2022年01月19日

今年こそは日本脱出

もうお正月気分はどこへやらですが、一応まだ1月ということで、今年の抱負めいたことを追加でお話しすると、今年こそは海外に行きたいと思っています(正確には、願っています、ですね)。

2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大を始めてから、2020年春、2020年夏、2020年冬、2021年春、2021年夏、2021年冬と実に6回連続でプライベートでの海外行きを断念しています(もちろん仕事でも海外に行けていません)。2020年春には娘が小学校を卒業し、卒業記念での家族旅行を予定していたのですが、出発予定の2週間ほど前に泣く泣くキャンセル。めげずに1年後の2021年春の予約を入れたのですが、こちらもダメでした。

今年は、4月末にUCLAのビジネススクール(Anderson School)卒業後の25年目のReunionが予定されています。20年目にも参加し、とても楽しかったので、是非参加したいところ。2020年春の卒業旅行(予定)ではFloridaのDisney WorldでのStar Warsの新アトラクション、Star Wars: Galaxy's Edgeが最大の目玉だったのですが、同じアトラクションがCaliforniaのDisneylandにもあるため、2年越しのリベンジという意味合いもあります。LAへのフライトは1年前からしっかり予約済み。昨年後半には、さすがに2022年は行けるでしょうと思っていたのですが、足元では少し雲行きが怪しくなってきました(泣)。

実は5月にMiamiでE-Invoicing Exchange Summit in Miamiというデジタルインボイスに関するカンファレンスが予定されており、私自身の登壇も決まっています。タイミング的にLAからMiamiに移動すればちょうどいいかも、と思っていただけに、どうなることやら心配です。

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そういえばもう1年ほど前になりますが、ZoomでAnderson Schoolのクラスメートとプチ同窓会を開催しました。この時に集まったのは、アメリカ国外からの留学生が中心。留学後もアメリカに留まっている仲間はもちろん、フランスやギリシャ、トルコや中国などそれぞれの国で活躍している仲間、中には、アメリカ人だけれども、中国で大活躍している仲間もいます。これまでにも海外の行った先々でクラスメートの会う機会もあり、それも海外に行く楽しみの一つでした。Miami在住の仲間もいるので、LAでワイワイやった後にMiamiに行くというのは理想の海外行きなのですが、さてどうなることか。
posted by 岡本浩一郎 at 23:21 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月17日

シンプルな解法

私はトライアスロンのトレーニングも兼ねて、週に1〜2回スポーツクラブに通っているのですが、最近、ハッと気が付く出来事がありました。

私が通っているスポーツクラブでは、プラスチックカードの会員証があり、これを提示して入館します。その後、ロッカーにこの会員証を差し込んで利用するようになっています。会員証を差し込まないとロックできないようになっているのです(ちなみにロックの際には物理的な鍵に加えて、暗証番号も設定できるようになっています)。

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この仕組みがこの正月に変わりました。もうロッカーに会員証を差し込まなくてもよくなったのです。これは会員証をプラスチックカードではなく、入館の都度スマホの画面で表示するようにする、という変更を行うことになり、プラスチックカードがなくなっていく以上、ロッカーの仕組みを変えなければならないということのようです。

ロッカーの仕組みの変更の告知自体は昨年12月からあり、お正月で切り替わるとのことでした。これを見た私は、年末年始で数日間休館日があるにせよ、短期間で全てのロッカー(男女合計で400個ぐらい?)の仕様変更をするのは大変だな、と感じていました。大規模システムに携わってきた経験から、年末年始こそ大きなリリースのチャンスということはわかっているのですが、年末年始返上での対応の大変さもまだわかっています。

しかし私の思い込みは、年が明けて、今年の初泳ぎの際に見事なまでにひっくり返されました。どうなっていたかわかりますか?

ロッカーは見た目何も変わっていません。何ら工事があったようにも見えません。ロッカーを開けてみると…、既に会員証らしきものがロッカーに差し込まれています。そうです、ロッカーに会員証の差し込みを不要とするという仕様変更は、何ら工事を伴わず、全てのロッカーに予め会員証と同じものを差し込んでおくことによって実現されていたのです。

お恥ずかしながら、これには衝撃を受けました。そうか、こんな解法があるのかと。私はあまり考えることなく、それなりに大掛かりな工事が必要だと思い込んでいたのですが、こんなシンプルな解法があったのです。

ちなみに完璧な解法とはいかず、既に差し込まれている会員証(と同じもの)を自分の会員証と間違えて持って帰ってしまうケースが(おそらく)頻発したようです。それに対する解法としては、先週末行った際には、差込口をテープでふさぎ、抜くことができないようにするという物理的な対応がなされていました(笑)。

今、弥生としても私個人としても、スモールビジネスの業務であり、もっと言えば社会全体のデジタル化に取り組んでいます。その際には、ついつい大掛かりな仕組みの変更を考えがちです。しかし、実のところ、物事にはもっとシンプルな解法があるのではないか、常にその観点を忘れてはならない、そう思わされた出来事でした。
posted by 岡本浩一郎 at 19:04 | TrackBack(0) | デジタル化

2022年01月13日

The Bouqs

少し前になりますが、お祝いで素敵な花束をいただきました。既に本ブログでもお話ししていますが、弥生は新しい株主を迎え、さらなる成長のステージに立ちます(正確には株主の異動はこの春の予定ですが)。これをお祝いしたいとBCG時代の同僚、Sさんからメッセージをいただきました。ちょうどクリスマス前ということで、クリスマス・イブの日に送っていただくことにしました。

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クリスマス・イブの午前中に届いたのがこちら。実に綺麗ですね。赤いバラが華やかだけれど、全体としては落ち着いた大人の美しさ。語彙力の乏しさを実感しますが(笑)、実に素敵です。お陰さまで我が家のクリスマスはとても素敵なものになりました。

その後さらに驚いたのが、この花たちが実に持つこと。届いたのはクリスマス・イブですが、その一週間後の年末もまだまだ見ごろでした。バラの花びらが落ち始めたのはさらにその一週間後ぐらいです。この種の花束というと、綺麗なのは数日で、一週間後には明らかにはくたびれてくるものと思っていましたが、違うものなんですね。

この花束は昨年の12月にスタートしたThe Bouqs Company(ザ・ブークス)によるもの。インターネットで注文すれば、各地の農園で愛情を込めて育てられた新鮮なお花が最短翌日に届くサービスです。もともとはロサンゼルスでスタートしたサービスとのことですが、この度日本でサービスをスタートしたとのこと。実は、Sさんこそ、日本でサービスを立ち上げた張本人なのです。お花が綺麗なのはもちろんですが、長持ちしたのはやはりそれだけ新鮮だからなのでしょうね。

個人的に胸熱だったのは、The Bouqs Companyの本社がMarina del Reyだということ(Sさんから、そこかい、という突っ込みが聞こえてきそうです、笑)。そう、私がUCLAに留学していた際に住んでいた街です。思わず、本社の位置をGoogle Mapsで確認してしまいました(笑)。今年は私がUCLAのビジネススクールを卒業してから25年の節目です。20年目にはLAでのReunionに参加しましたが、今年もできれば参加したいと考えています。既に航空券等の手配は済んでいますが、もう2年間海外には出れていない状況の中、どうなることやら。

話が逸れてしまいましたが、The Bouqs。その品質は私が保証します。是非試してみてください。
posted by 岡本浩一郎 at 21:45 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月11日

最近のトレーニング

ということで、私の今年の(プライベートでの)目標の一つは、昨年から始めたトライアスロンで、オリンピック・ディスタンス(O.D., スイム1.5km, バイク40km, ラン10km)への出場と完走です。

昨年秋のスプリント・ディスタンス(S.D., スイム0.75km, バイク20km, ラン5km)の出場に向けては「X月のトレーニング」(8月, 9月)という記事を書いていましたが、危ぶまれながらもなんとか出場し、完走して以降については書いていませんでした。昨年末に各拠点を訪問した際に、その後はどうなんですか、と聞かれることがありましたので、久し振りにトレーニングの状況についてお話ししたいと思います。

その後はどうなんですか、に対しては「目先の目標であるS.D.の完走を果たしたのはいいけど、いやー、最近はさぼっちゃって」というのが期待される答えかと思います(笑)。実際、昨年秋にはトレーニングの追い込みのかけすぎで出場前からもう疲れてしまっていた(そういったこともあって大会直前に体調を崩したのだと思います)ということもあり、10月以降のペースは若干落ちています。

10月からは、一ヶ月のトレーニングとして、スイムが10km、バイクが40km、ランが50km、合計で一ヶ月で100kmという目安を設定してトレーニングを継続してきました。10月、11月の実績としては、スイムがややさぼりがちで10kmに届かなかったのですが、バイクとランは目安をクリア(もっともランに関しては月末に追い込みをかけて何とかクリアという感じでした)。

12月に関しては、来年(=今年)の目標としてO.D.完走を設定したこともあり、今一度気合を入れ直した結果、スイムが10km、バイクが41.5km、ランが62.3kmと3種目すべてで目安を達成することができました。

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12月から1月にかけて年末年始は(残念ながら今年も海外に行くことができず)比較的時間の余裕があったこともあり、かなりトレーニングを積むことができました。1月に入ってから昨日までで10日間ですが、元日ランも含め、既にスイムが8km、バイクが41.0km、ランが44.8kmと(私にしては)かなりのハイペースです。ただこれは時間の余裕があったとはいえ、正直ちょっとやり過ぎですね。この調子で無理をし過ぎると昨年秋の大会出場前のように体が悲鳴をあげる可能性もあるので、トレーニングに励みつつも頑張り過ぎないというのが今年のテーマかと思います。

問題はどの大会に参加するか、でしょうか。昨年には「目指せ石垣島!」と書きましたが、実は石垣島の大会は気が付かないうちに受付が開始され、しかも受付開始からわずか1時間で定員となってしまったとのこと(泣)。トレーニングを続けつつも、参加できる大会を探すところから始めなければなりません。トライアスロンの大会はだいたい春か秋にあるのですが、まずは春に参加できる大会を見つけないと。
posted by 岡本浩一郎 at 21:56 | TrackBack(0) | パーソナル

2022年01月06日

新年の抱負 2022

前回は新年一回目の投稿ということで、新年のご挨拶をさせていただきました。これは弥生の公式ウェブサイトにも掲載しているもの。毎年12月に広報チームに下案を作ってもらい、それを私が推敲して作成しています。会社としての公式のご挨拶ということで、私が書く文書にしては、やや堅苦しい文調です。

これとは別に社内報のヤヨイロに新年の抱負として寄稿したものもあるのですが、それが、こちら。

2022年(FY22)は、新しい株主を迎え、また改正電帳法およびインボイス制度に本格的に対応した具体的な製品・サービスを着実に提供していく、また新しいアーキテクチャーを採用した製品群の最初のリリースを迎えるといった意味で、弥生にとって転換点となる大きな一年になります。

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そういった一年だからこそ、プライベートも充実させ、公私のバランスが取れた楽しい一年としたいと思います。今年は、昨年から始めたトライアスロンで、オリンピック・ディスタンス(スイム1.5km, バイク40km, ラン10km)の完走を目指します!!

こちらは打って変わって随分とシンプルです。通常私が書く文書は長めになりがちなのですが(苦笑)、ヤヨイロ編集チームからは200文字程度というリクエストでしたので、すっきりとまとめています。社内向けということで、あえてプライベートにも触れています(むしろプライベートが中心かも)。これはあくまでも個人的な考え方ですが、プライベートが充実しているからこそ、仕事も頑張れると思っています。チーム弥生全体として、仕事だけに偏るのではなく、公私ともに充実したものにしたいということで、あえて仕事ではなく、プライベート面での目標を掲げてみました。

ちなみに、この新年の抱負、私だけでなく、役員陣それぞれが寄稿しています。本来は社内向けなのですが、折角なので弥生の公式noteでも近日中に公開するそうです。役員陣の個性が発揮されていますので、お楽しみに(笑)。
posted by 岡本浩一郎 at 19:51 | TrackBack(0) | 弥生

2022年01月04日

新年のご挨拶 2022

明けましておめでとうございます。

新春を迎え、皆さまにおかれましては健やかに新年を迎えられたことと、謹んでお慶び申し上げます。

2021年は、一昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、経営者にとっては暗闇の中を手探りで歩むような日々が続きました。その一方で、社会全体の効率化はもちろん、ニーズにあわせた公的支援やより柔軟な働き方の実現のために、デジタル化を推進する機運が高まった1年でもあったと思います。

弥生は2020年に発足した電子インボイス推進協議会の代表幹事法人として、大企業から中小・小規模事業者まで、全事業者が共通して利用できる電子インボイスの仕組み構築に取り組んでいます。単に紙を前提とした「電子化」(Digitization)を進めるのではなく、デジタルを前提として業務のあり方そのものを見直す「デジタル化」(Digitalization)を推し進め、業務全体の圧倒的な効率化を実現することが必要です。電子インボイスを利用することで、情報の発生源からデジタル化することによって、売手側の請求書発行から入金消込、買手側の請求書管理から支払までの業務を大幅に効率化することができます。2023年10月に開始するインボイス制度を、法令改正対応だけで終わらせるのではなく、社会全体のデジタル化に向けた第一歩、そして圧倒的な効率化を実現するチャンスとして活かすべきだと考えています。サービス立ち上げに向け、本年も官民連携でデジタル化を推進してまいります。

弥生自身としては、2021年を通じて「事業支援サービス」の拡充に取り組んでまいりました。「事業支援サービス」は事業の立ち上げと発展、さらには承継の過程で生まれる様々な事業課題を、情報提供およびパートナーをつなげることで解決し、支援するサービスです。2021年3月に「起業・開業ナビ」、2021年10月に「資金調達ナビ」、そして2021年12月に「税理士紹介ナビ」をリリースしました。これまでに蓄積した事業者に関する知見とデータ、全国11,000以上の弥生PAP会員の力を活かし、起業から事業承継まで、小規模事業者の困りごとをトータルに支援します。本年も「事業コンシェルジュ」の実現に向け、「事業支援サービス」をさらに強化してまいります。

また弥生の子会社であるアルトア株式会社では、金融機関へ会計データ与信モデルの提供を開始しました。アルトアは、与信モデルや審査システムを金融機関へ提供するLaaS(Lending as a Service)事業を推進しており、2021年はその第1号案件をりそな銀行様と開始しました。今後、提携金融機関を増やし、データを蓄積することで、与信モデルのさらなる精度向上を図ります。

2021年12月、弥生は「当社の株主変更に関するお知らせ」を発表しました。弥生の株主は、株式譲渡実行日である2022年3月1日(予定)に、これまでのオリックス株式会社から、コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(以下、「KKR」)の関係会社になります。

株主は変わりますが、弥生の経営体制や事業が変わることはありません。弥生の代表取締役社長は、私、岡本が引き続き務めます。弥生が行っている業務ソフトウエアおよび関連サービスの開発・販売・サポート事業その他一切についても、今後も変わらず継続します。弥生PAP会員や金融機関をはじめとする各パートナーの皆さまとも、引き続き良好な関係性が継続できるよう努めてまいります。

今回、KKRを新たな株主として迎えることで、弥生は「事業コンシェルジュ」を目指すための強力なパートナーを得ることができました。今後はKKRとともに、提供するサービスの進化を加速し、日本の経済を支えている中小・小規模事業者の皆さまの成長に寄り添い、伴走して参ります。さらには、弥生自身のみならず、業務ソフトウエア業界、さらに日本社会全体のダイナミックかつ革新的なトランスフォーメーションを実現したいと考えています。

今年の干支(十二支) 「寅」は「動」の意味があり、植物の例えとして草木が初めて地上に生ずる状態を表しています。そのため、「芽の出たものが成長していく年であり、これから物事の象徴が生まれる(始まる)年」とも言われています。弥生は「事業コンシェルジュ」としての進化を続け、お客さまが事業を立ち上げて発展させる中で、お客さまが安心して業務を進められるようにバックオフィス業務、ひいては事業全体をサポートしてまいります。

末筆となりましたが、皆さまにとって本年が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げるとともに、引き続き、弥生株式会社をご支援賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

弥生株式会社
代表取締役社長
岡本 浩一郎
posted by 岡本浩一郎 at 17:21 | TrackBack(0) | 弥生

2021年12月28日

仕事納め 2021

弥生は今日で仕事納めです。毎年のことではありますが、今年も実に速く過ぎ去った一年でした。年初には想像していなかったことですが、今年も新型コロナウイルスの影響を受け続けた一年となりました。

ただ、影響は受けつつも、それなりにやりたいことをできた一年でした(もっとも海外渡航だけはまだ目処がたっていません)。じっとしていられない貧乏性ゆえ、プライベートでは3つの目標を掲げていましたが、一番大きなチャレンジであったトライアスロンも無事完走することができ、この年末までに目標を3つとも達成できそうです。

仕事という意味でも充実した一年でした。昨年の新型コロナウイルス禍の初期の頃は、皆が仕事のペースをつかめず、結果的に私のスケジュールに結構余裕があったのですが、今年は容赦なくスケジュールを詰め込まれた一年でした(苦笑)。移動も少ないため、朝から晩まで打合せに参加しているだけで体力というよりは「脳力」がヘロヘロに。ただ、スケジュールが詰まり過ぎて、じっくりと考える時間をあまり取れなかったことは反省点でしょうか。

スケジュールが埋まり過ぎたというのは様々な要因が複合した結果ですが、最大の要因は間違いなく、電子インボイス推進協議会関連です。昨年末にPeppolを採用する方向性が固まり、この1月から日本版の標準仕様策定に取り組んできました。社内からも社外からも、周りからは、よく社長がここまで時間を使うな、と思われていたことかと。歩みとして十分とは言えず、まだまだやるべきことは残っていますが、先日お話しした価値観の変化、すなわち、「会計ソフトには入力が必要ないのが当たり前」への価値観の変化のためには欠かせないものですから、引き続きしっかり取り組みたいと思います。

そして年末には株主が変わるというビッグニュース前回もお話ししましたが、グローバルな投資ファンドから今後の成長性を評価いただき、さらなる成長に向けて伴走いただけることになりました。

来年は電子インボイスをはじめ、ここしばらく取り組んできたものが形になる年。今からワクワクが止まりません。

来年ワクワクしながら走り続ける(含むトライアスロン)ためにも、年末年始はしっかりと休みたいと思います。皆さま良いお年をお迎えください。
posted by 岡本浩一郎 at 13:05 | TrackBack(0) | 弥生

2021年12月27日

KKRとは

10日ほど前に、弥生の株主がオリックス株式会社から、グローバルな投資会社であるKKRに変わることを発表しました。まずは、オリックスとKKRの間で弥生株式の譲渡に関する契約が締結された段階であり、実際に弥生の株主がKKRに変わるのは来年春の予定です。

このKKRという会社、知っている人は知っている、特にグローバルな金融業界で言えば知らない人はいない存在ですが、その一方で、初耳という方も多いかと思います。「KKR」とググってみると、まず出てくるのはこちらですから、共済が弥生を買収するのか???と思われるかもしれません。私の地元でKKRというと、港の見える丘公園の隣という最高のロケーションにあるこちらになります(笑)。

今回弥生の株主となるKKRの正式名称はコールバーグ・クラビス・ロバーツといい、ニューヨークを本拠とする国際的な投資会社です。Kohlberg, Kravis, Robertsというのは、創業者3名の名前です。この3名によって1976年に創業された、投資ファンドの元祖とも言える歴史のある会社であり、KravisさんとRobertsさんは、今年共同CEOの座からは降りたそうですが、今でも現役なのだそうです。投資ファンドの元祖でもあると同時に、規模としても世界有数。運用資産は今年の9月末時点で4,590億ドル。えーっと、ざっくり50兆円という途轍もない規模ですね。同時に(PEファンド部門)の投資先110社の売上高は合計2,690億ドル、ざっくり30兆円だそうですから、こちらも桁違いです。

KKRは、2006年から日本で活動を開始しており、日本ではPHCホールディングス(元パナソニック ヘルスケア、本年東証一部に上場)や西友などに投資をしています。

弥生は、来年春から、このポートフォリオの一部をなすことになりますが、これはとても光栄なことだと考えています。弥生はかつて(2000年代初頭)は、アドバンテッジパートナーズという日本の投資ファンドが、そして2000年代後半から2010年代前半はMBKパートナーズというアジアの投資ファンドが株主でした(私が弥生の社長に就任したのはこのタイミングです)。ついに今回、舞台はグローバルとなり、真にグローバルな投資ファンドから今後の成長性を評価いただき、投資先として選んでもらったということです。日本、アジア、グローバルときて、さすがに次は宇宙規模の投資ファンドというのはありませんから、投資ファンドをパートナーとしてというのは今回が最後になるのかと思います。

今後については色々な選択肢がありますが、一つのオプションとしては、KKR傘下でさらなる成長を実現した上で、証券取引所への公開を目指すというのがメインのシナリオとなるのかと思います。
posted by 岡本浩一郎 at 18:02 | TrackBack(0) | 弥生

2021年12月22日

弥生の価値

先週金曜日に、弥生の株主がオリックス株式会社から、グローバルな投資会社であるKKRに変わることを発表しました。現段階では、オリックスKKRの間で弥生株式の譲渡に関する契約が締結された段階であり、実際に弥生の株主がKKRに変わるのは来年春の予定です。

今回の取引に関しては、10月から一部で報道がされており、直近では先々週末にも報道がされていました。これらは正式決定および正式発表前のいわゆるリーク記事です。正式な決定もされておらず、また、弥生はもとよりオリックスとしても正式に発表したものではありませんので、私としても対外的に何らコメントしようがなく、扱いには苦慮しました。この種の話は徹底した秘密保持義務が課されているはずなのですが、何なんでしょう、というのが私の率直な気持ちです。

これらリーク記事はそれなりに注目を集めたようですが、注目を集めた一つの理由はその取引価格でしょうか。10月の報道では2,000億円以上、12月の報道では2,400億円とされています。正式な取引価格は公表されておらず、私も正確には知りません(取引はあくまでもオリックスとKKR間のものですから)。ただ、オリックスからは子会社株式売却益が1,632億円であると発表されていますので、まあ当たらずと言えども遠からずと想像が付くかと思います。

この金額をどう見るか、ですが、私としてはKKRに弥生を高く評価していただいた結果だと考えています。一連のプロセスの中で(上でお話ししたようにプロセスは基本的に売主であるオリックスと買手候補間のものです)、私も限られた時間ではありますが、弥生の現況について、そして今後の成長戦略についてお話しをしています。そういったやり取りを通じ、弥生の現状での収益性であり、その安定性への評価に加え、将来に向けて高い成長性、その蓋然性に関する評価が合わさった結果だと考えています。

事業の利益は売上 - コストであり、利益を伸ばそうとすれば、売上を上げるか、コストを下げるか。当然のことながら、弥生は健全な成長のためにはしっかり投資する(結果的にコスト増となる)べきだと考えており、コスト削減で利益をひねり出そうという発想はありません。次に、売上は顧客数×顧客単価と分解することができますが、売上を伸ばそうとすれば、顧客数もしくは顧客単価、あるいはその両方を伸ばす必要があります。先ほど成長性と書きましたが、弥生はお客さまの数をこれまで以上に増やしていくことによって、充分に高い成長を実現できると思っています。

逆に、弥生は自分たちの都合だけで価格を引き上げ、それによっていわゆる顧客単価(ARPU)を引き上げ、無理やり売上増を実現しようとは思っていません。もちろん提供価値を向上させる中で、価格を見直すこと自体は否定しませんが、価値があると認めるのはお客さまですから、自分たちの都合でできるものではなく、お客さまの納得感ありきです。ですから、弥生のお客さま、パートナーの皆さま、ご安心ください。

より多くのお客さまがデジタル化のメリットを実感できるように。そのためには、今足元の売上にはつながりませんが、電子インボイス推進協議会を通じて法令改正対応だけでなく、業務の効率化を実感できるインボイス対応を進めています。また、もっと足の長い話ですが、デジタル化を通じて年末調整のあり方を根本から見直すということにも取り組んでいます。

弥生は5年どころか、10年先を見据えて種を蒔き、じっくりと育てています。従業員やお客さまを犠牲にしての無理のある急成長ではなく、幸せな従業員がお客さまにしっかりとした価値を提供し続けることによって、5年先も10年先も、安定的に継続的に成長することを目指しています。こういった弥生の考え方を、理解、そして支持いただくことが、今回の高い評価につながっています。

まだKKRの皆さんとじっくりとは議論できてはいないのですが、弥生の成長戦略に賛同しており、それを確実に実現するために最大限の協力をしたいと言っていただいています。KKRという強力なパートナーを得て、これから実現できることにワクワクしています。
posted by 岡本浩一郎 at 13:00 | TrackBack(0) | 弥生

2021年12月17日

株主が変わります

本日、弥生株式会社の親会社であるオリックス株式会社とグローバルな投資会社であるKKRは、KKRによる弥生株式会社の株式取得に合意したことを発表しました。

当社の株主変更に関するお知らせ(弥生のプレスリリース)

つまり弥生の株主が、これまでのオリックスからKKRに変わるということです。ただ、逆に言えば、変わるのはその点だけです。弥生の製品やサービスが変わることはありませんし、事業コンシェルジュを目指すという弥生の方向性も変わりません。私を含め、弥生の経営体制も変わりません。

電子インボイス推進協議会社会的システム・デジタル化研究会といった社会全体をデジタル化し、効率化する取り組みも引き続き行っていきます。

今回、KKRという強力なパートナーを得ることにより、弥生自身のみならず、業務ソフトウエア業界、さらには日本社会全体のダイナミックかつ革新的なトランスフォーメーションを実現したいと考えています。
posted by 岡本浩一郎 at 18:15 | TrackBack(0) | 弥生