弥生は今日で仕事納めです。一年が速く過ぎ去ると感じるのは毎年のことではありますが、実感としては時間の進みがますます速くなっており、まさにあっという間に過ぎ去った一年となりました。程度の差はあれ、今年も新型コロナウイルス禍の影響を受け続けたことが時間感覚を狂わせているのかもしれません(と思いたいだけで、単純に年をとったということなのかもしれません、苦笑)。
ただ、影響は受けつつも、やりたいことをできた一年でした。去年も同様なことを書きましたが、去年は果たせなかった海外渡航がついに実現しました。それもプライベートで3回、ビジネスで2回というなかなかのペースです。
プライベートのうち2回(LA, Hawai'i)は、もともと計画していたもの。残りの1回(Arkansas)はご縁があって急遽渡航することになったものです。いずれも帰国前のPCR検査もあり、気兼ねなく羽を伸ばすという訳にはいきませんでしたが、それでも久し振りに海外の空気を吸うことができたことは、待ち望んでいたことでした。真面目な面で言えば、急激な円安で日本の国力が失われていることを実感する機会にもなりました。
プライベートでは、今年の目標であったトライアスロンでのオリンピック・ディスタンスの完走を6月に果たし、その後10月にも再び完走することができました。また少し子どもっぽいので、あまり広くはお話ししていない趣味でも、目標を達成して今年を終えることができそうです。
ビジネスでの2回の海外渡航(Las Vegas, Singapore)は年の終わりに集中しましたが、これは帰国時の検疫の要件が緩和されたからこそ。どちらも非常に刺激になりましたし、内向きに閉じがちになっていた視野を再び広げる機会にもなりました。
海外だけではなく、国内の出張も支障なくできるようになりました。空港も一転混み合うようになってきましたね(特に福岡が大変なことになっているようです)。年2回、全国7会場で開催する弥生PAPカンファレンス(開催レポート#1, #2)の全参加を果たすこともできました。もっともあくまでも必要最小限といったところで、以前のように年間40回といったペースにはとても及びません。とはいえ、Zoomによって、離れたところでもより簡単にコミュニケーションをとれるようになっただけに、対面でお話しすることの価値も上がったように思います。
本ブログのネタとして書きやすいという大人の事情があり、ビジネスというと出張の話が多くなってしまうのですが、もちろん出張ばかりしているわけではありません。お客さまの事業を支援するという観点で、起業・開業ナビの機能強化を図ったり、新たに事業承継のお手伝いを始めたり。もちろん業務を支援するという観点でも、インボイス対応の核となる証憑管理サービスの提供を開始し、また、新たなクラウドプラットフォームを採用してやよいの給与明細 オンラインの完全リニューアルを果たしました。ここには到底書ききれませんが、この一年間でリリースした新サービスや新機能のボリュームは過去最高レベルです。
こうやって書いてみると、あっという間の一年と言いつつも、それなりに濃厚な一年だったということを実感できます。ただ、十分かというと全く十分とは言えません。この春には新しい株主を迎え、できることが圧倒的に広がっている中で、その機会を十分に活かしきれていないと感じています。もっともっと圧倒的なスピードで変化し、進化しなければなりません。
今年は、一向に終わりが見えないウクライナでの戦争を目の当たりにし、平和が当たり前のものではないことを実感しました。当たり前と思っていたことが当たり前でなくなる時代の中で、自分に何ができるのか、何をすべきなのか、そういったことも改めて考えなければならないと思っています。
では皆さま、良いお年をお迎えください。