2018年02月15日

見たことがある後ろ姿

昨日の日経朝刊で、アルトアを「『連帯保証なし』広がる AIで与信判断」という記事で取り上げて頂きました。この記事は、日経のトップページにも掲載され、一時はアクセスランキングで2位と、かなり注目を集めました。

ところで、この記事には写真があるのですが、この後ろ姿はどこかで見たことがあるような…。ということで、こんな写真を撮ってみました。

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実は記事中の写真は、日経記者による取材の際にリクエスト頂き、弊社から提供したものです。モデルはアルトアのリード・エンジニア、Yさんで、撮影は弥生の広報、Tさん。たまたま(?)、記事掲載となった昨日は写真と全く同じタートルネックを着ているということで、調子にのってこんな写真をとってみました。後ろ姿とはいえ、堂々の日経デビュー。記事に見入るYさんは感無量のようです(笑、その後、Facebookで「次は正面から写れるようがんばります」とコメントしていました)。

アルトアがサービスを開始してから2ヶ月が経ちますが、お蔭さまでメディアからの注目を頂いています。本ブログでもNHKのニュースで取り上げられたことを書きましたが、その他にも、日経ビジネスや日経コンピュータ、東洋経済などでも取り上げて頂いています(アルトアのコーポレートサイトで、少し前になりますが、メディア掲載情報をまとめています)。

切り口としては、大きく2つあり、一つはやはりAI(人工知能)です。これだけ(良くも悪くも)AIがもてはやされる時代ということもあり、AIで与信を行うということが大きなニュースとなっています。もう一つの切り口が、金融包摂(Financial Inclusion)です。これまでは融資の対象となりにくかった「金融排除先」への融資として注目を集めています。日経ビジネスでは、「『十分な担保・保証のある先や高い信用力のある先以外に対する金融機関の取組みが十分でない』と2016年に金融庁が『日本型金融排除』と称して問題を投げかけたことで話題となった。こうした企業への資金供給を支援する流れが広がり始めた」として紹介を頂いています。今回の日経の記事も同じ流れですね。

この他にも、少しマニアック(?)ですが、信金中央金庫の地域・中小企業研究所が発行している「金融調査情報」として取り上げています。

サービスが立ち上がった今、課題はお客さまから認知頂くこと。そのためにも、メディアには引き続き積極的に発信していきたいと思います。取材には、基本的に私がしっかり対応致しますので、ドンドンお声がけ下さい! (Yさんに正面から登場して頂くというのもありです、笑。)
posted by 岡本浩一郎 at 18:57 | TrackBack(0) | アルトア

2018年02月13日

いよいよ目前

2月も中盤ということで、いよいよ確定申告が間近に迫ってきました。今年の(所得税の)確定申告は、今週の金曜日、2月16日から3月15日(木)までです。

毎年のことですが、お客さまの申告のお手伝いに全力を尽くしつつ、自分の申告もしなければなりません。自分の分は、できるだけ申告が始まる前に終えようとは思っているのですが、ここ数年は結局申告期に入ってしまっています。

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私の場合は、給与所得ということになるので、売上も経費もしっかり帳簿をつけなければならないお客さまよりは申告はまだ簡単です。私の申告で手間がかかるのは、寄附金控除、保険料控除、医療費控除といった控除を受けるための証憑の整理。今年は、既にこれら証憑の整理は終えているので、ちょっと安心してしまっているところがありますが、油断することなく、今月中には申告を済ませたいな、と思っています。

申告の面ではまだラクと言える給与所得ですが、もし許されるのであれば、私自身は事業所得にしたいぐらいです。事業所得の場合は、売上に対し、経費をかなり自由に計上することは認められています(もちろん売上を上げるために必要な経費という大前提はありますが)。一方で、給与所得の場合は、経費を計上することができません。

給与所得の場合も、書籍を購入したり、会食で情報交換をしたりという経費はかかります。このため、「給与所得者が、勤務ないしは職務の遂行のために支出する費用を概算的に控除する」目的で給与所得控除という控除が認められています。ただ、この給与所得控除は近年顕著に減額されています。2012年までは、給与所得が増えていった際には、増分の5%は認められていた(つまり青天井だった)のですが、2013年から上限が設けられるようになり、その上限が245万円→230万円→220万円と段階的に引き下げられています(さらに今後は195万円まで下がることが既定路線となっています)。

もちろん、実際にそれだけ経費がかからないケースも多いでしょうが、ポケットマネーで賄うことの多い経営者の場合、この金額を上回ることもあるでしょう(私は確実に超えています、苦笑)。

本来的には、概算控除としての現行の給与所得控除と、実費を(帳簿をつける等の要件は必要でしょうが)認める実費型の給与所得控除のいずれかを選択できるようにすべきだと思います。ググっていたら、昭和61年10月の政府税制調査会の「税制の抜本的見直しについての答申」(pdf)で「しかしながら、給与所得者の不満の一因が、勤務に伴う費用の実額控除が認められず、源泉徴収によつて課税関係が終了し、納税義務の確定手続に参画する途がないことにあるとすれば、たとえ実額控除を選択する事例が少ないこととなつても、サラリーマンが確定申告を通じて自らの所得税の課税標準及び税額を確定させることができる途を拓くことは、公平感の維持、納税意識の形成の上でも重要なことと考える。このような見地から、勤務に伴う費用の実額控除と概算控除との選択制を導入することが適当である。」と書かれていますから、昔からある発想ではあるのですが。

実は、実際に経費がかかった場合には、(部分的に)控除を認めようという制度はあるにはあるのです。「給与所得者の特定支出控除」という控除ですが、実際にはこの特定支出控除は制約が大きく、実質的にはほとんど使えない制度です。長くなるので詳細は割愛しますが、実際に最も多く支出するであろう、書籍や交際費などは上限が65万円に限定されており、その上で、特定支出が給与所得の1/2を超えた場合に、その超えた分しか認められないため、そういった制度があることに意味はあっても、実際のメリットはほとんどありません。

そう考えると、申告の手間は確かにかかりますが、自分で経費を管理し、そしてそれを申告することによって合法的に節税できる事業所得(+不動産所得)の皆さんは、私からすると非常に羨ましい存在です。ましてや青色申告を選べば、使ってもいない経費分を青色申告特別控除として得られるのですからね。
posted by 岡本浩一郎 at 22:04 | TrackBack(0) | 税金・法令

2018年02月09日

m-gram研修

少し前の話ですが、昨年末にm-gramを活用したチームビルディング研修を実施しました。弥生では昨年後半からm-gramを活用した社内研修を行っているのですが、幹部レベルでも実施しようということで、私を含めた12名が参加し、丸一日かけて研修を実施しました。

m-gramは、105の質問に答えることによって、人の深層性格を判断するという仕組み。昨年派手にバズりましたので、こちらのダイアグラムに見覚えがある方も多いかと思います。

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こちらは、私を構成する8性格。「新しいもの好き」、「かなり合理主義」は、さもありなんという感じですが、「少し繊細」、「心配性」というところは傍から見ると意外でしょうか(笑)。

私自身、こういった性格診断の類はあまり信用していませんし、積極的にやるタイプではありません。ただ、m-gramの診断結果を弥生の開発部門で検証してみたところ、かなり正確にそれぞれの特徴を捉えることができており、これを社内のチームビルディングに役立てることができるのではないか、ということで、研修がスタートしました。昨年末にはそれが私にまで及んできたという次第。研修に際し、事前に診断しておくようにということで、正直しぶしぶやった結果が上記のダイアグラム。認めたくはないですが、お、意外にわかっているね、というのが率直な感想です。

実際の研修では、この8つの性格の裏側にある、14個の要素(例えば、活動性、社交性、慎重性…)を用います。14個の要素によって、自分の性格を客観的に把握すると同時に、自分の周囲の人との近さ/遠さを理解し、それをコミュニケーションに反映することを学びます。

例えば私の場合、高かった要素が新奇性(偏差値60)、決断性(69)、自己主張(72)。逆に低かった要素が強靭性(42)、傾聴(37)。経営者として求められる決断性は高い一方で、傾聴ができていないとわかるわけです(苦笑)。他の参加者からすると、傾聴が低いのはやっぱり、というところでしょうが、強靭性が意外に低かったり、社交性が意外に高くない(51と平均値レベル)のは、驚きだったようです。はい、こう見えても意外に繊細で、それほど社交的でもないものを、無理をしているのですよ。これからはもう少し大事に扱ってもらえるでしょうか(笑)。

さらに、参加者全員の結果を皆で共有し、お互いの近さ、遠さを理解します。Aさんとは、慎重性は近いけど、固執性が遠いといったように。今回のメンバーの中では慎重性が90という極端に高い人(石橋を叩いても渡らない?)もいれば、28と極端に低い人(とりあえずやってみる?)もおり、こういった場合には、コミュニケーションには特に注意が必要です。ただ、遠いというのは、逆に言えば、お互いに補完しうるので、必ずしも悪いことではありません。

半ばいやいやでの参加でしたが、実際に参加してみると、ちゃんと科学的な分析がされており、納得感もありつつ、楽しい一日となりました。ただ、どんな研修も、研修が終わったらはいおしまい、では意味がありません。これをどう日々の行動に活かすか、自分なりに模索したいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:14 | TrackBack(0) | 弥生

2018年02月07日

仮想「通貨」か、仮想「資産」か

半年ほど前に私はビットコインについて懐疑的、と書きましたが、ビットコイン狂騒曲はまだ続いています。

前回書いた際(昨年の9月20日)のビットコインの価格はUS$4,000弱。それが12月には$19,000程度にまで上昇しました。前回は、「分散投資の観点からは、大化けを狙って自分の金融資産の1/100ぐらい(=万が一価値がゼロになっても困らない範囲で)をビットコインに割り当てることはありだと思います。念のためですが、決して推奨するわけではありませんし、私自身はその予定もありませんが」と書きました。実際に私は買っていないのですが、やはり人間ですから、やっぱり買っておけばよかったかな、と少し思ったのも事実。

しかし、12月後半に最高値をつけて以降は乱高下を繰り返しつつも、下落基調となっており、直近では$8,000前後となっているようです。NEMの一件もありますし、中国マネーを引き付けていたTetherの問題が指摘され、またICO(Intial Coin Offering, 仮想通貨を用いた資金調達)に対する規制が厳しくなるなど、市場としてはネガティブな話題が多いように思います。それでも、一気に崩壊していないのは、一定の需要があるからなのでしょう。

私は引き続き、懐疑派、ただやりたい人は自己責任でやればいいというスタンスですが、そもそも仮想「通貨」という表現が、誤解を招いているのではないか、と思っています。仮想通貨という表現はCryptocurrencyという欧米での表現から来ています(直訳すれば暗号通貨でしょうが)。ですから間違っているとは言えないのですが、今の実態は「通貨」ではないと感じます。もともとビットコインは、決済コストが低い、だからこそ次世代の通貨になりうると言われていましたが、ビットコインブームの中で決済コストは上昇の一途で、今や安いとは全く言えない状態です。

冷静に考えれば、これだけ価格が変動してはそもそも通貨としての機能を果しえません。ビットコインがどんどん値上がりするのであれば、買い物に利用してしまってはむしろ損。持ち続けた方がいい。つまり、通貨は基本的にその価値が(一定の時間軸の中では変動しつつも)日々の生活の中では安定しているからこそ通貨として機能するわけです。

そういった意味では、現状のビットコインは、仮想「通貨」というより、仮想「資産」という表現が適切なのではないでしょうか。資産だからこそ、値上がりを期待するわけです。またビットコインには裏付けになる資産は全くなく、あくまでも純粋に需給関係で値段が決まるもの。今日の$8,000は明日の$20,000かもしれないし、明日の$20,000は明後日の$2,000かも(あるいは$200,000かも)しれない。最終的に、日本円やUSドルといったHard Currencyに換わるまでは、あくまでもバーチャルな資産です。

ただ、Hard Currencyになった瞬間に出てくるのが、税金の問題。まさにホットなトピックですが、これについては、今度ふれてみたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:07 | TrackBack(0) | ビジネス

2018年02月05日

BCN ITジュニア賞

先日、1月26日(金)に、BCN AWARDの表彰式が行われました。お蔭さまで、弥生は今年も業務ソフト部門と申告ソフト部門の二部門で受賞。業務ソフト部門に関しては19年連続19回目の受賞、申告ソフト部門については14年連続14回目の受賞です。業務ソフト部門に関しては、BCN AWARDが発足して以来の連続受賞です(申告ソフト部門は途中から新設)。

私が弥生の代表として初めてBCN AWARDの表彰式に参加したのが2009年1月のこと。ちょうど、業務ソフト部門で10年連続10回目という節目の年でした。時が経つのは早いもので、来年には、いよいよ20年連続20回目という次の大きな節目を迎えます。もちろん、来年の受賞は今年一年の結果次第であり、約束されたものではありません。幸いにして、昨年10月の弥生 18 シリーズ発売以降、シェアは上昇傾向にあります。油断禁物ではありますが、従来通りやるべきことをしっかりとやれば、20年連続20回目という大きなマイルストーンを確実に達成できると考えています。

さて、新年恒例の行事とも言えるBCN AWARD表彰式ですが、今年は私にとって新たな経験もありました。というのも、BCN AWARD表彰式と合わせて実施されるBCN ITジュニア賞のプレゼンターの一人としても登壇することになったからです。BCN ITジュニア賞は、NPO法人ITジュニア育成交流協会の推薦に基づいて、ITに取り組む若者を対象としたコンテストで優秀な成績をおさめるなど、すぐれた技術を持つITジュニアの皆さんを毎年表彰しているものです。

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弥生は昨年から、ITジュニア育成交流協会に協賛させて頂いていますが、このITジュニア育成交流協会も、そしてBCN ITジュニア賞も、BCNの創業者である奥田さん(ご参考: 奥田さんとの対談)の情熱の賜物です。奥田さんの熱い想い、「私たちが思い描くのは、プロのIT技術者たちと若者たちがモノづくりにかける夢と情熱を共有できる舞台の実現です。そして、その場での経営者トップからの激励によってITに取り組む情熱の炎が若者たちに受け継がれることを希求します」の舞台こそがBCN ITジュニア賞であり、その場で激励する経営者トップ(の一人)ということで、私の出番となったということです。

自身もパソコンオタクだったものとして、BCN ITジュニア賞を受賞された皆さんには共感を覚えますし、同時に、羨ましさも感じます。40年前は、コンピュータを使う子ども = 変わった子、だったものが、今はコンピュータがこれだけ身近なものになっており、またBCN ITジュニア賞のような表彰の機会もあるわけですからね。今後も公私ともにITジュニアの皆さんを応援していきたいと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 17:49 | TrackBack(0) | 弥生

2018年02月02日

一周年

昨年2月2日にアルトア(当時ALT株式会社)の会社を設立してから、丸一年になりました。これまでにない融資を実現したいと検討を始めたのが、その一年ちょっと前の2015年末。P2Pレンディング(融資の仲介)か、オンラインレンディング(自社での融資)か、海外プレーヤーとの合弁か、独自開発か、紆余曲折はありつつも、正式に前に進めることになり、ようやく会社としての形ができたのがちょうど一年前ということになります。

それから一年。あっという間でした。最初は私も含め3人で活動していたものが、徐々にメンバーが増え、今では14人のチームとなりました。最初は紙の上だけの存在だった基幹システムが、Webシステムが、与信システムが、苦労はしつつも開発が進み、ついには本番稼働。開業前には結構な突貫工事でしたが、それだけに稼働した時には感無量でした。

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昨年の12月7日にはいよいよ営業開始その当日はお申込みがなくがっかりしたことは前にもお話ししましたが、翌日には初のお申込みを頂き、そして翌週には初の融資実行。その後も着実にお申込みを頂いています。

実は12月は調子が良かったものの、1月に入ってから、ぱたりとお申込みが途絶えた時期があり、ビギナーズ・ラックだったのでは、と心配したのですが、1月の半ばから再びお申込みが増え始め、足元ではなかなかいいペースでお申込みを頂けるようになってきました。融資である以上、融資を実行するまででは道半ばで、融資を返済頂いて初めて事業として成立するわけですが、1月末には初めての返済も頂くことができ、着実に前進していることを実感しています。

あっという間でありつつ、実に濃い一年間。突っ込みどころも多いので、自画自賛する訳にはいきませんが、それでも率直な気持ちを言えば、我ながら、よく一年間でここまで来れたな、と思っています。これもチームの皆はもちろん、関係者の皆さんのお蔭です。もっとも、事業としてはまだまだ立ち上がったばかり。いわばスタート地点に立っただけ。やるべきことは山積みです。スタート地点に立った今、まさにこれからが勝負です。一年後には、再び、よく一年間でここまで来れたな、と思えるようにしたいですね。
posted by 岡本浩一郎 at 17:30 | TrackBack(0) | アルトア

2018年01月31日

サブちゃんの行方

日経でも報道されていましたので、正式な情報だと思うのですが、この春に、あの「サザエさん」のスポンサーが変わるとのこと。サザエさんと言えば、東芝ですが、経営再建のために、スポンサーを降板することが、昨年の秋に発表されていました。今回、新たなスポンサーが報道された訳ですが、それがなんとAmazon(アマゾンジャパン)西松屋チェーン、そして大和ハウス工業とのこと。

なかでも、Amazonは、ここ20年近く、日本の消費生活を大きく変えてきた(そしてこれからも変えるであろう)存在。東芝は、昭和において日本の消費生活を大きく変えてきた存在ですから、ある意味時代にあったスポンサー交代のようにも思えますが、一方で、頑ななまでに昭和の生活を維持しているサザエさん一家の生活にどんな変化があるのか、とても心配です。残念ながら、最近はサザエさんは見ていないのですが、黒電話やブラウン管TVはまだ健在なのでしょうか。その黒電話がスマホになったり、ブラウン管TVが有機EL TVになったりするのでしょうか。もっと進んで、Amazon Fire TVで映画を見たり、Amazon Echoで音楽を聴いたり?

個人的に一番心配なのは、サブちゃんの行く末です。サブちゃんって誰だっけという方はこちらをご覧ください。そう、三河屋さんの御用聞きですね。

私は、たまに大学などで会計に関する講義をすることがあるのですが、その際に未払金の概念を説明するときに登場するのが、サブちゃんなのです。

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「皆さん、サザエさんのサブちゃんは知っていますよね。サブちゃんは、勝手口からビールを配達しますが、あの時に代金を受け取っていません。あれは、『つけ』といって、後で一ヶ月分をまとめて、おそらくフネさんが払っているんですよ。」「『つけ』は、会計の用語では、未払金と言います。」

そもそも最近は「つけ」という用語すら知らない人がほとんど。そういった中で、未払金を理解してもらうためにはとても重宝する存在なのです(なお、この話は、皆さんが気軽に使っているかもしれないクレジットカードも未払金なんですよ、使い方には注意しましょう、と続きます)。

サブちゃんの代わりに、Amazonの配達(Amazon Fresh?)が来るようになるのか、はたまたサブちゃんがAmazonに華麗な転職を果たすのか、先行きを注目したいと思います。あくまでもスポンサーなので、内容に影響を及ぼすことはないとは思いますが、映画の世界では、スポンサーの商品を映画に登場させる「プロダクトプレイスメント」が普通に行われる時代なので、どうなんでしょうね。

それにしても、スポンサーの交代が新聞記事になるとは、改めてサザエさんはお化け番組だな、と思います。サザエさんもいつまでも時代の変化を免れることはできないと思いますが、自分の子どもが見る間は昔懐かしい昭和の時代をとどめてほしいな、というのが個人的想いです。
posted by 岡本浩一郎 at 20:05 | TrackBack(0) | ビジネス

2018年01月29日

復帰一周年

約25年振りにコーディングを再開しました」と本ブログで恐る恐る告白したのが、昨年の1月27日。先週末で丸一年ということになります。

つい先日も書きましたが、よし、また自分でコードを書こうと思い立ったのが、昨年の1月20日(金)。実はこのぐらいのタイミングからアルトアのプロジェクトが検討フェーズから立上げフェーズに入ろうとしていました(会社の登記が2月2日)。いざ立ち上げるのはいいけれど、開発をどうするか。弥生はやるべきことが山積みで、弥生のエンジニアを横取りするわけにもいきません。金曜日の夜に、悶々と考えていたのですが、そこで、だったら自分でやればいいじゃないか、と思い立ちました。誤解のないようにお話しすると、さすがに25年振りですから、本番のシステムまでやろうとは思いませんでしたが、こんな感じ、というプロトタイプだったら作れるのではないかと考えました。

翌日の1月21日(土)、週末ですが、豊吉さんにFacebookでこんなメッセージを送りました。「豊吉さん、週末にすいません。Rubyを勉強しようと思っているのですが、とりあえずここから始めろ、というお勧めの本はありませんか? 恥ずかしいので(笑)周りには黙っておいていただけると有難いです」。豊吉さんからすぐに返信をもらい、その日のうちに本屋に向かいました(Amazonで届くまでの時間が我慢できず、笑)。日曜日にはコードを書き始め、その(ささやかな)成果を本ブログで披露したのが1月27日(金)。我ながら思い立ったが吉日ですね。

その後は本ブログでもお話しした通り、道中で言語をPythonに切り替え、ちょこちょことコードを書いています。どれぐらい時間を使っているかというと、正直限定的です。社長業をはじめ、もろもろやるべきこともあり、とことんコードを書くことはできていません。コードを書くことは楽しい。特に思った通りに動いた瞬間は「最高」です。ただ、うまく動かない時はイライラしますし、バグを修正してちゃんと動くようになるまで、時間ばかりがかかります。復帰一年目ということで、腕前は全くですから、思い通りに動かない方が多い。そうなると成果は出ないまま、時間ばかり使ってしまいます。

やり切っている感は全くないのですが、こんな感じに作れるのではないか、というプロトタイプ構築はある程度できています。そういった意味で、当初願っていたほど時間は使えていませんが、当初想定していたことは最低限できています。

もちろん、その後エンジニアの採用が進んでおり、私のコードはあくまでもプロトタイプで、本番向けにはプロによって書き直されていますから、その点はご安心ください。

凝り性ですから、とことんコードにまみれてみたい気もしますが、それは老後の楽しみにとっておくとします(笑)。当面はこつこつと、できる範囲でコードを書き、私なりのやり方で、お客さまに価値を提供する努力を続けていきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 17:35 | TrackBack(0) | アルトア

2018年01月24日

オリックスとDianrong

弥生の親会社であるオリックスは、本日1/24(水)に、中国の大手FinTech企業Dianrong(点融、ディエンロン)にUS$60M(約67億円)の投資を行ったことを発表しました

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Dianrongは、中国において、おカネを借りたい人と、おカネを貸したい人を結びつける融資仲介サービス、Pier-to-Pier (P2P) Lendingを提供しています。FinTechと言えば、米国のイメージがありますが、P2P Lendingを含めたAlternative Lendingの市場規模では、実は中国が世界最大。Dianrongは、その中国において、トップクラスのプレーヤーであり、特にテクノロジーに強いと言われている会社です。

私も昨年の半ばに上海のオフィスを訪問したのですが、非常に洗練されたテクノロジー基盤を構築しており、学ぶところが多々ありました。私自身は、ちょうどアルトアの立上げの真っ最中。DianrongはP2P Lending(融資の仲介)、アルトアはOnline Lending(アルトア自身が融資)、また、Dianrongは世界最大の市場でトップクラスのプレーヤー、アルトアは市場がまだほとんど存在しない日本において、まさに立ち上げている最中と、彼我の差は大きいものの、融資の在り方を変えたいという想いは共通であり、議論は大いに盛り上がりました。

Dianrongの創業者であるSoul(Soul Htite)は、P2P Lendingのパイオニアである米国Lending Clubの共同創業者でもあります。いわば、Alternative Lendingの創成期から携わってきた業界のリーダーの一人。もともとはOracleでエンジニアだったということもあり、やはりエンジニア出身の私から見るととても話しやすい存在です(と言っても仰ぎ見る存在ですが)。

アルトアは昨年末にようやく融資を開始することができましたが、Dianrongは猛烈なスピードで進化を続けており、彼我の差はなかなか縮まりません。今回、オリックスがDianrongの株主となったことから、今後も様々な形で議論する機会が増えるものと期待しています。世界の最新事例を吸収しつつ、日本の小規模事業に最適なサービスを提供していきたいと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 23:20 | TrackBack(0) | オリックスグループ

2018年01月22日

今年もそろそろ

今日は東京で本格的な降雪。お昼までは雪は降っても積もらない状態でしたが、帰宅が気になる頃にはかなり積もり始めてきました。私は仕事が片付いた17時過ぎにオフィスを出て帰ってきましたが、遅れつつ & 混んではいたものの、無事に横浜まで帰ってくることができました。皆今日は可能な限り早くに帰るようにとアナウンスしたこともあり、18時までにはほとんど帰宅したようです。それでも、帰宅に苦労しつつも、ちょっとワクワクしてしまうのは、雪ならではですね(雪国からすると何のワクワクもないのでしょうが、笑)。

さて、1月も後半ということで、いよいよ確定申告の時期が迫ってきました。今年の(所得税の)確定申告は、2月16日(金)から3月15日(木)までです。還付申告の場合には、この期間より前に申告を行うことができますので、既に準備万端の方もいらっしゃるかもしれませんね。還付でない場合でも、3月15日までは意外にあっという間ですから、そろそろ準備を始めたいところです。

弥生では、毎年、最新の法令に基づいた申告ができるよう、この時期に申告機能のバージョンアップを提供しています。先週末にはデスクトップ製品向けに、平成29年分(=今回の申告向け)の確定申告モジュールを提供を開始しました。まずは、やよいの青色申告 18ご利用の方向けの提供を行っていますが、間もなく、弥生会計 18ご利用の方向けの提供も順次行っていきます。なお、オンライン製品(やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンライン)向けの平成29年分の確定申告機能については、少々遅くなって恐縮ですが、2月上旬の提供を予定しています。

今回の確定申告で新たに導入された制度が、セルフメディケーション税制。セルフメディケーション税制というのは、日頃から健康診断を受けるなど健康管理に取り組んでいる人が、特定の市販薬を購入して治療した際、その費用が控除対象になる制度です。対象の医薬品を年間1万2千円を超えて購入した際に制度の対象となり、最高で8万8千円の所得控除を受けることができます。

所得控除を受けられる(=所得税を下げることができる)という意味では、朗報なのですが、この制度は、従来からある医療費控除との排他適用になります。つまり両方を同時に享受することはできず、どちらかを選ぶ必要があります。また、セルフメディケーション税制については、日頃から健康診断を受けるなど健康管理に取り組んでいる必要があり、なおかつ取り組んでいることを証明しなければなりません。

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弥生では、所得税確定申告書の作成の際に、セルフメディケーション税制に対応していることはもちろん、弥生の法令改正情報サイトを通じて、セルフメディケーション税制とは何か、どういった薬が対象となるのか、医療費控除との関係は、本税制の適用を受けるために必要とされる健康管理の取り組みとは、といった情報も提供しています。

税金は社会を支えるために必要なものですが、一方で、無駄には払いたくないもの。制度が頻繁に変わる中でそれにキャッチアップすることは大変なことですが、弥生の製品/サービスを徹底的にご活用頂ければと思っています。
posted by 岡本浩一郎 at 20:56 | TrackBack(0) | 税金・法令