2019年05月27日

オリンピック抽選申込

東京2020オリンピックまであと424日。実感はありませんが、何だかんだ言ってあっという間なのではないかと思います。もうすでに済ませた方も多いと思いますが、オリンピック観戦チケットの抽選申込が明日28日(火) 23:59までとなっています。当初はサイトにアクセスが集中して申込を完了させるのが大変だったようで、我が家は落ち着いてからでいいや、と様子見だったのですが、さすがにそろそろ(締切り間際は再びアクセスが集中するでしょうし)ということで、先週末に申込を済ませました。

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上限いっぱいの30枚を申込むと、想定される最大の支払額はなんと848,520円。まあミーハー根性でほとんど決勝戦を申し込んでいるので、まず当たらないと思いますが。現実問題として、見やすさという意味では自宅のテレビの前が一番良いでしょうから、わざわざ見に行く以上は、現場の盛り上がりを感じないとね、ということで決勝戦、しかも一番高いチケットばかりです。同様な考えの方も多いでしょうから、まあ、一競技でも当たればラッキーという感覚です。

それにしても実に様々な競技があり、予選等も含めるとものすごい数のチケットの種類があるので、選ぶのが大変でした。情報自体はあるのですが、基本的にはPDFファイル。ページ数も多いので、気軽に印刷するわけにもいきません。本当はガイドを兼ねたスマホアプリでもあって、色々見ながらポチポチ選べると良かったように思います。最終的には、基本的に決勝×土日×行きやすい会場×一番いい席という自分なりのルールを決めることで、ようやく絞り込めました(結果的には非常に倍率が高いであろうチケットばかりですので、正しい戦略とは言えないと思いますが)。ユーザビリティに不満はありますが、それでも膨大な数のお申し込みをしっかり処理することができているのは大したものだと思います。おそらく申込受付開始後もキャパシティの拡充など、かなりの対策を積み重ねているのではないかと思います。同じシステム屋として敬意を表します。

既にご存じの方も多いと思いますが、抽選を申し込んだら、当たったものは全て購入しなければなりません。当たったものを全て購入するか、あるいは、全く購入しないか。おそらく一般的な購入戦略としては家族でそれぞれ同じような申込をして(念のためですが、一人が複数のIDを取得して申込むことは禁止されています)、その中で当たったものが一番希望に近い申込を購入、残りは購入せずとなるのではないかと思います。

結果として、一定の辞退を想定して多めに当選させるのでない限り、抽選の倍率は高くても、売れ残りもそれなりに出てしまうような気もしますが、どうなんでしょうかね。会場に物理的な限界がある以上は、多め当選にもリスクがありますから、その手はとりにくいと思います。そうなると、結構な抽選倍率だけれども、購入辞退も多く、購入期間が終わっても意外に売れ残っているということもありうる、かも? ただ、驚異的な抽選倍率になれば、家族全員で申し込んでも、全部で一試合当たればラッキーとなるでしょうし、そうなると辞退はあまり出ないようにも思います。システムとしては想定通りの動作であっても、ビジネスとして望んだ通りの結果になるかはまだ別問題。これはシステム屋のよくある悩みです。

抽選は1回ではなく、時間をあけて2〜3回行えば良かったようにも思いますが、抽選のたびに広報を行わなければならないでしょうし、言うほど簡単ではないのでしょう。今後は秋から先着順の販売を行うとのことですが、その際にも意外に購入できるのかどうか。まずは6/20(木)に予定されている今回の結果発表を待ちたいと思います。
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2019年04月14日

Napa

今年もLendIt FinTech USAに参加してきました。今回は、昨年に引き続きSan Franciscoでの開催。私にとっては、これで4回目の参加になります。LendIt自体は月曜日からなのですが、今回は土曜日に現地入りして、日曜日はゆっくりすることに(日曜日に飛ぶよりも、土曜日に飛んだ方が明らかに航空券が安かった、というのがその理由なのですが、信じてもらえないですよね、苦笑)。今回の内容は、ウィークデイにアップすると顰蹙を買いそうなので、日曜日にアップしておきます。

さて、到着翌日の日曜日は、LendIt常連のOさんがワイン好きということもあって、Oさんにお声がけして日帰りでNapaに行くことに。ご承知のようにNapa Valley(とその隣のSonoma)はワイナリーが星の数ほどあるワイン好きにとっては天国のような場所です(ひょっとして地獄かもしれませんが、その理由は後述)。

実は3年前にも日程の関係で週末をSan Franciscoで過ごすことがあり、その際にもNapaに日帰りで行く機会がありました。その時はレンタカー。私は運転が好きなので、これはこれで楽しかったのですが、帰りの運転もあり、試飲とはいえ、ワインをじっくり飲む訳にはいきません。その時は3人だったため、1人が気を利かせて飲むのを控えてくれ、帰りの運転をお願いすることにしました。

今回は、どうしようかな、と思っていたのですが、Oさんが以前もお願いしたガイドさんがいるということで、日本から参加の7名でチャーターすることに。当日は朝9時前にSan Francisco市内を出発、Napaまでは約1時間ほどの道のりです。

まず1軒目は、OさんのおススメというOdette Estateに。日本には入っていないワイナリーとのことですが、Oさんに言わせれば、カリフォルニアワインの頂点とも言えるOpus Oneよりも美味しいとのこと。さっそく4種類のワインを試飲。どれも美味しい。Oさん大絶賛のものは試飲リストに入っていなかったのですが、お願いしたところ、特別に飲ませてもらえることに。確かに素晴らしいワインでした。黒スグリの香りとか、土の香りといった通な表現をしたいところですが、まったく様にならないのでやめておきます(笑)。

2軒目で日曜日に到着した2人と無事に合流。時間の関係があり、2人には、UBERで空港からNapaまで直接来てもらうことにしていました。2軒目はSilver Oak Winery。こちらでは3種類のCabernet Sauvignonを飲み比べ。試飲なのですが、お替りまで注いでくれる太っ腹ぶり。

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ランチの後は途中合流したUさんが是非行きたいということで。Opus One Wineryへ。私自身は、高くてどうせ買ってかえれないため、あまり気乗りはしなかったのですが、行ってみると実に素晴らしいところでした。試飲したOpus Oneも最高(ここでは1杯だけ)だったのですが、ワイナリーの2階がテラスになっており、そこからの眺めが最高でした。

だいぶ赤を飲んだ、ということで、最後はDomaine Chandonへ。ここは言わずと知れたMoët & Chandonがカリフォルニアに作ったワイナリーで、スパークリングワインが有名です。ここはおそらく、Napaの中でも最も訪れる人が多いワイナリー。ピクニックができるような美しい庭園があるのですが、今回も多くの人でにぎわっていました。こちらではブドウの産地が異なる3種のスパークリングワインを試飲。通常飲む時は、スパークリングワインから始まって白、そしてしっかりした赤に進むのが定石ですが、結構な量の赤を飲んだ後のスパークリングもさっぱりしていてなかなか良いものでした。

4軒目を終えた段階で、3時過ぎ。もう一軒行きたいところでしたが、帰りの道が混むかもということで、早めに帰路に着くことにしました。

結局4軒で、合計13杯の試飲。試飲といっても、有料なので、しっかりした量の1杯。13杯ともなると、かなりいい気分です。特に印象に残った1軒目と4軒目では2本ずつ持ち帰り用に購入。正確に言えば、2軒目や3軒目も惹かれたのですが、毎回買っているととんでもない金額に(特にOpus Oneは試飲も別格のお値段でしたが、持ち帰りも相応な価格です)。チャーター代に、試飲の料金に、持ち帰りの購入に。合算すると、まあ結構な金額です。楽しんでいると、あっという間にお金を使ってしまうのが、天国でもあり、地獄でもある理由(苦笑)。

当日は天気もよく、Napaののどかな景色を目いっぱい楽しむことができました。今回一緒に周った7人4社は、ライバルと言えばライバルですし、新しい融資を日本にもたらすという意味で、同志と言えば同志。特にまだまだ市場を立ち上げようという段階においては、同志という意識の方が強いように思います。そんな同志たちと仕事の話はそっちのけでワイワイできたのは実に楽しい時間でした。

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明けて月曜日からはいよいよLendIt FinTech USA 2019。次回はLendItの様子についてお話ししたいと思います。
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2019年03月20日

大台到達

先週で所得税の確定申告が終わり、社内もどことなくホッとした空気が流れています。Twitterでは、「弥生のクラウドソフトでやったけど、3月14日にサーバーが落ちたり、遅くなったりしないのが、すごいなあって思いました。システムをキープしてくれてる人たち、ありがとう」というこれ以上ないほどの有難いお言葉をいただき、嬉しさ倍増です。常に安定稼働を目指していますが、申告期間はいつも以上に万全を期しています。ただ、あえて正直に言えば、実は申告終了間際にスマート取引取込の動作が不安定になるという事象がありました。申告そのものに支障はなかったものと思いますが、今後への反省点としてしっかりと活かしていきたいと思います。

さて、そんな落ち着かない先週でしたが、実はひっそりと50歳という大台に到達しました。毎年のことですが、申告終了間際ということで、大騒ぎができないのは、これも持って生まれた運命でしょうか(苦笑)。

半世紀といえば長いな、と思いますが、昭和から平成になり、今年にはその平成も終わりますから、驚くほどではないのかもしれません(余談ですが、次の元号の世代の人から見た昭和は、昭和世代からみた明治になりますから、そりゃ歳もとりますよね)。50歳になったからといって、何かが急に、あるいは大きく変わることもなく、49歳の時と変わらない毎日です。もっとも私は、遠く昔の学生時代は人生50年もあれば十分だと思っていました。社会人になってしばらくすると、人生が50年とは思わなくても、仕事は50歳までで十分だと思うようになりました。50歳までに50億円稼いで、さっさと引退しようと。孫さんと比べるとあまりに小さい発想です(笑)。

そして迎えた50歳。人生、まだまだ。やはり親になったのが大きいですね。仕事、まだまだ。弥生の社長になってもうすぐ11年。長いとは思いますが、やはりまだまだできていないことの方が多い。

弥生の社長としては、お客さまの業務のあり方を変えたい。業務 3.0の世界は会計業務を中心に着実に到来してきていますが、まだまだ当たり前のものにはなっていません。お客さまである事業者は事業をしたいのであって、業務をしたいわけではありません。お客さまの夢を実現するために、会計業務でも、人事労務業務でも、商取引でも、最初から最後まで電子データとして自動的に処理される世界にしなければならないと考えています。そういった中で、弥生としてやるべきことは山積みです。これまで弥生は、決められた法令に従って粛々と業務を進めるための対応を粛々と行ってきましたが、お客さまの業務のあり方を本質的に変えるためには、法令そのもののあり方にも意見を発信していくべきだとも考えています。

さらにアルトアの社長としては、融資のあり方を変えたい。これまで、事業者向けの融資は、事業の評価が難しい中で、保証や担保に頼っていました。会計データをはじめとしたデータをAIで分析することによって、事業の評価ができれば、保証や担保に頼る必要はないはずです。アルトアの融資を開始して一年ちょっと。これまでにない価値を提供できているという実感があります。ただ、実績は満足できるレベルではありませんし、アルトアだけでなく、全国の金融機関が同様な融資を提供し、当たり前のものとなるまで、まだまだ長い道のりです。

キャリアの一つの曲がり角ともいえる50歳で、これだけのチャレンジをすることができているのは、本当に幸運なことだと思っています。一般的にいえば、弥生とアルトアの二足の草鞋を履くだけでも無理がありますが、弥生/Misocaとアルトアの皆がしっかり支えてくれているからこそできることだと思っています。パーソナルな面でも、一緒に祝ってくれる人がいるからこそ、チャレンジができる。そういった意味で、多くの人に支えられながらここまで来ることができ、そしてチャレンジを続けることができていることは、本当に有難いことだと思っています。

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そこにやるべきことがある限り、チャレンジを続けていきたいと思います。さすがに、「次の半世紀」とまで欲張りなことは言いませんが(笑)。
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2019年02月14日

まずはこちらの申告

いよいよ来週2/18(月)から今年の確定申告が始まります。弥生も約1ヶ月間の確定申告期に向けて臨戦態勢です。

確定申告が始まる前に終えておきたいということで、先週末に頑張ったのが、自分の会社の申告準備。私は弥生の社長に就任する前は、自分で起業した経営コンサルティング会社を経営していました。起業したのは2000年ですが、その時から弥生会計と弥生給与のユーザーだったというのは嘘のような本当の話。

弥生の社長に就任するにあたり、自分の会社は事実上の休眠状態に。ただ、法律的にはまだ存在し続けており、年一回の決算・申告も会計事務所の力を借りて行っています。会社の決算期が12月ということで、申告の期限は2月末。会社として営業はしていませんので、日ごろの帳簿付けは行っておらず、年を越してから、あーそろそろやらないととなり、実際に着手するのは2月に入ってからというのが毎年のパターンになっています。

期限は2月末といえども、会計事務所で申告書を用意していただくための時間もありますから、帳簿はある程度前もってまとめる必要があります。その(私の心の中での)期限が先週末。実際には週末は家族と楽しく過ごし、渋々着手したのが週末最終日(祝日の11日)の22時(笑)。

ただ、実は着手してしまえば、それほど時間はかかりません。そもそも営業していませんので、帳簿に付ける取引自体がごく僅か。その記帳自体もネット銀行分はスマート取引取込を活用すれば、ボタン一発です。他にはメガ二行の口座があるのですが、こちらは手数料がかかるインターネットバンキングを利用しておらず、手で入力する必要があります。とはいえ、量が少ないこと、また、発生する仕訳がパターン化していること(同じ仕訳が毎月出るだけ)から、それほど時間はかかりませんでした。

結果的には一時間半ほどで一年分の記帳と確認が終了。データはクラウド上の弥生ドライブにあるため、顧問の税理士の先生に入力が終わったことを伝えれば、先生がすぐに確認することができます。

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弥生ドライブの隠れた長所は、データの更新履歴が確認できる(&必要であれば遡ることができる)こと。弥生ドライブで更新履歴を見れば、私がいつ作業に着手したのか(2/11 21:59)も、税理士の先生がいつチェックしてくれた(2/13 9:24 & 2/13 18:35)のかも一目瞭然です。

私の会社の場合はそもそも営業していないので、短時間で帳簿付けは終わりますが、一般的には、せめて一ヶ月に一度は帳簿付けをしておきたいところです。一年に一度というところは、真似していただきたくはありません(苦笑)が、帳簿付けを圧倒的にラクにするためのスマート取引取込の活用、会計事務所とのデータのやり取りをクラウド化する弥生ドライブの活用は、是非真似をしていただきたいところです。使ってみると、その利便性に驚かれるはずです。

懸念だった会社の申告も目処が立ち、これで確定申告期に万全の態勢で臨む準備ができました…、と思いきや、自分の個人の申告も残っています。これはお客さまの皆さまに想いをはせながら、これから頑張ります(笑)。
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2019年01月08日

久し振りの香港

年が明けて二週目に入り、ようやくビジネスも(通勤も)いつも通りという感じです。

この年末年始は香港での年越しとなりました。(もう30年近く前になってしまいますが)社会人になって初めての出張先が香港だったということで、個人的に思い入れのある場所です。ただ、もう何年もご無沙汰。正確には記憶していませんが、おそらく15年振り(ぐらい)での香港訪問となりました。

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人もビルも多いのは変わらず。ただ、人もビルもますます多くなっています。昔からビルの装飾は派手でしたが、さらに磨きがかかっており、そんなビル群の中で打ち上げられる新年の花火は壮観でした。

今回驚いたのは、英語が通じないということ。私がよく行っていた時代は、まだイギリスによる統治時代。このため、現地の人は広東語で話すけれど、英語でも特段不自由はしなかったように記憶しています。一方で、中国返還後20年以上経ったこともあり、標準が完全に広東語になったというのが今回の印象でした。英語が通じないというのは不正確かもしれません。こちらの英語は理解しているのかもしれませんが、英語で返してくれない。広東語で話すのが当然でしょ、といった雰囲気でした。

逆にここは中国化していないのか、と驚いたのが、決済方法。中国(本土)ではキャッシュレスが進んでいることは有名ですが、香港はだいぶ環境が異なるようです。確かに中国本土からの観光客も増える中でQRコード決済も受け付けるようになっているようですが、あくまでも観光客向け。地元民は、クレジットカード、Octopus、そして現金という感じでした。Octopusは交通機関向けの電子マネー。仕組みはFelicaですから、Suicaと同じです。Suicaは2001年導入ですから、1997年のOctopusの方が先輩ということになります。もともとは交通機関向けだったものが、一般的な少額決済にも使われるようになっているという意味でもSuicaに非常に近い存在です。

今回困ったのが、タクシーで現金しか使えないこと。夜10時に現金不足でタクシー代を払えず(苦笑)、そのまま銀行に行ってもらい、ATMで現金をおろしてその現金で支払うなんてこともありました。あれ、この状況って日本と似ていませんか。つまり、現金へのアクセス性が良い(ATMでいつでもおろせる)がゆえに、現金でもそれほど困らない。電子マネーに関しても、(少なくとも交通機関という特定用途で)Octopusが一般化しているがゆえに、QRコード決済を積極的に推進する理由がない。香港は日本と似通っている部分が多いがゆえに、中国本土ほどQRコード決済によるキャッシュレス化が進んでいないように見受けられました。そういった意味で、日本のキャッシュレス化の今後を考える上で、参考にすべきはそもそも背景の異なる中国本土ではなく、背景が似通った香港なのかもしれません。
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2018年10月09日

2年振り

昨年は買おうかどうしようかと思いつつ結局買わずに済ませてしまい、今年もどうしようかなと思わせぶりなことを書きましたが、結局買いました。iPhone XS。iPhone 7以来、2年振りのiPhone購入ということになります。

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正直なところ最低でも12万円以上というお値段もあり、かなり迷いました。iPhone 7で特段困ることはありませんでしたし、iPhone 7でも、新しくリリースされたiOS 12をインストールすれば、さらにサクサク動くという評判もありましたので。結局のところ、テクノロジーを商売としている上で、イマドキを体感していないことは宜しくない、という高度に政治的な(笑)判断の結果、2年振りの買い替えとなりました。

購入してちょうど一週間。感想としては、良くも悪くも違和感がないな、というところ。色々と変わってもやはりiOSは使いやすいな、と感じます。ボタンがなくなってFace IDになることを心配はしていたものの、意外に人間は慣れるもの。これはこれでありだな、という感じです。

ただ、机の上に置いたまま使う、例えば、ちょっとメールを確認したいとか、ちょっと計算機を使いたいという時に、これまでは指を伸ばしてTouch IDでロックを解除でき、用件を済ますことができていたのが、Face IDでは、自分の顔を画面の前まで持っていく、もしくは、iPhoneを自分の顔に正対するように持ち上げる必要があるというのが、ちょっと面倒くさいように感じます(怠け者の悩み?)。

一方で大きく進化している(はず)といえば、カメラ機能でしょうか。週末のキャンプの際はデジカメを持参せず(忘れただけ)、iPhone XSで済ませましたが、これでも十分かも、と思うレベルです。ただ、暗い中での撮影は、やはりちゃんとしたデジカメの方がいいようには思います(まだiPhone XSを使いこなせていないだけかもしれませんが)。

カメラもそうですが、まだ使いこなせていない機能が色々とありますので、もう少しいじってみたいと思います。この値段だと、毎年買い替えはなかなか痺れるので、2年間はしっかりと使い込むことになりそうです。
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2018年08月30日

夏の読書

夏休みと言えば読書感想文。さすがにもう読書感想文を書くことはありませんが、休みの間に読む本を選ぶのは楽しいものです。今回の夏休みのお供はこちらの2冊でした。池井戸潤氏の最新作「下町ロケット ゴースト」とDan Brown氏の最新作「Origin」。

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下町ロケット ゴーストは、名前の通り、町工場・佃製作所を継いだ佃航平が主人公の下町ロケットシリーズの第3弾。1弾目(「下町ロケット」)と2弾目(「下町ロケット ガウディ計画」)はそれぞれ独立した話ですが、今回は9月に発売が予定されている4弾目(「下町ロケット ヤタガラス」)とのつながりが強いようで、いわば前編といった感じです。

ボリュームもそれほど多くなく、数時間であっさりと読破。構えることもなく、純粋に読むことを楽しみながら一気に読めるのが池井戸作品の良いところ。良質なエンターテイメントですね。池井戸作品には、前振りはじっくりと、一方で着地する時はあっさりという傾向があるように感じます。だからこそ一気に読めるわけですが、これだけ前振りしたんだから、もう少し丁寧に着地して欲しいと思わなくもありません。そういった意味で、今回は実質的な後編がありますので、どのように着地していくのか、楽しみにしたいと思います。

もう一つのOriginも、HarvardのRobert Langdon教授が本意でないにもかかわらず壮大な事件に巻き込まれていくシリーズ物。圧倒的に有名なのは、2作目のThe Da Vinci Codeですね。今回はシリーズ5作目ということになります。

これまでの作品もそうですが、Dan Brown氏の作品の特長は徹底的なリサーチに基づいた、現実とフィクションの境界線が溶けた描写。一作書くのに数年かかるというのも理解できます。今回の舞台であるスペインにはまだ行ったことがないのですが、是非行って、本作の舞台を自分の目で確かめたくなります。

こちらは楽しみながらじっくりと読み進めているところ。池井戸さんと比べると、Dan Brown氏は寡作。これを読み終えてしまうと次に読めるのはおそらく3年後から4年後ということで、1ページ1ページが貴重です。残念ながら残るはもうあと100ページ程度。今週末には読み切ってしまいそうですが、最後までじっくりと味わいたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 20:40 | TrackBack(0) | パーソナル

2018年06月15日

有機EL TV

現居に引っ越してから11年。引っ越しの際には様々な家電製品を購入しましたが、10年以上が経過してそろそろ買い替え時期。この一年間ほどでちょこちょこと買い替えていっています。さすがに10年以上経っているということで、買い替えると新鮮な驚きがあります。直近でこれはすごいなと実感したのがTV。

私が最初に液晶TVを購入したのが2003年のこと(確か)。たしか37インチで解像度はハイビジョン(1280*720)。50万円を切るか切らないかという大きな買い物でした。当時はまだ地デジへの移行前だったので、テレビの画像はむしろ粗さを感じるものでした。液晶TVということで画面が薄いことが売りでしたが、実はこの機種はチューナーが別体(昔のビデオデッキのようなサイズ)であり、実は結構かさばりました。

二代目が2007年で、46インチ。この機種はフルハイビジョン(1980*1080)で、別体のチューナーもなく、ようやくイマドキの液晶TVになりました。価格的には40万円弱だったかと。普及に向けたマイルストーンと言われた1インチ = 1万円を切るようになりました(が、今の価格感からするとまだまだ高いですね)。この時点までには地デジも受信できるようになっており、テレビが圧倒的にキレイに見えるようになりました。初代と2代目は液晶と言えば…ということで、やっぱりシャープ(そもそも、以前も書いたことがありますが、私はシャープファンです)。「世界の亀山モデル」という誇らしげなステッカーが印象的でした。

この流れで言えば、4K(3840*2160)が出た段階で買い替えていてもおかしくはなかったのですが、子どもが生まれて以降、ほとんどテレビを見ることがなくなり、買い替え欲が数年に一度高まっても、結局踏み切らずにきました。

とはいえ、さすがに10年も経つと、経年劣化で画面も暗くなってきます。最近家で映画を見ることが増えてきたことと、少し前から注目していた有機EL TVの値段がだいぶ下がってきたこともあって、11年ぶりに思いきってしまいました。

今回購入した三代目は55インチ、4K(3840*2160)、価格はモデルチェンジ前の値下がりを狙ったので30万円弱。初代から三代目まで、着実に画面は大きくなり、解像度は精彩になり、価格は下がっています。

有機ELにして感動するのは、とにかく画面がキレイなこと。液晶TVの場合は、その構造上どうしても画面全体に薄いベールがかかったようなくすみが感じられるのですが、有機ELの場合には、すっきりくっきり。同じBlu-rayを見ても全く見え方が異なります。

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ちなみに映っているのはLa La Land。Los Angelesに住んでいたものとしては特別な感慨を覚える作品です。

ちなみに三代目は残念ながら(?)シャープではなく、Panasonic。やはり日本製に拘りたいところです。とはいえ、実はPanasonic(に限らず全ての日本メーカー)の有機EL TVのパネルは実はLG製。この20年間の技術の進化は消費者としては単純に喜ばしい限りですが、家電メーカーの盛衰を振り返ると感慨深いものがあります。
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2018年03月22日

2台目のMacBook Pro

先日3年振りに個人で利用しているPCを買い換えました。2台目のMacBook Pro。3年前の記録がこちら。そうか、3年前も3月で、自分への誕生日プレゼントと言い訳をしていたのですね。3年振りとなる今回も、やはり自分への誕生日プレゼントということで(笑)。

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写真では2台並んでいますが、左側が今回買った個人用。右側は昨年の半ばに購入したアルトアの業務用です。アルトアでは、ビジネス側のメンバーは基本的にWindows(Surface Pro)を利用しており、開発側のメンバーは基本的にMac (MacBook Pro)を利用しているのですが、私は一応開発側のメンバーに混ぜてもらっているため、Macを利用しています(我が儘を聞いてもらったという方がより正確なような気もしますが)。

実はこの2台、スペックはほぼ一緒です。購入時期が半年以上ずれているのに、ほぼ同じスペックというのは正直なところ、少し残念。本当はもう少し待ってスペックが改善されたものを購入したいところですが、この種のマシンは、買いたい時が買い時なので、思い切ってしまいました。

この代のMacBook Proの特長は、Touch Bar/Touch ID。Touch Barは本来ファンクションキーがある部分の表示がダイナミックに変わり、タッチして操作できるというものですが、正直あまり活用できてはいません。ただ、Touch IDは便利ですね。指紋センサーでログインできるPCというのはWindowsでもあり、かつて使っていたこともあるのですが、Touch IDは圧倒的に精度が高いため、触っても認証されないというストレスを感じることがありません。iPhoneでタッチしたらロックが解除されるのに慣れているだけに、もはや慣れたらない環境には戻れません。

アルトアMacは、別に弥生の業務用にWindows PC(Surface Pro)もあるので、Mac専門ですが、今回個人で購入したMacには、最新のParallelsを入れて、その上でWindows 10の環境を構築済み。もちろん、弥生会計 18もサクサクと動きます。MacにはMacの良さがあるし、WindowsにはWindowsの良さがある。一台で両方の環境を動かせるのは、メリットが大きいと感じます。

毎回個人でMacを購入するときの言い訳としては、溜まりに溜まった家族の写真とビデオを編集して成長記録を作る、と宣言するのですが、今回はどうなるのでしょうか。娘も大きくなり、溜まっている写真とビデオの量も半端ない量になってきました。まあ、今回余裕をもってSSD 1TBを選択したので、まだしばらくは溜めこみ続けても大丈夫そうです(笑)。
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2017年09月13日

今年もやっぱり

もはやこの時期の風物詩となったiPhoneの新機種発表。今回は、iPhone 8/8 PlusiPhone X。今回は7Sでなくて、一気に8なんですね。ただXも加えて3機種出るということと、中身は概ね事前の情報通りで、大きなサプライズはありません。

毎年、今回は買うかな、どうしようかな、と書いていますが、今回は買うかどうかに加えて、8かXか、という悩みまで加わりました。正直に言って、8だけだと買い替えるまでのモチベーションはありません。7Sを飛ばして8に行った割にはマイナーチェンジという感じです。目に見える変化点といえばワイヤレス充電に対応したことぐらいですが、今でも夜間に充電すれば十分なので、あまりメリットを実感できそうにありません。

では、Xかというと、こちらは確かに目新しさは満載。iPhone 6s/7はその前のiPhone 6と見た目が変わりませんから、新機種持っているぜ、という自慢ができませんでしたが、Xなら当面は相当自慢できそうです(そこが大事なのか <- 自分)。ただ、難点は大きいこと。画面は5.8インチとPlusより大きい。携帯の時代から一貫して小さい物好きな私としては大きいことは下手をすればマイナスポイント。もっとも、全面がディスプレイということもあり、本体サイズは8から一回り大きくなった程度(8が67.3×138.4×7.3mm、Xが70.9×143.6×7.7mm)とのこと。幅が4mm増、高さが5mm増。これぐらいのサイズ増なら何とか許容範囲内に思えてしまうのはAppleの思う壺なのでしょうか。

何気にインパクトが大きいのが、値段です。iPhone Xはついに10万越え(税込だと121,824円〜!)。iPhone 8も税込みだと8万円越え。5年前登場のiPhone 5は一番安いモデルでは6万円台前半でしたし、直近のiPhone 7も8万円は切っていましたので、着実に価格が上がっています。為替レートの影響もあるでしょうが、じわじわと上がる価格に目をつぶってしまうのもAppleの思う壺なのかもしれません。
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2017年08月30日

いざとなると

そろそろ起きる時間ではあるものの、うーんもう後10分、とうつらうつらしているその時、iPhoneが大音量でなり始めました。あれ、アラームはかけていないし、大体なんでこんな大音量で、と混乱しつつ画面を見ると、そこには見たことのないメッセージが。

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「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮から…」。どういうこと??? 寝起きでボーっとしており、頭が回りません。正直何が起きているのか、全く理解できない。昨日の朝、出張でたまたま訪れていた札幌のホテルでのことです。

何をどうすればいいのかわからないなかで、急に家族のことが心配になります。あわててメッセージを送ったものの、なかなか返信がなく、ますます心配になってきます。後でわかったことですが、この警報の対象になった地域とそうでない地域があり、家族は全く気が付いていなかったとのこと。このタイミングでようやくTVをつけますが、得られる情報はJアラートが発令されたというだけで多くはありません。

しばらくすると、「ミサイル通過。ミサイル通過。先程…」というメッセージが配信され、またTVでも少しずつ情報が増え、差し迫った危険がないことがわかりました。しばらくすると家族から「今ニュース見ているけど…」というメッセージが入り、ほっと一安心。ようやく通常の出勤準備モードに入り、シャワーを浴びてから朝食を食べに行くことに。朝食会場が普段と変わらない(正確に言えばまだギリギリ8月中なので家族連れが多い)ことに心底ほっとしました。

後で冷静になって考えてみれば、Jアラートを受信した際、やるべきことは何もできていません。本来やるべきことはとにかく少しでも安全な場所に避難すること。ホテルでいえば、窓がある部屋よりも、窓がない廊下に避難すべきだったのでしょう。2011年の大震災以降、地震速報には敏感に反応するようになりましたし、災害に対する心の備えもそれなりにできていると思っていましたが、いざとなると何もできないものです。

いつ何があるかわからない時代。改めて備えることの必要性を実感する出来事でした。ただ現実問題としては、今後もこういったことが続けば、むしろまた警報か、でも何もないんでしょ、とむしろ慣れてしまうような気がします。実は、それが一番恐ろしいことなのかもしれません。
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2017年08月17日

勢揃い

久し振りに大きな買い物をしてしまい、その結果我が家にはこんなものが勢揃いとなりました。まさにファミリーという感じですね。

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一番上とその下が昨年後半に購入したiPhone 7とiPad mini 4。その下がApple Storeでの初イベントを記念して購入したiPad Air。これはもう3年半使っていることになりますね。そして一番下が今回購入したiPad Pro 12.9インチ。久し振りに大きな買い物と書いてしまいましたが、昨年後半には、iPhone 7/iPad mini 4/AQUOS mini SH-M03と一通り買い替えているので、久し振りとは言えないかもしれません(苦笑)。

言い訳をすると(笑)、これは自分用ではなく、家族用。家族が使う際に、少しでも大きな画面をということで、気になっていたiPad Proの購入に踏み切りました。このiPad Proは、この6月に発売になったもの。もう発売から2ヶ月経っているし、在庫はあるだろうと思っていたところ、実は未だに品薄の模様。うまくタイミングがあって在庫をおさえることができ、今日届いたばかりです。

まだほとんど使っていませんが、印象としては「画面でかっ!」。印象レベルで言えば、iPad Airの二倍ぐらいに感じる画面の大きさです。これまでのiPad AirやiPad miniに関しては、気軽にウェブを見るためのもの、逆に本格的な作業には向いていないと感じますが、このiPad Proに関して言えば、何でもこれで済ませられそうです。

iPad Proもなかなか感動ものですが、ある意味それ以上に感動したのが、合わせて購入したApple Pencil(繰り返しになりますが、あくまでも家族用です、笑)。本当に鉛筆やペンで書いているみたい。これまでもiPad miniに普通のスタイラスで手書きのメモを取ることを試みたこともあるのですが、やはり独特のクセがあって、本格的に使いたいとはなりませんでした。しかし、Apple Pencilは全く別次元の書き心地。これならありです。

それにしても、初代iPad以来、これで5台目。iPhoneも現在のiPhone 7で3GS以来5台目。Macに至っては、もはや何台目なのか数えるのが怖いぐらいです(と言いつつ前回のMacBook Pro購入から2年半経って、そろそろと思っている自分が怖いです)。まあ、正直無駄遣いしたな、と思う部分もありますが、逆にこれだけ喜んでおカネを払いたくなるモノを提供できるというのは素晴らしいことだと思います。性格も異なりますし、実際問題としてまだまだ道のりは遠いですが、業務ソフトの世界でも、喜んで使いたくなる製品/サービスの開発を志しています。
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2017年07月18日

キャンプ 2017

先週末は海の日の連休でした。海の日といえばそろそろ梅雨明け。今年はあまり雨が降らず、もはや真夏のようですが、このまま梅雨明けとなるのでしょうか。

気分は夏ということで、たまにはアウトドアの話でも。この海の日の連休は、千葉のマザー牧場でキャンプをしてきました。

子どもと一緒に初めてキャンプに行ったのが、2013年のこと。この時は、お試しということで、既に準備されているテントに泊ったのですが、とても楽しむことができました。これに気をよくして、翌年2014年にはテントを購入し、いよいよオートキャンプデビュー。以降も年に3〜4回のペースでキャンプに行くようになりました。最初はマニュアルを見ながら四苦八苦したテント張りも、何も見ずにサクサクと進められるようになりました。撤収にかかる時間はなかなか縮んでくれないのですが…。

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今シーズンは、5月下旬の初キャンプについで、今回が二回目。今回は念願の芝生サイトです。関東でキャンプされる方はご存知だと思いますが、関東周辺で芝生サイト(芝生の上にキャンプを設営できるサイト)は少数派です。大体は(多少は草が生えていますが)土の地面。関東近辺の場合、キャンプ需要が多いので、サイトの利用頻度が高く、どうしても地面が荒れてしまいがち。今回のマザー牧場のキャンプ場は実は7〜8月のみの限定営業。この期間であれば芝生を維持できるのではないかと思います。初めての芝生サイトは実に快適。のんびりと自然を満喫することができました。こんな素敵なキャンプ場を2ヶ月間しか開放しないのはもったいないとも思いますが、期間を延長すると今度は芝生として維持するのが難しいのでしょうね。

実は、本当にキャンプが楽しいのは春と秋。今回は、芝生サイトに行きたいということで、特別に7月のキャンプです。初めてのオートキャンプの際に身をもって味わったように、夏は暑すぎて結構大変。ここ数年は、6月までに1〜2回、9月に再開して2〜3回というペースにしており、今年もこの先9月と10月に一回ずつ予定しています。

ALTも立ち上がり、週末のんびりと過ごしている場合ではないのかもしれません。ただ、私は、オフ(プライベート)が充実しているからこそオン(仕事)も頑張れる人。オンで結果を出すためにも、オフの力を抜かず、とことん楽しみたいと思っています。
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2017年06月28日

雨の日には

もう梅雨に入って3週間経ちますが、先週の大雨を除き、比較的いい天気が多かったように思います。しかし今日は梅雨らしい一日。梅雨の時期だからしょうがない、とはわかっていても、雨の日の外出は少し気持ちが重いもの。ただ今日はそんな重い気分を払しょくするグッズと一緒だったので、むしろ雨はwelcome。そのグッズはこちら。

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そう、傘です。前原光栄商店という昭和23年創業の老舗の傘ですが、親骨がカーボンという意外な(?)ハイテク仕様です。これまでは傘といえばコンビニで購入したビニール傘でしたが、さすがにそれなりの歳になったし、いいものを長く使おうと思って購入したのが数ヶ月前。

もっとも買ってから気が付いたのですが、オフィスが駅から近いので(&自宅から駅も近いので)あまり傘をさす機会がないのでした。使ったのは今回が2回目です(苦笑)。

もっと冷静に言えば、傘もこれからはシェアリングの時代なのかもしれません。実際、中国では傘のシェアリングサービスも登場しているようです。ただ、傘をシェアリングする上での課題は需要が集中すること。シェアリングというのは、一般的に、誰かが必要とするときに、誰かは必要としないという需要のずれがあるからこそ成り立ちます。雨の場合には降り出せばその地域一帯の皆が傘を必要としますから、シェアリングとしては成り立ちにくいですよね。

例外として私が個人的にやってほしいな、と感じているのは、空港を起点とした傘のシェアリング。例えば東京は雨が降っていて、大阪では降っていない場合、東京に着いた人は傘を必要としますし、逆に東京を離れる人はもはや傘が要らなくなります。これならいけるんじゃないかなー、と思うのですが、誰かやってくれませんか。

と言いつつ、私個人は、モノにこだわる人なので、この傘を愛用していきたいと思います。傘一本で気の重い雨の日が嬉しくなるんですから、安いものですよね。
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2017年05月17日

Andersonアントレ会

前回、ビジネススクール(UCLA Anderson School of Management)について書いた際に、「卒業から20年。学んだことをどこまで覚えているかというと微妙です。」と書きました。これは事実(まあ、それに限らず、全体的に昔のことを忘れているような気もしますが、笑)。一方で、ビジネスクールで学んだことが、自分のバックボーンとなっているのもまた事実です。

これは本ブログでも何回か書いたことがありますが、私がAnderson Schoolで学んだことで、一番大事にしているのが、"Entrepreneurship is not about taking risks.  It is about managing risks"ということ。Anderson Schoolの名物教授の授業で「皆、起業といえば、リスクを取ることだと思っている。でも、それは正しくない。起業はリスクを取ることではなく、リスクを管理することだ」と聞いた時の「なるほど感」は今でも鮮明に覚えています。何か新しいことをやるとして、100のリスクをとって実現するのと、10のリスクをとって実現するのと、どちらが良いか。答えは明らかですよね。同じことをやるのに、いかにリスクを最小化するか、それが起業の秘訣です。

この一言があったからこそ、私は2000年に初の起業をすることができました。これも以前本ブログで書いたことがありますが、この際には、ある程度のビジネスの目処を付けた上で踏み切っています。無暗にリスクを取るのではなく、管理する。そして、今回のALTの立上げ。ALTには私自身の資金も投入していますので、私にとっては、単なる子会社を通じての新規事業ではなく、起業。もちろんこの際も、後先を考えずにリスクを取りに行くのではなく、一年以上かけて準備を進め、リスクを管理できる形での起業です。

私が2000年に起業した際には、結構驚かれました。「よくやるね」、「勇気があるね」。本人としてはリスクを管理しているつもりなので、勇気といわれてもピンとこないのですが、それだけ珍しいことではあったかと思います。

一方で、ここ5年ほどで、起業は普通なことになってきました。そういった中で、Anderson Schoolの日本人卒業生でも起業家が着実に増えてきました。最近では「Andersonアントレ会」という集まりが自然発生。以前の米国ビジネススクールの卒業生といえば、コンサル、投資銀行、その他外資系というあたりがほとんどだったので、様変わりです。

Andersonアントレ会で飲むと、共通の問題意識であり、共通の言語を持っているだけに楽しい。Andersonアントレ会の中では、かなりの年長組になりますので、自分の経験で周りの役に立つことは積極的に伝えていきたいと思っていますし、一方で、(二回目の起業ではありますが)起業して間もないこともあり、周りから多くを吸収したいと思っています。これからは頻繁に集まることになるかもしれません(笑)。
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2017年05月15日

Class of '97

今年のゴールデンウィークは個人的に大きなイベントがあり、特別なお休みになりました。そのイベントとは、ビジネススクール(UCLA Anderson School of Management)の卒業20周年の同窓会(Reunion)。通常の週であれば、私一人でサッと行ってサッと帰ってくるところですが、ちょうどゴールデンウィークと重なったため、家族でのロサンゼルス行きとなりました。娘にとっては初めてのロサンゼルス。

ゴールデンウィーク後半開始のタイミングでロサンゼルスへ。今回は家族旅行ということで最初の二日間はディズニーランド(Disneyland ParkDisney California Adventure Parkに一日ずつ)。アメリカでは普通のウィークデーということでそれほど混んでおらず、二日間たっぷりと遊ぶことができました。父親としての株が少しは上がったかも。

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その後は同窓会の会場であるSanta Monicaに移動。同窓会当日はTour de Strandというイベント(?)で、朝から会場を移しつつ徐々に人が集まってきます。私は途中で一旦離脱して母校にも寄りました。芝生が綺麗な素晴しいキャンパス。娘には普段はあまり物を買い与えないように注意していますが、UCLAグッズだけは気前よく購入。娘が将来UCLAに行きたいとなったら、狙いは的中です(父親としては正直心配の方が多いとも思いますが)。

私がここにやってきたのが22年前。ちょうどビジネススクールの建物が建て替わったばかりで、まさにピカピカでした。全教室にプロジェクターが設置されており、全座席に有線LANのポートが用意されているというのは当時としては最先端の環境。22年も経つとそれなりに劣化しているかな、と心配していたのですが、実際にはとてもキレイなまま。5年前に建て替わったと言われても信じられるレベルです(今はもう有線LANを使うことはないと思いますが)。

夜はいよいよ同窓会ディナー。同窓会自体は毎年この時期に開催されていますが、5年ごとに正式なディナーパーティーとして開催されます。自分の学年(Class of '97という言い方をします)で今回集まったのは70名前後。在学時の母数が300名なので、参加率がとても高い訳ではないのですが、卒業生はアメリカ中はもとより全世界に散らばっていることを考えるとまずまずの参加率です。

卒業から20年。学んだことをどこまで覚えているかというと微妙です。そもそもビジネススクールで学ぶことは、一般論が中心ですから、自分の専門性を高めることにはそれほど寄与していません。ビジネススクールに行けば将来的な輝かしいキャリアが必ず約束される訳ではありません。ビジネススクールで得られるのは、自分の「引き出し」。どんな課題に直面しても、まずどこからどのように進めるべきか、取っ掛かりを得ることができる。それをどう活かすかは本人次第です。

そういった意味で周りの人にビジネススクールに行くべきかと聞かれてもなかなか曖昧な答えしかできません。それは本人次第だよと。ましてやかつてと比べて学費も生活費も高騰しており(学費で言えば私が行った頃は年間$20,000でしたが、今は$60,000近いそうです、これでも米国のビジネススクールとしては気持ち安めのはず)、一方では日本でも起業などのチャンスも増えている中で、本当にそれがベストな選択かどうかは本人次第。

ただ一つ言えるのは、今回参加できた人もそうでなかった人も含め、何があっても仲間と呼べる大事な存在を得られたということ。むろんビジネス上のメリットも大きい(今回ALTという新事業を立ち上げることができたのも、クラスメートを通じて色々な接点が得られたことが直接的に影響しています)のですが、それ以上に、苦楽を共にした仲間はビジネス上のつながりがあろうがなかろうがとても大事な存在。私は前回の参加が5年目の同窓会でしたから、多くのクラスメートとは15年振り。中には卒業以来というクラスメートも。それでも話して10秒で一緒に昔に瞬間移動することができ、また、その後のそれぞれの人生を自分事のように喜び合えるというのは本当に素晴らしいことだと改めて感じることができました。

夜も更ける頃には、来年も集まろうよ、という声が。私の場合、さすがに毎年は難しいですが、次回のビッグ・イベントとなる25周年にはぜひまた参加したいと思っています。
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2017年03月07日

Japanese Man in New York

日曜日からNew Yorkに来ています。もちろん(?)仕事ですが、日曜日の午前中に成田を発ち、NY到着も日曜日の朝となったため、日曜日はNew Yorkの街中をブラブラする時間がありました。同行者の一人が初New Yorkのため、ベタですが、Times Square(ランチはSbarro)〜Central Park〜5番街を南下。話題のTrump Towerも前を通過しましたが、想定していた程の厳戒態勢ではありませんでした。横の通りは封鎖されていますが、正面はマシンガンを抱えた警官はいるものの、普通に通ることができます。隣のTiffanyが人が来にくくなった結果売上不振というニュースがありましたが、さすがにもうそういった状況ではないようです。

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夕方からは、個人的にはNew Yorkに来たらこれ、と思っているパフォーマンス、Blue Man Groupを観に。しばらく前に日本公演も行っていましたし、今やLas Vegasなど複数の都市で観れるようになっていますが、私自身にとっては、やはりこれはNew Yorkでこそ観たいもの。どんなパフォーマンスかは是非ご自分の目で観て頂きたいのですが、サイコーに楽しいです。暗い空間ですが、時差ボケの心配はありません。

New Yorkは10年振りぐらいで、前回も観に来たのですが、巨大なタブレットが登場するなど新しい趣向を取り入れつつも、安定の面白さでした。観るのは通算で4回目。同じ劇場でもう25年間やっているようですが、私が最初に観たのがおそらく24年前ぐらい。これだけ長い期間お客さまを楽しませ続けているのはすごいことですね。もっともBroadwayでの現在の最長公演記録はThe Phantom of the Operaの29年(初演が1988/1/26)だそうです。これもすごい(ですが、昔はチケット入手が困難だったのに、今では当日の売れ残りを半額で販売するTKTSに出てくるようになっているので、集客はやや落ちてきているようです)。

なお、本記事のタイトルは名曲English Man in New York(音が出ます)をもじっております(笑)。Trump氏の入国制限のあおりで、入国審査が厳しいのではないかと少しびくびくしていたのですが、特に問題はなく、いつも通りでした。

肝心要の仕事については、月曜日の朝一番から夜までフル稼働。火曜日も目いっぱい仕事をして、水曜日にこちらを出ます。以前少しお話しした新会社に関わるお仕事。もう少しでより具体的なことをお話しできるかと思います。
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2017年01月23日

見つかった!

少し前に家族でスキーに行ったのですが、そこでヒヤリとしつつ、貴重な経験をしました。当日はかなり雪が降っていたものの、せっかく来たのだからとスキーは敢行。ただ視界は悪いし、足はとられるし、やっぱり今日は宿でゴロゴロしていた方が良かったと思い始めた頃にその事件が起きました。

ジャケットの内ポケットに入れていたはずのiPhoneがない! ない! ない! ポケットを全て漁ってみてもない! さっきの足をとられて転倒した際に落ちたのか? はたまたさっき娘と雪遊びをしている際か?

慌てて雪遊びをしていた場所に探しに行くも、大雪の中、10分前まで遊んでいた場所もすっかり新雪に埋もれています。これはとても見つけられない…。ましてや30分前に転倒した場所に行っても…。

もう気分は真っ暗。やっぱり宿でゴロゴロしていたらと後悔モード。ただ、そこで閃きました。「iPhoneを探す」があるじゃないか、と。慌ててワイフからiPhoneを借り、自分のApple IDを入力して、自分のiPhoneを探してみると…。待つことしばし(結構待ちます)…。すると、落としたiPhoneを表しているブルーの丸が……、あった! しかも自分から結構近い!

地図を睨みながら、落ちているはずのiPhoneを探すものの、簡単には見つかりません。それもそのはずで、ブルーの丸はGPSの信号や携帯の基地局との位置関係で表示されていますが、どちらにしても10m程度の誤差はあり、ずばりここといったピンポイントではありません。一面銀世界の中で、このまま自分のiPhoneは春まで雪に埋もれてしまうのだろうか、と思って絶望していたところ、なんと、動く。ブルーの丸が、見ている間にもどんどん動いていく。

これは何を意味しているのか。そう、誰かが拾ってくれているということ。実はこの後もすったもんだはあるのですが、ちょっと長くなるので途中を端折ると、無くしたのに気付いてから約30分後に、ある宿のフロントに届けられていたのを無事に発見することができました。宿の人が神さまに見えましたが、宿の方曰く、自分は何もしていないので、届けてくれた人に感謝しないと、と。全くその通りです。お名前をお聞きすることもできていないのですが、この場で改めて感謝したいと思います(ギンレイホテルさんも有難うございました)。

見つかってホッと一息ですが、同時に「iPhoneを見つける」というアプリを通じて、Appleの凄さも再認識。iPhoneを紛失モードにすると、探している方の端末を操作して(誰かに気付いてもらえるように)無くなった端末から音を出せる、Apple Payに登録されたカード等がすぐに無効化される(逆に戻ってきたらすぐに有効化できます)など、非常によく考えられ、作り込まれています。

実はこの話には前振りがあります。この一週間前に、札幌カスタマーセンターのメンバーとテイネスキー場に滑りに行ったのですが、そこでやはりスマホを落とした人が。何やってんの(笑)とみんなで突っ込みつつ、コースをくまなく探したものの見つからない。幸いにして数時間後に見つかった(やはり誰かが拾って届けてくれた)のですが、まさか自分が同じ境遇に陥るとは。無くしたHさんに、岡本さんこそ何やってんの、と突っ込まれるところでした(笑)。

実はAndroidでも同様に無くした端末を探す仕組みはあるのですが、私も含めそれを使うという発想が全くありませんでした。今回は、今後のためにもいい勉強になりました。もちろん油断してはいけませんし、もう二度と無くしたくもないのですが(苦笑)。
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2016年12月26日

総入れ替え

いよいよ2016年も最終週。2017年に向けて心機一転という完全な言い訳の下で、スマホ/タブレットを総入れ替えしました。

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真ん中はメイン機となるiPhone 7。こちらはiPhone 7発売と同時に購入したので、もう3ヶ月ぐらいは使っていることになります(年後半はなんでこんなに時間が経つのが早いんでしょうか?)。iPhone 7で念願のモバイルSuicaが利用できるようになった訳ですが、東海道新幹線に乗るためのEX-ICに対応していないなど、それまでにモバイルSuicaを使っていたXPERIA SX(Android 4.0)からすぐに乗り換えるには躊躇いがありました。

色々検討した上で最終的にiPhone 7上でモバイルSuicaを使い始めたのが12月。結果的には、iPhone 7でモバイルSuicaを利用しつつ、Android端末も新調し、そちらでもモバイルSuica(とEX-IC)を使えるようにしようということになりました。

何でこのタイミングでAndroid端末を買い替えるのか、本人からしても結構謎です(iPhoneに一本化できることを待ち望んでいたはずなのですが)。職業柄、iOSだけでなく、今時のAndroidにも触れておかないといけない(実際、前回ご紹介した弥生 レシート取込は、iOS/Android両方で提供しています)、また、海外に行った際に現地のSIMカードを利用するためのSIMフリー端末も必要という理屈を付けて買ってしまいました。ええ、そうです、単純に新しいグッズが好きというだけの話です(苦笑)。

ちなみに機種はできるだけ小型のSIMフリー端末ということでAQUOS mini SH-M03を選びました。Androidのバージョンは6.0。今時は小型といっても4.7インチなので、iPhone 7よりも少しだけ背が低いぐらい。

最後に3台の中で一番大きいのは、タブレットとしては小型となるiPad mini 4。ずっと使い続けてきた初代iPad miniがさすがに使い難くなり、このタイミングで買い替えることにしました。これまでは外に持ち出す際には、iPhoneからテザリングしていたのですが、ちょっとした手間なので、今回は外でもすぐ使えるWiFi+Cellularモデルに。

テザリングの手間を惜しむとはどれだけ面倒臭がりと言われそうですね。ただ、これで2017年は、良くも悪くも世界中24時間365日(?)、いつでもどこでもオンラインです。
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2016年12月07日

職場を越えた付き合い

娘の通っている小学校には、いわゆるPTAとは別に、有志が集まった「父親の会」があります。父親の会としてイベントを企画したり、あるいは、運動会などの学校行事のお手伝いをしたり、はたまた地域の行事のお手伝いまで。

私もこの父親の会に参加し、微力ながらもちょこちょことお手伝いしています。学校のイベントには全力参加。準備から後片付けまでありますので、子供より早く学校に行って、子供より遅く帰ることもあります。お蔭さまで、運動会のためにテントを立てるのが得意になりましたし、ポップコーンを作るのも上手になりました(笑)。先日PTAのイベントでは、父親の会でポップコーンと綿菓子の出店をしたのですが、2時間ちょっとでポップコーンを400個以上、綿菓子を300個以上作り販売しました。父親たちの時給を考えると、全くペイしていませんが、子供たちの笑顔は何ものにも代えられません。

父親の会のもう一つのお楽しみは、イベント後の(イベントがない時でも?)飲み会。父親達は、子どもが大好きという共通項はあるものの、バックグラウンドは様々。普通のサラリーマンから、自営業、地元に根付いている商店の二代目、公務員まで。父親達との飲みでは、普段知らない世界を垣間見ることもでき、非常に愉快です。皆、子供の喜ぶ顔を見るためにひと肌脱いでいるわけですが、その後の飲みが楽しくてというのもまた本音かと思います。

先週末は父親の会の忘年会。最初から最後まで、ワイワイと楽しい時間でした。利害関係も何もなく、ただ子供が好き、地域が好き、そして楽しいことが好きという仲間は本当に貴重です。こういった愉快な仲間と知り合えたことは本当に有難いことだと思っています。

もちろん、お客さまのことを想い、一緒に歩み続けている社員の仲間は何よりも大事。ただ、人の一生は職場で完結するわけではありません。職場の仲間はもちろんですが、職場を越えた付き合いも大事にしていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:13 | TrackBack(0) | パーソナル