2016年05月20日

さらなる備え

大阪カスタマーセンターが移転して二週間。今日は大阪でHalf Year Meetingを開催しています。大阪新オフィスは2フロアで、10階がいわゆるカスタマーセンター、11階は大阪支店や会議室、休憩スペース、拡張スペースとご紹介しました。会議室は数/広さ共に拡大したため、今回のHalf Year Meetingにも100人近くが参加できるようになりました。

さて、11階には拡張スペースと書きましたが、実はこれは何もないスペース(今のところは)です。

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この写真の奥側が拡張スペース。手前は大阪支店の執務スペースですが、その奥に何もない空間が広がっています。写真ではサイズ感がつかめませんが、フロアの2/5ぐらいは何もないスペースになっています。

今回の引越では、まずは旧大阪カスタマーセンター(210席)と同等の規模(正確には220席)を10階に整備しましたが、今後のお問合せの増加に応じ、規模を拡大できるようになっています。それが11階にある拡張スペース。このスペースには最大110席を整備できるようになっています。大阪移転前までは合計630席(大阪210席、札幌420席)でしたが、今後拡張スペースを利用すれば最大で750席(大阪330席、札幌420席)まで拡大することができます。

この拡張スペースは、今後のお問合せの増加に応じ整備を行っていきますが、来年4月の消費税率引上げおよび軽減税率導入の有無に大きく左右されるかと思います。風向きとしては引上げ延期の方向性のように見えますが、可能性がある以上は、それに備えておかなければならないということです。仮に延期になった場合は、スペースを全て使うのは少々先になりそうですが…。

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タイミングはともあれ、いずれは机で埋まってしまいますので、今のうちにということで、今日はHalf Year Meeting後のBeer Bustに活用してみました。100人以上の参加者ですが、スペースにはまだまだ余裕がありますね。
posted by 岡本浩一郎 at 20:27 | TrackBack(0) | 弥生

2016年05月19日

6年越しの予算達成

3月に上半期が終了し、今期も残すところ4ヶ月ちょっとということで、今期の着地見込の精査を行っています。上半期はほぼ計画通りに進み、オリックスグループの過去最高記録に多少なりとも貢献することができました。下半期についても、基本的には計画通りに進みそうです。

今期の着地で大きなトピックは、弥生のクラウドアプリケーションである弥生オンラインが初めて予算を達成できる見込みということ。全体の業績への影響はまだまだ小さいですが、それでも計画通りの売上を達成するというのは大きな前進です。

振返ってみれば、弥生がクラウド(当時の言い方ではSaaS)に取り組むことを表明したのが8年前。そこから試行錯誤が始まりました。初めて弥生オンラインの売上が全社予算に組み込まれたのがFY11(2011年度)。ただ実際にはFY11中にサービスを立ち上げることはできませんでしたから、この年の弥生オンラインの予算達成率は0%(苦笑)。実際にやよいの店舗経営としてサービスを正式に立ち上げることができたのはFY12の終わりのことでした。無料期間もあるため、実際に売上が立ったのはFY13に入ってからです。

しかし、弥生の意気込みに反し、なかなか売上という形では結果を伴ってきませんでしたが、FY14にやよいの白色申告 オンライン、FY15にやよいの青色申告 オンライン弥生会計 オンラインを立ち上げたことにより、ようやく売上らしい売上となってきました。やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンラインは、セルフプランであれば初年度無償でご利用頂けるのですが、2年目に入って有償でご利用頂く方が増えており、それが売上に反映されてきています。結果として今期は初めて予算を達成できる見込みです。予算達成率が0%だったFY11から実に6年かかっての予算達成。

前回、クラウド会計ソフトの事業者別シェアでは、「弥生」が53.1%ということをお話ししましたが、同時に、クラウド会計ソフトの利用率が9.2%に過ぎないということもお話ししました。売上をさらに伸ばしていく上では、クラウド会計ソフトの認知であり利用を促進していく必要があります。まだまだこれから。そういった意味で今回の予算達成はあくまで通過点でしかありませんが、それでもとても大きなマイルストーンだと感じています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:36 | TrackBack(0) | 弥生

2016年05月17日

再びクラウドでもNo.1

昨日、MM総研から、「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2016年3月末)」というリサーチ結果が発表されました。この3月末に、個人事業主2万113事業者を対象にWebアンケート調査を実施し、クラウド会計ソフトの利用状況をまとめたものだそうです。お気付きの方も多いかと思いますが、これは1月に発表された調査の更新版ということになります。1月の発表は昨年12月時点での調査でしたから、この1月〜3月の確定申告期でクラウド会計ソフトの浸透がどこまで進んだのか、また、シェアはどう変化したのかを見ることができます。

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では早速結果をご紹介すると、利用しているクラウド会計ソフトの事業者別シェアでは、「弥生」が53.1%でNo.1を獲得することができました。前回の調査では50.5%ですから、シェアは+2.6%、まあ微増ですね。一方で、二位(A社)との差では前回が2.0倍(まさにダブルスコア)だったものが、今回の調査では2.3倍とリードを広げることができました。

ただ、引き続き課題も存在します。そもそも会計ソフトの利用率が決して高くないこと。また、その中でもクラウド会計ソフトの浸透率がまだまだ低いこと。今回の調査では、調査対象となる個人事業主のうち、会計ソフトを利用している方は31.8%に過ぎませんでした。また、会計ソフトを利用しているという方のうち、クラウド会計ソフトを利用している方は9.2%に過ぎませんでした(デスクトップ型は84.0%、残りは「分からない」)。

会計ソフトの利用率の数字は前回は33.2%でしたから、単純に数字だけでいえば、下がったようにも見えます。これは実際にはこの種の調査では排除しきれない揺らぎかと思います。クラウド会計ソフトの利用率は前回が8.1%に対し、今回が9.2%。増えているものの、これも揺らぎの範囲と言えなくもありません。私自身の肌感覚では、会計ソフトの利用率もクラウド会計ソフトの利用率も緩やかとはいえ増えていると感じていますが、逆に言えば、急速な拡大をしていないというのもまた事実かと思います(昨年の12月から3月という限られた期間内の話ですが)。

そういった意味では弥生の+2.6%も誤差の範囲と言えば誤差の範囲。弥生がほぼ半分のシェアで安定的なNo.1という結果は確かかと思いますが、少なくともこの申告期で急速にシェアを伸ばすことができていないのも事実かと思います。以前も本ブログで書いた通り、弥生が目指すのは単なるNo.1ではなく、「圧倒的No.1」。圧倒的No.1として目安になるのは3人に2人、つまりシェア66.6%。今回の申告期では着実な結果を出すことができましたが、来年の申告期に向けては、二位に対してトリプルスコアでの圧倒的No.1を目指したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 12:08 | TrackBack(0) | 弥生

2016年05月13日

川と森と空

弥生の大阪カスタマーセンターと大阪支店が淀屋橋の新オフィスに移転してちょうど一週間になりました。何せ旧オフィスには20年近くいましたので、まだ戸惑いはありつつも、少しずつ慣れてきた頃合いです。

さて、既にお話しした通り、大阪の新オフィスはニッセイ淀屋橋イーストというビルの2フロアを占めています。10階がいわゆるカスタマーセンター、11階は大阪支店や会議室、休憩スペース、拡張スペースなどになっています。

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10階はこんな様子で、1フロアすべてが受電スペースとなっています。その数220席。一方で、限界まで席を詰め込むのではなく、遊び心もある空間も容易されています。それがこちらのコミュニケーションスペース。

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フロア内に2ヶ所用意されており、誰でも気軽に使えるスペースとなっています。テーブルは上下昇降式になっており、立っての打合せにも対応します。奥にはバランスボールのような(?)青い椅子も見えますね(本当に使われるのかちょっと心配ですが、苦笑)。このスペースは、「ヤヨイ×カワ」をコンセプトに、様々な人が集まり、コミュニケーションを気軽に取ることで業務の流れをスムーズにできるよう設計されています。また、窓際には、東京で好評のファミレス席を含め、オープンな打合せスペースが用意されています。

カワやファミレス席などは、ランチタイムには飲食スペースとしても活用できるようになっていますが、これ以外に、11階に休憩スペース(リフレッシュエリア)も用意されています。それがこちら。

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リフレッシュエリアのコンセプトは「ヤヨイ×モリ」。「ON/OFF」の切り替えを行い心身ともにリラックス・リフレッシュできるスペースとして設計されています。写真の左端には畳のスペースも見えていますね。これもどれぐらい活用されるのか少々心配でしたが、初日からしっかりと(横になってのびのびと?)活用されていました。

もう一つ、前回もご紹介した受付スペースは、「ヤヨイ×ソラ」をコンセプトとしており、コーポレートカラーの青・白を基調とした清潔感ある空間になっています。

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東京本社は「ヤヨイドオリ」がテーマでしたが、大阪は「ヤヨイ×カワ、ヤヨイ×モリ、ヤヨイ×ソラ」。弥生らしいなかなか良いオフィスになったと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 11:12 | TrackBack(0) | 弥生

2016年05月06日

大阪カスタマーセンター移転オープン

本日5/6(金)に大阪カスタマーセンターと大阪支店が淀屋橋に移転、オープンしました。移転作業はゴールデンウィーク中に無事完了。今ドキのカスタマーセンターはPBXにせよIVRにせよ、ITの塊なので、移転後に問題なくお問合せに対応できるよう、万全を期す必要があります。私はゴールデンウィークのお休みを頂きながら、毎日作業報告を受けていましたが、ヒヤリとするようなこともなく、順調だったとのこと。

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私も今日は朝一便で飛んで8時前には新オフィスに出社。どこから入るんだっけ、と少々戸惑ったのはここだけの秘密。

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朝9時過ぎからはオープンニングセレモニーを行い、テープカットを行いました。大阪カスタマーセンターの移転は、私が弥生の社長として実現したかった目標の一つですので、私自身も感無量です。そして朝9:30からは、いよいよ受電開始。ゴールデンウィークの谷間ということで、お問合せの量は少なめですが、トラブルもなく、お問合せに対応することができています。

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新オフィスの特徴などは次回にご紹介させて頂きたいと思いますが、今日はネタを一つ。弥生の東京本社では、会議室の名称が地名になっています。神田、秋葉原、浅草など。今回、大阪新オフィスでは、淀屋橋、なにわ橋、天神橋、京橋など、基本的に「橋」で統一されています(実際の橋の位置関係に合わせた並びになっているそうです)。これは水の都である大阪ならではに拘った結果。また、打合せを通じて、社内の本部と本部、さらには社内と社外の懸け橋に、という想いもあるのだそうです。

さらに小ネタですが、先日シリコンバレーのIntuit本社を訪問したことは本ブログでも書きましたが、Intuitの会議室の名前もCairoのように世界中の都市名になっています。どうも、弥生の会議室が地名になったのは、Intuitから受け継いだ伝統だったようです。
posted by 岡本浩一郎 at 10:29 | TrackBack(0) | 弥生

2016年05月02日

ゴールデンウィークもお仕事

前回、私のゴールデンウィーク(GW)は、お蔭さまでのんびりとできそうです、と書きましたが、5/2(月)と5/6(金)はカレンダー上は平日になりますので、通常通り出勤しています。ただ、やはりお休みを取る方も多いようで、通勤電車にもだいぶ余裕がありました。

弥生でも、折角長期休暇にできる機会ということで、5/2や5/6にお休みを取ることを推奨しています。特に開発チームは、この一年間、弥生会計 オンラインのリリースと機能強化、スキャンデータ取込や電子帳簿保存などのYAYOI SMART CONNECTの機能強化等でかなり高負荷な状態が続いていますので、5/2と5/6は可能であればお休みを取るように積極的に推奨しています。このため、今日の本社は人も少なく、どことなくのんびりモードです。ここで英気を養って、GW明けからは再び、ご要望を多く頂いている弥生会計 オンラインとデスクトップの弥生会計の双方向実現に向けて全速力で走りたいと思います。

一方で、大阪や札幌のカスタマーセンターは通常通り。ゴールデンウィークの谷間と言えども、今日も4,000件程度のお問合せを見込んでいます。

さらに大阪はいよいよ移転作業に入ります。今日の夕方から作業に着手し、GW後半中に作業を完了し、5/6(金)の朝には新オフィス(淀屋橋)での稼働を予定しています。開発はのんびりモードと書きましたが、実はインフラチームはまさに臨戦態勢。昨年の東京本社移転もGW中だったのですが、昨年は5連休、今年は3連休。しかもインフラの重いカスタマーセンターということで、分刻みのスケジュールとなっています。

私自身は後半ものんびりの予定なのですが、移転作業の経過報告は定期的に入ることになっています。準備は万全ですので、順調という報告で済むことを願っています(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 14:20 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月28日

Half Year Meeting 2016

今年もHalf Year Meetingを開催しました。弥生は9月決算ですので、早いもので3月で上半期が終了。例年4月には上半期の振り返りということで、Half Year Meetingという会議を実施しています。昨日に東京で開催し、この後、札幌/大阪は5月に入ってから開催する予定です。

Half Year Meetingでは、弥生の中期経営計画(FY15-FY19)に基づいて着実に結果を出すことができていることを共有すると同時に、残る課題とこれからのアクションプランについても再確認を行いました。お蔭さまで業績は順調。どのぐらい順調か、もう少し書きたいところですが、オリックスグループの一員として、オリックスの決算発表(オリックスは3月決算で、ゴールデンウィーク明けとなる5/10(火)に2016年3月期通期の決算発表を予定しています)までは具体的なことが言えません。それまではグッと我慢(笑)。

例年開催しているHalf Year Meetingですが、今年は「初」が二つ。一つ目は2月にグループ会社となったMisocaのメンバー全員も参加したこと。私自身は何回か名古屋のMisocaオフィスに訪問していますし、豊吉さんらMisoca経営陣も東京の弥生オフィスに何回も来ていますが、Misocaのメンバー全員が東京に来るのは初めて。Misocaでは普段リモート(一人は松江!から)で働いているメンバーもいるため、Misocaのメンバー全員が一ヶ所に勢ぞろいするのも久し振りだったようです。

二つ目は、昨年ゴールデンウィークの秋葉原UDXへの引越後初めてのHalf Year Meetingとなり、会場が変わったこと。実は秋葉原UDXにはかなり広い会議施設があり、秋葉原UDX内での開催となりました。去年までの会場は人数的に完全に限界にきていたので、ちょうど好都合。会議後の懇親会も、同じ会議施設の別会場で開催しました。会場に飲食の手配をお願いしていたのですが、なかなかおしゃれでびっくり。その後はこれも秋葉原UDX内のプロントを貸し切りにして二次会と、大規模ビルのメリットを実感した一日となりました。

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posted by 岡本浩一郎 at 20:06 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月25日

弥生にできること

この度の熊本県熊本地方を震源とする地震で被災されました皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。

交通手段も徐々に復旧し、救援物資も届き始めているようですが、まだ余震も続き、不安な日々を過ごされていらっしゃるのではないかと思います。弥生の社員で被災したものはいないことは前回お話しした時点でも確認できていたのですが、その後、複数の社員の実家が被災していたことが判明し、正直落ち着かない日々です。娘が通う小学校で、私も参加しているおやじの会でも何かできるのか議論になっていますし、6年生からは授業参観の際に募金活動をしたいという提案もあったそうです。皆それぞれが、自分に何ができるかを問い、そしてできる範囲で行動を始めているのかと思います。

弥生では、この度、被災地で弥生のあんしん保守サポート、または、弥生オンラインのサービスを利用中の方で、近日中(4月〜6月の間)に契約更新を迎える方のご契約を無条件で7月末まで延長させて頂くことに致しました。現状では、事業を再開できるどころではないという方もいらっしゃるかと思いますので、まずは日常生活の復旧を優先して頂ければと考えています。落ち着いて事業を再開した段階で、弥生のご利用に支障がでないようにしたいと考えています。

本来はもっと早くにご案内したいところでしたが、課金システムの対応などで若干時間がかかってしまいました。今回の契約延長措置に関しては、特段お客さまにアクションを取って頂く必要はありません。災害救助法適用地域(現時点では熊本県全45市町村)でユーザー登録頂いており、4月〜6月に契約更新を迎えるお客さまのご契約を弥生側で自動で延長致します

弥生ではこの他、被災によってプログラムディスクやマニュアル等を破損、紛失された方向けの代替品提供なども行っています。何かお困りのことがあれば、まずは弥生カスタマーセンター(050-3388-1000)までお問合せ頂ければと思います。

東日本大震災もそうですが、特に事業の復興という観点では、これからの長い道のりだと考えています。弥生として少しでも復興の一助となるように、これからもできることを少しずつでも続けていきます。
posted by 岡本浩一郎 at 18:09 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月13日

お世話になりました!

先週金曜日は日帰りでの大阪出張。最近は公私ともにそこそこ忙しく(=充実しており)、日帰りでの出張になりましたが、記憶に残る出張になりました。というのも、現大阪CC @ 南港に行くのはこれが最後。GW中に引越を行い、GW明け(5/6)には、大阪新オフィス @ 淀屋橋での営業開始となります。

現大阪CCがオープンしたのが1997年。当時はインテュイット株式会社となったばかりで、それまで片手間(というと言い過ぎですが)でやっていたお客さまサポート業務をキチンとした組織、キチンとした施設でキチンとやろうということで、開設されました。当時は、弥生に限らず、通常のオフィスの一画でこじんまりと電話を受けるというのが一般的で、まだコールセンター(弥生ではカスタマーセンターと読んでいますが)という用語自体が珍しい時代でした。

それから実に19年。当時はピカピカだった建物も、運営会社の破たんや大阪府庁の移転計画と計画見直しなどの紆余曲折や、それに連動しての周辺の飲食施設の目に見えての減少もあり、決して居心地がいいとは言えなくなりました。また、弥生の業容が拡大する中で、席数の不足も問題になりつつありました。ここ9年間は札幌カスタマーセンターの開設とその増床によって、お問合せ対応能力を図ってきましたが、札幌が420席まで拡大する中で、大阪と札幌の対応能力のバランスを図るためにも、今度は大阪で増床を行うべきという判断となりました。

大阪新オフィスの準備は着々と進んでおり、今月下旬には内覧会も開催される予定です。一方で、現大阪CC/大阪支店を去ることに対して、感傷的な気持ちがないと言えば嘘になります。社員の中には現大阪CCで19年近く勤め続けてきた方もいますし、私自身も弥生の社長になってから現在までの8年間、月に1〜2回のペースで通ってきました。

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金曜日に退出する際には、心の中で、「これまでお世話になりました」とつぶやきながら、オフィスの様子をしっかりと目に焼き付けてきました。一方で、同時に移転となる大阪支店は社長になってから自分が移転を決めた初めてのオフィスということで、こちらはこちらで想い入れがあるのですが、このままいくと引越前に行ける機会はなさそうで、少々心残りです。

とはいえ、器は変わるものの、働いている人が変わるわけではありません。おそらく新オフィスにもすぐ慣れて、ずっと前から新オフィスだったように感じるのではないかと思います。大阪新オフィスのオープンまで1ヶ月弱。とても楽しみです。
posted by 岡本浩一郎 at 13:34 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月08日

新卒一括採用の是非

前回は、批判の声も聞こえる日本の新卒採用制度について、一定の合理性があると書きました。私は日本の新卒採用制度は、一定の条件の下でですが、いい制度だと思っています。

米国やヨーロッパ(国による違いはありますが、ここでは全体的な傾向としてお話しすると)の採用は即戦力志向。これは中途採用(転職)はもちろん、新卒についても同様です。新卒の場合、大学での成績に加え、インターンの経験などが重視されますが、これは専門職としてすぐに使い物になるかどうか、が重要な判断ポイントだからです。結果的に、最初の就職のハードルは日本とは比較にならないぐらい高い傾向にあります。むろん誰が見ても優秀な学生が就職に困ることはありませんが、平均的な学生にとっては即戦力として認められるというのは高いハードルです。他にも色々と要因がありますが、欧米で若年層ほど失業率が高いのは、採用する側の即戦力志向も一つの要因になっています。

これに対して、日本の新卒採用はポテンシャル重視。弥生でもお話ししていますし、同じような考えの会社も多いと思うのですが、即戦力として一年目からバリバリと結果を出すことは求めていません。一年目はまず着実に学ぶことが大事。焦ることはないよ、と。

つまり新卒の就職の難易度という意味では、日本の方が圧倒的にハードルが低いのです。実際、昨年3月に卒業した大学生の(昨年)4月1日時点での就職率は96.7%。9割以上の人が、卒業と同時に就職することができています。必ずしも希望通りの就職ではないにしても、とりあえず働くという入り口に立つことはできています。2年前に採用試験に受験料を徴収するとして話題になったドワンゴの川上会長(現カドカワ代表取締役社長)も言われている通り、新卒採用は「『新卒一括採用』というしくみは日本全体の大規模なインターンのようなもの」。まず入り口に立てる、チャンスを与えると意味で、本来は学生にとっては有利な仕組みのはずです。

ただし、新卒一括採用が唯一のチャンス、すなわち、新卒一括採用を逃してしまうと、入り口が一切閉じられてしまうとなってしまっては、途端にデメリットが大きくなります。海外留学で卒業のタイミングが異なる、大学を出てから就職する前にやっておきたいことがある、そういったケースでも入社のチャンスは与えられるべき。あるいは、一旦入社したものの、自分の目指す方向と会社の方向性が異なることがわかった、もう一度やり直したいというケースもあるでしょう。

弥生では、世間と同様のスケジュールで新卒の採用を行っていますが、弥生への入り口はそれだけではありません。他の会社で一定の経験を積んだ上で、さらなる活躍の場を求めての中途入社ももちろんあり。これまでのところ、新卒採用よりも中途採用の方が数が多いのが実態です。新卒入社で1〜2年程度経験は積んだものの、会社の方向性を踏まえ、別の道を選択する、いわゆる第二新卒もあり。これは実績としてはないのですが、留学などの理由で通常とは異なるスケジュールでの選考/入社となる新卒採用もありです。

小さいことですが、ある意味似た話として、就職活動時のいわゆる就活スタイル(就活スーツ)もそれはそれであり。とりあえず一着あればokですとか、一日に複数件まわれるというメリットはあるのでしょうから。一方で、いわゆる就活スタイルでないからダメということは一切ありません。もちろん、ビジネスの場としての清潔感は必要ですが、自分らしいスタイルはプラスになることはあっても、マイナスになることはありません。

大事なのは選択肢を提供すること。会社のビジョンに共感し、同じ方向に向かって歩むことは必要ですが、様々なバックグラウンドを持った多様な方が入社し、そして活躍できる場でありたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:43 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月05日

弥生へようこそ! 2016

タイミング的にどうしてもApril Foolネタと被ってしまい、結果的にご紹介が遅くなってしまうのが少々申し訳ないのですが、今年も4月1日(金)に、フレッシュな新卒社員が入社しました。今年の新卒新入社員は5名。2年前までは、ずっと4名(開発2名、マーケ2名)の採用が続いてきましたが、昨年は6名、そして今年は5名となりました。

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今年は男性が2名、女性が3名。男性2名がマーケティング本部、女性3名が開発本部です。これは本人の志望を踏まえ、結果的にそうなったというだけで、男性は問答無用でマーケティング本部という訳ではありません。男女×本部がうまくミックスされるのがいいようにも思いますが、これまでもお話ししてきているように、弥生では良い意味で男女の区別をしていません。あくまでも採用したい人で決定していますので、結果的に偏ることもありますし、それは結果オーライ(今どき聞かない表現ですね、苦笑)だと考えています。

今年入社した皆さんは採用スケジュールが大きく変わる中での就職活動となり、本当に大変だったろうなと思います。採用スケジュールの変更は、会社側にもかなりの混乱をもたらしましたが、それ以上にこれまでの経験則が通用しない中での活動を強いられた学生の皆さんの負担は相当だったようです。幸いにして、就職市場自体は上向き(求人が多い)だけに、最終的には高い内定率になったようです。そんな中で弥生を選び、そして無事に入社してくれたことには感謝しています。

一方で、来年に向けての採用スケジュールはまたまた変わるとのこと。弥生でも既に会社説明会を実施しています。弥生の採用情報ページもリニューアルされていますし、また今年は人事ブログも頑張ってまめに更新しているようですので、是非一度チェックしてみて下さい。しかし、毎年変わるスケジュールに合わせなければいけない学生も会社も大変です…。

そもそもこれだけ横並びに就職活動をしなければならないのか、については疑問ですね。むろんその方が学生にとっても会社にとっても効率がいいのは確かですし、全面否定する気はありません(一定の合理性はあると思っています)。ただ、もう少し自由や柔軟性があっても良いのではないでしょうか。あえて皆と同じ時期や格好では行動しない、それでも同じようなチャンスが与えられるべきだと思いますし、弥生としてはチャンスを与えたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:40 | TrackBack(0) | 弥生

2016年04月01日

新製品発売のお知らせ (April Fool!)

売上実績No.1の業務ソフトウェア「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社(本社: 東京都千代田区、代表者: 岡本 浩一郎、以下 弥生)は、本日4月1日、新製品として「どんぶり会計 XP」の発売を開始致しました。

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弥生が提供する「弥生会計」は、1987年の発売開始以来、30年近い歴史を有し、日本で最も多く利用されている会計ソフトです。また、弥生は2014年よりクラウド事業を本格展開しています。現在では、「弥生会計 オンライン」、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」といった各種クラウド会計ソフトを提供しており、個人事業主の利用シェアNo.1を誇っています。

弥生はNo.1メーカーとして、より多くの事業者に会計ソフトをご活用頂き、市場を拡大する責務があると考えています。昨年来より市場調査を実施し、未だ会計ソフトを利用されていない事業者のニーズを調査したところ、「既存の会計ソフトは数字に細かすぎる」「もっとテキトーに利用できる会計ソフトが欲しい」といった声が一定数存在することがわかりました。

こういったニーズを踏まえ、弥生では、「ざくっと、アバウト、テキトー」をキャッチフレーズに、新製品「どんぶり会計 XP」を開発し、この度発売を開始致しました。

どんぶり会計 XPは、テキトーな会計を実現するために、売上に関しては1,000円未満切り捨て、経費に関しては1,000円未満切り上げで管理致します。また、どんぶり会計 XPにはファンクションキー【F8】一つで二つの帳簿を切り替える機能を有しています。どんぶり会計 XPは、弥生のアジア進出のための戦略製品としても位置付けられており、アジアの一部市場においては、二重帳簿が必須機能であるとの市場調査を踏まえた機能です。

なお、どんぶり会計 XPは、動作環境としてWindows XPに限定しています。これはマイクロソフト社によるサポートが終了し、セキュリティリスクが懸念されるWindows XPを意図的に利用することによって、万が一裏帳簿が発覚した際に、ハッキングによって勝手に作成された帳簿であるとの言い訳を可能にするためです。

どんぶり会計 XPは本日より日本市場で発売を開始し、順次アジア各国での発売を予定しています。

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posted by 岡本浩一郎 at 15:45 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月31日

経理の日

今日は3月31日。3月31日といえば、何の日でしょう。まあ、タイトルにもなっていますので、完全にネタバレしておりますが、今日3月31日は「経理の日」です。え、そんな日があったの?と思われるかもしれませんが、こちらでご確認頂けます。

以前お話しした通り、弥生とMisocaを結び付けた大きな要因の一つは、共通した想いでした。法人の決算だったり、個人事業主の確定申告が重なる三月(旧暦の弥生)にこそお客さまを全力でお手伝いしたいという想いからスタートした弥生。そして、月末(晦日)に請求業務が集中する事業者の方をお手伝いしたいという想いからスタートしたMisoca。

スモールビジネスの皆さんにとって、特に大変な時期である期末や月末。そんな時期にこそ、お客さまのお手伝いをしたい。業務効率化を実現することによって、お客さまがお客さまならではの価値のある仕事に集中できるようにしたい。そんな想いこそが弥生であり、Misocaでの共通した原点なのです。

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今日はまさに期末&月末が重なる日ということで、弥生とMisocaにとっては特別な日です。この特別な日を何らかの形にしたいと思っていたところ、この度、「経理の日」として一般社団法人 日本記念日協会に認定して頂くことができました。3月31日は弥生&Misocaの日、と同時に、経理の日。日本全国でビジネスの土台である会計や請求といった経理業務に携わっている方々に敬意を表する日です。

経理業務に携わっている皆さん、一年間お疲れ様でした。そして明日からもまた心機一転頑張りましょう! チーム弥生&Misocaも、これまで以上の多くのスモールビジネスに、これまで以上の価値を提供できるよう、これからも努力を続けていきます。

PS1. 弥生&Misocaの協業の小さな第一歩として、弥生IDでMisocaをご利用頂けるようになりました。この機会に是非試してみて下さい!
PS2. 経理の日認定記念で「331」Tシャツを作成し、先着331名にプレゼントするキャンペーンを行ったのですが、あっという間に331名に達してしまいました。ブログのアップが遅すぎました…。
posted by 岡本浩一郎 at 15:31 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月23日

大阪カウントダウン

昨年の東京本社引越に続き、大阪も引越をします、とお話ししたのが昨年の11月。その後12月には移転先が淀屋橋であること、ゴールデンウィーク中の引越を予定していることをお話ししました。東京本社引越のちょうど一年後に大阪も引越することになります。

12月の時点ではゴールデンウィークはまだまだ先と思っていましたが、いつの間ににやら3月も下旬。ゴールデンウィークまで1ヶ月ちょっとしかありません。引越の準備は進んでいるのかと心配になりますが、そこは大丈夫。既に賃借契約は既に開始しており、工事に着手したところです。

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12月の時点と少し変わったのは、賃借する面積を若干増やしたこと。12月の段階では1フロア+0.7フロアぐらいの賃借(合計540坪)を予定していましたが、今後の事業展開を考える上で、できる限り面積を確保しておきたいということで、2フロア丸ごと(合計610坪)にまで拡大することにしました。2フロア目は共用通路の関係で1フロア(317坪)×2の面積とはならないのですが、それでも、元々の大阪カスタマーセンターと大阪支店が合計434坪でしたから1.4倍にまで拡大することになります

旧大阪カスタマーセンターは長年同じオフィスだっただけにインフラの近代化が遅れている部分がありましたが、今回は全面的に見直します。これまでは、お客さまからの電話をお受けする回線がデジタル(いわゆるISDN回線)でしたが、これを全てIP化します。札幌は2007年のオープン当初からIPでしたから、今更という感もありますが、電話回線という枯れた技術だけにこれまであまり困ることはなかったというのが実情です。ただ、今回大阪/札幌共にフルIP化されることによって、サービスの柔軟性/拡張性が高まり、今後の事業展開が容易になると考えています。

大阪カスタマーセンター/大阪支店の拡大移転までもう少し。東京本社の「ヤヨイドオリ」のように特徴のあるレイアウトになっているということですが、晴れて移転した後にご紹介したいと思います。

東京、大阪と大物の引越が続きましたので、これでしばらくは打ち止めと言いたいところですが、実は今年中にもう一ヶ所の引越があるとか、ないとか。
posted by 岡本浩一郎 at 18:44 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月11日

あれから5年

東日本大震災からちょうど5年が経ちました。それなりに時間が経ったようにも思えますし、あっという間と言えばあっという間。あの時の記憶が薄れてきているという意味で時間は確かに経過しています。東京で暮らしている限り、良くも悪くも震災の影響を感じることもなくなりました。あの時の危機感はどこに行ったのでしょうか。一方で、もう5年も経ったのか、と思うのも事実。あっという間の5年間。

モノは溢れんばかりに豊富、街は安全。当たり前だと思っていた平穏が、実は当たり前ではないということを痛感した5年前。この5年間、平穏に暮らすことができたことの幸せを実感します。

当時は3歳だった娘ももう8歳。当時は幼稚園入園前だった娘が小学校に行くようになって、通学中に地震があったらどうするか、たまに話してはいますが、家族みなで今一度どうすべきか、話し合ってみたいと思います。また、危機感を持って買いそろえた備蓄品もモノによってはもう期限切れになっているでしょうから、再確認も必要ですね。

5年といえば、一区切りの時間に思えますが、被災地の本当の復興はまだまだこれから。微力ではありますが、弥生はこれまで復興のための支援活動を続けてきました。弥生のスモールビジネス応援プロジェクトブログでは、弥生のこれまでの取り組みを振返っています。正直、試行錯誤しながらの5年間でしたが、悩みながらでも続けることに意味があると思っています。今後も、もう必要ないと言われるまで、地道に、しっかりと続けていきたいと思っています。

最後になりましたが、お亡くなりになられた方々へ心より哀悼の意を表します。
posted by 岡本浩一郎 at 18:22 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月10日

あと6日

海外出張の間に、あっという間に3/15(火)が近付いてきました。そう、平成27年分所得税の確定申告の締切日です。今日を含めてもあと6日。さすがに時間がなくなってきました。今週末に一気に済ませようという方もいらっしゃるかと思いますので、是非知って頂きたい/ご活用頂きたい便利な新機能について、まとめておきたいと思います。

平成27年分確定申告書対応(オンライン/デスクトップ)
これは当たり前といえば当たり前ですね。確定申告書は法令改正にあわせて、毎年色々と様式が変わっています(法令改正によって、結構大きく変わる年もあれば、ちょっとした変更に留まる年もあります)。やよいの青色申告 オンラインとやよいの白色申告 オンライン(クラウドアプリケーション)、やよいの青色申告 16(デスクトップアプリケーション)は、いずれも平成27年分の確定申告書の様式に対応しています。印刷してそのまま申告書として提出頂けますし、e-Taxでの電子申告にも対応しています。

不動産所得対応(オンライン、デスクトップは従来から)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで、不動産所得の取引入力および決算書(青色申告決算書/収支内訳書)の作成に対応しました。デスクトップ(やよいの青色申告 16)では、従来から対応していました。

消費税申告書対応(オンライン、デスクトップは従来から)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインで、消費税申告書の作成に対応しました。デスクトップ(やよいの青色申告 16)では、従来から対応していました。

スキャンデータ取込(オンライン/デスクトップ)
YAYOI SMART CONNECT(以下SMART)は、世の中のあらゆる取引を、会計データ(=仕訳データ)に自動的に変換する仕組みとして、約1年半前(2014年7月)にサービスを開始しました。この1月末から、SMARTの新機能として、レシートや領収書をスキャナーで読み取り、その画像データから会計(仕訳)データを生成することができるスキャンデータ取込機能を提供しています。特に紙のレシート/領収書が溜まっているという方に是非ご活用頂きたい機能です。

口座自動連携ツール(オンライン/デスクトップ)
これまでSMARTではMoneyLook, Zaim, Moneytreeといった外部サービスとの連携を通じて銀行取引やクレジットカード取引の取込と仕訳の機能を提供していました。昨年の12月からは、SMARTの標準機能として、口座自動連携ツールの提供を開始しています。つい先日(3/3)には口座自動連携ツールでの連携先の金融機関の強化も実施しています。

SMART連携先追加(オンライン/デスクトップ)
SMARTの連携先も随時強化を行っています。最近では経費精算サービスとしてStaple for 弥生やSTREAMEDとの連携を開始しています。また、オンラインのみとの連携となっていたMisocaやスマレジがやよいの青色申告 16(デスクトップ)との連携にも対応するようになっています。

スマホアプリ(オンラインのみ)
やよいの青色申告 オンライン/やよいの白色申告 オンラインの取引入力をスマホで行うことのできるアプリを提供しています。1月にiPhoneアプリを先行して提供開始しましたが、2月にはAndroidアプリの提供も開始しています。

これは毎年恒例ですが、確定申告応援プロジェクトでの情報発信も行っています。やる気さえあれば、初めての方でも必ずちゃんとした申告書を作成できます。2回目以降だけれど、なかなか手を付けられないという方は、この機会にSMARTやスマホアプリなどを是非お試しください。ツールをうまく使えば、思っている以上にすんなりと終えられるのではないかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:19 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月07日

久し振りの海外出張

久し振りに海外に来ています。FacebookにIn-N-Out Burgerの写真を載せたので、休暇かと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、一応ちゃんとした仕事です(笑)。ちなみに、In-N-OutはIn & Outの略なので、「インアンドアウト」を早読みすればokです。カリフォルニアで美味いバーガーと言えば、ここ。お店の数も多くはないのですが、探してでも、クルマに乗ってでも食べに行って頂きたいバーガー屋です。

今回の出張は、弥生のさらなる進化に向けたプロジェクトの一環。まだその詳細をお話しできる段階にはありませんが、近年取り組んでいる弥生オンライン(社内的にはこれを成長の第三段ロケットと位置付けています)、2月にグループ会社となったMisocaとの取り組み(第四段ロケット)に続く新たな取り組みです。まだ社内ですらキチンと話してはいないのですが、さしずめ第五段ロケットということになるでしょうか。第四段ロケットであるMisocaとの縁組みが正式に成立し、安心してホッとしているということは全くなく、早くも次の第五段ロケットの仕込みに着手しています。

今回の訪問先の一つはこちら。

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そう、Silicon ValleyのIntuit本社です。Intuitは、米国No.1(=世界No.1)の会計ソフトベンダーであり、2003年までは弥生(当時はインテュイット株式会社)の親会社でもありました。2003年に日本から撤退して以降、資本関係はなくなったのですが、世界No.1プレーヤーとして、非常に刺激になる存在です。ただ、実は私がIntuitを訪問するのは初めて。既に人脈も途絶えているため、人ずてに紹介してもらっての訪問となりました。

Intuitもそうですし、他に訪問した会社もそうなのですが、初対面でもかなり突っ込んだ議論に応じてくれます。弥生が今考えていること、これからやろうとしていることに対し、「非常にいいポジションにいる」「いけそうだね」、とかなりの高評価。同時に、我々はこうしている、こういったことを考えた方がいい、とかなり親身にアドバイスをもらうことができました。

同行者は「初対面なのに随分と色々と話してくれるんですね」と驚いていましたが、確かに、全く知らない人間の訪問だと警戒されても不思議ではありません。それを有意義な議論にするためには二つのポイントがあるように思います。まずは、知り合いに紹介を受けていること。今回の場合、Business Schoolのアラムナイネットワークが大いに力を発揮しています。そしてもう一つはこちらからもちゃんと情報を提供すること。こちらがどんな会社で何を狙っているのかも話さずに、教えてくれだけでは、警戒されて当然ですし、先方として時間を費やす意味が見出せません。先方にとって直接的/短期的には役に立たないかもしれませんが、自社や日本市場についてちゃんと情報共有することは、当然の礼儀ですし、こちらの本気度を示すことになります。

昨日までに西海岸での予定を終え、今日は第二目的地に到着。明日の打合せ後には今度は第三目的地に向かい、そこからようやく帰国の途につきます。長いと言えば長い出張(弥生の社長になってからの最長記録です)ですが、打合せがみっちりと詰まった充実した出張です。前半戦の打合せでもいい感触が得られていますが、後半戦を通じて、「これならいける」「こうやってやろう」という確信を得て帰国したいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 14:00 | TrackBack(0) | 弥生

2016年03月03日

スキャナ保存制度対応

Misocaのグループ会社化というビッグニュースに霞んでしまいましたが、実は先週末(2/26)に待ち望まれていた機能をリリースしています。

それは、スキャナ保存制度対応。先立つ1/29にはスキャンデータ取込機能をリリースしています。本ブログでもお話ししていますが、これは、レシートや領収書をスキャナーで読み取り、その画像データから会計(仕訳)データを生成することができるという機能。画像データから、OCR(光学文字認識)処理によって、日付/店舗(会社)名/金額という取引データを読み取り、それを基に仕訳データを生成するという仕組みです。

これもお話しした通り、現在の技術では100%の正確性、100%の自動化とはいきません。特に使い始めは意外に時間がかかるのも事実。ただ、慣れてくると、手で一から入力するよりも圧倒的に効率化できます(会計事務所のプロの方にはなかなか敵いませんが)。先日、事例取材のために、実際に300枚にもなる領収書の取込を拝見させて頂いたのですが、最初の一ヶ月分はそれなりに試行錯誤。ただし、二ヶ月目に入ると一気にペースアップされていました(とは言え、最初の試行錯誤に関しては、使い勝手の改善が継続的に必要だと感じています)。

弥生のスモールビジネス応援プロジェクトブログでも、手入力とスキャンデータ取込で入力の速さを競うという企画を実施していましたが、やはりスキャンデータ取込の勝ち。経理経験者であり税理士有資格者のSさんより速いという想定外の速さでした(プロの方の名誉のために付け加えると、Sさんは経験者/有資格者と言えども、弥生社内では日頃実務をしている訳ではないので、決して速くはないということかと…)。

うまく使えば入力作業を圧倒的に効率化できるスキャンデータ取込ですが、スキャンした領収書はキチンと保管しておく必要があります。画像のデータ自体は保管されているものの、あくまでも作業用のデータ。正式な証憑としての領収書は後で参照できるように、キチンと整理して確実に保管する必要があります。

ただ、領収書の保管をしなくても済む(つまり処理後は廃棄することができる)制度があります。それがスキャナ保存制度。実はスキャナ保存制度自体は2005年から存在していました。ただ、スキャナ保存が認められるための要件が厳しかったために、ほとんど活用されてきませんでした。それが2015年の税制改正によって、一気に身近なものとなったのです。2015年の税制改正では、1) 3万円以上の契約書や領収書もスキャナ保存可能に、2) 電子署名の付与が不要に、という大きな要件緩和がなされました。

もっとも、要件が緩和されたとはいえ、それなりにハードルはあります。保存されるデータの真正性を確保するために、タイムスタンプの付与、電子化文書検索、第三者承認、操作ログの保存という機能が必要になります。

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これらの機能を正式に提供開始したのが、今回の2/26のリリースということになります。これによって、単にデータを取り込むだけなく、元となった証憑の廃棄(逆に電子的に保存)までもが実現できます。入力の自動化はもちろん、証憑の整理/保管という業務もなくす。会計業務の前工程も後工程も自動化された、会計業務 3.0の世界がさらに広がったことになります。

実は、今回リリースしたスキャナ保存制度対応はスキャンデータ取込の当初リリース時(1/29)には一応完成していました。ただし、証憑の代わりとなる電子データを最長10年の長い期間、法令に確実に基づいた形で保存することになりますから、万が一にも不具合があってはいけません。そのため、いつも以上に長い検証期間を経ることとし、ようやく2/26に正式なリリースの運びとなりました。

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スキャナ保存制度は、業務的に求められる要件(第三者承認など)もあり、誰でもがすぐに導入できるわけではありません。また、業務の流れを変えることになりますから、それなりに慎重に検討すべきものです。ただ、一度定着すれば大幅な業務効率化につながります。是非多くの方にご利用頂きたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 16:06 | TrackBack(0) | 弥生

2016年02月29日

ビジョンの一致

Misocaと弥生が一緒に歩むことを決めた背景には、想いの一致と実績の一致があるとお話ししました。月末(晦日)、そして、期末(3月、弥生)という繁忙期のお客さまのお手伝いをしたい、という想いの一致。また、それぞれの分野でNo.1という実績の一致。

実はもう一つ重要な「一致」があります。それはこれから実現しようとしているビジョンの一致。想いはもちろんですが、より具体的にどのように価値を提供するかというビジョンが一致していること。お話ししたように、豊吉さんと初めてお話ししたのは一昨年の夏のこと。当初はサービスをまず連携するところからのスタートで、これからのビジョンについて突っ込んだ議論をできるようになったのは、しばらく経ってからです。議論を通じ、お互いが目指しているものが一致していることがわかったことが、今回の縁組みにつながりました。つまりMisocaとして独自に続けるのではなく弥生と組むこと、弥生としてMisoca対抗のサービスを新たに開始するのではなく、Misocaと組むことこそが、お互いに実現しようとしているビジョンへの最短距離であると理解できたからこそ、それを実現すべく検討を続け、今回の結論に至ったわけです。

それでは、そのビジョンとは何か。実は今、Misocaで提供しているサービスはまだまだ入り口に過ぎません。ウェブやiPhoneで簡単に見積書や請求書を作成できる。請求書の自動郵送機能を利用すれば、郵送の為にポストに行かなくても済む。これらは既に90,000近い事業者にその価値を実感頂いています。Misocaは圧倒的に使いやすいと好評ですし、好評だからこそ、ご利用頂いている方の周りに利用者が広がっていく好循環になっています。

ただ、Misoca/弥生としては、提供できる価値はまだまだあると考えています。現状のサービスは見積書や請求書を発行する側(売り手)にとっては利便性の高い仕組みです。メールで送るのは容易ですし、自動郵送機能もご利用頂けます。でも、受け取った側(買い手)は? 現状では買い手(受け取った側)は売り手(送った側)と同等の利便性を享受できているとは言えません。

そもそも、見積〜発注/受注〜納品/検収〜請求〜支払/入金というのは、売り手と買い手をまたがった一連の流れです。ただ、中小企業においては、本来は一連の流れを一連のものとして処理することはできていませんでした。多くの場合は、その途中に多大な手作業が必要となっています。Misoca/弥生はこの流れを一気通貫で電子的に処理できるようにしたいと考えています。一気通貫で電子的に処理できるようにすることによって、圧倒的な業務の効率化を実現する。

実はこの発想は全く新しいものではありません。EDI(Electronic Data Interchange, 電子データ交換)として大企業では普及が進んでいる仕組みです。これをMisocaと弥生が力をあわせることによって、日本の中小企業や個人事業主でも当たり前のものにしたいと考えています。

EDI、実はこれがMisocaと弥生のビジョンを語る上での重要なキーワードでした。豊吉さん率いるMisocaとともに、共通のビジョンの実現に向けて着実に前進していきます。
posted by 岡本浩一郎 at 17:29 | TrackBack(0) | 弥生

2016年02月26日

Misoca & 弥生

本日2/26(金)に、弥生は株式会社Misocaの全株式の買収を完了しました。Misocaという素晴らしいパートナーと力をあわせ、中小企業、個人事業主、起業家の皆さんにこれまで以上の価値を提供していきたいと思います。

思い起こせば、弥生がオリックスグループの一員となったのが2014年12月22日。本件の検討は昨年の秋から進めており、本当はちょうど一年後となる2015年12月22日の完了を狙っていたのですが、さすがにそこまですんなりとはいかず、何だかんだと時間がかかってしまいました。とはいえ、本件の成立にご協力頂いた各位に改めて感謝致します。

契約の締結は2/16(火)だったのですが、この日は私が名古屋のMisocaオフィスを訪問してご挨拶。とても和やかな雰囲気の中でお話しさせて頂くことができました。改めていいチームだなと実感。全ての手続きが完了した今日は、今度は豊吉さん、松本さん、奥村さんの三人に弥生の本社に来社頂き、皆の前でご挨拶を頂きました。この三人に、弥生から参加する一名を加えた四名がこれからのMisocaの経営陣ということになります。

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これまでも、今後の事業計画についても色々と議論はしてきていますが、名実ともにグループ会社となった本日が正式な出発点。Misocaも弥生もそれぞれの事業は順調ですから、焦る必要はなく、まずは目指す方向をしっかりとすり合わせしたいと思っています。

私も本日付でMisocaの社外取締役に就任しました。私自身は一ヶ月に一度は名古屋に行こうと思っています。実は両親が名古屋出身ということもあり、名古屋に行く機会が増えることは実は大歓迎だったりします(笑)。

何気に嬉しいのは、MisocaメンバーのFacebook投稿に気兼ねなく「いいね!」できることでしょうか。これまではグッと我慢していたので…(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 17:22 | TrackBack(0) | 弥生