリモート協業は比較的容易でも、新しく参加した方とのリモートでの協業は難しい。もっと言えば、単純に会いたいというのもありますね。私はチーム弥生の皆に会いたくてたまりません。

そういった意味で、おそらくはオフィスワークとリモートワークを組み合わせ、生産性と働きやすさの両立を(さらに当面はリスク低減も)図っていくのだと思います。ではオフィスとリモートがどのような組み合わせになるのか。正直、まだわかりませんし、最適なバランスは、職務や職責、その人の特性でも変わってくるのだと思います。私自身、試行錯誤を繰り返して、最適なバランスを見出していくことになるでしょう。

そこで少し悩むのが、いきなり現実的な話ですが、通勤定期をどうするのか。ほとんどオフィスワークで、たまにリモートワークであればこれまで通り通勤定期を買うのでしょうし、逆にほとんどリモートワークで、たまにオフィスであれば、オフィスに来るたびに切符を買う(というよりは今どきはSuicaだったり、PASMOだったり)方が経済的でしょう。

では、その中間はどうなのか。ちょっと調べてみました。私の通勤はJRのみで、Suicaでは片道561円。行って帰っての往復では1,122円です。この区間で通勤定期を買うと、1ヶ月で16,110円、最も割引が大きくなる6ヶ月では80,620円。これを往復1,122円で割って、さらに月単位とすると、1ヶ月 16,110円 = 14.4日/月、6ヶ月 80,620円 = 12.0日/月という採算ラインになります。年間の稼働日はざっくり240日(土日祝や夏休みなどを除く)なので、基本的に1ヶ月の稼働日は20日。つまり6ヶ月定期の場合、週3日の通勤であれば何とかトントンというところです。

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そういえば、と思ってみたところ、何と今の通勤定期は5月末まででした(4月以降全く使っていませんので、知らない間に切れるところでした、笑)。定期を買うかどうか、早々に判断しなければなりません。まあ、一旦は6ヶ月定期を買うのだと思いますが、中長期的にはどうなっていくのでしょうね。
posted by 岡本浩一郎 at 19:38 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月19日

焦らずに、でも一歩ずつ

緊急事態宣言が発出されて以降、弥生では対象地域の事業所の対応をレベル4としており、原則リモートワークとしています(なお、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響が大きいカスタマーセンターについては、出社人数を限定するなどリスク低減策を取った上で出勤しての対応を継続しています)。私自身もそれからずっと在宅勤務。良くも悪くも慣れてはきました。

この緊急事態宣言の間ずっと我慢していたのが、調髪(今どき、ヘアカットと言った方がいいのでしょうか)。前回美容室に行ったのが、確か春分の日の3月20日。通常は5週間の間隔で髪を切りに行っているので、通常のペースであればゴールデンウィーク前には切っておきたいところです。ただ、緊急事態宣言中ということを踏まえ、一旦は宣言が解除されるまで待とうとしていたのですが、宣言が延長され、なおかつさすがに煩わしくなってきました。粘りに粘ったものの、もう限界ということで、平日になりますが昨日、約8週間ぶりとなる美容室に行ってきました。

あえて平日にしたのは、週末よりは空いているだろうと思ったから。実際、他のお客さまもいらっしゃったものの、充分空間は確保された状態。窓も開け放たれ換気も意識されているようでした。美容師さんは当然マスク着用。私も当然マスクをして行ったのですが、どうするのかと思ったら、洗髪も含め全てマスクをしたままで済みました(クリップ? 輪ゴム?を使って、マスクを耳に掛けるのではなく、首の後ろにかかる状態にしていました)。これであればリスクはゼロにはならないものの、相当低減できるなと感じました。8週間ぶりに髪を切った感想は、サイコーです。すっきりしました。

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もう一つ我慢していたのがStarbucks。Starbucksは緊急事態宣言発出を受け、東京や大阪などの店舗では休業が続いていましたが、本日から一部店舗で営業を再開したとのこと。緊急事態宣言が続いている地域ではテイクアウトのみということですが、近所に5店舗ほどある中で、今日から営業再開した店舗が1店舗あることを確認し、早速行ってきました。久し振りのStarbucksは、やっぱりサイコーです。やっぱりこの味という感じ。

先週木曜日には、39県での緊急事態宣言が解除されました。弥生でも解除された地域にある、名古屋・福岡・広島・仙台の各営業所については、緊急事態宣言の解除を受け、今週月曜日から対応レベルを従来の4から、3に戻しました。対応レベル3でも、リモートワークが推奨ですので、4と極端に変わる訳ではありません。訪問や来客なども、極力Zoomなどを活用するということで、これも変わりません。ただ、打合せの必要があるものの、他に選択肢がない、また先方の強いご要望があるといった条件が重なれば、リスク低減策を徹底した上で、訪問や来客も限定的に可能としています。

緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスがいなくなった訳でもありませんし、そのリスクがゼロになった訳でもありません。リモートワークなど、リスク低減策をしっかりとっていく必要があります。ただ、その中で、どのように社会経済活動を継続していくのかが問われるフェーズになってきたと考えています。焦らずに、でも一歩ずつ。
posted by 岡本浩一郎 at 19:22 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月15日

API連携、急ピッチで進行中

2月ぐらいから断続的に発表しており、4月/5月にはかなりのハイペースで発表していますが、銀行とのAPI連携を急ピッチでリリースしています。現時点で約30行との契約が完了し、API連携がスタートしています。

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ご承知のように弥生のスマート取引取込では、インターネットバンキングのデータを自動で取り込み、AIで自動で仕訳データとして登録することができます。これまで、インターネットバンキングのデータの取り込みについては、スクレーピングという方式を利用していました。これはいわばお客さまになりすまして、インターネットバンキングにログインし、データを取り込む方式です(データを「掻き取る」という意味でスクレーピングと言われます)。この方式は、どんなウェブサービスにでも対応しやすいというメリットがある一方で、対象となるウェブサイトの構成が少しでも変わるとデータを取り込めなくなる可能性がある、万が一問題が発生した場合に責任の所在が曖昧であるという課題がありました。

このため、2018年に銀行法が改正され、銀行にデータを取得するためのAPI(Application Programming Interface)と呼ばれる接続口の提供の努力義務を課すと共に、弥生のようなFinTechサービス提供会社(電子決済等代行業者)は銀行と契約を締結した上でAPIで接続することが義務付けられました。弥生は2018年12月にこの電子決済等代行業者としての登録を済ませています。この銀行法の改正の中で、銀行とFinTechサービス提供会社の契約締結を2020年5月末までに済ませることが求められており、急ピッチで対応を進めてきている訳です。

契約締結にせよ、システム対応にせよ、数多くの銀行と同時並行で進めていかなければならないので、かなりチャレンジングなタスクです(契約という意味では、以前お話ししたオープンAPI推進研究会で策定した条文例が一助にはなっています)。また、契約締結にともなって各銀行に対しAPI使用料を支払うことになり、弥生の金銭的な負担は実のところ決して軽くありません。ただ、お客さまにとっては、安定性の観点でも、セキュリティの観点でも、スクレーピングよりAPIの方がベターなのは明らかであり、API連携を全力で進めています。

なお、本来は5月末までの期限だったのですが、新型コロナウイルス禍の影響により、つい最近、期限が9月末までに延長されました。少し時間が得られてホッとしていますが、9月までもおそらくあっという間。引き続き、着実に進めていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 19:10 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月13日

200万突破

3月以降、本ブログで書いている内容は、確定申告期限の延長や、弥生の対応、事業者への支援策、リモートワークなど、新型コロナウイルス禍に関連するトピックが中心でした。一方で4月半ば過ぎからは、新規の感染確認者の数は明確に減少トレンドに入り、緊急事態宣言は延長されたものの、一部地域を除いては5月中の緊急事態宣言の解除の方向性と報道されるようになりました。まだまだ油断できる状況ではありませんし(ですから私は、一日最低5,000歩を心がけながらも基本的にリモートワークを続けます)、緊急事態宣言が解除されたからと言って何も考えずに大手を振って出歩ける訳ではありませんが、それでも少なくともこの緊急フェーズからの出口は見えつつあると感じています。

ということで、本ブログでもより前向きな話も織り交ぜていきたいと思います。3月中旬とやや間の悪いタイミングでの発表になってしまいましたが、実は今年2月末で弥生シリーズの登録数が200万を突破しました。

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100万を突破した際にも本ブログでお話しした、と思いきや華麗にスルーしてしまったようです(笑)。2011年3月には「約85万」、2012年8月には「もう少しで100万」とお話ししたものの、次にお話しした2014年10月には「128万」と一気に100万を超えてしまいました。ここ数年間の推移は上のグラフの通り。コンスタントに数を伸ばし、遂に200万を突破したという訳です。

特にここ5年ほどは、クラウドアプリケーションとデスクトップアプリケーションの両輪でユーザーが増えているため、登録ユーザー数は非常に順調に伸びています。特に個人事業主の方を中心にクラウドアプリケーションの利用が増える一方で、法人ではまだデスクトップアプリケーションの利用が多く、クラウドとデスクトップでマーケットを食い合うというよりは、まさに両輪として機能しています。

1月末には、弥生の会計事務所向けパートナープログラム「弥生PAP(Professional Advisor Program)」の会員数が2019年12月末に10,000事務所を突破しましたとお話ししましたが、この際には、「弥生PAPは、あくまでもパートナー制度」であり、PAP会員数を無限に増やすつもりはないと書きました。

一方で、「お客さまであれば、もちろん数が多いのはいいこと」と書きました。今回の登録ユーザー数200万突破はその意味での通過点です。より多くの事業者の方に価値を提供できるよう、しっかりと歩み続けたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 21:32 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月07日

レベル4継続

5/4の国による緊急事態宣言の延長判断を受け、弥生は、これまでと同様、対応レベル4を当面の間継続します。すなわち、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動については引き続きリモートワークを徹底します。一方で、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある事業活動、特にカスタマーセンターでのお問合せ対応業務については、リスク低減のために出社人数を限定するなど稼働体制を見直した上で、業務を継続します。

今回の緊急事態宣言の延長は5/31(日)までとされており、これに従って現時点では5/31(日)まで対応レベル4を継続することを想定しています。一方で、この期間中も、一定のタイミング(現在報道されているところでは14日、21日)で地域ごとの状況の再評価を行い、場合によっては、都道府県単位での緊急事態宣言の解除もありうるとされています。弥生としては、原則として政府の判断に基づいて拠点ごとに対応レベルの見直しを行う予定です。

緊急事態宣言の延長の方向性自体は4月末から示されていましたし、驚きはありません。弥生としても、引き続き電話がつながりにくい状況が続くのは大変申し訳ないのですが(極力メールもしくはチャットでのお問合せをお願いします)、基本的にはこれまでの対応レベルを継続するということで、何とか乗り越えてはいける(いきたい)と考えています。

一方で、弥生のお客さまである事業者の皆さまが極めて厳しい状況になってきていることを実感しています。ゴールデンウィークに、テイクアウトという形で自分なりに協力を心がける中でお話をお伺いしたところ、やはり非常に厳しいとのこと。3月は何とかなったものの、やはり緊急事態宣言以降はお客さまが激減しているとのこと。もちろんサンプル数は少ないですし、業種による差もあると思いますが、こういった状況は決して例外ではないと感じています。

4/27に事業の持続化給付金の詳細が公開され、5/1には申請が開始されました。中小企業庁からの直接の協力要請もあり、弥生では、お客さまにプッシュする形で持続化給付金に関する情報提供を行っていますが、この情報提供ページには既に30万以上の事業者からのアクセスがありました。また、カスタマーセンターでも持続化給付金に関するお問合せが明確に増加しています。これは公的な支援に対する期待の表れでもありますし、同時に、事業者の皆さまが置かれている厳しい現実の表れでもあると感じています。

残念ながら事業者にとって厳しい環境が続きます。そんな中でも、弥生としてできることをしっかりと継続していきたいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:17 | TrackBack(0) | 弥生

2020年05月01日

データを活用する社会に

昨日4/30に2020年度の補正予算が成立し、これを受けて本日より特別定額給付金(一人10万円)や、事業者向けの持続化給付金(中小法人等は200万円、個人事業者等は100万円)の申請が始まりました。持続化給付金のオンラインでの申請はこちらから。午前中はアクセスが殺到し、ログインできない状況が続いたようですが、夕方以降は落ち着いてきているようです。

弥生では、申請に必要な書類等について、こちらのページでご案内しています。申請に際し、今年分の売上が減少した月に関して、対象月の事業収入額がわかる売上台帳等を提出する必要があるのですが、同ページで、帳簿(総勘定元帳など)を出力する方法をFAQとしてお知らせしています。

持続化給付金については、業種や地域を限定せずほとんどの事業者(一部例外はあります)が対象になる、また、いずれは返済を要する融資ではなく、返済を要しない給付であるということで、期待も大きいですし、同時に国としても、事業者が速やかに給付を受けられることを非常に重視しています。色々な声はあると思いますが、裏付けとなる補正予算が成立した翌日から申請受付が開始され、電子申請であれば通常2週間程度で入金がされるというのは関係者の努力の賜物だと思います。弥生としても、この制度をしっかり周知することを中心に協力をしていきます。

しかし同時に、残念だと思うのは、オンラインでの申請と言いつつ、申請はあくまでも紙(をスキャンもしくは撮影したもの)が前提になっていること。スキャン/撮影されているので、オンラインで申請することは可能ですが、その後の確認作業は手作業になっているのではないかと思います。おそらく多数の人手を用意し、それによって2週間程度での給付を実現するのだと思いますが、紙ベースではなく、データを活用するのであれば、人手もいりませんし、即日での給付も可能なはずです。

そう、会計データを活用すれば、昨年度の売上も今年の売上もデータとして把握することができますし、給付額を機械的に算出することができます。これはアルトアが会計データを活用し、融資の審査を実施し、最短即日での融資を実現している仕組みと本質的には変わりません(持続化給付金の方が審査としては圧倒的に単純だと思います)。

日本では、公的支援が遅れている、遅いと言われていますが、それはやはり紙ベースの処理になっているという要因が大きいと感じています。以前紹介した雇用調整助成金についても、殺到する申請に対して、審査/助成が追い付いていないと言われていますが、これも紙ベースということも多分に影響しているはずです(緩和されてはいますが、そもそも準備する書類が多すぎて、申請にも至らないとも聞きます)。そういった意味では、特別定額給付金については、マイナポータルでのオンライン申請、かつ、その後は基本的に機械的処理がなされるはずで、これは給付までのスピードを実現する上で非常に素晴らしいことだと思います(このような状況ではありますが、色々と言われているマイナンバーの有効性を示すことになって良かったと感じています)。

弥生が得意とする会計データをはじめとして、もっとデータを活用すれば、事業者の皆さんをもっと迅速に支援できるはず。それができていないことにもどかしさを感じています。データが持つ力を活用することができる社会にするために、弥生として重い宿題を課されたと感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:49 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月28日

再び月末

もう4月もあっという間に月末が見えてきました。東京都が呼びかける「STAY HOME週間」ということで、長めの連続休暇に入っている方もいらっしゃるとかと思います。弥生も業務に支障がない範囲で、この月曜日から来週いっぱいまでを有給休暇取得推奨期間としています。また、緊急事態宣言は現在のところ5/6(水)までとされており、ゴールデンウィーク中に今後の判断がなされる模様ですが、ゴールデンウィーク中に対応レベルを切り替えるのは混乱を招きかねないことから、少なくとも5/8(金)までは現在の対応レベル、レベル4を継続することとしています。

しかし、多くの事業者の方にとっては、まずはこの月末をどう乗り越えるかが課題です。3月末は何とか凌いだものの、4月末は厳しいという事業者も増えてきていると感じています。オンライン融資サービスを提供しているアルトアでは、4月に入ってから返済の一時猶予となる「リスケ」要請が明らかに増えています。正直これを書くこと自体で波紋も呼ぶように感じていますが、絶対件数としては少数でも、傾向として増えていることは紛れもない事実です。

一方で、新規の融資自体はこれまで通りの基準で継続しています。本人確認の手続きもオンライン化することにより(Androidも対応しました!)最短当日中の融資も可能になっていますので、今日これからお申込みいただいて、30日に融資を実行することもまだ可能です。アルトアはまだまだ小さい存在ですし、できることは限られていますが、一社でも多くの事業者のお手伝いをできればと考えています。

ただ、この状況下で融資を継続することは正直に言って怖いです。アルトアは会計データをAIで分析することによって、事業の収益性と継続性を評価しています。本来は一定の収益性が確保されており、継続性があるべき事業者の方でも、これだけの未曽有の状態の中で、今後どうなるかは極めて不透明な状況です。最大300万円、最長1年間というアルトアの融資では、一過性のつなぎとしてのお手伝いはできても、この先何ヶ月、あるいは何年かかるかもしれない新型コロナウイルス禍の期間を支え続けることは残念ながらできません。より中長期での資金繰り対策という観点では、公的支援を是非活用いただきたいと思います。既に弥生でもアルトアでも事業者が得られる公的支援について情報提供(弥生アルトア)を行っており、これは今後も継続していきます。

公的支援としては、「事業持続化給付金」の詳細が昨日公開されました。弥生でも既に速報として情報発信を始めています。既に様々な公的支援が打ち出されていますが、持続化給付金については、業種や地域を限定せずほとんどの事業者(一部例外はあります)が対象になる、また、いずれは返済を要する融資ではなく、返済を要しない給付であるということで、期待も大きいですし、同時に国としても、事業者が速やかに給付を受けられることを非常に重視しているようです。弥生としても、中小企業庁からの直接の協力要請を受けており、情報を正確にタイムリーにお伝えすることによって、多くの事業者が速やかに給付を受けられるよう、可能な限り協力をしていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 18:30 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月24日

引き続きリモートワーク

既にご承知のように、先週木曜日(4/16)夜に、緊急事態宣言の対象地域が、これまでの7都道府県から全国に拡大されることが発表されました。弥生としては、これまで対象地域にある東京本社、大阪カスタマーセンター/大阪支店、福岡営業所について、対応レベル4(その他事業所は引き続きレベル3)としていましたが、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを踏まえ、全事業所において、先週土曜日より(営業日としては今週月曜日より)レベル4の対応とすることとしました。

幸いにして、(政府としてそれを意図していた訳ではないと思いますが)確定申告期間が先週木曜日で終了。容易にご想像いただけると思いますが、確定申告期間は年間でも最もお問合せをいただく期間です。4/8以降、大阪はレベル4ということで、出社する人数を絞る必要がありましたが、札幌はレベル3で基本的に通常稼働であったため、両拠点で何とかお客さまのお問合せに対応しきることができました。対応を続けてくれたメンバーの皆さんには感謝です。本当に有難う。

今週から、全拠点でレベル4としたため、札幌カスタマーセンターについても、出社する人数の調整を始めています。大阪と札幌の両方で人員が大きく減ることになり、電話対応の処理能力は大きく減ることになります。確定申告期間が終わっており、お問合せが多い時期ではありませんが、お待ちいただく時間が長くなることが想定されます。もちろん、月曜日や、給与計算時期などは出社人数を増やし、可能な限りお問合せに対応します。一方、自宅勤務の強化も進めており、メールやチャットでの対応は自宅からの対応が進んでいます。可能な限り、メールやチャットでのお問合せもご検討いただければと思います。

私自身のリモートワークも続いており、それなりにペースがつかめてきました。少し前に机を片付けて使用できる状態にしたと書きましたが、今週モニターも届き、ようやくオフィスと同等レベルの作業環境になりました。スペースが限られる中で、できるだけ1台で処理できるようにということで、モニターは27インチの4Kです。なかなかいい感じ。机の上のスペースを最大化するために、今週末に壁掛けのDIY工事を行うつもりです。

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しかし、リモートワークで機材を買い求める人が多いのだと思いますが、入手できるのに時間がかかりました。キーボードは古いものを引っ張り出したのですが、一部のキーが認識されず、分解してゴニョニョしたら動くようになったものを使っています。安全のために新しいモノに入れ替えたいのですが、注文はしたものの届く目処が立っていません。

果たして5/6で緊急事態宣言が解除されるのかどうか。まだ継続となる可能性も高いと思いますし、仮に解除されても、何の制約もなく外を出歩ける訳ではないでしょう。今のように缶詰で、とはいかなくても、リモートワークは新たな日常の一部になるのだと思います。オフィスと同等の生産性を実現できるように、環境整備を続けていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 20:22 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月14日

リモートワークで弥生会計

緊急事態宣言以降、弥生では宣言対象地域の東京・大阪・福岡の3事業所について、原則リモートワークに移行しています。東京と福岡については、ほぼリモートワークへの移行の目処がたっています(紙を扱うなどで、どうしても出勤が必要になるケースも残りますが)。一方で、大阪については、電話でのお客さま対応業務ということで、全面的なリモートワーク移行とはいかないのですが、出社人数を限定するなどリスク低減策をとっています。

どうしてもリモートワークに移行しにくい業務(弥生で言えば受電業務ですし、一般的に言えば、店舗運営などは当然リモート対応できません)もありますから、社会全体として、人と人との接触を7割、できれば8割削減するためには、リモートワークに移行可能な業務を極力リモート化していく必要があります(この観点で弥生は、大阪は出社が残りつつ、東京・福岡を全面的にリモート対応としています)。

弥生のお客さまにおいても、是非リモートワークを実践していただければと思います(もっとも弥生のお客さまは小規模な事業者の方が中心ですから、もともとオフィスと自宅が一緒というケースも多いと思います)。その場合、弥生製品はどうすればいいの、と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

まず、弥生会計 オンラインのようなクラウドアプリケーション(総称して弥生オンラインと呼んでいます)の場合。この場合は、何の準備も必要ありません。オフィスでも自宅でも、外出先でも、どこからでもブラウザーでアクセスできます。

それでは、弥生会計 20のように、デスクトップアプリケーションの場合はどうでしょうか。弥生のお客さまはほとんどが、PC1台(スタンドアローン)で利用されていますので、それを前提とすると、大きく3つの方法があります。

1) PCを持ち運ぶ
特にノートPCで弥生会計を利用されている場合は、これが一番簡単だと思います。自宅でも、オフィスで利用していたのと完全に同じ環境で利用することができます。ただし、この方式の最大の難点は、PCを落としてしまった場合のリスクです。当然のことながら、持ち運びの際には最大限注意する必要があります。このご時世ですから、あまりないとは思いますが、PCを持ったまま飲みに行くのは危険です(笑)。万が一のために、Windows 10 Proをご利用の場合には、BitLockerでのドライブ暗号化も組み合わせるとよいでしょう。

2) データをクラウド化する
既にご利用の方が多く一番のおススメはこの方式です。具体的には、弥生があんしん保守サポート加入者向けに提供しているクラウドストレージ、弥生ドライブを利用します。データを弥生ドライブに置いておけば、オフィスからでも、自宅からでもアクセスできます。従前から弥生製品(スタンドアローン)については、同時利用しない前提で、オフィスでPC1台、自宅でPC1台のように2台までインストールすることができるようになっています。つまり、自宅のPCにも弥生会計にもインストールすることによって、弥生ドライブ上にある弥生会計データを利用することができるようになります。

3) オフィスのPCをリモートでアクセスする
いわゆるリモートデスクトップという方式です。弥生製品はもちろん、社内のファイルサーバーにあるファイルへのアクセスを含め、オフィスのPCで利用できるものはすべて利用できるという意味で、もっとも利便性の高い(= リモートであることのデメリットがない)方式です。ただしこの方式は、オフィス外からオフィス内へのアクセスを(限定的にですが)、許可することになりますので、ネットワークの設定等をしっかりとやらないと悪意のある第三者にオフィス内のネットワークに入り込まれかねないというリスクがあります。ITに関してしっかりと管理できる体制が必要です。

やり方は複数ありますが、それぞれのメリット、そしてメリットとトレードオフとしてのリスクがあります。お客さまにあった方式でリモートワークを実現していただきたいと思います。メリットとリスクがうまくバランスしており、万人にお勧めできるのは、間違いなく、2)の弥生ドライブを使ったデータのクラウド化です。

弥生製品以外も含め、小さな会社でのリモートワーク実践という意味では、こちらの弥報オンラインの記事も参考にしてください。
posted by 岡本浩一郎 at 21:07 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月10日

リモートワーク実践

火曜日にお話ししたように、弥生では政府の緊急事態宣言発出を受け、水曜日から、対象地域にある東京・大阪・福岡の事業所について新型コロナウイルス禍に対する対応レベルとしてレベル4に移行しました。お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動についてはリモートワークを徹底。

一方で、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある事業活動、特にカスタマーセンターでのお問合せ対応業務については、リスク低減のために出社人数を限定するなど稼働体制を見直した上で、業務を継続しています。想定はされたことですが、稼働体制を見直した結果、一部のお問合せについてお電話がつながるまでの時間が長くなっており、非常に悩ましいところです。

私自身は、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある事業活動ではないということで、後ろ髪を引かれながらも、火曜日以降リモートワークを実践しています。まあ、これはこれでありだな、と思いつつもまだまだ試行錯誤状態です。見えてきた課題としては、

意識して生活のリズムを維持しないといけない
  • リモートワークでも基本は9時-17時半を維持していますが、何時の電車に乗らないというプレッシャーがない分(?)、パッと目覚めない。今のところ寝過ごしても30分程度なので、通勤時間がない分余裕で9時には間に合っていますが、油断は禁物。

時間と曜日の感覚が薄くなる
  • オフィスにはあちこちに時計が置いてあり、常に時間を意識する一方、個人的な趣味で自宅ではあまり時計が目に入らないようにしているため、気が付くとあらもうこんな時間ということがしばしば。ビデオ会議が予定されているのに私がなかなか参加しないということもあり、電話で呼び出される次第。ビデオ会議はちょこちょこあると言っても、外出や出張のように周りの環境が変わるわけではないので、単調といえば単調。その結果、昨日と今日に明確な差がなく、曜日の感覚もやや曖昧になっている気がします。

運動不足
  • 上の二つは慣れのような気もしますが、運動不足は明らかに最大の課題です。これまでは通常のオフィスまでの往復に加えランチで外出で、一日に7~8,000歩ほどは歩いていました。1万歩が望ましいものの、それでも最低限は体を動かしていました。出張の時は余裕で1万歩を超えます。リモートワークだと、下手をすれば数百歩? 今のところ夕方に少し散歩するようにしています。

あとは、自宅の環境整備ですね。水曜日まではリビングで仕事をしていましたが、なかなか集中できませんし、逆にこちらがビデオ会議をしていると、家族に気を遣わせてしまいます。

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もともと自分の机はあるにはあったのですが、これまでほとんど使っておらず、物置きになっていました。それを一念発起して片付けて、使用できる状態に(正確に言えば、まだ時間がないので、物を脇に置いただけですが、笑。明日は週末なので、ちゃんと片付けます)。木曜日からは狭いながらも執務スペースができ、より集中して取り組めるようになりました。この先、まだしばらくはリモートワークの徹底が続きますし、その先も、リモートでできる仕事はリモートで、となっていくでしょうから、この機会に快適に働ける環境をしっかりと作りたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:18 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月07日

緊急事態宣言を受けての弥生の対応

本日19時より安倍総理による記者会見が開催され、改正特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出したことが説明されました。既にご承知の通り、緊急事態宣言の対象となるのは、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県、期間はゴールデンウィーク最終日の5/6(水・祝)までとなります。

これを受け、弥生として、緊急事態宣言の対象となる都道府県にある、東京・大阪・福岡の事業所での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための対応レベルを、明日4/8(水)より、これまでのレベル3からレベル4に移行します。レベル3では、人と人の接触を減少させるためにリモートワークを推奨としていましたが、レベル4では、原則としてリモートワークとします。

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本対応レベル一覧表について、完璧なものとは言えませんが、何らか参考にしていただけるのであれば、自由にお使いいただいて結構です。
※(4/13追記) レベルを決定する社外要因と社内要因は「or」条件です。今回は政府による緊急事態宣言の対象となったことによりレベル4への移行となっており、本日時点では、弥生社内での感染は確認されていません(蛇足ですが、念のため)。

ただし、今回の緊急事態宣言は、3月下旬に小池東京都知事によって示唆された「都市の封鎖、いわゆるロックダウン」とは異なるものです。今回の緊急事態宣言は、「経済社会活動を可能な限り維持しながら、密閉、密集、密接の3つの密を防ぐことなどによって、感染拡大を防止していくという、これまでの日本のやり方には変わりなく、これを一層強化、そして徹底をお願いするもの」であり、都市の封鎖、ロックダウンとは異なるものとされています。これまで弥生はロックダウンの可能性を念頭に対応レベルの準備を進めてきましたが、今回の緊急事態宣言にあわせたレベルを新たにレベル4と定義し、実行することとしました。

対応レベルは最初から確立されたものではなく、状況を踏まえながら見直しています。一番最初は3つの対応レベルの定義でスタートしましたが、現時点では5つの対応レベルが定義されています。仮に今後、小池都知事によって示唆された都市の封鎖、いわゆるロックダウンが何らかの形で実施された場合をレベル5として定義しています。

今回、東京・大阪・福岡で実行することとなったレベル4では、経済社会活動を可能な限り維持しながら、3密を防ぐことなどによって、感染拡大を防止するという趣旨を汲み、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動については、必要に応じ制限することとします。マーケティング本部、開発本部の業務の多くは、(もちろん弥生にとって非常に重要ではあるものの)お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のない事業活動に該当しますので、リモートワークでの対応を徹底します。仮にリモートワークで対応できない業務については、原則として業務を停止することとします。

一方で、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある業務については、感染リスクの低減を図りながら、業務を継続します。今回、大阪がレベル4の対象となりますが、カスタマーセンターでのお客さま対応業務は、お客さまの事業継続に短期的・直接的な影響のある業務に該当するため、リスク低減のために、出社人数を限定するなど稼働体制を見直した上で、レベル3にとどまる札幌と共に対応を継続します。

今回、確定申告期限の柔軟な取扱い(pdf)が発表されましたが、基本的な確定申告期限はあくまでも4/16(木)となりますので、まずは4/16(木)まで、お電話での対応を継続します。4/17以降については、お問合せボリュームの推移を見ながらの判断になりますが、事業上/技術上の可能性を鑑みながらリモートワーク中心でのお客さま対応の実現を目指していきます。

なお、東京・大阪・福岡以外の事業所に関しては、レベル3の対応を継続します。ただし、レベル3でもこれまで通りのリスク低減策が求められますし、また、今後の状況によって、これら事業所でも今後レベル4に移行する可能性があります。

事態は流動的であり、今後の状況を見ながら、対応内容を見直す可能性があります。私たち自身の安全のために、リスク低減策を徹底することは言うまでもないことですが、同時に、私たちの存在意義である、安倍総理の言われる「日本の屋台骨」である中小事業者の事業継続のお手伝いを可能な限り継続していきます。正直悩みながらではありますが、お客さま、お取引さま、関係者の皆さまのご理解とご協力をお願い致します。
posted by 岡本浩一郎 at 23:56 | TrackBack(0) | 弥生

2020年04月02日

弥生へようこそ! 2020

弥生は、昨日4/1に、6名の新卒社員を迎えました。4/1といえば入社式ですが、今回入社式を開催するかどうかは正直迷いました。世の中的には、新型コロナウイルス禍の影響で、入社式を見送るケースも多かったようです。ただ、入社式は、社会人として一歩を踏み出す象徴的な場です。可能な限り、一歩目を踏み出した当日に開催してあげたいと考えました。

幸いにして弥生は例年通り少人数のみの採用です。100名近くを収容できるヤヨイヒロバで、なおかつ迎える側の参加者も絞り込めば、リスクとしては十分低減できると考えました。今回は、新卒社員が6名、迎える側が役員4名に人事3名の合計13名が参加し、例年は朝一番の開催をお昼過ぎ開催に変更して入社式を開催しました(恒例のランチ懇親会は今回は残念ながら見合わせ)。

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全員がマスク着用。辞令を渡す時ぐらいはマスクを外したかった、というのが素直な気持ちですが、今は非常事態です。こういった形での入社式は今後あって欲しくはありませんが、これはこれでとても印象に残る入社式になったのではないかと思います。今回入社した皆さんへの一つ目のメッセージは、まずは安心してほしいということ。新型コロナウイルス禍の影響で内定が取り消しになったという話もあるようですが(会社としては本当に苦渋の決断だったものと思います)、お蔭さまで弥生の経営環境は(少なくとも短期間で)揺らぐような状態ではありません。

ただ一方で、弥生のお客さまが直面している環境は極めて厳しいものです。特に飲食業、観光業は尋常ではない影響を受けており、なおかつ先が見えません。言うまでもないことですが、弥生のお客さまが事業を継続することができなければ、それは弥生自身にも中期的に影響を及ぼすことになります。今回入社した皆さんへのもう一つメッセージは、お客さまのために何ができるかを徹底的に考えてほしいということ。新入社員として、すぐにできることは限られますが、チーム弥生の一員として、それぞれが何ができるかを徹底的に考え、そして行動してほしいと思っています。

入社式は無事に開催できましたが、こういった状況を踏まえ、新卒社員は今日からリモートでの研修です。新卒社員の研修といえば、同期でワイワイと楽しみながら切磋琢磨、という感じですが、リモートだとなかなか難しいですね。昨日は中途で入社された方もいるのですが、入社そうそうリモートということで、少し心細そうでした。既に関係性が確立されたメンバー同士でのリモートワークは可能ですが(それでも意識してコミュニケーションを取る必要があると感じています)、まだ関係性が確立されていないメンバーでのリモートワークはなかなかのチャレンジです。周囲がしっかりとサポートしていかなければ。
posted by 岡本浩一郎 at 14:37 | TrackBack(0) | 弥生

2020年03月31日

経理の日 2020

今日、3月31日は経理の日です。期末&月末ということで、日本全国でビジネスの土台である会計や請求といった経理業務に携わっている方々に敬意を表する日。3月の「弥生」と月末(晦日)の「Misoca」が一緒になったことを記念して2016年にできました(ちゃんと記念日として登録されています)。

これまで、毎年3月31日より少し前に経理をテーマとしたイベントを開催してきました(本ブログでは2017年2018年の様子についてお話ししています)。しかし、今回は新型コロナウイルス禍の広がりもあり、イベントの開催は早々に断念。それでも何かやりたいということで、プレゼントキャンペーン(こちらは締切済み、こちらは本日23:59まで!)に切り替えました。Twitterでの#経理エピソードキャンペーンは思った以上に盛り上がっています。

毎年2月3月は確定申告を焦ってやりはじめてギリギリで終わって達成感が半端ない」というあるあるなエピソードから、「両親の起こした会社が45周年を迎えました。開始から今まで一人で事務をこなした母。間もなくその事務を引き継ぐ私。不安しかないけど頑張るしかない!」というジーンとするエピソードまで実に様々(なお、ここで引用させていただいたことと、抽選は全く無関係です、悪しからず…)。

そうなんだよなあ、と思わされるのが、「いろいろな部署がテレワークに移行しても、経理だけはテレワークできない」というエピソード。弥生では、昨日から新型コロナウイルス対策のレベルを引き上げ、可能な限りリモートワークに移行しています(私も今日はリモートワーク)。前回もお話ししたように、ロックダウンの可能性を踏まえ、最低限維持すべき業務を洗い出ししましたが、この中でリモートでは完結できないのは「支払/請求業務」。

3月末という大事なタイミングでお取引先に迷惑はかけられないと、仮に3月中にロックダウンが発動された場合には前倒しで支払処理をすることも視野に準備してきましたが、幸いにしてロックダウンには至らず、通常通りのオペレーションで3月末の支払いを済ませることができました。経理のメンバーもホッとしているはずです。

なぜリモートで完結できないかというと、紙がベースになっているから。業務効率化を掲げる弥生であっても、お取引先からいただく請求書は基本、紙です。結局ITがどんなに進んだとしても、それを活用して業務そのもののあり方を見直さない限り、本当の意味での業務効率化は実現できません。

もちろん問題意識は持っていて、Misocaと共に歩むことを決めたのも、これを何とかしたいというビジョンの一致があったから。また、動いていないわけでもなく、(まだ中身はお話しできないのですが)昨年末に立ち上げた勉強会もこの問題意識から発しています。

ただ、まだ抱いているビジョンの1割も実現できていません。経理の日が、無事に終わるかとハラハラする日ではなく、無事に終わったと達成感を感じられる日にしなければ。新型コロナウイルス禍の影響を受けた今年の経理の日ですが、むしろこれを経理のあり方を変える変化点にしたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:50 | TrackBack(0) | 弥生

2020年03月26日

ロックダウンへの備え

海外で外出を禁止するロックダウン(都市封鎖)が続々と実施される中(実際にどの程度の禁止なのかは、都市によって大きく異なるようですが)、小池都知事が23日の記者会見で「事態の今後の推移によりましては、都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど、強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性」があると発言されたことから、東京でのロックダウンの可能性が一気に現実的なものとなってきました。

正直に言えばあまり考えたい事態ではありませんが、可能性を否定できない以上、弥生としてロックダウン時に向け、準備を始めています。これまでの事業継続計画はあったにせよ、あまり現実感があるとは言えませんでしたが、今回は「今、そこにある」危機です。

これまでも、イベントの開催見合わせやリモートワークの実施などでリスク低減策を講じてきましたが、事業としては基本的に通常通りに運営してきました。しかし、ロックダウンが発動された場合には、事業の縮退を行うことになります。つまり、最低限維持すべき事業活動を明確化し、それ以外に関しては、ベストエフォート(できなくてもやむを得ない)となります。

現段階で最低限維持すべきとして体制を組もうとしているのは、以下の通りです。

- お客さまへの告知
- お客さまによる製品・クラウドサービス利用
- 支払/請求業務

まずは、弥生における業務運営状況を正確かつタイムリーにお客さまにお伝えできること。そしてもちろん、今弥生のデスクトップアプリケーションもしくはクラウドアプリケーションをお使いの方が支障なく利用を継続できること。そして、弥生の取引先と弥生自身の資金がまわっていくこと。

仮に東京だけのロックダウンであれば、大阪と札幌のカスタマーセンターでのお問合せ対応は継続しますが、大阪/札幌共にロックダウンの対象となった場合には、お問合せ対応を止めざるを得ないこともありうると考えています。また、既にご利用の方が利用を継続することはできますが、新規の受注に関しても止まる可能性があります。ただし、デスクトップアプリケーションではダウンロード販売、また、クラウドアプリケーションではインターネット上でサインアップし、即座に使い始めることができますので、この点に関しては実質的な影響はあまりないと考えています。

3月末の大事な時期ということで、お取引先に対しての支払いも確実に行えるように準備しています。仮に3月末までにロックダウンになった場合も、既に社内で支払処理の済んだものについては、3月末分については前倒しで支払いできるよう準備を進めています。社内ごとにはなりますが、4月10日には固定賞与の支払いがあります。これも確実に払わないと、大変なことになります(笑)。

ちなみにアルトアでの最低限維持すべき業務は、融資審査・実行です。個人情報など、機密エリアでしか扱えない情報もあるため、必要最小限の人員でオフィスに籠ることになることを想定しています。ただし、現時点では審査・実行に遅延は発生していませんが、ロックダウン時には最小限の人員となるため、遅延が出る可能性は排除できません。

これまでに経験のないことであり、手探りではありますが、お客さまにも、お取引先にも可能な限りご迷惑をおかけしないよう準備を進めています。仮にロックダウン等で事業運営の縮退に至った場合には、ウェブサイト等で情報発信します。
posted by 岡本浩一郎 at 17:47 | TrackBack(0) | 弥生

2020年03月11日

改めて、e-Taxで電子申告 - デスクトップアプリ編

新型コロナウイルス禍の関係で、本来は2月中に終えるはずだった確定申告期の特集企画(?)が宙ぶらりんになってしまいました。帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介しようという企画です。もともとクラウドアプリで3回、デスクトップアプリで3回を予定していましたが、このうち5回は済んでおり、最後の1回だけが残っています。ということで、再スタート(そして、今回で終了、笑)。前回は、やよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)での申告書の作成についてご紹介しましたが、今回は、e-Taxでの電子申告についてご紹介します。

ただ実は、あまり書くことがありません(笑)。前回お話ししたような流れで申告書を作成するわけですが、紙で提出する場合には、印刷して終了。紙ではなく電子申告する場合には、電子申告(e-Tax)というメニューを選んでいただき、あとは画面の誘導に従っていただければ、それで終了です。

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正確に言えば、一番最初にe-Taxを使えるようにする手続(弥生から使えるようにするというよりは、そもそもマイナンバーカードでe-Taxを使えるようにするe-Tax側の手続き)はやや難解です。こちらに「確定申告e-Taxモジュールで申告データを送信する」というFAQを用意していますが、この中段にある、「マイナンバーカードをe-Taxで初めて使用する場合」という手順を踏む必要があります。使いやすさを売りとする弥生としては、何とかしたいのですが、ここだけはe-Tax側の手続きだけに何ともしようがないのが残念なところ。少々面倒ですが、この手順通り進めれば問題はないはずです。基本的に最初の一回だけ必要というのがせめてもの救いです。

これを乗り越えれば、後はもうあっという間です。

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あれ、この画面どこかで見たことがあるって? そう、実はこれ、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで利用する画面と全く同じなのです。以前お話ししたように、このe-Taxモジュールには、「HTML、CSS、JavaScriptのようなWeb技術で、macOS、Windows、Linuxに対応したデスクトップアプリケーションをつくることができる」技術、Electronを採用しており、クラウドアプリでも、デスクトップでも、いざe-Taxを行う場合には、共通モジュールが立ち上がるようになっています。

申告期間も終盤に差し掛かり(のはずが、期限が延長された結果中盤に戻ってしまいましたが)、既に多くの方にこのe-Taxモジュールをご活用いただいていますが、これまでよりも圧倒的にe-Taxが簡単にできたという嬉しいフィードバックをいただいています。もちろん弥生ならではの使いやすさ、簡単さにこだわっているから、でもあるのですが、機能を絞っているからというのも紛れもない事実です。

弥生のe-Taxモジュールを利用しない場合には、国税庁が提供するe-Taxソフトを利用することになりますが、このe-Taxソフトは非常に多機能です。例えば、送信前に送信するデータを申告書の様式でプレビューする機能があります。一方で、機能が多いことはややもすれば、わかりにくいにつながってしまいます。弥生のe-Taxモジュールは、その手前でしっかりと申告書としては完成している前提で、とにかく簡単に確実に電子申告する、という機能に絞り込んでいます。それが故に、誰でも迷わず簡単に利用いただけるようになっています。

論より証拠。今回の申告では是非このe-Taxモジュールを活用し、その簡単さを実感してください。
posted by 岡本浩一郎 at 18:46 | TrackBack(0) | 弥生

2020年03月06日

再び、新たな始まり

全国の学校の休校要請がなされ、これは大変なことになってきたと実感してから約一週間。幸いなことに、日本では爆発的な感染拡大は見られていませんが、ニュースの中心は引き続き新型コロナウイルス。普通の生活を続けることはできていても、なんとなく心がざわざわした状態が続いています。思い返すと、東日本大震災の後もこんな感じだったと思います。足元で生活に困るわけではないものの、いつでもどこにでも出かけられる、何でも必要な時に買えるという自由が一部失われ、いつまでこれが続くんだろう、今後どうなるんだろうという漠然とした不安がありました。

そういう意味では、当時も、これが新しい時代の始まりになると感じたことを思い出しました。今回も、この新型コロナウイルス禍を契機に、新しい常識であり、新しい時代の始まりになるのではないかと考えています。

弥生では、現時点で一部リモートワークを実施していますが、全社/全員という規模では実施していません。現状では、特にお客さま対応を中心に、どうしてもオフィスでしか対応できない業務が存在するためです。純粋に技術的な観点では、お客さま対応のリモート化も不可能ではないのですが、主に情報セキュリティの観点(個人情報の取扱い規定をリモートで完全に満たすことが難しい)およびサービスレベルの観点(必要に応じより経験豊富なメンバーへのエスカレーションを含め、個人ではなく、チームで対応しているため)から、従来通り大阪と札幌のカスタマーセンターでの対応を継続しています。

もっとも、いつも通りという訳でもありません。リスクベースのアプローチということで、本人もしくはご家族が高齢、もしくは基礎疾患をお持ちのメンバーについては、リモートワーク(可能な場合)もしくは自宅待機としています。リスクが大きいところを優先的に対応しているということです。また、学校の休校にともない、ご家族の面倒を見ることが必要なメンバーについても、同様な対応を行っています。結果的に、カスタマーセンターでのお問合せ対応能力はピーク時よりも下がった状態ですが、確定申告期限の延長の影響でお問合せが減っており、現時点では比較的円滑に対応することができています(が、おそらく新たな期限に向けてお問合せが集中するでしょうから、お問合せはお早めに)。

弥生社内でリモートワークが比較的進んでいるのは、開発メンバーでしょうか。これまでもご家庭の都合で希望される場合に、リモートワークを限定的にではありますが取り入れてきた経験が活きています。

通勤ラッシュを避けるための時差通勤も可能ですが、これはどうでしょうか。前もしくは後ろにずらして明確に空けばいいのですが、少なくとも私の通勤路線に関しては、ピーク時は3〜4分に一本の運行であるのに対し、その前後になると運行の頻度が明確に落ちるため、ずらしても空きません。もっともこれは路線にもよるのでしょうね。私自身はこれまで通りに出勤していますが、前もしくは後ろにずらされた方が増えたおかげで、通勤が極めて快適です(笑)。この一週間は、座れる(!)ことが増えました。

ただ、いずれにせよ今回を機に、これまでの常識に挑戦していかなければならないと感じています。今回の新型コロナウイルス禍がなかったとしても、家庭と仕事のバランスがより重視されていくことは間違いありませんし、より柔軟な働き方が求められるようになっていくことも間違いありません。もともとは、この夏の東京オリンピックが一つの大きな契機になると思っていました。オリンピックの期間については、リモートワークを原則として、どういった効果があるのか、逆にどんな課題が残るのかを明確にし、その先、より柔軟な働き方を段階的に実現していこうと考えていました。

上述したように、課題はあります。ただ、課題があるからできません、ではなく、どうやったらできるのかを真剣に考えるべき時だと感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:56 | TrackBack(0) | 弥生

2020年02月25日

申告書作成 - デスクトップアプリ編

先週から今年の確定申告が始まり、確定申告期の特集企画(?)ということで、帳簿付け〜申告書作成〜e-Taxによる申告までを、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)とやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)それぞれで簡単にご紹介しています。前回はやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)での帳簿付けについてご紹介しましたが、今回は、申告書の作成についてご紹介します。

これまでにもお話ししていますが、弥生の特徴は、ソフトウェアの誘導に従っていただければ、税金に関する知識がなくても申告書を作成できてしまう、という点。これは以前お話ししたやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)でも、今回お話しするやよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)でも共通です。

ただ、その実現方法は、それぞれで異なります。やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインは全くの初心者をターゲットにしている一方で、やよいの青色申告 20は経験者でも気持ちよく使っていただけるインターフェイスを用意した上で、それを初心者でも利用できるようにナビゲーションを提供しています。

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こちらはやよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリ)の画面。基本的には画面の質問に答えていただければ、自動的に適切な申告書が作成できるようになっています。申告書がどのようになるかを知りたいという場合には、画面右上の「プレビュー表示」をクリックしていただければ、その時点での申告書を表示することができますが、基本的には申告書の仕上がりを意識することなく入力は進んでいきます。

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一方で、こちらは、やよいの青色申告 20(デスクトップアプリ)の画面。画面左側には、やはり質問が表示され、それに回答していただければ、自動的に適切な申告書が作成できるようになっています。同時に、右側には、申告書が常時アップデートされ表示されています。リアルタイムで仕上がりを確認できるというのは、やはりデスクトップならではの強みですね。これをクラウドで実現しようとすると、どうしてももっさりとした動作になってしまいます(少なくとも現時点での技術では)。

やよいの青色申告 20方式のもう一つのメリットは、ある程度経験のある人であれば、ナビゲーションに従う必要はなく、右側の申告書に直接入力することが可能なこと。質問→回答方式は、迷うことがなく、初心者にはとても親切ですが、経験者からすると、煩わしいと感じることもあります。そういった意味で、初心者から経験者まで、幅広くカバーしているのが、やよいの青色申告 20の申告書作成機能です。

個人的に、どちらの方でより速く申告書を作成できるかと言えば、やはり慣れていることもあり、やよいの青色申告 20です。ただ、それも上回る親切さ、丁寧さを実現しているのが、やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインということになります。どちらでも、お客さまに適したものを選んでいただければと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:33 | TrackBack(0) | 弥生