2013年07月19日

選挙に行こう 2013

今週末(日曜日、7/21)は参議院議員通常選挙です。本ブログはノンポリ(古い表現ですね…)をポリシーとしており、原則として政治に関する話題は取り上げないことにしています。ということで、それぞれの政党の政策を分析したり、自分がどの政党や候補に投票するつもりかについては書きません。今回に関しては、まだ色々と迷っており、自分自身どうするか決められていないという事情もありますが。改憲、原発政策、TPPなど論点はいくつかありますが、全てにおいて自分の考えと一致というのはなかなか難しいですね。何を重視するか。

ただ、やはりこれだけはお伝えしたいのは、是非選挙に行って投票しましょうということ。私も必ず投票します。せっかくの週末だし面倒くさいという人もいれば、自分が投票したところで結果は変わらないという人もいるとは思います。でも、この投票で、私たちの将来が決まるんです。それに自分が投票したところで結果は変わらないなんてことはありません。選挙は一票一票の積み重ね。

今回からネット選挙が解禁(正確に言えば、ネットで投票ができるわけではないので、ネット「選挙運動」の解禁ですね)され、ネットで様々な情報を目にする機会も増えました。一方で、正直盛り上がりに欠ける気がするのは私だけでしょうか。今回は、大きな流れがある程度予想がつき、なおかつ、選挙公示前から、選挙直前である現在まであまり動きが見られない、要は「結果はわかっているよ」というムードがあるような気がします。

それでも、やはり私たち一人一人が投票という行動によって、私たちの意志を示すことが重要だと思います。国会議員の皆さんは私たちの代表です。白紙委任(良く言えばですね、悪く言えば丸投げ)ではなく、私たちの意志をキチンと示した上で、私たちの代表としてこの国の舵取りを託したいと思います。
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2012年12月26日

暦の終わり

マヤ歴の最後の日が特に何も起こることなく終わりました。まあ、もともと次のサイクルの最初に入るだけとも言われていましたので、何の驚きもないのですが(でもちょっとだけ、何か起こるかも、と期待?していたのは内緒です)。区切りという意味では、年末もそうですね。12月31日が終わったところで、何もなかったように次の1月1日が始まるだけですし、12月31日と1月1日は寒さも日の長さもほぼ同じ。でも、そこに大きな違いを見出すのですから、面白いものですね。12月31日はいよいよ千秋楽。1月1日は新たな年の幕開け。12月31日はしみじみ。1月1日はわくわく。

自然は途切れることなくその歩みを止めることはありませんが、そこに終わりと始まりという区切りを設けたくなるのが人間の習性でしょうか。ただ、やはり一年を振り返り、また新年に心機一転思いを新たにするというのはいいことだと思います。残念ながら、まだバタバタしており、落ち着いて振り返るところまで行っていませんが…

そういった意味で、年賀状の準備は、毎年の最後の大仕事で、苦しいながらも、色々と振り返る良い機会です。宛先リストを更新しながら、ああ、そう言えばAさんは転職されたんだ、あ、ということはBさんと同じ職場じゃないか、などなど、その人のことを思い返すいい機会です。ここ数年は、昔にお世話になった方が仕事から引退されるというケースもちょこちょこと出るようになってきており(歳をとったということですね)、その方のお蔭で今の自分がある、と振り返る機会にもなります。念のためですが、年賀状の宛先リストの整備にはそれなりに労力はかけているものの、なかなか完璧とはいきません。なんで自分のところに来ないんだ、という方は是非ご一報を。

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最近はFacebookなどでつながっている方も多く、Facebookで皆さん今年も有難うございました、と投稿すれば済んでしまいそうです。実際、10年後も今と同様に年賀状を書いているかというと微妙ですね。ただ、お一人おひとりのことを考える機会としての年賀状もなかなかいいな、と思う年の瀬です。
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2012年12月14日

選挙に行こう

今週末(12/16)は衆議院議員総選挙です。本ブログはノンポリ(古い表現ですね…)をポリシーとしており、原則として政治に関する話題は取り上げないことにしています。ということで、それぞれの政党の政策を分析したり、自分がどの政党や候補に投票するつもりかについては書きません。

ただ、どうしても書きたいのは、是非選挙に行って投票しましょうということ。せっかくの週末だし面倒くさいという人もいれば、自分が投票したところで結果は変わらないという人もいるとは思います。でも、この投票で、私たちの将来が決まるんです。それに自分が投票したところで結果は変わらないなんてことはありません。選挙は一票一票の積み重ね。

所詮変わらない、そう諦めてしまったら、何も始まりません。確かに自分の一票だけで世の中を変えることはできません。でも、その一票一票が積み重なれば、かならず変えることはできます。子どもを持つ親として、日本の将来を諦めるわけにはいきません。
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2012年12月05日

……きこえますか…

……きこえますか…きこえますか…個人事業者の…みなさん…弥生です…今…あなたの…心に…直接…呼びかけています…いよいよ確定申告が…近付いて…きました…準備は…お済みですか…

先週のTBSテレビ宣伝部(@tbs_pr)のツイートが評判を呼んでおり、様々な模倣? リスペクト?作品を生んでいるようです。もうブームが収束しつつあり、乗り遅れた感もあるのですが、恥も外聞もなく、リスペクト(笑)しようとしていたところ、ユーザーの方に先を越されてしまいました。
……聞こえますか…弥生会計です…あなたの脳内に…直接…呼びかけています…いますべき事は動画をアップ事では…ありません…仕訳です…私に経費を入力するのです…聞こえますか…
− tripshotsさん (@tripshots) 12月 3, 2012


うーむ、うまい… そう思ったのは私だけではないようで、リツイートも複数。でも、これ結構応用が効きそうですね。

……聞こえますか…弥生会計です…あなたの脳内に…直接…呼びかけています…いますべき事は○○○○○では…ありません…仕訳です…私に経費を入力するのです…聞こえますか…

○○○○○には色んなものが入りそうです。そういう意味では、仕訳だけでなく、昨日のブログでちょっと書いた年賀状作成なんかもそうですね。

……聞こえますか…年賀状です…あなたの脳内に…直接…呼びかけています…いますべき事は…ブログを書くことでは…ありません…宛先作成です…名刺を…整理するのです…聞こえますか…

さっ、頑張りましょう(笑)。
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2012年04月01日

社名変更のお知らせ (April Fool!)

業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社は、本日4月1日、社名の変更を発表しました。弥生会計をはじめとする弥生製品は誰にでも「かんたん、やさしい」と大変好評を頂いており、お陰様で、前期(2011年9月期)は過去最高の業績を達成することができました。今期に入ってからも、新製品「弥生 12 シリーズ」の販売は順調に推移しており、高いシェアをさらに伸長することができています。

今回、さらなる成長に向けた決意を社内外に示すために、社名を変更し、心機一転、次のステージに向けて邁進することになりました。新社名の選定にあたっては、「次のステージ」を表すために、「古墳株式会社」(弥生時代の次は古墳時代)、「卯月株式会社」(旧暦の弥生の次は卯月)、そして、「根津株式会社」(文京区弥生の右隣は根津)の三案から、社員一同による投票を行いました。

社員投票の結果は、「古墳」が0票、「卯月」が1票、「根津」が0票であり、残りは全て無効票でした。無効票には「ありえない…」といったコメントが多く見られましたが、次に進む決意を明確に示したいというトップの一声により、最多得票であった「卯月」に決定致しました。

つきましては、本日4月1日より、弥生株式会社は「卯月株式会社」と社名を変更することとなりましたので、ここにお知らせさせて頂きます。なお、混乱を避けるために、製品名につきましては、弥生会計をはじめとする弥生ブランドを継続致しますので、ご安心ください。

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2011年04月18日

チャリティ・イベントのご紹介

私がかつてお世話になったボストン コンサルティング グループの日本代表、御立(みたち)さんが来る4/28(木)にチャリティ・イベントを開催するそうです。その名もチャリティ「落語×ビジネス」3人会

御立さんは、テレビ東京のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)でも定期的にコメンテーターをされていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。この話を聞いた時に、ええっ、あの御立さんが落語をするの!?と驚きました。結構多趣味ということは知っていましたが、まさか落語とは。ただ、実際のところ御立さんご自身が落語をやるのではなく、「落語家の立川志の吉さんと公認会計士で講演・著書など多数の田中靖浩さんとご一緒に講演(のようなこと)をする三人会」ということです。

もともと公認会計士の田中さんが行われていた「まぜるな危険!」というイベントの番外編という位置付けのようです。これまでに行われたいたイベントの概要を見ると、なかなか面白そうです。

本当は私も参加したいのですが、どうしてもはずせない先約があり、残念ながら参加できません。ただ、せっかく面白そうなイベントです(しかも連休の前夜です)し、入場料が全て寄付に充当されるという社会的意義の高いイベントでもありますので、お時間の都合の付く方は是非ご参加下さい。

我々にできることって、色々とありますね。色々な方の色々な支援の形を見るにつけ、刺激を受けています。弥生としても、私個人としても、何ができるか、もっと考えないと!
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2011年04月01日

社長交代のお知らせ (April Fool!)

業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社は、本日4月1日、社長の交代を発表しました。

代表取締役社長の岡本 浩一郎は2008年4月に就任し、丸3年が経過しました。過去3年間、社員と共に、開発の強化、マーケティングの強化、顧客サービスの強化のために、愚直な実践を続けた結果、弥生は今9月期において、過去最高の売上を達成できる見込みです。一度は揺らぎかけていた弥生ブランドを再確立し、「よい会社」としての弥生の再生が果たせたものと考えています。
 
今後弥生が「よい会社」にとどまることなく、「すごい会社」になるために、今回社長を交代し、さらなる飛躍を目指
すこととなりました。新たに代表取締役社長に就任する岡本 浩二郎は、岡本 浩一郎の一卵性双生児であり、外観からは全く見分けがつきません。岡本 浩二郎は新社長就任にあたり、「岡本 浩一郎社長の後をつぐことは大きなプレッシャーですが、前社長の想いを受け継ぎ、社員の力をあわせ、パートナーの皆さまのお力も借りながら、これまで以上にお客さまに貢献することのできるすごい会社を目指したいと思います。」と抱負を語りました。
 
なお、岡本 浩二郎は、「岡本社長だと前社長との区別がつきませんので、『その2』、『2.0』『バージョン2』などと
呼んで欲しい。」と語っています。



 


……… Happy April Fool's Day! こんな時だからこそ楽しく!

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2011年03月30日

義援金と税金(その4)

これまで義援金と税金に関するお話しをしてきましたが、参考になるサイトやブログ記事を集めてみました。是非ご参照下さい。


税理士、会計事務所他のブログ記事

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2011年03月29日

義援金と税金(その3)

昨日までの義援金(義捐金)の話は、個人として寄付した場合ですね。補足ですが、個人事業の方は、義援金は事業上の経費としてではなく、確定申告の際に寄付金控除として計上することになります(医療費控除などと同じ)。事業主としての出費ではなく、個人としての出費として考えるということですね。

さて、それでは法人の場合は? 法人の場合は、一定の制約のもとで法人税上の損金として計上できます(その分だけ法人税が減るということになります)。一般的な例で言えば、

(期末資本金等の金額×その事業年度の月数/12×2.5/1000+その事業年度の所得金額×2.5/100)×0.5


までの寄付金を損金計上することができます。例えば、資本金が1,000万円で、所得金額も1,000万円だとすると、(2.5万円+25万円)×0.5で、13.75万円まで損金計上できることになります。一方で、国等に対する寄付金及び財務大臣の指定した寄付金は全額損金計上が可能で、個人の所得税で寄付金控除の対象となるような認定NPO法人向けには、上記の上限とは別途、特別損金算入限度額が認められています。

個人の場合には、認定NPO法人向けなどでないと、寄付金控除が認められませんが、法人の場合には上記の損金計上限度額の範囲内であれば損金計上が可能です。この観点からすると、法人こそ、日本赤十字や認定NPOなどよりも、認定はされていないけれどもよりタイムリーに支援を提供できる団体に寄付すべきなのかもしれません。ただ、残念ながらほとんどの法人は、そういった団体へのアクセスもなく(法人として支出する以上、裏取りも必要であり)、日本赤十字への寄付に集中してしまっているのが実態かと思います。
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2011年03月28日

義援金と税金(その2)

3/25に義援金と税金という記事を書きましたが、その後私の寄付先を追加したため、最終パラグラフを修正しました。

前回書いたふるさと納税ですが、通常は、ふるさと納税する先の自治体にふるさと納税したい旨を連絡し、それを受けて納付書を送ってもらったり、指定された先に振込を行います。これは、多くの自治体がふるさと納税に関し、その資金の使い道を指定できるようにしているからかと思われます。一方で、今回は緊急事態であり、資金の使い道も明確ということで、事前の連絡なく、ふるさと納税できるケースもあるようです(ということで、私も行うことにしました)。私が寄付を行った宮城県岩手県福島県では、ウェブサイト上で寄付の案内を行っており、ゆうちょ銀行など振替を行えば全て完結します(ただし、宮城県のみ県が行う災害復旧等対策の財源として活用するか、被災者に対する生活支援として活用するかで受け付け方法が異なります)。

なお、これも前回書いた日本赤十字への寄付ですが、書いた通り、厳密には、住所地の日本赤十字社支部に寄付した分のみ住民税の寄付金控除対象となります。ただし、実際には、いわゆる日本赤十字(本部)に寄付した場合でも、後日寄付した方の住所に合わせ、住所地の支部に寄付したという形で領収書を発行してくれるようです。これは、比較的最近に私が日本赤十字へ寄付した際の一部(具体的には2009年のスマトラ島沖地震や2010年の中国青海省地震)でもそのような処理がされたということと、日本赤十字の東北関東大震災義援金募集のページで、「地方税法第37条の2第1項第1号及び第314条の7第1項第1号に規定する寄附金に該当」とあることから間違いないと思いますが、心配な方は念のため、問い合わせるとよいでしょう。

このように寄付金で税金のことを考えるのは、不純だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、節税効果がないから寄付しないというのでは本末転倒です。ただし、節税効果がある = それだけ多くのお金を寄付しやすいということでもあります。もともと1万円の寄付をするつもりが、節税効果も見込めるし、2万円寄付するか、ということであれば何ら問題はないと思います。

寄付金控除のもともとの思想である、社会的に意義の高い目的のために寄付する分は可処分所得(≒課税対象)から除きましょうというのは極めて妥当な仕組みだと考えています。そういった意味では、今回の話の中ではふるさと納税だけがやや微妙な位置付けです。

特にこのような状況下においては、ふるさと納税は有効な手段だと思います。ただ一方で、ふるさと納税はいわば住民税の納付先(の一部)を自分の意思で変更することであり、純粋な寄付とは言い切れません(基本的には、ふるさと納税した額は5,000円のみ自己負担、残りは地元の自治体が負担する構造です)。このため、ふるさと納税で税金が減る額(特例控除分)はもともとの住民税の1割程度に制限されています。それでも、あまり皆がふるさと納税をすると、皆さんの地元の自治体の財政が苦しくなることもあり得ますので、注意が必要です。
posted by 岡本浩一郎 at 18:28 | TrackBack(0) | その他

2011年03月25日

義援金と税金

今、我々にできることとして被災地への義援金の寄付を考えられている方、あるいは既に寄付された方が多いのではないかと思います。弥生社内でも義援金の募金活動を行っていますが、その参加率の高さからも、今回の震災が我々に与えたインパクトの大きさがわかります。

我々にできることは、(節電等を心がけながらも)普段通りの生活をし、経済を活性化し、義援金に協力すること。せっかくですので、義援金と税金について少々ご説明したいと思います。個人が義援金を寄付した場合、確定申告を行えば、寄付金額に応じて所得税などが減るという制度があります。ただ、これにはいくつかのパターンがあります。

1. ふるさと納税
 - 寄付をすると、そのほぼ全額に見合う税金が減る
2. 所得税および住民税の寄付金控除対象の寄付
 - 寄付をすると、その15%〜50%程度の税金が減る
3. 所得税の寄付金控除対象の寄付
 - 寄付をすると、その5%〜40%程度の税金が減る
4. 寄付金控除の対象とならない
 - 寄付をしても、税金は減らない

一番多いのは3.のパターンです。これは寄付をする団体が認定特定非営利法人(いわゆる認定NPO法人)である場合に、寄付金から2,000円を引いた金額を所得から控除できる(その分所得税がかからない)ことになります。私が毎年寄付をしている団体でいえば、社団法人ユネスコ協会連盟国境なき医師団難民を助ける会がこれにあたります。逆に言えば、このように認定されていないNPOに対する寄付は、寄付金控除の対象とならないため、税金が減るメリットはありません(4.のパターン)。

一方で、こういった認定特定非営利法人のうち一部は、住民税の寄付金控除も適用されます。私の寄付先でいえば、日本ユニセフ協会が該当します(ただし、該当するかどうかは、お住まいの自治体ごとに異なります)。また、住所地の日本赤十字社支部や都道府県共同募金会への寄付も、所得税と住民税両方で控除が認められます。これが2.のパターンですね。

寄付金において、「オトク」と考えるのは少々不謹慎ですが、実質的な持ち出しが最も少なくなるのが、1.のパターンです。この場合は、寄付金額から5,000円を引いた額全額が税金(所得税と住民税)から減ります。仙台の税理士、岩松先生が被災地に向けたふるさと納税を呼び掛けていますので、こちらもご参照ください。

一方で、どれだけ節税になるか、という観点だけではなく、どんな救助/復興活動に活用されるのか、どんなタイミングで活用されるのか、という観点でも是非お考え頂きたいと思います(むしろ本来はこっちが先です)。節税にはなっても、それが、本当に必要な支援に本当に必要なタイミングでまわらないのであれば、意味がありません。

この観点では、本荘さん桜井さんのブログを是非ご一読下さい。私個人は、色々と考えた上で、宮城県/岩手県/福島県(上記で1.のパターン)に日本赤十字社(上記で2.のパターン)とETIC.と信頼資本財団が立ち上げた「震災復興リーダー支援プロジェクト」(上記で3.のパターン)の組合せで寄付を行いました(3/28 寄付先を追加したため、修正しました)
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2011年03月22日

こんな時だからこそ

これを書くのは迷ったのですが...

この週末は3連休ということもあり、土曜日/日曜日と湯河原に行ってきました。こんな時期に遊びに行ったなんて不謹慎な、と言われるかもしれません。確定申告時期が終わったこともあり、私個人はこの週末に休むことができましたが、世の中には、被災地のために何ができるか、週末返上で奮闘されている社長の方も多くいらっしゃいます。また、現実問題として、余震も続いていますし、出先で大きな余震にあうと、下手をすると帰ってこれないというリスクもあります。

正直、後ろめたさを感じないと言ったら嘘になりますし、最後まで色々と迷いました。それでも、それなりな覚悟で湯河原に行くことにしました(それこそ非常用の懐中電灯持参で)。普通は、こんな状況ですから、週末にちょっと熱海や湯河原に行こうと思わないでしょう。でも、だからこそ、行かなくてはと思ったのです。

実際、湯河原に行ってみると、やはりだいぶ閑散としていました。電車もガラガラ。本来は、春の観光シーズンの3連休ですから、観光客で溢れていてもおかしくないのですが... 普段は予約を取りにくいお店でも予約がとれましたし、帰り際に立ち寄ったお店に至っては、客が我々のみ。普段は結構人気のお店なのですが。湯河原や熱海、伊豆は東京圏からの日帰り〜1泊の観光客が収益源ですから、この状況は大打撃だと思います。

これは、観光地に限ったことではありません。東京でも、飲食店(特に夜中心のお店)にとってはやはり打撃でしょう。これだけの震災に直面して、普段通りに暮らすというのは容易なことではありません。私自身もなかなか飲みに行こうと思えません。でも、ちょっと気力を振り絞って外に出る、それによって、気分も変わりますし、何よりも経済を活性化することができます。

もちろん、被災地の方のために祈り、被災地の支援をしている方を支援し、出来る限りの寄付をし、節電をする。これは当然のこと。でも、同時に、こんな時だからこそ、普段通りに働くだけでなく、普段通りに息抜きをする必要があると感じています。この震災から復興するために必要なのは、決して皆が謹慎することではなく、皆がそれぞれ、できることをできるだけやることだと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 21:12 | TrackBack(0) | その他

2011年03月18日

新たな始まり

東北地方太平洋沖地震が発生してからちょうど一週間が経ちました。被災地の深刻な状況を見るにつけ、本当に心が痛みます。まず何よりも、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を祈っています。日本にとって、国難の時期であることは論をまたないでしょう。一方で、私はこの日本という国に改めて大きな希望を見出しています。

地震が起きた日は、私は結局帰宅することができず、多くの社員と共に、会社に泊りこみました。そして多くの電車が動き出した早朝に、社員二人と共に、ようやく帰宅の途につきました。JRが全滅だったので、神田から銀座線で渋谷、そして東急東横線で横浜という目論見だったのですが、途中で京浜急行線が動き出したという情報が入り、結局、銀座線で新橋、そこから都営浅草線で泉岳寺、泉岳寺から品川まで歩いて、品川から京急というルートで朝7時頃にようやく帰宅することができました。

泉岳寺で浅草線を降り、そこから地上に出るまでには地下道を少々歩くのですが、そこには長い行列ができていました(おそらく動き出した京急線で羽田空港を出てきた人達で、ちょうど我々と逆に北に向かおうとしていました)。パニックになっても不思議ではない、そんな状況下でも皆、列を作って整然と並んでいました。決して広くはない通路で、キチンと片側をあけて。皆さんご承知のように、これは決して泉岳寺だけの光景ではありませんでした。我々自身も品川では列に並んで待つことになりました。

この未曾有の災害においても、我々が秩序を守って、譲りあって行動していることは、海外のメディアでも多く報道され、そして称賛の対象となっています。略奪も暴動もない。残念ながら食料の買い占めといった問題はありますが、周りの人間によって命を脅かされるリスクを感じることはありません。皆、耐え忍び、自分にできることを粛々と頑張っています。

そして月曜日。電車が混乱し、通勤自体が極めて困難な中でも多くの人が当然のように出勤してきました。現在では、一部体調を壊された方を除き、ほぼ全員が普段通りに出勤し、粛々と仕事をしています。

もちろん、これがマイナスに働くこともあります。耐え忍ぶことは、受け身と紙一重ですし、悪くすれば諦めにもつながります。この20年以上、日本は国としての方向性を見出すことができず、ずるずると衰退してきました。もちろん、皆できることは頑張ってきた。それでも、それなりに快適、それなりに豊かということもあって、抜本的に舵をきることはできていません。ある意味、一晩で国が変わることもある中東のジャスミン革命とは対照的とも言えるかもしれません。

ただ、この危機を前にして、今こそ日本は大きく変わる時だと感じています。今の自分は一週間前の自分とは明らかに違うし、今の日本は一週間前とは明らかに違う。もう戻ることはできません。そんな時に、皆が自然にお互いを想いやり、お互いに支え合う日本の強みがきっと生きてくると信じています。
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2011年03月14日

頑張ろう

週が明け、東北地方太平洋沖地震の発生から丸3日経ちました。鉄道網の大幅乱れによって、出社できている社員は全体の半分ぐらいですが、業務を再開しています。

本日午前中は対策会議を行いました。弥生のスタッフは全員無事。仙台エリアで量販店巡回をお願いしているフィールド・スタッフ1名のみ連絡がついていなかったのですが、無事に連絡がとれました。ただ、弥生のパートナーである会計事務所、販社については、まだ連絡が取りきれていません。

今後の運営については、本日中に公式ウェブサイトで告知を行いますが、お客さまの業務に支障が出ないように、最善を尽くします。幸いにして、弥生のお客さま向けの窓口であるカスタマーセンターは大阪と札幌にあり、震災の直接的な影響は受けていません。ただ、弥生全体として影響を全て回避できるかどうかはまだまだ不透明です。今のところ、弥生の本社のある東京都千代田区は計画停電の対象外地域となっていますが、仮に今後対象となった場合には、一定の影響が出ることになります。

とにかく前代未聞の事態。ベストを尽くすしかありません。お客さまの皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあり得るかと思いますが、何卒ご理解を頂ければ幸いです。

こんな時に何ですが、確定申告の期限が明日3/15に迫っています。既に、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県については、期限が延長されることが決まっています(いつまでかはまだ決まっていないようです)。逆にいえば、その他の地域については、これまで通り明日ということになりますので、皆さん色々と大変だと思いますが、頑張りましょう。

弥生の本社では本日午前のやよいの青色申告体験セミナーを予定通り開催しました。まだ皆、諦めてはいません。

今回は白色申告だったけど、次回は是非、青色申告でという方。これまで本ブログでも青色申告に如何にメリットがあるかをご説明してきました。ただ、そのメリットを享受するためには、やはり3/15までに承認申請が必要です。是非、お忘れなく。

今回の巨大地震は、まさしく日本全体を揺るがす国難です。本来は、上記の被災地にかかわらず、申告・申請期限を延長して頂きたいと願っております。国税庁の大局的な判断を期待しています。
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2011年03月11日

弥生は無事です

東北大地震が発生した時、私はオフィスにいました。最近はちょこちょこ地震があったので、またか、と思ったのですが、いまだかつて体験したことのない揺れでした。

幸いにして、大きな被害はありません。弥生の他の拠点、札幌、名古屋、大阪、福岡も無事の確認がとれました。大阪と札幌のカスタマーセンターでは、一時的に電話の受付を中止しましたが、安全の確認がとれた1時間後から受付を再開しました。

無事は無事ですが、比較的遠くから通勤している人間(私も含め)は帰宅が難しいので、会社で待機しています。最大で60人ぐらいはこのまま会社に泊りこむことになりそうです。食べ物も調達できましたし、ウォーターサーバーの水もかなり潤沢にあり、停電でもしない限り、それほど辛い思いはしなくて済みそうです。今は、UstreamでNHKを見ています。IPインフラは災害に強いですね。情報が普通に入ってくるので、不安に思うことはありません。

明日も家電量販店でのデモが予定されていますが、交通機関が復旧しない場合などには、デモをキャンセルする可能性があります。ご不便をおかけしますが、ご理解頂ければ幸いです。

確定申告の締め切りが来週火曜日3/15ですが、状況を考えると、締め切りを延長すべきだと考えています。関係者の英断を期待しております。

まとまらないブログですみません。状況が徐々に明らかになりつつありますが、被害がこれ以上広がらないことを願っています。
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2010年01月08日

サイトのデザインを更新しました

パッと見でお気付きでしょうが、本ブログのデザインを更新しました。社内で評判を聞いたところ、「画面が暗い」という意見が多かったため、急遽の更新です。

本ブログは、さくらインターネットの「さくらのブログ」を利用しています。準備に時間をかけるよりもまずは始めることが重要ということで、既に用意されているテンプレートの中で、弥生のコーポレートカラーである青が中心となったテンプレートを採用していたのですが、確かにちょっと暗かったですね。

デザインのテンプレートであるCSSをいじったのですが、慣れない作業で、結構手間取りました。ヘッダーは、2005年にメキシコのCancunで取った写真をアシスタントのTさんにお願いして加工してもらいました(プライベートのブログなのに、職権乱用?)。全体としてだいぶ明るくなったと思うのですが、いかがでしょうか。まだいくつか改善したい点はあるのですが、本ブログは長く続けるつもりですので、時間をかけながら徐々に見直しをしていきたいと思います。

昨日の源泉所得税に関する話題で一点だけ補足です。税理士の先生に報酬を支払った場合は源泉徴収が必要になりますが、税理士法人に対する支払いの場合は源泉徴収は不要だそうです。もっともこのケースは請求の段階で適切に処理されているでしょうから、間違えることはないと思いますが。最近は法人化される会計事務所も多いですね。
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