2018年11月15日

お客さまの卒業

豊吉さんの卒業について書いたばかりですが、たまたま先週、「卒業」されたお客さまにお会いする機会がありました。毎回いい刺激を受ける経営者仲間と行ったお店でのことです(Nさんご馳走さまでした!)。

Nさんが「そういえばこのお店も確か弥生を使っていたはず」と言われるので、恐る恐る聞いてみると…。「ええ、弥生の社長さんですか!? もちろん使ってますよ」との嬉しいお言葉。ただ、よく聞いてみると、かつてやよいの青色申告を使っていた、ということのようです。

このお店は4年前にご主人が独立して、麻布十番に開業した割烹なのですが、今では屈指の人気店に。なかなか予約を取るのも難しいそうです。確かに一品一品が全て完璧なまでに美味しい。最初に出てきたセコガニが最高でしたし、お出汁も絶品でした。ああ、ヨダレが…。

本ブログには珍しく食べ歩き記事になってしまいそうですが、話を戻すと、開業当初はやよいの青色申告でご自身で帳簿を付けられていたのだそうです。では、今はどうしているのかというと、会計事務所にお任せしているとのこと。まあ、これだけの人気店になれば、それはそうですよね。

弥生としては、事業を立ち上げた直後こそ、おカネの流れをしっかりと可視化し体感できるように、ご自身で帳簿を付けることを推奨しています。ただ、事業が発展していく中で、いつまでもそれが正解だとは考えていません。おカネの流れを把握できるようになり、同時に、従業員も増えてくれば、帳簿付け自体は従業員に任せた方がいい(もちろん経営者として数字はしっかり見ていただきたいですが)。あるいは、今回のケースのように、事業がそれなりに安定してくれば、外部の専門家に任せてしまい、ある意味時間をおカネで買うという選択肢もありだと思います。

もっとも弥生側の観点で事業戦略を考えると、折角お客さまになって頂いたのに、卒業されるのは勿体ないという考えが一般的かと思います。初めてのクルマがカローラであれば、次にはコロナに乗っていただき、その次はマークII、そしていつかはクラウンという道筋を示すことによってお客さまの卒業を防ぐ(車名に時代を感じますね、笑)。この考え方には合理性がありますし、一般的には正しい戦略だと思います。

ただ、卒業を防ぐために商品ラインアップであり、(言い方を変えれば)戦線を広げていけば、会社としてのフォーカスが曖昧になりがちなのも事実です。カローラ(や軽自動車)を求めるお客さまとクラウン(やレクサス)を求めるお客さまでは、価値観も異なるし、車を選ぶ基準も異なる。トヨタほどの超大企業であれば、それら全てをうまく満たすことも可能でしょうが、弥生の規模では、どちらも中途半端になりかねません。

弥生は、起業されて初めて使う会計ソフトを提供することに拘りたいと思っています。だからこそ、弥生は初めての方でも「かんたん、あんしん、たよれる」に徹底的に拘っています。もちろん、使い勝手を評価いただき、結果的にもう何十年も弥生を使い続けていただいているお客さまも多くいらっしゃいますし、中には上場しても弥生を使い続けているお客さまもいらっしゃいます。一方で、卒業されるお客さまも一定の確率で発生します。

かなり前に一度お話ししたことがありますが、弥生は、お客さまが「卒業」されることをネガティブには捉えていません。事業のステージが変わる中で、自社で行っていた会計業務を完全に外部に委託することもあるでしょうし、あるいは、組織が大きくなる中で、例えばより厳格な内部統制を行うために会計ソフトを見直すこともあるでしょう。その場合、お客さまは弥生を「卒業」されることになります。弥生として寂しさを感じない、というと嘘になりますが、逆に弥生を活用して、そこまで事業を成長させることができた、ということに喜びと誇りを感じます。

今回のお店も、開業当初は今のような予約の取れないお店ではなかったとのこと。帳簿を付けながら、大丈夫かなあ、でも頑張ろうという日もひょっとしたらあったのかもしれません。それが今や予約の取れない繁盛店。そこまでの成長を支えることができた、ということは弥生にとって紛れもない喜びであり、誇りです。
posted by 岡本浩一郎 at 19:05 | TrackBack(0) | 弥生

2018年11月13日

卒業

昨日、Misocaのプレスルーム、および豊吉さんのブログで発表されましたが、11月末のMisoca定時株主総会をもって、Misoca創業者である豊吉さんがMisocaの代表取締役を退任することになりました。

Misocaが弥生のグループ会社となったのが、2016年2月。見積〜発注/受注〜納品/検収〜請求〜支払/入金という商取引のあり方を根本から変えていこう、中小企業の業務を一気通貫して電子化し、圧倒的な業務の効率化を実現しよう。このビジョンが弥生とMisocaを引き寄せ、グループとして一歩を踏み出すことになりました。

その後、3月31日を経理の日としたり、Misocaのオフィスと弥生の名古屋営業所を統合して新しいオフィスに移転したり、そして何よりも弥生のサービスとしてMisocaをローンチしたりと着実に前進を続けてきました。もちろん、バックグラウンドが異なるチーム間での喧々諤々もあり、一方で331 Cafeでまったりコーヒーを嗜んだり、様々な出来事がありました。

実はMisocaが弥生のグループに入る時点から、豊吉さんとしては3年間という期間の中で、Misocaを次のステージに導きたいという話を聞いていました。来年の2月末にはその丸3年という節目を迎えるのですが、ある意味計画通り、そろそろ豊吉さん自身の次のステージを考えたいという話がありました。豊吉さんは松本さんと一緒にMisocaを立上げ、まさに0から1を実現した訳です。そのMisocaは弥生の一員として、この3年弱という時間の中で、頼れるサービスとして安心して、継続的にご利用頂けるところまで来たと考えています。つまり1から10にはできたかな、と。

これからMisoca/弥生としては10を100に、そして1,000にしていく訳ですが、一方で豊吉さんとしては、得意としている0から1に再びチャレンジしたいとのこと。もちろん、私としては、Misocaの創業者である豊吉さんにはMisocaであり、弥生の中で長く活躍して欲しいという希望はあるのですが、豊吉さんの人生は豊吉さんのものですから、ご本人の意思を尊重しようという結論になりました。丸3年となる来年2月までは、豊吉さんには引き続きMisoca顧問として活躍頂きますが、取締役としては、来る定時総会で退任するということになったわけです。

Misocaが弥生グループ入りした段階では、豊吉さんの会社という色が非常に濃かったですが、Misocaも成長する中で、既に弥生グループ入り後にMisocaに入社した人の方が多くなっており、いい意味で豊吉さんが卒業しても、MisocaのDNAを受け継ぎつつしっかりと引き続き成長させられる目処が立ちました。目指しているビジョンを実現するにはまだまだ長い道のりですが、Misoca/弥生として着実に前進を続けていきたいと思っています。

豊吉さんの次のステップについては、まだ具体的に決まっていないと聞いていますが、豊吉さんのことですから、きっとワクワクするような新しい事業を立上げられるのではないかと思います。豊吉さんの新しい旅を一個人として応援していきたいと思います。

ちなみにMisocaの共同創業者である松本さんは、実はこの秋から東京での活動がメインになっています。弥生の技術フェローとして、これまで以上の活躍が楽しみです(が、週末も含め、相当アクティブにあちこちに出没されているので、体力が持つか心配しているのは、ここだけの話、笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:31 | TrackBack(0) | 弥生

2018年11月08日

静かな滑り出し

10月に新年度(FY19)がスタートして早くも一ヶ月過ぎました。いつ始まって、いつ終わったんだと思うくらい、あっという間。製品発表会があり、実際に製品を発売開始し、弥生PAPカンファレンス 2018秋も始まり、その裏ではアルトア関連で重要な打合せもあり、そして月末には海外出張と盛り沢山だったせいもありますが、それにしても時の流れが速いのは、やはり歳のせいでしょうか(苦笑)。

速報ベースで10月の結果が出ていますが、お蔭さまで順調な滑り出しです。前年を超え、予算もしっかりと達成。まずはしっかりとした初月とすることができてホッとしています。ただ、今のところは順調と言えども、まだまだ静かな滑り出し。

来年春には新元号、そして来年秋には消費税率引上げ(+軽減税率導入)という大きな法令改正が続くだけに、今期は前回の消費税率引上げがあったFY14以来のジェットコースターライドになるものと思っています。これからはまず、年末〜確定申告期に向けての第一の山。ここまでは例年通り。しかし確定申告が終わったと思ったら、ホッとする間もなく新元号の第二の山、そしていよいよ10月に向けての消費税の第三の山がやってきます。

こう考えるとホッとできるのも今のうちですね。12月に入ったら今年ももうカウントダウン。そしてその先は山また山。折角の機会ですから、迫りくる山々を楽しみながら踏破していきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:05 | TrackBack(0) | 弥生

2018年11月02日

オーストラリア出張

水曜日からオーストラリアに出張に来ています。火曜日の夜に日本を出て、水曜日の早朝に到着。水/木/金と3日間みっちりと仕事をして、今晩の深夜便で日本に戻ります。

オーストラリアに出張というと、まずシドニー(Sydney)を想像します。Harbour BridgeにOpera Houseといった観光名所はもちろん、日本における東京への一極集中振りから、オーストラリアのビジネスもシドニーに集中しているのかと思いがちです。実際、今回は水曜日こそシドニーでした(Harbour BridgeもOpera Houseもしっかりと散策しました、笑)が、木曜日の朝にメルボルン(Melbourne)に移動。木/金の二日間はメルボルンでした。メルボルンは住みやすい街として評価が高いとのことで、将来的にはシドニーの人口に並ぶと予測されているのだそうです。約一年前に日本航空がメルボルン直行便を就航させましたが、そういった背景があるのですね。

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今回の出張の目的や訪問先は一旦秘密ということにしておきますが、二つの観点から、非常に有意義な出張となりました。一つ目は、社会全体の観点。前回お話しした「2020年代には、そもそもその業務自体が劇的に変わっていく、極端な話、なくなっていく」という話につながるのですが、自分の頭の中で考えているのと、実際に実現されつつあるところを見るのでは大きな違いです。もう一つの観点は、弥生自身の観点。弥生として何を考え、どの方向を向くべきか、非常に有益な示唆を得ることができました。

自分の頭で徹底的に考えることはもちろん必要。ただ同時に、世界に出て様々なことを見聞きすることも同じように大事です。今だから言えることですが、本ブログでも少しお話しした2016年3月の出張(この時は、シリコンバレーからアトランタ経由でロンドンから帰国、結果的に世界一周)は、その後2017年2月のALTの立上げ、そして2017年12月のアルトアのサービス開始につながっています。

このタイミングで色々な方と会えた/議論できたのも一つのご縁。本当にこのタイミングで来て良かったと感じていますし、今回のご縁は、必ず今後につながっていくものと確信しています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:14 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月30日

前半戦終了

今月半ばから開催している弥生PAPカンファレンス 2018秋ですが、広島、大阪、名古屋を終え、これで前半戦が終了です。

今回のPAPカンファレンスのテーマは、業務の効率化。数年前から都市部では採用が難しくなってきているという声があがっていましたが、ここ一年ほどは全国どこでも、採用できないというのが会計事務所共通の悩みになってきています。そういった中で、事業者にとっても、会計事務所にとっても業務の効率化は大きなテーマです。今回のPAPカンファレンスでは、弥生の提供する製品/サービスを活用して大幅な業務効率化を実現した実際の事例を会計事務所から発表頂いています。

こうやって業務を効率化しましょう、というのはPAPカンファレンスに限らず弥生から日頃発信していることではあるのですが、やはり実践し、なおかつ結果を出している方の話は説得力が違うというのはカンファレンスの際にお願いしているアンケートの結果でも明らかです。事例発表では、弥生への要望などもかなりストレートにお話しして頂いています。弥生が変に歪めることなく、ありのままをお話し頂くことが何よりも大事だと考えています。

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ということで、メインのコンテンツは事例紹介なのですが、その前に、私の方から、「弥生の現況と今後の計画について」と題したプレゼンを行っています。ここ数年間、できるだけ現場に任せたいということで(ここは現場から異論があるかもしれません、苦笑)、私がプレゼンする機会を減らしつつあるのですが、今回に関しては、私がどうしてもお話ししたいと思った内容です。それは今見えている業務効率化の先にある世界。今ある業務を効率化することも大事ですが、2020年代には、そもそもその業務自体が劇的に変わっていく、極端な話、なくなっていくのではないかと考えています。なぜそう考えるのか、そしてその流れに対しどういった対応をすべきなのか、私なりの考えをお話ししています。出し惜しみをする訳ではありませんが、具体的な内容は是非PAPカンファレンスにご参加頂ければと思います。

後半戦の再開は11/8(木)の東京会場となります。その後は、札幌(11/13)、福岡(11/16)と続き、仙台(11/21)で千秋楽となります。後半戦でも多くのパートナーの皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
posted by 岡本浩一郎 at 18:17 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月26日

お客さまのことを考える

今日は大阪でのPAPカンファレンスということで、早朝から大阪入り。大阪伊丹空港から、淀屋橋のオフィスまではいくつかのコースがあるのですが、モノレールで千里中央に出て、そこから御堂筋線(北大阪急行線)というのが典型的なコース。モノレールを降りると、野村證券の千里支店の前を通ります。この千里支店は私にとっては思い出深い場所。ある意味私のキャリアの一つの転換点になった場所です。

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私は毎月社内報に記事を書いているのですが、実は弥生の社長に就任して最初に書いた記事(2008年5月!)でこの千里支店のことを書いています。

--(以下引用)--
皆さんご承知のように、私は元々はエンジニアの出身です。エンジニアと言えば、オフィスにこもってコードを書くのが仕事と思われがちですが、エンジニアであっても、お客さまを理解し、そのニーズにお応えすることは絶対に必要なことです。私は野村総合研究所(NRI)という会社で社会人人生をスタートしました。NRIは野村證券と資本関係があり、野村證券のシステムを構築・提供しています。このため、NRIでは全ての新人エンジニアは一年目中に野村證券の支店での一ヶ月間の研修を義務付けられています。私の場合は大阪の千里支店でした。この一ヶ月の体験が私のエンジニアとしての価値観を大きく左右したと言っても過言ではありません。

支店で驚くと同時にショックだったのは、鳴り物入りで開発された機能が全く使われていないこと。どこの会社でもよくある悩みですが、当時の野村證券ではお客さまに関する情報を担当営業のみが持っていることが大きな問題になっていました。担当営業が異動になると、お客さまに関する情報が失われてしまい、後任の担当営業が一からやり直すという繰り返しでした。そこで、野村證券はお客さまとの接触履歴を記録するシステムを開発し、全店に導入したのです。これは1991年のことですが、今で言うCRM(Customer Relationship Management)の先駆けというべきものです。

ただ、これは会社の「こうしたい」であって、使う人(営業)の「こうしたい」とは全く一致していなかったのです。営業としてはお客さまとのやり取りこそが生命線であり、それを(システムを通じて)全社で共有するのは下手をすれば自分の業績にひびくと考えていたわけです。情報を共有することがお客さまと会社にとってどんな意味があるのかをキチンと示す、また情報を共有するインセンティブを提供していれば話は別だったのでしょうが、結果的には全く使われないシステムができてしまったわけです。エンジニアとしての自分に自信を持ち、良い物を作っていると思っていた私にとっては非常にショックな出来事でした。

弥生はテクノロジーカンパニーですが、お客さまに利用されないテクノロジーには何の意味もありません。お客さまに使って頂き、お客さまに喜んで頂くためには、やはりお客さまが何を考え、何を求めているのかを正確に理解する必要があります。これは製品に限ったことではなく、サービスの提供でも同じです。お客さまに利用されない、評価されないサービスは自己満足にしか過ぎません。

社員一人一人が常にお客さまのことを考え、何ができるかを考える。その積み重ねが弥生の将来につながっていくものと信じています。
--(引用ここまで)--

もう30年近く前のことですから、当時自分がどのように千里支店に通っていたのかすら覚えていない(豊中にあった寮にお世話になっていたことは覚えています)のですが、エンジニアとしての大事な学びは今でも自分の礎になっています。テクノロジーが進化し、ある意味何でも実現できるようになってきた中で、お客さまのことを考え、何ができるかを考え続けることの必要性はますます高まってきていると感じます。
posted by 岡本浩一郎 at 12:21 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月19日

弥生 19 シリーズ一斉発売

本日、10/19(金)に弥生は、弥生 19 シリーズを一斉発売しました。私は今日は大阪への出張ということで、恒例の部屋の模様替えは数日前に済ませました。毎年のことですが、部屋を模様替えすると、今年もこの時期が来たか、と気が引き締まります。

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今回もイメージキャラクターは芳根 京子さん。この一年での芳根さんの活躍には目覚ましいものがありますね。昨年のパッケージはほわっとした優しい感じでしたが、今年のパッケージは動きがあるシャープな感じ。これは是非家電量販店の店頭で見て頂きたいです。

今日は大阪の主要量販店を視察しましたが、店頭はなかなかいい感じ。ただ、郊外のお店については、展示が新製品に入れ替わるのに少々時間がかかるケースがあります。その場合も、在庫は既に入っていることがほとんどですので、旧製品が展示されている場合には、店員さんにご確認頂ければ幸いです。

弥生 19 シリーズのプレス発表を行ったのが先週のこと。今週には安倍首相による消費税率の予定通りの引き上げの正式表明があり、何ともタイムリーな製品発売になりました。もちろん、弥生 19 シリーズでは、来年10月からの消費税率10%、そして軽減税率8%に対応しています。

ただ、消費税率10%はともかく、軽減税率は相当な難物です。軽減税率8%での記帳はできても、そもそも何が軽減税率に該当するのかもまだまだ不透明な部分(コンビニのイートインが飲食禁止になる?、という不思議な報道もありましたね)があります。弥生はこれまでも、ソフトを提供して終わりではなく、業務面でどのように対応すべきか、お客さまのサポートを行ってきました。ひとまず弥生 19 シリーズを無事にリリースすることはできましたが、お客さまの業務を支えるという意味では、本番はまさにこれからです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:34 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月17日

PAP9,000

弥生は先月末となる9月末でカレンダーより一足早く2018年度(FY18)を終えましたが、その9月末で一つのマイルストーンを達成することができました。タイトルでバレバレですが、弥生の会計事務所パートナー(PAP)がついに9,000会員を突破しました。もともとFY18中に9,000会員達成を目指していましたが、結果としてはギリギリ。期末となる9月末での9,000会員(正確には9,007会員)達成となりました。

PAP会員数が7,000を超えたのが2016年5月、7,500を超えたのが2017年1月、8,000会員が2017年8月、そして8,500会員が2018年2月。これまで最高のペースだったのは、2015年4月の6,000会員から2016年5月の7,000会員。実に1年1ヶ月で1,000会員増えたことになります。7,000会員から8,000会員は若干ペースが落ち、1年3ヶ月。今回は再びペースアップし、過去最高に並ぶ1年1ヶ月ということになります。

ただ、PAP会員数についてお話しする際には必ず触れていることですが、PAPはパートナー制度であり、数は最優先ではありません。一番大事なのは、パートナーとして、中小企業・個人事業主・起業家を支えるという志をキチンと共有できていること。そのために、特にこの数年は会員数を増やすこと以上に、パートナーシップを強化することに注力しています。

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はい、もうおわかりですね。そうです、PAPカンファレンスのご案内です。あれ、つい最近もやっていたのでは、と思われるかもしれません。確かに前回は6月から7月に全国5会場で開催しました(開催報告はこちら)から、それほど間はあいていません。

ただ、これまでは弥生からの情報発信が足りていなかったという反省もあり、これまで以上にキチンとこういった場を開催していきたいと思っています。もちろん、単純にパートナーシップを強化したいという弥生の想いだけでは一方通行。今回も来て良かったと思って頂ける内容でなければなりません。今回は弥生の新製品発売のタイミングでもあり、新製品に関する情報も大きなテーマですが、メインはやはり業務効率化。これまでのPAPカンファレンスでも、事例紹介は、自分事として理解しやすい、刺激になると毎回好評です。今回も、業務効率化に取り組み、成果を上げている会計事務所に事例紹介をお願いしています。

今回は札幌、仙台も加え、全国7会場での開催となります。お申込みはこちらから(PAP会員ログインが必要です)。当然のことながら、私は今回も全参加。PAP会員の皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:53 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月15日

正式表明

既に報道等で目にされている方も多いと思いますが、安倍首相は今日午後の臨時閣議で、来年10月に消費税率を予定通り8%から10%へ引き上げると正式に表明されました

弥生がお客さまに提供している価値の大きな柱は、法令改正にしっかりと対応することによってお客さまの業務を支援すること。つまり、弥生として価値をしっかりと提供するタイミングがやってきたということで、身が引き締まる思いです。

ただ、来年10月の消費税率10%と同タイミングでの軽減税率導入は、法令という観点では既に決まっていたこと。ですから、来年10月の消費税率10%と同タイミングでの軽減税率導入については、弥生製品では既に弥生 17 シリーズから、法令で明らかになっている範囲において、対応済みです。また、既に軽減税率対応のための特設サイトも開設し、情報提供を行っています。

もっとも今回は、あくまで意向表明ということで、最終決断ではないとのこと。閣議後の記者会見で、菅官房長官は「リーマンショックのようなものがない限りは、引き上げる」、最終決断については安倍首相が「状況をみながら判断されるだろう」と話されていました(首相官邸サイト)。ですから、冷静に考えれば、法令的には決まっているけれども、最終的な決断は別途なされるという状況はこれまでと変わらないとも言えます。

それでも、このタイミングでの正式な意向表明は、消費税率10%への引き上げ前後で過度な駆け込み需要とその反動がでないよう、そして経済に悪影響がでないように万全を期すという強い意志の表れかと思います。弥生としても、この大きな法令改正を、お客さまである事業者の皆さまが、さらにもっと言えば、日本全体が乗り切ることができるように最大限の努力をしていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:02 | TrackBack(0) | 弥生

2018年10月11日

弥生 19 シリーズ、10/19(金)一斉発売

今日午前中に、秋葉原UDX 8Fのヤヨイヒロバで、弥生の新製品発表会を行いました。これまでもお話ししているように、ヤヨイヒロバは社内/社外のイベントなど多用途に使えるスペース。当然記者発表会での活用も想定されていましたが、実際に活用するのは今回が初めてです。

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今回は、弥生のデスクトップアプリケーション、弥生 19 シリーズについて発表させて頂きました。弥生シリーズには、デスクトップアプリケーション(弥生 XX シリーズ)とクラウドアプリケーション(弥生オンライン)の両方が存在しますが、今回発表したのは前者。ちなみに、もちろん後者も機能改善/強化を継続的に行っているのですが、明確なバージョンの切れ目がないため、なかなか新製品発表会といった形でお話しする機会が作れていません。これは要改善ですね。

今回の弥生 19 シリーズでの大きなテーマが法令改正対応。来年には、新元号に改元されること(2019年5月)、消費税率が10%に引き上げられると同時に軽減税率が導入されること(2019年10月)が決まっています。これ自体は広く知れ渡っている事実かと思いますが、ただ、それらが業務上どういったインパクトをもたらすのか、については必ずしも理解が深まっていないと感じています。また、法令改正という観点では、実は新元号と消費税10%/軽減税率はこれからやってくる大きな波の第一波に過ぎません。

今回の新製品発表会では、今後どういった法令改正が予定されているのか、そしてそれらによって、お客さまにどういった影響が生ずるのか、そして弥生はどうやってお客さまを支えていくのか、といった観点でお話しさせて頂きました。今後本ブログでも少しずつお話ししていきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 19:16 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月28日

期末の過ごし方 2018

営業日ベースでは今日で9月が終わり。9月決算の弥生にとっては、今日で2018年度(FY18)の営業が事実上終わりということになります。例年書いていることではありますが、弥生のビジネスモデルは、高価なものを営業して買って頂くPush型(売り込み型、営業型)ではなく、リーズナブルをものをお客さま自身が納得して(家電量販店や弥生のウェブサイトなどに)買いに来て頂くPull型(購買促進型、マーケティング型)です。営業ではなく、マーケティング。追い込みではなく、仕込み。このため、期末だからといって追い込みで忙しいということはありません。

仕込みという意味では、今後予定されている新製品に向けての仕込みというだけでなく、FY18の一年間を通じて、弥生のこれからに向けてじっくりと仕込みを行ってきました。来期(FY19)は改元や消費税率の引上げ/軽減税率の導入など大きな法令改正の波がきます。消費税率引上げ/軽減税率については、FY19の後半がまずお客さま側での準備の期間。実際に動き出すのは再来期(FY20)です。さらに、特に軽減税率をついては、動き出してからも円滑に業務がまわるようになるまで、色々な見直しもあるのではないかと思っています。そうこうしているうちに、平成30年度税制改正も着々と施行されます。

つまりこれから先の数年間は、法令改正の大波(荒波?)が続くことになります。そういった意味では、仕込みは、弥生のこれからだけでなく、お客さまのこれからに向けたものでもあります。法令改正の大波の中で、お客さまの業務に必要な製品/サービスをタイムリーに提供できるよう、また、お客さまがお困りの際に、しっかりとサポートできるよう準備を進めています。

また、まだ詳細はお話しできないのですが、FY19には新しいサービスの提供を開始する予定です。これは、弥生としては大きな一歩となるサービス。大きな一歩だけに、試行錯誤しながらではありますが、FY18の間、相当なリソースを投入して準備を進めてきました。

お蔭さまでFY18は着実な成果を出すことができた一年でした。ただ、本当の意味でのFY18の成果が現れるのは、来期から。もちろん来期には来期のチャレンジがあり、全てがすんなり行くとは限らないでしょう。つまりドキドキハラハラもあるとは思いますが、それ以上に、これまでの仕込みを世に問うことができる、ワクワクする一年にしたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:54 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月25日

札幌の様子

先週金曜日にカスタマーセンター総会のため札幌に行ってきました。カスタマーセンター総会は大阪・札幌同日に開催されるため、毎年交互に行くようにしています。今年は札幌。

札幌に向かう機内で余震があったというニュースを見て少し不安になりましたが、いざ到着すると平穏そのもの。天気も快晴で、むしろウキウキするような穏やかな一日。街の様子を普通に見ている限り、大きな震災があったという気配は感じられません。ただ、現地のメンバーと話すと今でもモノがやや不足気味とのこと。入手できないというレベルではないようですが、全体に品薄なようです。確かにコンビニでも、棚にスペースが目立ち、在庫管理が徹底したいつものコンビニとは少々様子が違います。

現地メンバーによると、地震自体は確かに揺れたけれど、被害もそれほどなく、停電さえなければ当日の午後にはセンターを開けられるのではと考えていたとのこと。逆に言えば、全道に渡っての長時間の停電はさすがに想定外であり、生活への影響は大きかったようです。

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ただ、そんな中でも、目立ったトラブルもなく、いわんやパニックや暴動もない。少しでも役に立とうと電気のない中でコンビニが営業を継続し、携帯の充電のために数百人がマナーを守って並ぶ。札幌担当のフィールドスタッフによると、信号が点いていないので、皆普段より丁寧な運転だったそうです。普段より安全だったかも、とのこと。こういった状況の中で、完璧なまでに秩序が保たれたことは素晴らしいことだと思います。日本的には当たり前かもしれませんが、グローバルでいえば決して当たり前ではありません。これは私自身も2011年に実感したことですが、日本のこの耐久力は世界に誇れるものだと思います。

災害はないに越したことはありませんが、願ったところでなくなるものではありません。そう考えると、単に耐えて終わりではなく、Resilience、つまり耐え、立ち直り、そしてさらなる成長を遂げる、というところまで日本の強みとしたいところです。
posted by 岡本浩一郎 at 18:21 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月20日

黒糖焼酎、その名は…

先週は今期から理事を務めるCSAJ(一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会)の理事会があり、理事会後は会員交流会が開催されました。会員交流会の目玉は景品抽選会。参加者160名超に対し、景品が100以上あるという大盤振る舞いな抽選会です。今年は弥生も景品を提供しましたが、それがこちら。

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黒糖焼酎 弥生」です。焼酎は芋、麦、米などを主原料として作られる蒸留酒ですが、サトウキビから作られた黒糖を主原料としたものが、黒糖焼酎。サトウキビ栽培が盛んな、奄美諸島だけで作られる焼酎です。この弥生を作っているのは、その名も弥生焼酎醸造所

弥生株式会社は、IT企業には珍しい日本語の名称。やや古い(レガシーな?)印象を持たれがちなのも確かなのですが、一方で逆にインパクトがあり、覚えてもらいやすいというメリットがあります。そして弥生という名前の隠れたメリットが、実はこの黒糖焼酎 弥生です。お世話になっている会社の事務所が移転した、といった際にお祝いを贈るのはよくあることです。一般的なのはやはり胡蝶蘭でしょうか。もちろん頂く側からすると何を頂いても有難いのですが、贈る側からすると、折角なので(?)目立ちたいという時もあります。そんな時に、この弥生は絶大な効果を発揮します。写真は一般的なサイズ(4号)ですが、実は3升(5.4リットル!)の甕まであります。

弥生焼酎醸造所は奄美大島にあり、蔵の見学ができるのだそうです。しかし、残念ながら私は訪問したことがありません。先日は鹿児島に初訪問することができましたが、さすがに奄美までは足を伸ばせず(苦笑)。でも、いつかきっと!
posted by 岡本浩一郎 at 19:39 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月14日

ヤヨイヒロバの活用状況

今年6月にオープンしたヤヨイヒロバ。増床した秋葉原UDX南8Fフロアにあります。社外向けのイベント、社内のイベント、休憩エリア、懇親の場など多目的で利用するスペースです。ただ、休憩エリアとしての利用は使っている人は使っているというレベル。やっぱり休憩のために移動するにはちょっと遠いですかね…。秋葉原UDXは1フロア約1,400坪超という巨大なビルで、北側21Fから南側8Fに移動するには、北側21F → オフィスエントランス(5F) → 南側8Fと結構な移動が発生するのです。

懇親の場としては、オープン早々、W杯の日本戦の観戦に活用しました。スクリーンで見るサッカーの試合はなかなかの迫力。最近では、有志でダーツの大会(?)が開催されたようです(もちろん仕事が終わった後ですよ)。

やはり一番利用されており、そのメリットを感じやすいのは社内のイベント。先日はマーケティング本部の全員が集まっての(来期に向けての)キックオフミーティングをヤヨイヒロバで開催しました。昨年までは秋葉原UDX内の貸会議室を借りていたのですが、今回は晴れて自社内で開催。ただ、キックオフの参加者は他本部からのゲスト参加も含めると100名近く、かなり一杯いっぱいの状態でした。人が増えている中で、いつまでヤヨイヒロバを使い続けられるか、少々疑問です(苦笑)。

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今日は、全国のフィールドスタッフが集まっての研修会。参加者はフィールドスタッフ34名(全体では35名で、今回は残念ながら1名欠席)を含む50名強。スペース的にはこれぐらいの人数がちょうどいい感じです。セッションはお昼前から、ワークショップなども交えながら夕方までですが、この後はこのままヤヨイヒロバで懇親会も開催する予定。盛り上げ上手(笑)の人ばかりなので、相当盛り上がりそうで楽しみです。

社外向けのイベントとしては、もくテクなどで活用しています。ただ、折角のスペースなのに、まだまだ充分に活用されているとは言い難い状況です。一定のルールを確立した上でとなりますが、パートナー会計事務所(PAP会員)にご利用頂けるようにもしていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:38 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月10日

反省点多々

先週発生した北海道での地震およびそれに伴う全面的な停電の影響により、弥生の札幌カスタマーセンターがオープンできない状況が続いていましたが、本日(月曜日)より平常通りの運営とすることができました。札幌カスタマーセンターが入居するビルで電力供給が再開されたのは、震災翌日となる9/7(金)の午前9時。この段階でようやく執務エリアに入り、システムの状況等の確認を行うことができるようになりました。一方、システムは大丈夫でも、スタッフがセンターまで安全に通勤できるかも課題です。結果的にシステムは大きな問題はなかったのですが、まだ自宅が停電中のスタッフも多く、また公共交通機関も復旧の予定が定かではないことから、金曜日のセンターオープンは早々に断念することになりました。

9/8(土)の午前2時には、道内の99%で停電が解消され、また週末である程度落ち着きを取り戻してきていることから、月曜日は朝から通常出勤となり、センターの再オープンに漕ぎつけることができました。ある程度落ち着きを取り戻したと書きましたが、余震も続いており、まだまだ平常とは言えない状況です。

前回も書きましたが、BCP(事業継続計画)という意味でも見直すべき点が多いと痛感しています。想定外だったのは(本来は想定外ではいけないのですが)、停電が全道に渡って、なおかつ長時間に渡ったこと。地震発生後は、携帯電話(LINEなども含め)で比較的ちゃんと連絡が取れていましたが、時間の経過とともに、携帯電話の電池切れと携帯基地局の予備電源切れが相まって、連絡が取れなくなってきました。

一般の電話回線は、比較的災害に強いとされますが、昨今では連絡先が携帯のみの登録も多く(実際に自宅に電話回線がない人も増えているかと思います)、一般の電話回線での連絡もままならない状況でした。さらに、札幌カスタマーセンターには、緊急時に備えて衛星電話も配備してあったのですが、ビルの停電により執務エリアへの入室ができず、まさにこういった事態で活躍するはずの衛星電話が全く役に立たないのも誤算でした。

反省すべき点は多々ありますが、早々に洗い出した上で、見直しを行ってきたいと思います。一方、見事だったのはさくらインターネットの石狩データセンター。データセンターには自家発電設備があり、48時間は発電できるだけの燃料を備蓄しているのが一般的ですが、今回の震災では道中で燃料の補給を行った結果、目安となる48時間を超える60時間もの間、自家発電で乗り切ったとのこと。これはまさにBCPが適切に機能したということであり、本当に素晴らしいことだと思います(ちなみにこのブログもサーバーもさくらです)。
posted by 岡本浩一郎 at 20:44 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月06日

北海道地震の影響

昨夜未明に発生した北海道での地震およびそれに伴う全面的な停電の影響により、弥生の札幌カスタマーセンターがオープンできない状況が続いています。弥生は大阪と札幌の二拠点でカスタマーセンターを運営しているため、本日は大阪のみオープンし、お問合せ対応を行いました。ただし、通常よりも受電できる人数が少ないため、お問合せ頂いた際にお待ちいただく時間が長くなっています(なお、本日の受付は既に終了しています)。また、弥生製品の電話でのご注文など、一部業務については、本日は受付を停止させて頂きました。

報道によると一部地域で電気の供給が再開されたようですが、現時点(9/6 19:00)では、弥生の札幌カスタマーセンターが入居するビルへの供給は止まったままです。電気の供給が再開され次第、センターオープンに向けて準備を進めたいと考えていますが、現時点ではまだ目処が立っていない状況です。また、ビルへの電力供給が再開されたとしても、スタッフの通勤の安全が確保されるまではオープンは難しく、このため、結果的に明日も札幌のセンターをオープンできない可能性があります。

明日も大阪についてはお問合せ対応を行いますが、お待ちいただく時間が長くなってしまうものと思われます。また、現在受付を停止している一部業務については、準備が整い次第受付を再開していきます。

ご不便をお掛けして大変申し訳ありません。スタッフの安全を第一に対応させて頂きたいと思いますので、何卒ご理解いただければ幸いです。今後の受付状況については、弥生ウェブサイトのインフォメーションで更新していきます。

今週火曜日は台風21号の影響で、大阪カスタマーセンターが通常通りの稼働ができず、この際は札幌カスタマーセンターのみでの対応となりました。弥生が二拠点でカスタマーセンターを運営しているのは、それだけの対応体制が必要であることに加え、拠点を分散することによって、完全にサービスが止まることがないようにするためです。実際にサービスレベルは低下しているものの、お問合せ対応は継続できていますので、狙いは一定程度達成することができています。ただ、さすがに一週間のうちに二回も非常時の運営体制を強いられるとは想像していませんでしたし、今日も停電が長引く中で、徐々に現地スタッフとの連絡が取れなくなってくるなど、想定外の事態が発生しているのも事実です。

まずは、安全を第一に考えつつ、通常の運営体制に復帰することを優先しますが、BCP(事業継続計画)という意味でも見直すべき点が多いと痛感しています。
posted by 岡本浩一郎 at 19:23 | TrackBack(0) | 弥生

2018年09月05日

岡山/広島訪問

7月末で一段落した夏の巡業ですが、夏休み後の8/24(金)の広島での研修キャラバンで正式に終了しました。広島では7月にPAPカンファレンスを開催したのですが、ちょうど平成30年7月豪雨にぶつかってしまい、やや中途半端な形での開催となってしまいました。遠方からの参加は特にリスクがあるということで、自粛をお願いしたこともあり、もともと参加を予定されていても参加できない方も多く出てしまいました。

そこで今回は、お詫びも兼ねてこちらからお伺いしようということで、前日に岡山入りして、会計事務所を訪問しつつ、徐々に西進することに。お伺いした会計事務所は幸いにしてどこも直接的に被害は発生していませんでしたが、顧問先で被災された事業者が複数あるとのこと。なかには、これを機に廃業される事業者もあるのではないかとのことでした。

夕方には高速道路で広島に向かったのですが、ところどころ高速道路の脇で大きな地滑りの跡が残っており、これまでにないレベルの災害だったことを改めて実感。本ブログでも高速道路が閉鎖されたため、一般道を激走して広島空港に辿りついたことを書きましたが、この状態では道路は閉鎖になって当然だったと思います(むしろ被害状況を踏まえると、よく短期間で開通できたものです)。また、結果的に空港に辿りつけたので自慢話になりそうですが、地滑りがおきた山の反対側の斜面を走っていたことを冷静に考えると、かなり危険な行動だったと背筋が寒くなる思いでした。

実は、この日は台風20号が接近しており、まるで私が現地入りすると災害を招いてしまうようで、複雑な心境でした。ある会計事務所から失礼しようとする瞬間にも、スマホで緊急速報が鳴り出し、思わず苦笑することに。結果的にはコースがやや東寄りになったため、岡山/広島ともにほとんど影響はなく、私個人としてはホッとしましたが…。昨日の台風21号も含め、今年は悪い意味で当たり年ですね。地球の規模と40億年以上という歴史を考えれば、日本という狭い地域での一夏の出来事は誤差の範囲ですが、それでも人間という小さい存在からするとつい今年の夏は何かおかしい、と思ってしまいます。

本当は呉も訪問したいと思っていたのですが、今回は広島営業所長のEさんの判断で見送りに。まだまだ大変な状況のようです。弥生では、既存のお客さま向けのサービス期間の自動延長措置に加え、これまで弥生とお付合いがない事業者の方でも事業復興のために弥生をご活用頂ける支援を行っています。これからも弥生として、そして個人として、何ができるかを考えていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 22:45 | TrackBack(0) | 弥生

2018年08月20日

命の洗濯

先週はお盆ということで、私もお休みを頂戴しておりました。経営者たるもの、24時間/365日常に戦闘態勢という意識もあって、これまでこのブログではあまり休暇のことを書いてきませんでした。しかし実はしっかりと、人並(以上?)にお休みはとっています。

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私のスケジュール表には毎年夏に「命の洗濯」という予定が組まれています。仕事自体はやりがいがあっても、やはり日々、命をすり減らしている感覚があります(正確には、命を削っているという悲壮な感覚ではなくて、表面が摩耗していくぐらいの感覚です)。仕事を楽しんで続けるためにも、定期的な心身のメンテナンスが必要、だからこその「命の洗濯」という訳です。

もう一つ、自分がいないと回らないようでは、組織として脆弱。むしろいなくても回る組織にしなければならないという理由もあります。弥生に関しては、もうそれなりにしっかりとした組織ですから、二人の社内取締役を中心に安心して任せることができています(むしろ最近は私の存在感が霞んでいるような、笑)。アルトアに関しては、まだまだこれからな部分も多いのですが、日常のオペレーションに関しては、全く問題はありません。

経営者と言えども人間である以上、現実的には24時間/365日常に戦闘態勢という訳にはいきません。だからこそ、計画的にしっかりと休む必要があると考えています。夏の「命の洗濯」は一年前には日程が確定していますし、娘の学校のスケジュールにあわせて(代休の時には自分も休めるよう)やはりほぼ一年前から一日単位のお休みも計画済みです。

そういった意味で自慢できるとすると、計画外のお休みが少ないことでしょうか。計画内のお休みは実は人並以上にとっていますが、計画外のお休みはゼロとは言いませんが、かなり少ない方かと思います。

命の洗濯を終えた今日は、気分がすっきり。溜まっていた仕事を片付けるのも苦になりません。問題はこのすっきり感が長くは続かないことでしょうか。でもこの先の秋から冬にかけてのミニ版の命の洗濯も諸々計画済みですから、安心して仕事に邁進したいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:29 | TrackBack(0) | 弥生

2018年08月10日

中年起業家

私がアルトアを起業したのが、昨年の2月のこと。あれ、アルトアって弥生の子会社なんじゃないの? 確かにそうなのですが、私が構想し、自ら立ち上げた、そして私自身も少なからぬ出資をしていることもあり、私が起業した会社だと思っています(そういった意味では、グループ内起業と言えるのかもしれません)。

私はかつて自分の経営コンサルティング会社を起業していますが、当時は31歳。若手と言っても怒られることはないでしょう。2回目となる今回は、48歳。もはや若手とは言えず、いわば中年起業家。一方で、昨今では若い方による起業が多く、気後れしないといえば嘘になります(笑)。むろん、数年前までは日本は起業する人が少ないと言われていた中で、これだけ若手によるベンチャーが増えてきたのは素晴らしいことだと思います(ただ、いわゆるITベンチャーは盛り上がっている一方で、日本全体としての開業率はまだ高いとは言えないのが実態です)。

中年起業家のメリットは、やはりこれまでの経験かと思います。酸いも甘いも、苦しいも楽しいも経験してきていること。ちょっとやそっとのことでは挫けません。また、ITや金融やコンサルという業界での経験も活かされています。これも経験の一部とも言えると思いますが、これまでに培ってきた人脈もやはり大きな武器となります。

一方で、これはデメリットだな、と感じるのは、周りの人を誘いにくいこと。ベンチャーがチームを作る上で、まずは友人・知人・同期からというのはよくあるパターンだと思いますが、中年起業家の場合、友人・知人・同期も自然と中年が多くなります。皆それぞれのキャリアを(さらに言えば家庭も)築いていますから、くすぶっていないで、一緒に夢を追いかけようとはなかなか言い難いものがあります。

そんな中で最近勇気付けられたのが、"Middle-aged entrepreneurs are more successful than young ones. Here's why"(「中年起業家は若手起業家より成功しやすい、その理由」)という記事。National Bureau of Economic Research(全米経済研究所)という民間の研究機関が行った研究がもとになっているようですが、若い方が起業で成功しやすいという一般的な見方に反し、統計的な分析では、むしろ成功確率が高いのは中年である、とのこと。あくまでアメリカでのデータですが、トップ0.1%に入る成長を遂げているベンチャーの創業者の平均年齢は45.0歳なのだそうです。

起業家が成功する確率までは、25歳までは低いものの、25歳を超えると上昇し、25歳から35歳まではほぼ同じレベル。35歳を超えると、成功確率はグンと上がり、46歳でさらに上昇し、以降は60歳まで安定的に推移するそうです。年齢とともに成功確率が上昇する要因については、やはり経験、特に業界経験が寄与しているとしています。

あくまでも米国における調査結果なので、それが日本にどこまであてはまるのかはわかりません。また、実際には業界によっても傾向は変わるのではないかと思います(ITのように流れの早い業界では若さが有利に働くでしょう)。それでも、多少年をとったからといって、引け目を感じたり、あきらめる必要はないと言えるのではないでしょうか。

少なくとも、この研究結果を基にする限り、私はバッチリ。それぐらいの能天気な楽観主義でこの先も2回目の起業を楽しみたいと思っています(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 16:20 | TrackBack(0) | 弥生

2018年08月08日

流行りと流れ

夏の巡業(カンファレンス/研修キャラバン/個別訪問)で多くの会計事務所の方とお話しする中で印象的だったのが、「クラウド」というキーワードが数年前ほど出てこなかったこと。数年前は、業界をあげてクラウド・ブーム。今すぐにクラウドに取り組まないと、淘汰される、あるいはそこまでいかなくても、出遅れるといった雰囲気がありました。今から振り返ると、ブーム(流行り)でしたし、弥生自身も含めて、結構煽られていたように思います。

誤解のないように補足すると、クラウドというキーワードがそれほど出てこなくなった = クラウドが使われない、ということではありません。むしろ効果がはっきりしたところでは、クラウドは定着したと言えます。

当たり前の話ですが、クラウドは手段であって、目的ではありません。ですから、手段として効果が生みやすい部分ではクラウドが定着し、逆に効果を生みにくい部分ではクラウドでなくてもいいよね、という冷静な判断がされるようになったということかと思います。わかりやすいところでは、会計事務所自身が使う会計ソフトとしては、操作性の観点からクラウドは適さず、使い慣れた弥生会計 AE(会計事務所向けのデスクトップ版弥生会計)という判断が当たり前のようにされるようになりました。

一方で、だからクラウドを使わないということではなく、デスクトップ版弥生会計をご利用の顧問先とは、弥生が提供するクラウドストレージ、弥生ドライブを利用してデータを共有することがごくごく一般的になってきました。また、顧問先がクラウド版弥生会計(弥生会計 オンライン)を利用されている場合には、弥生会計 AEとのデータ共有機能を活用するということがやはり当たり前になってきました。

普及率としてはまだまだこれからですが、これもクラウドならではの機能である自動仕訳(スマート取引取込)も、デスクトップ版弥生会計でも、もちろん弥生会計 オンラインでも普通に使われるようになってきました。

クラウドがあまりキーワードにならない中で、逆にホットなトピックになっていたのが、「人手不足」。人手不足に関しては、東京や大阪では数年前からそれなりに話題になっていましたが、当時は少し地方に行けば、いや、あまり人手不足と感じることはない、とかなり温度差がありました。それに対して、今年は、どこに行っても、どなたとお話ししても、必ず話題になるのが人手不足。

やっかいなのが、人手不足は、残念ながら「流行り」ではなく、避けることのできない「流れ」だということ。みずほ総研の調査レポート(pdf)によれば、2016年時点で日本の労働力人口は6,648万人。この数は年々着実に減少し、約15年後となる2030年には6,000万人を切る(5,880万人)と予測されています。さらにその15年後の2045年には5,000万人を切り(4,942万人)、その15年後の2060年には4,000万人に近付く(4,157万人)とされています。

労働力が着実に減少していくこれからの時代においては、労働力を無駄にはできません。機械ができることは機械に任せ、人間だからできることに注力していかない限り、社会が成立しなくなります。だからこそ、会計業務においても、3.0の世界、自動化の世界に進化せざるを得ない。それは必然の「流れ」です。将来を考える上で向き合うべきは、クラウドという「流行り」ではなく、人口の動態という「流れ」。その事実に多くの会計事務所が気が付き始めています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:56 | TrackBack(0) | 弥生